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2007年8月

2007年8月27日 (月)

秋の先取り

Tuta

なぜか今日も暑かったです。 猛暑日だったそうで・・・。

写真は去年玄関に飾っていた、自称小品盆栽です。

ちょっと立派に見えませんか? 最近、湿度が低く少し秋の

足音が聞こえてきます。 聞こえてくるような気が、

たぶんもうチョットで涼しくなってくれる。 願望

写真の盆栽の作り方は簡単です、まずここが一番大事なの

ですが、少し高くても趣味のいい鉢を買う。 次に春先に

紅葉するツタ(ちなみに写真のツタは庭の雑草でした)を

春先にスコップでとる、このとき地下茎が長いときは根っこ

が地上部側に何本か付いている様に切ってください。

 最後に植えつける(土は掘り取った所の土でも何でもいい

です)。

管理のポイントは葉焼けを起こさないように半日陰で管理する、

水切れに気をつける(紅葉期間中は特に)、春何枚か葉が

展開したら、その後に伸びてくる蔓は摘んで取り除くです。

 いい鉢に植えたら一応何でも観れるようになります、飾るとき

に苔を貼るとなおグッド。

鉢皿ですが私はコップのコースターを利用しています、これが

なかなかいい味を出してくれます、百円ショップやリサイクル

ショップで売っています。

2007年8月24日 (金)

T.festucoides 新世代観葉植物

Tfestucoides_1

          Tillandsia festucoides

観葉植物は水遣りなど手入れが大変です、よくダメになるし、

根づまりすると植え替えが必要ですし、根腐れや病害虫の

心配もあります。

それを一気に解決してくれるのがチランジアです。

 写真の植物はTillandsia festucoidesです。そうです土に

植わっていないんです、植え替えなし簡単です。

住宅事情でマンション等では使った古い土の再利用も大変

ですし捨てることもできません。

でもチランジアはそもそも土が入りませんし、着生に使うコルク

や流木は燃えるゴミに出せます、ついでにそんなに大きく

なりませんし成長もゆっくりです。

まさに現代にピッタリの観葉植物だと思いませんか?

それに普通の植物に比べてアレンジが自由です、長い流木

の枝それぞれに、Tillandsiaを何個も付けたら大きな木が作れ

ます。これだと造花じゃないのでとってもステキです。

こんな魅力いっぱいのチランジアですが、病院へのお見舞い

には持っていかないで下さい。Tillandsiaは一見根付かない

‘寝付かない,と思われがちですが、実はとっても根付くんです!

ビックリするぐらいに。

2007年8月21日 (火)

T.streptophylla アリんこパラダイス2

Tstreptophylla

           Tillandsia streptophylla

Tillandsia streptophyllaです。

自生地では葉で形成される‘タンク,はアリの巣になり共生

しています。遠く日本に来てもアリさんと仲がいいです。

発想を変えてアリを飼いたい人はこのストレプトフィラ等の

チランジアを育ててはどうでしょう、土の中の巣ならぬ空中の

アリの巣を作ることができます←新しい 夏休みの宿題に

ピッタリ。

このT.streptophylla アリ除けを兼ねてたっぷりと頭上潅水を

していますが風が通る所であれば腐るということはありません。

でも冬に水を控えていると 干からびているのか!と思うぐらい

小さくなります、逆に鉢に植えて十分湿度を与えて栽培している

人の所で拝見すると ふやけているのか!と思うほど肉厚で

大きくなっています、し・しかもストレートヘアー

葉が写真のようにカールせず、ほとんどまっすぐになります。

ティモテを使ったように←古い

2007年8月19日 (日)

岩ヒバの憂鬱

Selaginella

          Selaginella tamariscina

こう見えてもイワヒバ(Selaginella tamariscina)です。

岩松 岩檜葉 などとも呼ばれます。 最近の暑さと乾燥で、

こんなんなっちゃいました。

雨が降らなかったり厳寒期の生育に適さない時期は、こうして

丸まって耐えます。 我慢強いんです。

チランジア等こういう過酷な環境に育つ植物には何か特別な

ものを感じます。 孤高さのような。

水を遣らなかったり、放置プレーをすると写真のような姿になり、

‘欲しいって言ってみなさい,と言いながら水遣りすると喜んで

葉が開いてきます。 SM好きな人にぴったりな植物のような・・・。

過酷な環境に育つと先述しましたが、この地球上に過酷でない

環境などあるのでしょうか。 今日も38℃ 不思議と栽培して

いる高山植物は連日の猛暑をものともせずピンピンしています。

この反動で秋口に枯れるのではと心配していますが・・・。

地球温暖化に水不足、いつか私たちがこのイワヒバのように

カラカラになっちゃたりして。

2007年8月18日 (土)

T.seleriana アリんこパラダイス

Tseleriana

        Tillandsia seleriana

以前Tillandsia caput-medusaeを出窓で育てていた時の事、

アリさんがいました。 葉の間の中に入っていったので追い

出そうとカプトメデゥーサエを逆さまにして振ってみると、

パラパラと米粒みたいな物が落ちてきました。 何だろうと目を

近づけてみると、それは白いアリの蛹でした。

 ヒェー マジ キモイ!  アリと共生する植物は世界中に多く

あります、当然チランジアの中にも。 T.selerianaやT.streptophylla

もアリさんの快適な棲家となります。

写真は私が育てている中で最古参のT.selerianaで6年以上育て

ています。 姿が前衛芸術を思わせるフォルムですよね。

アリはこの様な葉がタンク型になるTillandsiaを育てる場合の懸案

の一つです。 効果的な防除の仕方は知らないのですが、私の

やり方を書きます。 まず栽培棚の周辺の雑草を無くす、次に

頭上潅水をすることです、この場合風通しの良い所で栽培して

いるときは良いのですが、そうでない場合は腐ることが多いので

逆さにして葉の間の水を抜いてください。 最後は私は洋蘭や

山野草と一緒に栽培しているのですが、それらの植物にオルトラン

水和剤とダコニール1000の混合薬液を散布することです。

 蘭の中にも葉の付け根から分泌液を出してアリを呼び葉を

食害する害虫から守ってもらうため共生するものがありますが、

この農薬を散布すると姿を消します。原因は知りません。

 ただしダコニール1000は表面に白く薬が残るのでTillandsia

にはかけないで下さい、見た目が汚くなります。

次回もアリんこパラダイスをお届けします。

2007年8月14日 (火)

マニア好き

Psilotum_nudum

                      Psilotum nudum

写真は、マツバランPsilotum nudumです。

品種は九十九金斑(ツクモキンプ)ということです。

松葉蘭は、4億年前始めて地上に進出した植物リニア(Rhynia)

などの特徴を今に伝える、生きている化石の様な植物です。

葉は退化し地上部と地下部に分かれていますが、地下部は

植物学上の根の要件を備えていません。

日本の古典園芸は少ない植物の種の中での形質の変化や

斑等のバリエーションを楽しみます。 これに対しイギリス発祥

のガーデニングは種の多様さに重きを置きます。

この違いはイギリスの植生が元々多様性に欠き、海外から

プラントハンターのもたらす見たこともない様な植物に価値を

見出したのに対し、日本はその恵まれた豊かな植生ゆえに

その必要がなく、身近な特定の植物が見せる変異に珍しさを

見たからではないでしょうか。

私は、この単純な植物が表す繊細な芸に魅力を感じると同時に、

同じように見える中から個々の違いを見つけ楽しむ日本の

古典園芸が素敵だなと思います。

根元近くに見えるのが今年の新芽です。

2007年8月12日 (日)

赤い砂漠の住人

Aloe_namibensis ナミブ砂漠は、世界最古の砂漠だそうです。

長い年月のうちに石英砂が酸化されて赤くなるそうです。  砂漠は赤いほど古いそうです。「世界ふしぎ発見」より

                  Aloe namibensis

今回ご紹介するのは、そのナミブ砂漠に自生するAloe

namibensisです。ナミブエンシス ナミベンシス等と呼ばれ

ています。

成長すると葉の長さ60cmに達し大きなロゼットを形成します、

写真の株はこの種本来の形質をまだ備えていませんが、

日本では資料が少ないので紹介します。

このアロエは肌の色がとても綺麗なことで有名です、写真でも

青磁の様な色が出ていると思います、星のような白い斑点も

あります。

もっとも砂漠では日に焼けて葉の色は赤茶けていますが。

日本で過保護に育てるとこんな色になります。

アロエは子苗のときは葉が重なるように列になって出てきます、

アロエ ディコトマのように。 成株になると葉はお互い重なら

ないように生えます、まだ植物体が小さなときに体内の温度の

過度の上昇を防ぐためだと思います←想像。

それにしても今日は暑いです。 砂漠でひたすら耐えるあんたはエライ!

2007年8月10日 (金)

将来性

Tillandsia_tectorum

          Tillandsia tectorum

植物の苗を選ぶときに重視することは、これからどう成長する

かという点です、でもTillandsiaは‘今’綺麗かどうかで選ぶべきです。

なぜなら生育が遅いからです。 きたない株を買ってしまうと

1~2年ずっとその姿を見なければならず、外観の理想と現実との

ギャップに最悪育てる興味を無くしてしまいます。

チランジアは将来より今が大切です。

が・・・この買ったばかりのTillandsia tectorum 葉が折れて目茶苦茶

ですが3つに分かれています、今はダメでも将来性はあるんです。

やればできる子なんです。 1年も育てるときっと・・・

tectorumは多くの変種に分類できるそうです、順次紹介します。

写真のT.tectorumは銀白色鱗片が密に付くロゼットの直径20

~30cmになる大型種です。

2007年8月 7日 (火)

美白の女王

Dudleya_brittonii3

          Dudleya brittonii

まずは見てください、この白さ、まるで鈴木その○。

その名も「仙女盃」Dudleya brittonii

こう見えても小低木です、確かに幹が木質化している。

カリフォルニア半島中央部 メキシコ セドロス島が自生地

だそうです。

化粧品のCMに出られそう、美白のカリスマとして。

ちなみにこの仙女盃は高温多湿が苦手なので真夏は遮光

します、日焼け止めのCMにもどう?

だけど、雨に濡れると化粧が落ちます、パンダ目にはならない

けど、素顔は見せられないので雨には当てないで・・・。

不注意で少し触れただけでも表面の白い粉が取れてしまいます、

回復しないのでとても悲しい気分になります。

夏と冬は根が休眠するので水は与えません、あげると根腐れを

引き起こします。

葉挿しや挿し木では増やせません、唯一可能性があるのは

胴切りして出てきた子株なら挿し木で増やせるかも、

でも実生が原則です。

この仙女盃は買った時は汚かったのですが、半年育てて綺麗に

なってきました。

もっと上手に育てて皆さんにお見せできたらなと思っています。

2007年8月 5日 (日)

野生か!

Dsc01107

コパーフィンを飼っています、コッピーと呼ばれ小さなビンに

入れられて売られています。 可哀想な気が・・・

金魚鉢に入れて飼っているのですが、今年は春から屋外の

水がめに入れました、が・・・

最近エサをあげても出てこない、 一時は死亡説も流れましたが、

この前泳いでいるのをふと見かけました。

しかも、以前より太ってる!?  自給自足? 

野生化してた、なついてくれていたのに・・・。

2007年8月 3日 (金)

エキウムの塔

Dsc00248_3

          Echium wildpretii

Echium wildpretiiの花です。ムラサキ科 カナリア諸島などが原産

雨が嫌いだそうですががんばって咲いてくれました。

2枚目の写真も同じエキウムです、花が咲く前の。

                                                                花がDsc00235_3 咲く前はこんな形をし

ています。

ずっとこの状態でゆっくり成長を続け、花が咲く時になって

急に背が伸び始めます、まるでハワイの銀剣草(キク科)の

様ですね。 

2007年8月 2日 (木)

イオナンタの花盛り

Dsc01098       Tillandsia ionantha v.rubra

イオナンタ ルブラです。

イオナンタ三兄弟~♪(古い?)

イオナンタは開花時、葉がとても鮮やかに色付きます

花が咲いてるよ~とアピールしているのです、

なぜアピールが必要なのかは2枚目の写真でわかると

                                                                                  思います。

Dsc00998

    チランジアは何年もすると、増えて群生します、

チランジアは花自体が目立たない種類が多いので、

遠目にはどの個体が咲いているのかが解りにくいのです。

だから葉までも動員して、懸命に自身が適齢期だと主張

しているんです。

見習わないと・・・

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