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Auricula ‘Old Irish Blue’
Auricula(オウリキュラ)の蕾です。
プリムラ・オーリキュラはあまり好きな花では
ありません。
高度に園芸品種化しているというか、人為的な
感じがして・・・。
でもこの品種は違いました。
‘Old Irish Blue’という花です。
青紫で花弁にフリル(大阪ではチュルリラという)が
付いています。 オウリキュラには花弁にフリルの
付いているものは少ない というかフリルが付いて
いるとダメだそうですが、そこが気に入っています。
大阪では開花時に気温が上がっているのでAuriculaを
上手に開花させるのは難しいです(本来の綺麗な
青い色がでません)。
この品種はborder(ボーダ)系といって外国では庭植え
にする丈夫な系統ですので何とか育ってくれています。
Podophyllum pleianthum
この~芽 何の芽 気になる芽~♪
小さな傘を開いたようなものから、袋を破って
出てきたようなものまで。
これは台湾ハッカクレン(Podophyllum pleianthum)
の新芽です。
とてもユニークな草姿で楽しませてくれます。
根は多肉で太く、千切れた根からも芽を吹く
ぐらい丈夫です。
写真手前の一番大きな芽の緑色の葉芽の横の
薄い緑のまるい物は、じつは蕾です。 ハッカクレンは
葉と蕾が一緒に出てきます。
庭植えをしても面白いでしょうが、私の所では
鉢植えで半日陰で管理をしているのに晩夏には
葉が傷んできます。
花も変わっています、園芸品種には白花もあります
が基本種はえんじ色?です。
こんな変な八角蓮ですが、毒草ですので充分ご注意を。
Vitis coignetiae
一見すると何だか分かりませんが、これがヤマブドウ
(Vitis coignetiae)の新芽です。 細かい赤い毛に覆われ
以前このブログでご紹介しましたのでよかったら見てください。
ピンクと言ったほうがいいかもしれません、とても軟らかそうな
カワイイ葉っぱです。
自然は偉大な芸術家
葉脈に沿った色彩が美しい!
葡萄の芽吹きはどれもキレイですが、山葡萄はその中でも
格別です。
大阪で育てると暑さで夏に葉が傷むのですが、この芽吹きを
見るだけでも育てる価値アリです。 出来れば実を付けて紅葉
してくれれば云うことはないのですが・・・。
Prunus salicina‘Sai no Hime’
すもも(Prunus salicina)の花。品種は‘彩の姫’です。
開花日は、大体例年どおりでした。 毎年見るのに感動を
心に覚えるのはなぜでしょうか、豊穣への期待でしょうか。
花が咲くということは、その後の果実を約束してくれること
です、人は本能的に喜ぶのかも知れません。
桜もいいけどスモモも綺麗でしょ。
‘彩の姫’の栽培のポイントは摘果です。 彩の姫は自家
結実性があり、実付がとてもいいので、実が小豆の大きさの
ときに一回目、もう少し大きくなってから二回目の摘果をし、
葉30~40枚に果実1つにします。
去年は実を付け過ぎて、木の体力が続かず半分の果実が
熟さないままになり食べられませんでした。
「損して得取れ」の精神で、しっかり摘果してください。
スモモは自分で育てないと完熟の本当の美味しさを味わえ
ません、完熟のスモモは天国の味です!。
日本の気候に適した育てやすい果樹なので是非育てて
みてください。 私は鉢植えですが地植えの方が美味しい
そうです。
Tecophilaea cyanocrocus
またまたテコフィレアの写真です。
盃状の青い花が天を仰いで咲いていて、眺めて
いる時だけここがアンデス高原のような気分に
なります。
cyanocrocusには基本種の他に花の白い部分
の広い‘ライヒトリニー’と紫色の‘ヴィオラセア’
がありますが、やっぱり青い色が綺麗なこの種が
いいです。
Tecophilaea cyanocrocus
‘青い色’というのは理想を表すそうです、例えば
誰かに「青い色で思い浮かぶ人は?」と質問して、
返ってきた答えがその誰かの理想の人や好きな
人を示しているそうです。
メーテルリンクの‘青い鳥’
手の届かない理想という意味もあるそうです。
こんな珍しい花ですが、病害虫の少ない冬から春に
かけて生育するので、暖地で栽培するのはとても
簡単です。
でも花の状態は気温に大きく左右され、今年のように
暖かいときに咲くと3日位で花形が崩れてしまいます、
寒いと1週間は大丈夫です。
Fritillaria ayakoana
イズモコバイモ(Fritillaria ayakoana)の花です。
島根県のごく一部に分布するバイモの一種です。
買ってから5年も栽培している株です、去年よりも
10日遅い開花となりました。
球根が大きくなるまではなかなか咲きませんでしたが、
ここ数年は毎年花を咲かせてくれます。
草丈7~8cmでうつむき加減に咲く、とてもかわいい花です。
栽培のポイントは、清潔な山野草用の培養土に植え、
肥料は控えめに、休眠中は涼しく過ごさせ、花後に
Fritillaria ayakoana
スプリング・エフェメラルと呼ばれるものの一つで、
花が終わると来年まで姿を消してしまいます。
とても繊細に見えますが、春の息吹と共に芽吹く
姿は小さな植物が内包する生命力を強く感じさせて
くれます。
Paraquilegia microphylla
Paraquilegia microphylla(パラクィレギア・ミクロフィラ)
の芽です、奇跡的に夏越しをしてくれた個体が芽を
出してくれました。
見えにくいですが写真の中央部に灰緑色の芽が
写っています、二枚の葉の幅は5mm位の小ささです。
このParaquilegiaは中国の雲南大雪山の標高4,500m
に自生する個体の種から育った苗を買い求めたもの
です。とても珍しく日本では殆ど出回っていません。
とても綺麗な花を咲かせるのですが、今年はまだ
小さいので花は見れそうにありません。
高山植物を暖地で育てるという事は植物を拷問に
掛けることに等しいです。
このパラクィレギアも夏越しは奇跡です、どうか枯れない
ように祈るだけです。
‘高山の花は高山にあってこそ美しい’
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