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2008年3月

2008年3月29日 (土)

ニョキ ニョキ

Img_1275

             Podophyllum pleianthum

次々と・・・。

Podophyllum pleianthum(台湾八角蓮)

シイタケのような ヤブレガサのような

ハッカクレンの芽吹きは何度見ても不思議です。

 実に合理的な育ち方、地上に出て来たときは、葉を

折り畳んでいる他は全て揃っています。 後は

大きくなるだけ。

よ~く見るとトムヤンクンの具のフクロダケにも

似ているような。

Img_1276

          Viola sp.

今日はスミレも咲いていました。

名前は知りません、どこからかのこぼれ種

から咲きました。

植物の成長の速さは、春が猛スピードで通り過ぎ

ようとしているのを感じさせます。

明日から雨です。

2008年3月28日 (金)

ローズマリーの花

Img_1274

            Rosmarinus officinalis ‘Sissinghurst Blue’

Rosemary(Rosmarinus officinalis)‘Sissinghurst Blue’

シッシングハーストは写真のようにフレンチブルーの

花を咲かせます。

海の雫に見えますか? 花の形が学名になっています。

フレンチブルーとは ちょっと色っぽい薄青紫色と

いった感じの色です。

この品種は分枝する様子が繊細で美しいそうなので

大株にしてみたいと思っています。

2008年3月27日 (木)

何の蕾でしょう?

Img_1273

         Auricula ‘Old Irish Blue’

Auricula(オウリキュラ)の蕾です。

プリムラ・オーリキュラはあまり好きな花では

ありません。

高度に園芸品種化しているというか、人為的な

感じがして・・・。

でもこの品種は違いました。

‘Old Irish Blue’という花です。

青紫で花弁にフリル(大阪ではチュルリラという)が

付いています。 オウリキュラには花弁にフリルの

付いているものは少ない というかフリルが付いて

いるとダメだそうですが、そこが気に入っています。

大阪では開花時に気温が上がっているのでAuriculaを

上手に開花させるのは難しいです(本来の綺麗な

青い色がでません)。

この品種はborder(ボーダ)系といって外国では庭植え

にする丈夫な系統ですので何とか育ってくれています。

2008年3月26日 (水)

台湾八角蓮

Taiwan

           Podophyllum pleianthum

この~芽 何の芽 気になる芽~♪

小さな傘を開いたようなものから、袋を破って

出てきたようなものまで。

これは台湾ハッカクレン(Podophyllum pleianthum)

の新芽です。

とてもユニークな草姿で楽しませてくれます。

根は多肉で太く、千切れた根からも芽を吹く

ぐらい丈夫です。

写真手前の一番大きな芽の緑色の葉芽の横の

薄い緑のまるい物は、じつは蕾です。 ハッカクレンは

葉と蕾が一緒に出てきます。

庭植えをしても面白いでしょうが、私の所では

鉢植えで半日陰で管理をしているのに晩夏には

葉が傷んできます。

花も変わっています、園芸品種には白花もあります

が基本種はえんじ色?です。

こんな変な八角蓮ですが、毒草ですので充分ご注意を。

2008年3月24日 (月)

山ブドウ の赤い新芽

Silver_vine_1

            Vitis coignetiae

一見すると何だか分かりませんが、これがヤマブドウ

(Vitis coignetiae)の新芽です。 細かい赤い毛に覆われ

ています、この葉が秋には鮮やかに赤く色付きます。Silver_vine_2

以前このブログでご紹介しましたのでよかったら見てください。

ピンクと言ったほうがいいかもしれません、とても軟らかそうな

カワイイ葉っぱです。

自然は偉大な芸術家

葉脈に沿った色彩が美しい!

葡萄の芽吹きはどれもキレイですが、山葡萄はその中でも

格別です。

大阪で育てると暑さで夏に葉が傷むのですが、この芽吹きを

見るだけでも育てる価値アリです。 出来れば実を付けて紅葉

してくれれば云うことはないのですが・・・。

2008年3月23日 (日)

蝶の擬態

Chyou

どこに写っているのか分かりますか? 

ユズの木に止まっているところですが、レモンの木

に止まっているときは冬に黄色くなった葉とあいまって

分かりませんでした。

写真中央の黒い点々があるのが蝶です、ちなみに

レモンの葉の裏もこんな感じで本当に上手に

真似ています。

この蝶の翅の表はとても鮮やかな黄色をしています。

蝶が飛んでくる季節になりました、うれしいのですが

柑橘類に付くアゲハの幼虫には毎年悩まされます。

今日は夕方から雨で、もうちらほらと落ちてきています。

2008年3月22日 (土)

雪割草

Yukiwari

            Hepatica cv.

雪割草の花が咲きました、気温が上がってきたので

次々と様々な花が咲いてきています。

春の太陽に向かってまっすぐに咲く花は

みずみずしい生命感に満ちています。

花は自然と咲くのが綺麗です、無理に早く咲かせても

仕方がありません。

何でも早いものを珍重する日本の季節の先取り文化も、

園芸にまで広がってしまうのはナンセンスです。

植物は体内時計と気温・日照などで自分で咲きます、

それを眺めてこそ季節を感じられるのでは・・・

と思います。

2008年3月21日 (金)

すもも 彩の姫

Sumomo

          Prunus salicina‘Sai no Hime’

すもも(Prunus salicina)の花。品種は‘彩の姫’です。

開花日は、大体例年どおりでした。 毎年見るのに感動を

心に覚えるのはなぜでしょうか、豊穣への期待でしょうか。

花が咲くということは、その後の果実を約束してくれること

です、人は本能的に喜ぶのかも知れません。

桜もいいけどスモモも綺麗でしょ。

‘彩の姫’の栽培のポイントは摘果です。 彩の姫は自家

結実性があり、実付がとてもいいので、実が小豆の大きさの

ときに一回目、もう少し大きくなってから二回目の摘果をし、

葉30~40枚に果実1つにします。

去年は実を付け過ぎて、木の体力が続かず半分の果実が

熟さないままになり食べられませんでした。

 「損して得取れ」の精神で、しっかり摘果してください。

スモモは自分で育てないと完熟の本当の美味しさを味わえ

ません、完熟のスモモは天国の味です!。

日本の気候に適した育てやすい果樹なので是非育てて

みてください。 私は鉢植えですが地植えの方が美味しい

そうです。

2008年3月18日 (火)

またTecophilaea cyanocrocus

Tc

           Tecophilaea cyanocrocus

またまたテコフィレアの写真です。

盃状の青い花が天を仰いで咲いていて、眺めて

いる時だけここがアンデス高原のような気分に

なります。

cyanocrocusには基本種の他に花の白い部分

の広い‘ライヒトリニー’と紫色の‘ヴィオラセア’

がありますが、やっぱり青い色が綺麗なこの種が

いいです。

Tc_1

            Tecophilaea cyanocrocus

‘青い色’というのは理想を表すそうです、例えば

誰かに「青い色で思い浮かぶ人は?」と質問して、

返ってきた答えがその誰かの理想の人や好きな

人を示しているそうです。

メーテルリンクの‘青い鳥’

手の届かない理想という意味もあるそうです。

こんな珍しい花ですが、病害虫の少ない冬から春に

かけて生育するので、暖地で栽培するのはとても

簡単です。

でも花の状態は気温に大きく左右され、今年のように

暖かいときに咲くと3日位で花形が崩れてしまいます、

寒いと1週間は大丈夫です。

2008年3月16日 (日)

イズモコバイモ

Izumo

            Fritillaria ayakoana

イズモコバイモ(Fritillaria ayakoana)の花です。

島根県のごく一部に分布するバイモの一種です。

買ってから5年も栽培している株です、去年よりも

10日遅い開花となりました。

球根が大きくなるまではなかなか咲きませんでしたが、

ここ数年は毎年花を咲かせてくれます。

草丈7~8cmでうつむき加減に咲く、とてもかわいい花です。

栽培のポイントは、清潔な山野草用の培養土に植え、

肥料は控えめに、休眠中は涼しく過ごさせ、花後に

種を付けささないようにすることです。Izumo_1

          Fritillaria ayakoana

スプリング・エフェメラルと呼ばれるものの一つで、

花が終わると来年まで姿を消してしまいます。

とても繊細に見えますが、春の息吹と共に芽吹く

姿は小さな植物が内包する生命力を強く感じさせて

くれます。

2008年3月15日 (土)

Tecophilaea cyanocrocus 花

Tecophilaeacyano

            Tecophilaea cyanocrocus

テコフィレアの花が咲きました。

‘青い宝石’の名のごとく綺麗なブルーの花です

、こんな透明感のある花が大自然の中に咲いて

いるんだ~と想像するだけで、地球は美しいと

思います←この花を見ると大げさな感想を言い

たくなるような感動があります。

まだ蕾が次々と上がってきているので、まだまだ

楽しめそうです。

2008年3月14日 (金)

Frau Dagmar Hastrup

Frau

            Frau Dagmar Hastrup

フラウ・ダグマー・ハストラップはHybrid Rugosaと

呼ばれる系統のバラで、ハマナスの交配種です。

日本にも自生するハマナスの血を引いているので

比較的病害虫に強く育てやすい種類です。

早咲きで、儚げなピンク色をした一重の花を咲かせ

ます。

花後も小さくなりますが少し返り咲きします。

ハマナスに似た力強い葉と鋭く多い棘がユニークな

バラで、横に伸びるように成長するのが特徴です。

2008年3月12日 (水)

Rosa eglanteria(スイート ブライアー)

Eglanteria

            Rosa eglanteria

Sweet Briarと呼ばれる原種のバラで、葉に甘い

リンゴの香りがあることで有名です。

花は4cm位の小ささで、やさしいピンク色をしています。

原種なので華やかに咲き乱れるというより控えめ

に花を付けます、ローズガーデンよりはハーブガーデン

に色と香りを添えるのに適しているのかもしれません。

自己主張が強くないバラですので、どんな植物でも

一緒に植えることが出来ます。

一期咲きで秋には大きな実が成り、ローズヒップティー

に利用できます。

ここ数日暖かいのでバラの芽も大きくなってきました。 

2008年3月10日 (月)

Tecophilaeaの蕾

Tecop

            Tecophilaea cyanocrocus

Tecophilaea cyanocrocusの蕾です、葉が重なり

合っている中心に少し紫色をしたものが見えます。

ようやく蕾が上がってきましたが例年に比べ遅い

です、やっぱり今年に入ってから寒かったのが

影響しているのでしょうか。

雪が降る日と最低気温が0℃の日だけ室内に

保護しました。

大阪は明日から一週間は晴れて気温も高くなる

そうなので花が見れそうです。

タグに書いてある07.10.12はテコフィレアを植え

つけた日付です、もう植えてから5ヶ月経ちました。

インディゴブルーの花が咲いたらお知らせします。

2008年3月 9日 (日)

Paraquilegiaの芽が出ました

Para

           Paraquilegia microphylla

Paraquilegia microphylla(パラクィレギア・ミクロフィラ)

の芽です、奇跡的に夏越しをしてくれた個体が芽を

出してくれました。

見えにくいですが写真の中央部に灰緑色の芽が

写っています、二枚の葉の幅は5mm位の小ささです。

このParaquilegiaは中国の雲南大雪山の標高4,500m

に自生する個体の種から育った苗を買い求めたもの

です。とても珍しく日本では殆ど出回っていません。

とても綺麗な花を咲かせるのですが、今年はまだ

小さいので花は見れそうにありません。

高山植物を暖地で育てるという事は植物を拷問に

掛けることに等しいです。

このパラクィレギアも夏越しは奇跡です、どうか枯れない

ように祈るだけです。

‘高山の花は高山にあってこそ美しい’

2008年3月 5日 (水)

榧(かや)

Kaya

            Torreya nucifera

榧(Torreya nucifera)の木です。

この木材は将棋や囲碁の盤の材料として有名です。

葉や枝をいぶすと蚊除けの効果があり、また実から

取れる油は料亭などでてんぷら油として利用されて

います。

とても厳かな雰囲気のある大木に育つ木で、時々

歴史のある寺社で見ることがあります。

雌雄異株だそうです。

そんなステキなカヤの木を盆栽にしてみました。

育て方のポイントは新芽を摘んで伸びる長さを調整

するのと主幹まっすぐに、一番上は必ず一本立てる

こと位です。

新芽を摘むと葉の基部に脇芽が出ます。

2008年3月 3日 (月)

八房蝦夷松の盆栽

Ezomatu

            Picea jezoensis cv.

エゾ松は葉が細かいので盆栽にすると大木感が

でます。

写真の木は高さが11cm位なのですがいい形に

仕上がっていると思います。

海浜近くの岩場の松をイメージました。

蝦夷松の管理は春に伸びてくる新芽を軟らかいうちに

半分位の長さに指先で摘むぐらいです、枝が細かい

ので上向きの枝を水平に誘引するのには苦労します

が、ポイントはあまり神経質にキレイに針金掛を行わ

ないことです、大雑把で大丈夫です。

松に使う鉢は釉薬の掛かっていないものを使います。

写真の盆栽は鉢がちょっと大きいです。

2008年3月 2日 (日)

リュウキンカが咲きました

Ryukinka2

リュウキンカの花です、特徴は花弁の光沢です、

ピカピカと光っています。

ようやく春らしくなって庭の植物も少しずつ動き出し

ました、写真を良く見ると同じ鉢に植えられている

イズモコバイモも芽を出して蕾が見えています。

リュウキンカの花は日が当たっていないと開き

ません、曇ってくるとすぐに閉じてしまいます。

2008年3月 1日 (土)

タマネギの使い方?

春になってくると保存してある野菜も芽を出してきます、

料理に使うには問題ないのですが・・・。

Tamanegi

玉葱も芽を出してきますが、ここは園芸家として

発想を転換して、これはアリウムの球根が発芽した

のだと考えることにします→当然植えます。

鉢に植えてみると意外とカワイイ!窓辺の観葉植物

になるかも。

上手に育てて花を咲かせ種を採ってみようと

思います、そしてその種を蒔いて、タマネギの間引き

菜として食べます!

タマネギの間引き菜は世界一美味しいです。

お味噌汁にも最適です。

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