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除虫菊、ムシヨケギクです。 花に殺虫成分ピレトリンを含み、蚊取り線香の材料として有名です。
最近日本ではジョチュウギクを原料とした蚊取り線香は殆ど売っていませんが、東南アジアなどではマラリア予防の為活躍しています。
花を見たことのある人は少ないでしょうが、有名な蚊取り線香の箱にはちゃんとこの花の絵が描いてあります。
殺虫成分は花に含まれています(開花時に摘み取り乾燥させて使います)。
とてもかわいい花を毎年咲かせます(連作できないので別の場所への植替えが必要です)
この花を育てるメリットは何といっても害虫が付きません! 栽培が簡単なのに毎年白い花を咲かせてくれます、いざとなったら蚊取り線香にもなってくれます。
園芸品種には赤やピンクの花があります。
今日は一日雨でした。 チランジア・テクトラムは湿度の高くなる雨の日には(写真では分かりづらいのですが)トリコームが湿気を含み倒れます。
晴れた日など普段はもっとトリコームがフワフワした感じになります。
雨の日は見た目的に痩せます、葉が細くなります。
T.tectorumの自生地では発生した霧からモコモコのトリコームで水分を捕まえるそうです。
この霧は太平洋の水蒸気を含む空気がアンデス山脈にぶつかり多発するそうなので意外と水が好きです。
2日に一度は葉が濡れるように霧吹きで水をあげています(中心部までぬらすと風通しが悪いと蒸れて腐るので注意してください)。
だから地面から根でしか水分を取り込めない植物が生育できないような所にも生えています。
Dicksonia antarctica(Tasmanian Tree Fern)
今日現在こんな感じです、新しい葉が勢いよく伸びてきました。
この株は去年の春先に購入したものですが、今になって
ようやく地面に根が張り始めました。
樹高にもよりますが70cm程の株では地面に根が張るまで
1年はかかるようです。
成長点が一番上にしかなく葉が成長するとその基部から
根が伸びだし幹の中を通って地面に出るようです(幹への
水遣りも忘れずに)、イワヒバに似ています。
写真の枯れた葉は去年に出たものですが、ほとんど枯れています。
購入して一年間はガマンです、見た目は全く綺麗に
なりません、キタナイです。 2~3年目になってようやく
本調子が出てくる感じです。
なので丸太のような根も葉も無い切苗を買ったけれども
思うように育たない人がほとんどだと思いますが、
ディクソニアは丈夫な植物です、枯れるような事は少ないので
辛抱強く栽培を続けてみて下さい。
ディクソニア・アンタルクティカはワシントン条約の保護
の下、流通が厳しく規制されています(正規に輸入された物には
固有ナンバーの入ったオーストラリア環境局のタグが付いています)、
またタスマニア島の固有種で植物学的にも貴重な植物です。
大切な植物なので責任を持たないと と思います。
以前紹介したものとは別株です、こちらの株も双幹になっていますが根元から3cmまでは単幹です。 樹高は7cm。
イチョウの盆栽は簡単です、もともと水分を多く蓄える樹種なので(防火のために植えられることもあります)少しぐらい乾かしてしまってもすぐに枯れるといった事もありません。
剪定も落葉期に短く切り詰めるだけです。根も太いものを切る時は切り口を地面に水平にするか癒合剤で保護した方がいいのですが、それ以外は普通に切り詰めるだけで大丈夫です。
鉢は生成り色のものを使用しています、葉のみどりと秋の黄葉が映える色です。
休眠期を除き、この様に盆栽を室内に飾るのは2日が限度です。特に今の時期は乾燥しやすいので注意してください。
また、水が切れた状態で太陽の下に出すと葉焼けしてしまいダメになってしまいます、室内に置いた盆栽を外に出すときは夕方か日が当たらない所に出し水をすぐに遣って下さい。
今日も真夏日です、白浜では海開きをしたそうです。
ディクソニア・アンタルクティカ(タスマニア島に生育することからTasmanian Tree Fernとも呼ばれる)
学名のantarcticaは南極を意味します。
新芽が出てきました、育てて2年目なのですが去年は上手に育ちませんでした。
去年の経験からですが、新葉は気温の上がってくる5~6月と秋の10月頃の年2回出てきます。 去年は冬にかけて葉のほとんどが痛んでしまいました。
耐寒性は強く大阪の平野部では全く問題ありません、雪が積もっても大丈夫です。
水遣り方法についてはまだ良く分かりません、週に2,3度幹全体に頭から水をかけるだけで充分のようです(庭植え管理で冬は遣りませんでした)。
日当たりは、半日陰から直射日光まで結構適応性があるようです。
今日はとても暑いです、予報では27℃ですが外に出ると日差しで肌が焼けそうです。
ディクソニアに日が当たらなくなったので久しぶりに水を遣っていたら、幹でヤモリがついでに涼しそうに水浴びをしていました。
汲み置きの水だったので、冷たくもなく きっと すごーく 気持ち良かったのだと思います、全然逃げませんでした。
最近、鳥や蝶やヤモリが逃げません、無視されているのでしょうか・・・それとも園芸のし過ぎで自然と一体化してしまっているのでしょうか・・・。
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