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Lilium maculatum var. bukosanense
花を咲かすのでしょうか?
花の画像を求めて検索をした方ゴメンナサイ、まだ開花に至っていない株です。
でも斜めに倒れて生育する姿の貴重な写真です。
この個体は実生1年苗を買って2年目の状態です。
実生1年苗は翌年は長さ8cm程の葉を2枚展開し、1年栽培すると直径1.8cm高さ2.5cmほどの球根になります。
2年目の今年、草丈は30cm程になり蕾を付けましたが、ちゃんと開花しなさそうな蕾でしたので球根の養生の為に取り除きました。
ミヤマスカシユリは実生1年を植えて丸3年育てることで花が咲くようです。
正確には種を蒔いて根が出て地上部が発芽するまで丸1年かかるので実生1年苗といっても、実質2年かかっているかもしれないので、種からは4~5年要するようです。
鉢植えにしてあります。
「エアープランツなのに意味無くな~い」と聞こえてきそうですが・・・。
根っこが無くても大丈夫で、自由に転がして飾っておけたりするのがウリなのに。
でも、チランジアを栽培している人の中には結構鉢植えにしている人が多いんです。
鉢植えにした方が育ちがいい種類があるという実質的な理由や、あえて鉢植えにすることによって奇をてらう意味もありますが、
ほとんどがチランジアの固定や湿度の保持が目的だと思います。
ただ転がしておくよりも何かに着生させた方が綺麗に育ってくれるのは事実です。
カワイイ鉢に植えるとイメージが変わり立派な観葉植物にもなります。
赤く紅葉するようです。
以前テレビでヨーロッパのシャトーで晩秋の真っ赤に
紅葉した木から完熟の葡萄を摘んで食べているのを
見たことがあります。
種苗会社さんにお願いです、ぜひ果樹の紅葉や花の
写真も載せてください。
ワイナリーとかでは果実が目的なのでいいのですが、
私の様に趣味で栽培する場合、一年を通してブドウの姿を
楽しみたいので紅葉は品種選定における重要なファクター
なのです。
他の果樹でも花が綺麗かどうかは気になります(イチジク以外)。
幹の途中の白いものは軍手です、支柱で目を突かないように
付けました。
カベルネ・フランはカベルネ・ソーヴィニヨンの交配親で
ボルドーの有名な品種です。
樹高は接木苗を植えて1年で95cmで、まあまあの出来です。
最初の一年は主枝と、もしもの場合主幹にする予備の枝の
2本を伸ばします。
ダドレア・ブリトニーの夏越しは、遮光をした状態で断水をして強制休眠させます。
これは高温多湿の夏が苦手な仙女盃の根が夏バテをする為で、普通に水遣りを続けると水を吸い上げることが出来ないので鉢の中が高温多湿になり根腐れするからです。
でも、この方法だと株がかなり消耗します。
葉の厚みが無くなり、下葉から枯れてきます。
そこで今年は、カラカラに乾いてから何日か待って、根に湿り気を与える程度(100mlぐらい)の潅水をしました。
自然にすぐに蒸発する程度の水遣りです。
リスクはありますが、そのお陰か今年は去年より元気に夏越しをしています。
害虫予防には根元に殺虫剤の粒剤を撒いています。
8月に入ってから今年2回目の新芽が出てきています。
去年と同じく葉焼けをしてきました。
2年目ではまだ根の張りが充分ではないらしく、水揚げが悪いときに夏の強光線に当たることが原因のようです。
2回目の新芽は先が蒸れて枯れている状態で出てきています。
この様な切苗では成長点が樹高よりも下に10ぐらい奥まった状態になっている為蒸れてしまうようです。
流通している苗の中には、生長点の位置まで上端を切り詰めている物がありますが、蒸れ対策には有効かもしれません。
栽培2年目でも、まだ樹高の成長はマイナスです。
一年に3cm伸びるとしてもプラスに転じるのは早くて3年後です。
モミジもカエデも基本的には同じ種(palmatum)です、その中で変種に分類されています。
ですが、中にはカエデといっても違う種があります。
写真は実生3年目です、下の大きな葉は葉刈りをしなかったもの、上の小さな葉は葉刈りをした後に出てきた葉です。
葉刈りをするとこの様な小さな枝葉になり大木感を出すことが出来ます。
作業は5~6月に展葉した大きな葉の葉柄の途中をハサミで切ります(手でむしり取ると腋芽を傷めるのでダメです)小さな葉は残します。
そうすると木が落葉したものと勘違いし脇芽から再び芽吹きます、このときに出てくる枝葉は春に出たものより小さくなる性質があります。
葉刈りをすることによって1年で2年分の芽吹きをさせる事ができ、より枝を細かくすることが出来ます。
写真の木は葉焼けをしてしまっていますが、紅葉を楽しみたい方は夏の間は遮光して盆栽の葉をを保護してください、乾燥にも注意です。
Tillandsia tectorum ‘Small form’
直径15cm程の株です。
長い間育てていますが、大型になる気配がありません。
買った時からはずっと綺麗になりましたが、成長がとても遅いです。
肥料をほぼ与えていないのも一因かも知れません。
普通の園芸植物では適切に肥料を与えないと育たなかったり、品種の特性が発揮されなかったりします。
ですが、チランジアでは必ずしも肥料を与える必要はありません、少なくとも枯れることは無いようです。
でも、やはり肥料を与えた方が育ちがいいようです。
液肥を規定量よりもはるかに薄めて与えますが、与えすぎるとトリコームに藻類が発生し緑がかって観賞価値を損ねたり、徒長して病害虫に弱い個体になってしまいます。
よくお店でより大きなpseudobaileyi(ベイレイに似ているの意)がベイレイとして売られていますが、高さが10cm程の小さなこちらが本物のチランジア・ベイレイです。
Tillandsiaは栽培環境が適切だと根を出してきます。
チランジアを栽培していると意外とこの発根がうれしいです。
ここが気に入ってくれたんだ~と思えるからです。
チランジアの根の役割は殆どが着生目的ですが、少しですが水も吸い上げます。
種によっては意外とこの根からの給水が重要になるものもあります。
そういった種はミズゴケやバーク,軽石などで鉢植えにすると良く育ちます。
でも植え込み材料が濡れたままだとチランジアが腐りやすいので、普通の植物の様に鉢には直接潅水しません。
植物を伝った水分の湿りだけで充分です。
以前ブログに書いた3頭立てのテクトラムを腐らせてしまいました。
写真の個体は唯一生き残った3頭のうち1頭です。
今年の春先は戸外に移動させるのが遅く、出窓で管理をしていたのですが、水遣りをした翌日に春の強い日光が当たり、成長点が蒸れたようです。
春の日差しは急激に強くなるので注意が必要でした。
しかも風通りのない出窓では水遣りも、軽くしておくべきでした。
成長点が蒸れると、茶色がかってトリコームの少ない新芽が出てきます。腐ってしまった合図です。
急いで株分けをしましたが以前の様な姿を見せてくれるのは何年後でしょうか・・・。
写真は固定と湿度確保のために軽石で植えてあります、用土には水を遣りません。
テクトラム本体に霧吹きで水をあげるのみで、そのときに軽石が湿り湿度を供給してくれます。
ヘレボラス・チベタヌスが完全に休眠しました。
個人的には、よくこんなに暑いのに寝れるな~って感じです。
チベタヌスは中国原産の夏眠性のクリスマスローズの原種の一つです。
亜高山地帯に生育するので、休眠期の夏の高温が苦手で、オリエンタルハイブリッドに比べ栽培は難しいです。
来春開花するのをご紹介できる自信はありません。
冬から春に出回るポット苗は、畑からの地掘り品を仮植えしたものが多く、蕾は付いていても根が傷んでいることから開花に至らない事が多いです。
そういった苗は当年の開花はあきらめて来年開花させるための苗と思って購入すると、がっかりすることも少ないです。
写真は土に日が当たり地温上昇するのと乾燥防止の為、スナゴケでマルチングをしましたが効果があったかは不明です。
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