T.seleriana アリんこパラダイス
Tillandsia seleriana
以前Tillandsia caput-medusaeを出窓で育てていた時の事、
アリさんがいました。 葉の間の中に入っていったので追い
出そうとカプトメデゥーサエを逆さまにして振ってみると、
パラパラと米粒みたいな物が落ちてきました。 何だろうと目を
近づけてみると、それは白いアリの蛹でした。
ヒェー マジ キモイ! アリと共生する植物は世界中に多く
あります、当然チランジアの中にも。 T.selerianaやT.streptophylla
もアリさんの快適な棲家となります。
写真は私が育てている中で最古参のT.selerianaで6年以上育て
ています。 姿が前衛芸術を思わせるフォルムですよね。
アリはこの様な葉がタンク型になるTillandsiaを育てる場合の懸案
の一つです。 効果的な防除の仕方は知らないのですが、私の
やり方を書きます。 まず栽培棚の周辺の雑草を無くす、次に
頭上潅水をすることです、この場合風通しの良い所で栽培して
いるときは良いのですが、そうでない場合は腐ることが多いので
逆さにして葉の間の水を抜いてください。 最後は私は洋蘭や
山野草と一緒に栽培しているのですが、それらの植物にオルトラン
水和剤とダコニール1000の混合薬液を散布することです。
蘭の中にも葉の付け根から分泌液を出してアリを呼び葉を
食害する害虫から守ってもらうため共生するものがありますが、
この農薬を散布すると姿を消します。原因は知りません。
ただしダコニール1000は表面に白く薬が残るのでTillandsia
にはかけないで下さい、見た目が汚くなります。
次回もアリんこパラダイスをお届けします。
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