チランジア・テクトラムの栽培は・・・
一口にテクトラムと言ってもTillandsia tectorumには
多くの亜種が存在します。
その為、実際に見て買わないと自分のイメージと異なる
事が多いエアープランツです。
写真の個体は直径が約16cmの中型種で、葉の密度が
高く全体的に丸く育ちます。
一方下の写真は大型種に近いものです。
同じ位の距離から撮影しましたが、葉の密度が低いこと
が分かります。
テクトラムの育て方のポイントは水分管理です。
ペルーからエクアドルにかけて高地に自生しています。
長く密生したトリコーム(鱗片)で、海流からもたらされる
湿った風が高地に昇り霧となったものを捕まえて水分の
供給を受けています。
上の写真の個体は去年春、屋外に移すときの環境の
変化で乾燥させてしまい葉先が枯れこんで丸まって
しまいました。(中心部の葉はその後に生育した部分
で葉先まで真っ直ぐです)
チランジアは葉の生え変わりが遅いのでダメージの
痕跡が何年も残り、下手をすると今の姿をあきらめ子株が
成長するまで待つことにもなります。
乾燥に強く、栽培が簡単と紹介されているテクトラム
ですが綺麗に育てようとすると意外と難しいです。
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