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2008年6月

2008年6月23日 (月)

スパイラル!

Img_1468         Spiranthes sinensis

ネジバナです、 自生地はサハリンのような極寒の地からインドやオーストラリアまでと、幅広く分布しています。

昔の和歌にもモジズリと言う名で登場します、別種の方かもしれませんが・・・。

東洋の思想には螺旋という概念が無かったそうです。

なので日本にはアルキメデスの揚水機は無く、遺伝子のらせん構造も発想できませんでした。

写真の個体は花の色が普通の個体よりも少し赤みが強いです。

芝生地で時々大群落を目にする事があります、らせんの巻き方にも個体差があるようで、中にはほとんどネジらないネジバナもあります。

ネジるメカニズムは花が開くときお互いがじゃまになり押し合うからだそうです。

好きな花の一つです。

ここのところ雨か曇りが続き、ずっと心が晴れません・・・。

2008年6月21日 (土)

Paph.callosum うしろ姿

Paphcallosum        Paphiopedilum callosum

株に比べて大きめの花を咲かせます。

葉も斑入りですので花の無い時期も楽しめます。

横を向いて咲かせたのは失敗でした・・・、やはり太陽の方を

向いて咲きます。

パフィオペディラムはワシントン条約で輸出入を規制されて

いるので、この株も栽培品の実生株です。

パフィオペディラムは植物の中でも進化しているランの中でも

一番進化しているので、種から育てると一つ一つ個性が現れます。

簡単に人間の顔を見分けられるように見分けることができます。

パフィオの鑑賞の一番簡単なポイントは左右シンメトリーに

なっているかです。

Paphiopedilum_callosum            Paphiopedilum callosum (‘Color Crazy’× ‘Color Magic’) 

うしろ姿です。

すこしグロテスクな蘭ですが、複雑な魅力があります。

2008年6月19日 (木)

ジャングルの女王

Img_1455       Paphiopedilum callosum

(callosum`Color Crazy'×callosum`Color Magic')    

シグマトペタラム亜属   

callosumがようやく咲いてくれました。

次の写真は円形の形をしたドーサルセパルのアップです。

Img_1460

今日は曇っていたので、紫色があまり綺麗に表現できて

いません。

花を光にかざすと、一つ一つの細胞がキラキラと光り、

ステンドガラスを見ているようです。

この様な花が東南アジアのジャングルの中で人知れず

ひっそりと咲いています。

2008年6月18日 (水)

マートルの葉いろいろ

P1000164          Myrtus communis

銀梅花とも呼ばれます。

写真手前の緑の葉が基本種で、奥の斑入りが(M.communis`variegata')です。

この他、斑入りの矮性種があります。

葉を揉むといい香りがします。葉や実は肉料理の臭み消しに利用されます。

この花や枝、どこかで見た事ありませんか?

イギリスでは家の繁栄を願って、結婚式の花嫁のブーケにこの枝を入れ、新居で庭に挿し木したそうです。

この伝統は古代エジプト文明で、この木が繁栄の象徴とされていた事に由来するそうです。 別名が‘祝いの木’です。

2008年6月15日 (日)

小さなギボウシ

Img_1410        Hosta‘Blue Mouse Ears’

去年買ったばかりのギボウシです。

ポットに仮植えの状態で届きました、とても大きな芽だったので楽しみにしていたら、今年花芽だけが出てきました。

葉が出てこないので、このままでは枯れるかも・・・と思い、花芽を切って取り除きました。

その後何の変化も無かったのでダメだったかな~と思って様子を見ていたら2,3ヶ月してようやく葉芽が地面の中から出てきてくれました。

今では写真のように元気に育ってくれています。

この品種はとても小型で写真の株でも幅が10cm位です。

綺麗な花を咲かせるそうです。

室内観葉植物としても飾れそうです。

2008年6月13日 (金)

黄色い色は稀なショウブ

Dsc00021         Iris pseudacorus

キショウブと呼ばれる植物です。

花菖蒲に似ているので‘和’の雰囲気をかもし出していますが、日本には自生していませんでした。

自生地は南ヨーロッパ・北アフリカ・西アジアで、東西に広く分布しています。

明治時代に日本に導入されました。

庭が明るくなるような黄色が印象的です。

とても丈夫な植物で植えっぱなしでも毎年花を咲かせます。

2008年6月11日 (水)

パフィオの蕾

Img_1408       Paphiopedilum callosum

callosum(Color Crazy×Color Magis)の個体です。

こう言う事はなんですが、パフィオペディラムは蕾のときが綺麗です。

他の蘭では蕾が綺麗という事は無いのですが、パフィオだけは違います。

ステム(花茎)からセパル(萼)にかけて密生した毛を見ることができます。

Paphiopedilumは植物の中でも一番進化した種なので色々な表情を見せてくれます。

半分から先端にかけて白くなっているガクは、花が開くとドーサルセパルになる部分です。

光に透かすと細胞がキラキラと光ります。

2008年6月 4日 (水)

モシエの花はベネズエラの国花です

Img_1404       Cattleya mossiae‘E’

カトレアの中で一番いい香りの蘭です、庭に出ると風にのって香ってきます。

去年、このブログに同じモッシエのことを書いたとき、

mossiaeの香りを知る人からコメントを頂きました。

本当にいい香りなので、もし蘭展などで見かけましたら香りを実感してみてください。

写真の‘E’という個体はコンカラーという色彩で、薄いピンク色をさします。

自生地の標高が800~1,500mと高いので、冬越しが楽な種類です。

大木に群生して咲きます。

2008年6月 3日 (火)

フェイジョアの花は甘い?

Img_1403       Feijoa sellowiana‘Apolo’

南米原産の果物 フェイジョア‘アポロ’の花です。

ニュージーランドで品種改良が盛んだそうです。

この品種アポロは1本で実が成りますが、自家結実性が

無い品種が多いので異品種を混植して下さい。

花も葉も綺麗な果樹です。

トロピカルフルーツの割には耐寒性があり関東の平野部

ぐらいだと越冬できます(木が小さい内は保護してください)。

フェイジョアの花弁は食べられて甘いそうです、ブログの為

にチャレンジしようかな と思ったのですが、口に運ぶ勇気

が出ませんでした。

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