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2008年4月

2008年4月30日 (水)

タイムのTime

Img_1352           Thymus vulgaris

フレンチタイム コモンタイムの選抜種です。

肉や魚料理によく使われるそうですが使ったことがありません、抗菌作用で防腐効果もあるハーブです。   花がカワイイので使わなくってもいいんです別に・・・。

自生地では日当たりの良い斜面に雑草のように生えています。

ハーブを庭に植えると、歩いた時や触れた時にいいにおいが漂う といった感じを思い浮かべますが、暖地の関西で植えることのできるハーブでは、そこまでは期待できません。

そもそも高温多湿なので株間を取らないといけないし、いろいろと制約があります。

今日はとても気温が上がりました、近畿の日本海側では30℃を超えたところもあります。 夏日です。

閑話休題 フレンチタイムの香りですが、とってもステキです!とはいきません、ヒドイです。 例えるならば、削りたての鉛筆のカスです、本当にそっくりです、ビックリします。

興味のある方はぜひ・・・。

2008年4月29日 (火)

オーナメンタルグラスの庭を夢見て

Img_1349        カレックス(Carex

オーナメンタルグラスとして最近注目を浴びている

カヤツリグサ科の植物で、主にニュージーランド原産

のものが利用されます。

ワイルドで自然な景観を作り出せます、しかも

イネ科の植物と違い切り傷を負う心配もないので、

子供が遊ぶ庭にも植えることが出来ます。

草むらで遊ぶ様な庭造りも出来ます。

写真は手前2株がCarex flagellifera(ダークブラウンで

高さが60cm程)、2列目の3株がCarex testacea

(オリーブグリーンから橙色で50cm程)、最後列が

Carex secta(明るいグリーンで1mほどの大型になる)

です。

大型の園芸店にも売っている事が少ないので、

ようやく手に入れることが出来ました。

まだ小さく見栄えが悪いので一回り大きなポットに

植え替えて育ててから植えようとしています。

写真の株ではカレックスのよさが全く出ていません。

日本の書帯草と同じ仲間です。

丈夫で狭いスペースや寄せ植えにも利用できます。

和風の庭にもピッタリで燈籠のそばに植えて、

少し荒れた感じを出そうかな と思っています。

2008年4月27日 (日)

銀杏の小さな盆栽

Img_1343          Ginkgo biloba

イチョウの盆栽です、実生3年ものです。

拾ってきた銀杏から簡単に芽が出ます、ポイントは芽が出た一年後の春の植替えのとき直根を半分に切り詰めることです。

三年目でも結構幹に貫禄が出てきます、春のかわいい葉、秋には黄葉と見所もたくさんです。

写真の鉢は波間に千鳥が飛んでいる模様です。いい鉢を選ぶのが一番のポイント。

2008年4月26日 (土)

ガザニア

Img_1342         Gazania

南アフリカ原産  写真は葉に細かい毛が生えていて銀色に見え、花弁に斑紋の入らない品種です。

日当たりと排水の良い所ではとても丈夫で、横に広がりマット状なります。

花色が鮮やかで地上の太陽のような花です。 花期は主に春と秋で夏にも少し咲きます。Img_1346

花は日が射している時だけ開き、雨の日や夕方になると閉じてしまいます。

2008年4月24日 (木)

カラスビシャク

Img_1333_2          Dinellia ternata

今日の主役は雑草です。 雑草という植物はない と言われそうですが、このカラスビシャクは繁殖力が強く、球根も深くに形成されるので駆除するのが大変な植物の一つです。

サトイモ科でウラシマ草やマムシグサの仲間です。

よく見ると蛇が鎌首をもたげ舌を出しているようにみえます、ヘビが嫌いな人にはチョット育てにくいかも。

茎と葉の基部にムカゴを作り増えていきます、種も良くできすぐに雑草化するので注意が必要です。

2008年4月23日 (水)

Hosta

Img_1330           Hosta‘Jade Cascade’

品種名のジェード・キャスケードは直訳すると、ヒスイの滝という意味です。

写真の株はまだ小さいですが、長く垂れ下がる緑の葉がこの品種の特徴を表しています。

背の高い鉢に植えるか、石組みの上に植えると特性を活かせると思います。

ギボウシはヨーロッパや特にアメリカでとても人気で大変多くの品種があります、私も最初は興味が無かったのですが最近植え始めました。 まあそれだけ品種があれば、中に一つや二つ気に入ったものがあるものです。 

栽培がとても簡単な上に、春の芽だし・花・葉と四季折々の見所もたくさんで、冬には地上部が無くなりスッキリします。 管理としては鉢の植替えと、枯葉を取り除くぐらいです

2008年4月22日 (火)

仙女盃は白くて大きい

Img_1327         Dudleya brittonii

ダドレア属の中でも大型になる種で、写真の株でも直径25cmあります。

春先の気温の低い時期が一番成長するので、今が1年で一番綺麗な時期かもしれません。

けっこう成長のスピードが速いので、雨除けの栽培場所は広めに確保する必要があります。

中心部から小さな葉が次々と出てきています。

Img_1329         

葉の表面の白い粉を綺麗に維持をするのは難しく、湿度が高くなってしまってもダメのようです。 雨に当ててしまうと、ある程度は弾いて水玉になりますが、長い間の努力が無に帰します。

でも一番の敵は、栽培主である自分です。  気をつけていても触れてしまったり服が当たってしまいます。 一度取れてしまった白い粉は復活してくれません。

発根しにくい種類ですので、植替えで他の多肉植物のように乱暴に根を切ってしまうと弱って枯れてしまうので、根鉢を軽く崩して一回り大きな鉢に植えましょう。 鉢増しといった感じです。   発根しにくいので挿し木も出来ません。

入手は大きなサボテン・多肉植物専門店で通信販売してくれるところがあります。

2008年4月21日 (月)

レモンの蕾

Img_1326_2           Citrus limon

品種はリスボンです、   耐寒性があり日本で一番栽培

されているそうです、大阪の平野部では保護なしで問題

なく冬を越します。

写真のようにレモンの新芽は赤紫色です、今年の冬は

落葉が少なかったので新芽の成長は順調です。

レモンは冬に寒くなり乾燥すると葉が黄変したり自ら落葉

して木を守ります、バラ同様緑色の枝や幹でも光合成が

出来るのでご心配なく。 

葉と共に出てくる蕾には良い果実が生ります、逆に蕾だけ

の枝には実を付けない方がいいようです。

レモンはインドの山地が原産だそうです。

自家製レモンは皮まで安心して使えるので、完熟したレモン

を皮ごとハチミツ漬けにすると仄かな苦味が絶品です。

 完熟させると少し甘みがあり自分で作ってこそ味わえる

果実です。

2008年4月20日 (日)

ギボウシの芽2

Img_1322     Hosta ‘Blue Angel’の新芽が葉を広げてきています。

美しい!。 自然は大きな美術館、植物は最も安価で手に入る芸術である。

みずみずしい葉に綺麗な葉脈、力強さを感じます。

ホスタは丈夫です。 9cmや10cmのポット苗を買ったときは鉢植えで一年間管理した後に庭植えをした方が安全ですが、その後は、ホスタの原種が日本にも多く自生している事から分かるように日本の気候にピッタリで良く育ちます。

日陰の庭をダイナミックに演出してくれるのに、病害虫が少ないというのが魅力です。

冬は雪が降り、梅雨には雨季並みの雨量、夏は熱帯より暑い日本の気候、とくに高温多湿の中で庭造りをする為に、この病気に強いという性質は本当に重要です。

2008年4月19日 (土)

溶けてゆく~

Img_1321       衝撃! とけてゆくギボウシ

以前紹介した表も白いウラジロギボウシです。 葉が透明になって溶けてゆく貴重な映像です。

少しは葉緑素が増えて緑色がかってきていたのに・・・それにしても溶けているのに新芽が伸びてきています。 枯れるのやら成長するのやら。

実生一年苗を買って去年の秋に届いたときには8cm程の枯れた葉が付いていました、という事は去年は育っていたはず、二年目の今年こんな事になるとは・・・お、お金が溶けてゆく・・・。

楽しみにしていたのに残念です。 もう少し経過を見たいと思います。

2008年4月17日 (木)

雨が似合います。

Img_1319         Podophyllum pleianthum

ハッカクレンには雨が似合います、カエルなんかが

雨宿りをしていると絵になりそうです。

写真は台湾八角蓮です、傘のように大きく葉を広げ

ドームを形成しています。

おかげで雨が降っているのに鉢には水が溜まらず、

ハッカクレンだけ水遣りをサボルことが出来ません。

自生地ではよっぽど雨が降るのでしょうか?

 きっと大きな葉の下は雨が降っても快適なんでしょうね。

一度葉の下で雨音を聞いてみたいのですが・・・

そろそろ庭にも殺菌剤を散布しないといけない時期です、

空想に浸っている時間はありません。

ユニークな葉を持つ植物は庭には必須です。

花もいいけど葉を鑑賞するガーデニングもいいです。

花はまだ咲いていません。

2008年4月16日 (水)

ブルネラの花

Img_1313           Brunnera macrophylla

一つの花の直径が7mmほどのとても小さな花です。

涼しげな青い色が印象的です。 でも美人薄命

花の寿命は短いみたいです、

散るときは、この花の形そのまま地面に落ちています。

大阪は今日は曇りのち雨ですが、

湿度もあり少し蒸し暑いです。

2008年4月15日 (火)

ワインを夢見て

Img_1316         Cabernet Franc(カベルネ フラン)

カベルネ ソービニヨンの方が有名ですが、こちらもフランスを

代表する醸造用葡萄です。 カナダのアイスワインにも用いられ

ています。

お酒は文化です、ヨーロッパの垣根仕立てのブドウ畑の風景は

憧れです。

そんな光景を庭に再現するのは無理なので1本だけ植えてみました。

無許可のワイン作りは酒税法?で禁止されていますし、一本では

そもそも量が少なく作れませんが、ワイン用ブドウはそのまま

食べると、とっても甘く美味しいそうなので楽しみです。

 果物として売っていないので作った人しか味わえません。

Img_1315

二枚目はBaladi(バラディー)の新芽です。 同じ日に撮った

のですがカベルネ・フランは植え付けたばかりなので樹勢

が弱く芽が小さいです。

バラディーは熟しても実が硬くリンゴの様な歯ごたえのある

珍しい品種だそうです。上品でおいしいらしい。

Img_1314 

三枚目は貝甲干(ベイジャーガン)です。 新疆ウイグル

自治区のトルファンの特産の品種です。

シルクロードにも憧れているので植えてみました。

バラディーとベイジャーガンは植えつけて3年目です。

2008年4月12日 (土)

わすれな草に似たブルネラ

Img_1304         Brunnera macrophylla

ブルネラ・マクロフィラの基本種です。

斑入りの品種が販売されていますがチョット派手

すぎてうるさい様に思います、アレンジ次第でしょうが・・・。

写真の基本種は、葉の葉脈と自然な緑色が綺麗です。

花は同じムラサキ科のワスレナグサにそっくりです、

あまり鑑賞の対象になりませんが水色のかわいい花です。

地下茎で増えるそうです、明るい緑の葉が暗い日陰の

庭のアクセントになりそうです。

青い模様の白い鉢に植えても映えそうです。

2008年4月11日 (金)

ナルキサス・ルピコラ

Img_1301      Narcissus rupicola

スペインからポルトガルに自生する原種スイセンの

人気種です。

とても小型で花の直径は2cm、草丈は7cm程です。

小型なのに一人前に水仙の花形をしているので、

ミニュチアの様なカワイさがあります。

あまり分球をしないらしく、写真の株も2年目ですが

増える兆しがありません。

栽培は普通の水仙と同じでとても簡単です。

透明感のある黄色がきれいな花です。 が 

横からこの花を見ると花筒と子房が長く

ちょっとアンバランスです。

2008年4月10日 (木)

Tillandsia penascoensis

Img_1297         Tillandsia penascoensis

(ペナスコエンシス)  メキシコの高地が原産の

チランジアです。

自生地では強い日差しと乾燥に耐える様に岩場に

肩を寄せ合って生育しています。(この姿がとても

キュート!)

葉の表面は短いですが多くのトリコームに覆われ

銀色に輝きます。

高地原産なので夏の高温と多湿を嫌います。

風通しの良いところで水遣りに気を使っています。

チランジア(チランドシア)は夜に気孔を開き呼吸をします、

その為夜に水を遣る人が多いのですが、チランジアは

いつでも水を吸収することが出来ます。

当然、日が照りつける昼間に水を遣ると蒸れて腐って

しまうので、夕方にあげてください。

この方が夜中の呼吸の妨げにならないのと、気化熱に

よって温度を下げる効果を期待できます(とくに夏)。

成長は極めて遅いです。 大きくなっても場所をとらない

のが長所であり欠点です。

写真の株で高さが5cm位です。

2008年4月 8日 (火)

ギボウシの芽

Img_1292            Hosta ‘Blue Angel’

タケノコの様な新芽で、4cm位の高さです。  

ブルー・エンジェルは大型のギボウシなので、

芽出しも豪快です。

以前このブログで黄葉の様子も載せていますので

よかったらご覧ください。

見れば見るほど山菜として美味しそうな芽です。

実際にギボウシは食べられるそうです。

ブルー・エンジェルはその名の通り、灰青色の綺麗な

大きな葉を水平に伸ばす品種で、株張りは1m程にも

なる大型種です。

地植えにするときには株間を大きめに取らないと

大変なことになります。  

正直に言うと私もどこに植えようか迷っています、

いつもカタログを見ると植える場所も考えずに買って

しまいます。

半日陰の庭にギボウシはみずみずしい印象を

もたらしてくれる大切なアイテムです。

2008年4月 6日 (日)

ヘスペランサ

Img_1291      Hesprantha vaginata ver. stanfordiae 

南アフリカのアヤメ科の植物で、写真の花は変種です。

基本種は花弁に斑紋が入りますが、この花は黄色

一色です。

花弁は輝くような黄色で、お昼頃花を開き夜になると

次の日の午後まで閉じてしまいます。

原生地では雨が降る季節に成長し、乾季の前に花を

咲かせ休眠します。

日本でも花後葉が枯れ、10月中旬まで休眠するので

鉢ごと乾かした状態で置いておきます。

成長は冬の間で、大阪では戸外で冬を越せますが

寒冷地では保護が必要です。

2008年4月 5日 (土)

すみれの花咲く頃

Img_1290            Viola sp.      

種類は分かりません、とても小さなスミレで草丈が

5cmしかありません。

ある山野草店の鉢の中で咲いているのを見つけ

一目惚れをし譲っていただいたものです。

写真の花はもらった株のこぼれ種が盆栽の中で

芽吹き花を咲かせたものです(花の直径は1.5cmほど)。

とてもかわいいスミレです、ヒメスミレでしょうか?

2008年4月 4日 (金)

ウラジロギボウシ

Img_1282            Hosta hypoleuca

ウラジロギボウシ(Hosta hypoleuca)の葉です、

まだ長さが8cmしかありません。

あの~表まで白いのですが・・・。

ウラジロギボウシというからには葉の裏が白いのだろうな~

と想像はしていたのですが、ご覧の通り葉が展開する

と表までほぼ白いです。

写真の株はウラジロギボウシの実生苗でまだ2年目です。

ウラジロギボウシは大きな葉と葉裏の白色が特徴で、

垂直に近い断崖の岩場に大きな葉を1~2枚だけ

垂らして自生するそうです。

自生地では絶滅危惧種として大切に保護されています。

芽出しが白色のホスタの園芸品種があるので、もう少し

すると葉緑素が増えてくるかもしれませんが、このまま

いくと枯れるかもと心配です。

ウラジロギボウシは成株になると大きな葉を1~2枚

だけ展開し、とてもユニークな姿になるホスタなので

大きく育ってほしいと願っています。

2008年4月 3日 (木)

Old Irish Blue

Img_1281       Primula Auricula ‘Old Irish Blue’の花です。

フリル(大阪ではチュルリラ)はこの オールド・

アイリシュ・ブルー の特徴です。

中心に向かって濃くなる青紫のグラデーションが

綺麗です。 存在感がありますよね、

写真は開花してから3日目の様子です。

花径は約3.5cm 草丈は14~15cmです。

ボーダー系のオウリキュラなので丈夫で、花後から

遮光をすると簡単に夏を越してくれます、ただし

サクラソウなので根の乾燥に注意!

暖地で上手に開花させるコツは、開花までは

直射日光に当てることです、春の急激な気温上昇に

驚いて遮光したり、半日陰に置いてしまうと花茎

が徒長してしまい、だらしない姿で咲いてしまいます。

あと適度に風通しが無いと水遣りの後に葉の間に

水が溜まりダメです。 当然、蕾が出てきた後は根元

に水遣りをして頭上潅水は止めましょう。

2008年4月 2日 (水)

セッコク

Img_1280   石斛 セッコク(Dendrobium moniliforme

石斛とは石と斛(水を貯める容器) Dendrobiumは

木から生ずるという意味です。

写真のセッコクは素心花で花の中心が緑色の花です。

木や岩石の上に自生するこの植物は昔から薬草

(胃腸薬)として知られています。

洋蘭のデンドロビウムと同じ属でバルブと呼ばれる

茎の部分に水を貯めて乾燥に耐える仕組みになって

います。

石斛はその名の通り岩場で沢山の水を貯めて厳しい

環境に適応しているのです。

この花が咲くだけで、深山幽谷の空気を感じさせてくれます。

また、この花は大阪道修町の薬の神様として知られる

少彦名神社の祭神の名から「すくなひこのくすね(少彦の

薬根)」と呼ばれています。

薬にする為には、開花時に全草と取り乾燥させた

ものを煎じます。(良い子はまねをしないでね)

2008年4月 1日 (火)

蒲公英の季節

Img_1278

ニホンタンポポ(Taraxacum?)

英名Dandelion キク科  英名のダンデライオンは

フランス語に由来し、葉のギザギザの形が猛獣の

ライオン(Lion)の(de)歯(dan)に見えることから名付け

られました。

世の中、桜一色ですが見上げてばかりではなく

ふと足元を見るとタンポポの花に気づきます。

写真のタンポポはガク片が反り返っていないので

日本の在来種だと思います。

Img_1277

春の一期咲きで、花色はセイヨウタンポポに比べ

淡く全体的に小柄です。

繊細で優しい雰囲気があるところが気に入っています。  

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