茶の花
Thea sinensis
お茶の花の季節です。元々中国から仏教と共に
薬用として渡来した茶(Thea sinensis)は今でも寺院の
生垣として見られ、秋のこの時期に実を結び、花を
咲かせます。お寺参りのついでに庭のお茶の花を
見て、種を拾い実生して栽培することが出来ます。
(ただし実生した種が自家受粉したものである場合
トウチャ別名ニガチャThea sinensis var. macrophylla
となる時があります、これは薬用となるのですが、
喫茶には適しません)
熱帯地方が原産なので寒さや冬の乾燥には弱い
のですが(葉に病原菌が入り赤くなって痛む)、
寒地でも鉢植えなどにして室内に取り込めば簡単に
栽培できます。
葉に含まれるカフェインが生物には毒素なので
ツバキ科で心配なチャドクガなどの害虫もほとんど
着きません。
実生した苗は盆栽にも出来ます、一日花ですが室内
でも清楚な白花が見ることが出来ます。
最近、紅花茶という園芸品種が出ているようですが、
お茶にして飲むとヒドイ味だそうです。
この一週間ぐらい天候が不安定です、気分も晴れません。
気候や空の高さと国民性は関係します。
昨日、御堂筋の銀杏落しをやっていましたが、私も
お寺のイチョウの種を拾ってきて小さな盆栽を作り
ましたので今度紹介します。
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