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2007年12月

2007年12月18日 (火)

プリムラ ジュリアンだったけ~

Primula

             Primula cv.

園芸品種の花は‘ケバい’と遠ざけていました、

何か人間に対し媚びまくっているような感じが

して・・・。

でもこの前、大王松を買ったのと同じ日に一輪の

花に出会ってしまいました。

プリムラ・ジュリアンだったと思います。

だったというのは、この花壇に使用される多年草

にもかかわらず消耗品扱いされる(かわいそうな)

サクラソウ科の園芸植物には花の名前を書いた

ラベルや値札さえ付いていないので忘れたからです。

このプリムラは種から育てられます、ここまで

なるには丸1年掛かります。自分で育てると春に種を

蒔いて、高温多湿の夏をハラハラして越させ翌春に

開花します。

栄養繁殖されていない為個体差が出ます、同じように

育てられるガーデンシクラメンは形質が安定して

いますがプリムラ・ジュリアンは比較的不安定です、

ので何百株とトレーに入れられて売られているのを

注意深く観察するとこの様に、本来群植させて‘個’

が埋没した中、色彩としか認識されないジュリアンの

中に奇跡的に主役を1株で演じられる株に出会える

こともあります。

とっても大げさに書きましたが、こういうポット苗は

安いので花壇で群植させて楽しむだけではなく、

こうやって1株だけオシャレ(写真のはダサい)な鉢

植えにしてみるというのもいかがでしょうか。

でもやっぱり派手かも・・・。 プリムラ・ポリアンタが

ジュリアンのトレーに紛れ込んでいたのかも。

2007年12月17日 (月)

大王松を買ってきました。

Daiousyou

          Pinus palustris

大王松(Pinus palustris)ダイオウショウ 

だいおうまつ の苗?の写真です。

アメリカ合衆国東部~南部が原産で高さ30m

幹径1mにもなる大木です、木材に利用されるそうです。

大王松は短枝に3枚の葉をつける三葉松の一種です。

大王松はこの位の苗でしか普通売られていません、

葉面が大きい為蒸散が多いので、大きな木になって

からの移植が大変困難な為です。

鉢植えで大株にしたものを売ってくれたらいいのに・・・。

写真の苗は見栄えがいいように古葉を取り除かれて

います、植木屋さんの間で‘もみあげ’と呼ばれる

作業です。

庭植えや盆栽の松で樹勢を抑えて来年繊細な新芽を

出させる為の大事な作業で早くて10月位から行い

ますが大王松には無用です、そのまま売ってくれた

方がいいです。

大王松は時々庭植えされているのを見かけますが、

ほとんど放任栽培で樹高が高くなりすぎると

鋸で幹を切られていますが、この苗は‘みどり摘み’

等の手入れをして育ててみたいと思います、庭植えの

赤松や黒松のように。

2007年12月14日 (金)

ヤクシマ植物とは・・・

Yakusimayabukouji

            Ardisia japonica var.

ヤクシマヤブコウジですヤブコウジに比べ

葉が小さい分実とのバランスがいいです。

実が少なくさびしいです、3個しか付いていません。

玄関飾りに出来るように平鉢植えにしてあります。

この状態で7.5cmポットの苗を買って1年間

育てたものです。

50%の遮光下で水切れにさえ注意すれば簡単に

育ちます。古い葉が落葉するので病気予防の為

取り除きます。花は良く咲くのですが結実が悪い

ので人工授粉した方がいいかも知れません。

山野草店ではよく‘やくしま~’といった植物を良く

見かけますが、必ずしも屋久島に生えている植物では

無いそうです。店の人に話を聞くとどうも矮性や

普通種に比べ小さい植物にまとめて頭にヤクシマと

付けているそうです。

2007年12月11日 (火)

富士に架かる虹

Matubaran2

        Psilotum nudum cv.‘Fugaku no Niji’

マツバラン(Psilotum nudum)です、ちょっと

曲がっていますが・・・地下茎が腐って弱っていた

のを譲ってもらい再生中です。

松葉蘭は別名‘ホウキラン’‘フウキソウ’‘チクラン’

などとも呼ばれます。

写真の松葉蘭の品種はあの有名な‘富嶽の虹’です。

富嶽の虹には1号性と2号性の二系統あるそうですが

そのどちらかは分かりません。

この品種の名の由来は、その斑が七色に変化する

ところにあるそうです。写真では分かりづらいですが

黄斑のところがグラデーションになっていて軸の根元が

赤みがかっています。

もっと綺麗なのですが季節や天気も雨のち曇り

でしたので表現できていません。

来年こそは新芽をと期待しています。

古典園芸とはいえこの‘富嶽の虹’シンプルで実に

現代的に洗練されていると思いませんか? 

インテリアグリーンとしてどんな部屋にも飾れると思います。

栽培は簡単で水はけがいいように硬質の砂などの用土

で植えます、一般に使われる土が主体の用土では病気が

出て枯れます、ポイントはいかに用土を清潔にするかです。

2007年12月10日 (月)

貝甲干の黄葉

Budoukouyou

貝甲干(ペイジャーガン)の黄葉です、去年はもっと赤みが強く

出ていたのですが今年は黄色が強いです。

この黄葉の綺麗なブドウは新疆ウイグル自治区のシルクロード

で有名なトルファンで栽培されている品種の一つで黄緑色の

大房の果実を生らせます。

ぶどう科の植物の魅力の一つは紅葉にありますツタがいい例

です。ブドウの品種にも綺麗に紅葉するものとそうでない物が

あります。

この木は植えてまる2年育てたので来年ぐらい実が生ってくれ

たらなぁ~と期待しています、来年はシルクロードの味を楽しめ

ますように・・・。

今日は、とってもいい天気でした、でも自分の気分が落ち込んで

いるときの‘いい天気’は少し嫌です。

2007年12月 9日 (日)

釣られる しのぶ

Sinobu

           Davallia mariesii

シノブ(Davallia mariesii)の黄葉?の写真です、

肉眼ではもっと明るい色なのですが写真では

表現しきれません。

江戸文化の夏の風物詩‘釣りしのぶ’には本来

この落葉性のシノブが使われますが今は常緑性の

シノブが多く出回っています、落葉性シノブの方が

より繊細な葉の風情をしているので夏に涼やかな

のですが・・・。

2007年12月 8日 (土)

万両 クリスマスが近づくと2

Mannryou

          Ardisia crenata

万両(Ardisia crenata)です、最近大実の品種が

良く売られていますが少々品が無いように思えます。

マンリョウは写真の今葉っぱの付いている枝に

来春花を咲かせ、秋に実を結ぶときに落葉し

このような姿になります。

写真の株は、信楽焼の匣(さや)に植えてあります。

匣とは焼き物を焼くときに燃料となる薪の灰が陶器や

磁器に掛からないように入れておく為の入れ物の

ことです、古信楽はその灰が陶器の表面に掛かって

自然釉として素晴らしい景色を作り出します。

焼成のときに当然このカバーである匣にも灰が掛かる

為色々な表情が出ます、時々割れてしまう為捨てられ、

この様に鉢に転用されているのです。

とても自然な感じで、山野草などを植えるといい感じ

に仕上がります。

2007年12月 3日 (月)

Morletii 薔薇の苗が届きました

Morletii

           Rosa inermis ‘Morletii’

Morletiiの紅葉の写真です。

Morletii(Rosa inermis Morletii)はフランスで1883年に育種

されたオールドローズでBoursault系の属します。

プールソー系の花には銘花が少ないそうですが、この

モーレッティーはカタログで見る限りは優しい色合いのピンクの

花径5cmの八重咲き花を咲かせるつるバラでかわいい品種です、

秋の紅葉が美しいのもこの品種の特性です、棘もありません。

これから育ててレポートします。

バラの棘は何の為に? 一説によるとバラが倒れないよう何かに

摑まる為だそうです、確かにフックの様な形状してますよね、

茎がお互い絡み合い支えあっているのも見かけますし。

でもこの品種はその鋭い棘が無いのでお子さんがいる家庭でも

安心して植えられます。

ただし一季咲きです、自然でいいのですけど。

四季咲きは肥料も沢山必要ですし何かと気を使うので、

その点気楽です。

2007年12月 2日 (日)

モミジの紅葉

Moniji

          Acer palmatum

モミジの紅葉です。この株は種から育てて

3年目の物です、1年目は10cm位と成長は緩慢

ですが2年目は樹高が30cmにも成長します、

この株は3年目ですが盆栽にするため芽摘み

をしたので高さは30cmのままです。

モミジは簡単に発芽しますので、こうやって鉢植えに

すると人ごみに悩まされず家で紅葉狩りが出来ます。

今年は全国的に紅葉が遅かったのですが、各地

から冬の知らせが届く今になってようやく私の家でも

紅葉しました。

もみじの盆栽の作り方は何といっても芽摘みです、

5月に新芽を葉が展開する前に基部から1~2芽で

切ってしまいます、展開した大きな葉っぱは葉柄を

鋏で取ってしまいます、そうすると小さな葉が出て

きます。

最後に紅葉の為には夏に強光線で葉焼けさせない

事と、秋の紅葉期に水を切らさないことです。

2007年12月 1日 (土)

クリスマスが近づくと赤い実が増える

Fuyuichigo

          Rubus buergeri

12月に入ってフユイチゴの実が開いてきました。

冬苺(Rubus buergeri)は日本の暖地では山の開けた

所で普通に見られる木苺の仲間で、寒い冬の枯れ色

の中に輝くような赤い実を付ける綺麗な植物です。

毛が気になりますが集合果も甘酸っぱく野趣に

富んで、この時期に取れる野草の実としては絶品です。

ジャムの作り方   この実を摘んで、毛を丁寧に

手で取り除き水洗いしたものを水を切り、砂糖を適量

まぶし(砂糖が多すぎると飴になってしまいます、すぐ

に食べるときは日持ちを考えないでいいので量は

適当でいいです)耐熱皿に載せて、電子レンジで温め加熱

をしたら出来上がりです(温め時間は見ながら加減して

ください、泡立ってきたらOKです)。

栽培は簡単です、半日陰の乾燥しないような場所に

植えたら育ちます、病害虫も目立ったものはありません。

ただし走茎の地面に接地する所から発根し繁茂する

ので注意です。

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