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2009年3月

2009年3月30日 (月)

松茸だったらいいのに・・・

Img_1773_1_1        謎の物体が出現

ダイオウショウ(Pinus palustris)の根元に

謎の菌類の子実体が姿を現しました。

ふつう、松は根に共生菌を持っています。

痩せた土地に生育する松は、その菌根菌

から窒素などの肥料分や水分の供給を受け、

菌根菌には松が葉で作る糖分を分けています。

写真の大王松も植替えの為鉢から抜くと、根の

まわりが菌糸で一面真っ白でした。

これだけ共生菌がいるということは、肥料を

あげていなかった結果だと思います。

でも菌根菌には根を守る働きもあり、この方法で

栽培すると松はとても丈夫に育ちます。

Img_1774_1_1        Pinus palustris

今日の大王松の様子です。

そろそろ新芽が伸びてきそうです、今年は

側枝を出さずにまっすぐ一本のまま大きく

しようと思っています。

樹高は葉の先までで85cmです。

2009年3月28日 (土)

Narcissus requienii

Img_1770_1_1                 Narcissus requienii

N.requienii(レクイエニー・レクイエニイー)が

開花しました。

ルピコラの方は残念ながら咲きませんでした。

花径は約1.5cmで、近づくといい香りがします。

葉が寝てしまいます、自生地の写真では葉が真っ直ぐ

に立っているのですが・・・個体差でしょうか。

園芸品種をミニチュアにしたような原種のスイセン

が好きです。

写真で見ると大きく感じますが、実際はとても

小さいです。

今年から原種スイセンの培養土を普通の草花用に

変更しました。

どうも山野草用の培養土では球根の生育が遅い

ようです。

2009年3月27日 (金)

Cyclamen pseudibericum f. roseum

Img_1768_1_1                Cyclamen pseudibericum f. roseum

C.pseudibericum(スーダベリカム・プセウドベリカム)

の変種のロゼウムの花です。

もう少し濃い色の花が咲くと期待していましたが、淡い

ピンク色でした。

でも花の形が綺麗なのでお気に入りです。

シクラメン・スーダベリカムでは色の薄い個体だと

思います。

花は大きく高さが2cm程で、花と草姿のバランスが

とてもいい種です。

耐寒性もありC.coumの後に咲く小アジア原産の

春咲き原種シクラメンです。

追記 この変種は色が薄いそうです。

2009年3月25日 (水)

イワヒバを飾ってみました

Img_1766_1_1        Selaginella tamariscina `Sakae jisi'

一見すると何の植物だろう?と思われそうですが

巻柏の‘栄獅子’です。

黒く貫入の入る白磁の鉢に植えてみました。

今回は純和風にまとめてみましたが、洋風に

アレンジしてもOKです。

垂れる葉が不思議な姿です。

古典園芸や伝統園芸の分野も気軽に楽しめば

観葉植物として面白い植物がたくさんあります。

売られている観葉植物に飽きたら、ぜひ試して

下さい。

2009年3月21日 (土)

ヤブツバキの咲く季節

Img_1765_1_1         Camellia japonica

ヤブ椿の盆栽です。

まだ完全に花は開いていませんが、

赤い花色が常緑の葉に映えます。

照葉樹林を形成する樹木です。

元々は大きな木で祖父が大切にしていましたが

宅地造成で伐採されることになり、残す為に挿木

したものです。

10本以上挿木しましたが2本しか成功せず、1本は

大きく育てるつもりで、もう一つは写真の盆栽にしました。

藪椿は花の蜜が多く、花から滴り落ちます。

大きな木だった頃、この花が枝いっぱいに咲く姿は壮観でした、

もう見ることは出来ません。

相続税などで土地が売られ、大きな庭の立派な木が

切られてゆくのを目にします。

このままでは日本に銘木が育たないのではと思います。

2009年3月20日 (金)

フタバアオイの双葉って

Img_1753_1_1       Asarum caulescens

葉も開いてきていて、葉に隠れるようにに花が咲いて

います。

caulescensの種名のとおり茎が伸び2本の葉柄を出し

葉をつけます。

葉の表面には短い毛が生えています。

種は夏ごろに地面に落ちます。

12月には種から根を出し、春(3月頃)になってから

地上に双葉を出してきます。

Img_1754_1_1         Asarum         caulescens

写真は双葉葵の双葉です。(葉は長さ約1cm)

種の殻は地中に脱ぎ捨てて芽を出します。

2009年3月18日 (水)

春が来て、カレックスが伸び始めました。

Img_1751_1_1        Carex testacea

12月中に株元から10cmで剪定すると、3月に入る頃から

写真のように新芽が伸びてきます。

秋にはオレンジ色になる葉色も新芽は鮮やかな緑色

です。

草丈は現在20cmです。

カレックス・テスタセアは少し過湿に弱いですが地植えに

すると手間がかからず丈夫です。

剪定をしないと株の外側にしか新芽が出ず、去年からの

葉も痛み美観を損ねます。

2009年3月17日 (火)

エケベリア・ラズベリーアイス っておいしそう

Img_1747_1_1       Echeveria cv`Raspberry Ice'

冷たくて、甘みの中に酸味とほのかな野生の香を

味わえそうな名前ですが、食べたらまずいと思います。

寒い時期に色付き、バニラアイスにキイチゴを混ぜた

ような色になります。

食べる人はいないと思いますが・・・。

ちなみに多肉植物の烏羽玉(Lophophora williamsii)

は食べると‘五彩の夢’を見るそうです、かなり

ヤバそうです。

2009年3月13日 (金)

チランジア・テクトラムの栽培は・・・

Img_1739_1_1        Tillandsia tectorum

一口にテクトラムと言ってもTillandsia tectorumには

多くの亜種が存在します。

その為、実際に見て買わないと自分のイメージと異なる

事が多いエアープランツです。

写真の個体は直径が約16cmの中型種で、葉の密度が

高く全体的に丸く育ちます。

一方下の写真は大型種に近いものです。

Img_1743_1_1         Tillandsia tectorum

同じ位の距離から撮影しましたが、葉の密度が低いこと

が分かります。

テクトラムの育て方のポイントは水分管理です。

ペルーからエクアドルにかけて高地に自生しています。

長く密生したトリコーム(鱗片)で、海流からもたらされる

湿った風が高地に昇り霧となったものを捕まえて水分の

供給を受けています。

上の写真の個体は去年春、屋外に移すときの環境の

変化で乾燥させてしまい葉先が枯れこんで丸まって

しまいました。(中心部の葉はその後に生育した部分

で葉先まで真っ直ぐです)

チランジアは葉の生え変わりが遅いのでダメージの

痕跡が何年も残り、下手をすると今の姿をあきらめ子株が

成長するまで待つことにもなります。

乾燥に強く、栽培が簡単と紹介されているテクトラム

ですが綺麗に育てようとすると意外と難しいです。

2009年3月 8日 (日)

アロエ・プリカチリスに蕾

Img_1746_1_1       Aloe plicatilis

英名:Fan aloe     和名:乙女の舞扇

南アフリカに自生する木立アロエ

中心部から花茎が伸びてきています。

オレンジ色 黄色 黄緑色のグラデーションの花を

咲かせるそうです。

樹高は約40cmで株元は木になっています。

Img_1749_1_1       Aloe plicatilis

今年は暖冬でしたので屋外で冬越ししました。

耐寒性は強い方で、雪・霜・凍結に注意すれば

0℃近くまで耐えられます。

高温期に雨に当てると腐ってしまうことがあります。       

2009年3月 4日 (水)

いわひば 栄獅子 で~す。

Img_1741_1_1_2        Selaginella tamariscina‘Sakaejisi’

イワゴケ,イワマツ,岩松,巻柏,岩檜葉 と様々な

別名や表記の仕方があります。

以前、乾燥した姿を掲載しました、これが本来の

姿です。

遮光をしないで日光に良く当てることで葉が垂れてきて

この品種の特性が出ます。

大きくなると愛知万博のマスコットの‘モリゾー’の様な

姿になります。

イワヒバは水をあげなくても自然の降雨さえあれば

枯れることはありません。

乾燥して葉を丸めている姿もおもしろいです。

2009年3月 3日 (火)

フユサンゴですか?

Dsc00820_1_1     Solanum pseudo-capsicum(S.singuliflorum)?

英名:Jerusalem Cherry ナス科

和名:フユサンゴ タマサンゴ リュウノタマ

最近冬になると出回るものですが、どうもフユサンゴ

とは別物のようです。

‘玉柳’とかいう名前で売られていますが、実が白色から

橙色に色付きます。

これに対しフユサンゴは緑色から橙色に色が変わります。

別種なのでしょうか、それとも園芸品種なのでしょうか?

正体は不明ですが、実の成る植物を見ていると何か

安心します。

フユサンゴは暖地では屋外で越冬します。

2009年3月 2日 (月)

松葉蘭 水昌楽

Img_1737_1_1      Psilotum nudum `Suisyouraku'

マツバラン‘水昌楽’です。

軸や実(胞子嚢)が飴のように半透明で、

軸が赤みを帯びます。

全体的に優しい感じがあります。

伝統的な鉢に植えなくても、もっとラフな鉢や

白い釉薬のものに植えるだけで室内の飾りに

ふさわしくなります。

2009年3月 1日 (日)

チベタヌス 結構期待してるんだけど

Img_1742_1_1        Helleborus thibetanus

ヘレボラス・チベタヌスの芽です。

2つとも直径7mm 高さ14mmぐらいで、脇に約2mm

の芽がそれぞれ1つ付いています。

買った時は葉が付いている状態でしたので、この段階から

は育てた事がありません。

順調なのかどうか・・・。

今、園芸店では花の咲いている株が販売されていますし、

その園芸店が育てたであろう株も咲いていました。

以前より芽は大きくなっていますが、このまま腐ってしまう

可能性もあります。

どんな高山植物も最高気温25℃位までは耐えてくれるので

期待しているんですけど・・・。

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