« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »
買って間もないチランジア・パラエンシス。
ブラジル産が主ですが、この個体はペルー産
フォームだそうです。
どこが違うのかは不明ですが、少し葉の表面の
トリコームがより白いような・・・。
短い栽培経験から気づいた栽培のポイントを書きます。
・チランジアのくせに乾燥に弱い(着生させて栽培
したところ葉が乾燥して薄くなり、しおれてきた)。
・水遣りは毎日(もうこうなったら殆どチランジアの
栽培法ではないですが、水が好きなようです。
今は軽石で植え込んで潅水はジョウロで頭から
かけていますが不思議と腐りません。※普通の
チランジアでは腐る恐れがあります)
以上、かなり栽培方法にクセがあるようです(屋外で
雨除けをした風通しの良い場所での栽培方法です)。
Den.amabileの葉の上のアマガエルです。
夏の間、デンドロビウム・アマビレは植物体
を冷やすのと新芽の葉がくっつかないように
頭上潅水します(ランの水は必ず汲み置きして
常温にした水を用います)。
今日も水を遣ったのですが、逃げるどころか
水浴びをした上に飲んでいました。
庭の蛾を食べてくると助かるのですが・・・。
デンドロビウム・アマビレの成長中のバルブです。
2本の新芽が写っています。
バルブの生育は急速で7~8月の夏の2ヶ月間で
高さが60cmぐらいになります。
とても雨の多いベトナムの山岳地が自生地なので
葉は水を流しやすい形になっています。
Callista(カリスタ)節に分類されるデンドロビウムで
長い直立するバルブの上のほうに葉を数枚付け、
葉の付け根から花序をつけます。
写真の大きな方のバルブは葉が6枚なので、6個
の花序をつけます。
1本のバルブからは1年に1~2箇所から花序を
つけるので、セッコク等と違い何年も楽しめます。
ベトナムの蘭で、種名は「愛らしい」という意味です。
ディエラマ・プルケリウム
左がローズ色、右がライトピンク色の
花が咲くそうです。
よく育ってはいるのですが花が咲きません。
3号ポットの苗を買った最初の年は咲きません、
まぐれで咲く事はありましたが花が咲くのは
2年目以降です。
写真の株は2年目です。
株は増えているので根はダメになっていないので、
栄養が足りないんだと思い肥料を施しました。
施肥のタイミングは開花前の4月と、株の充実の
為の秋です。
原種なので、肥料は控えめにするのがポイントです。
これからは地中の害虫に要注意です、秋から春まで
根や球根を食害されます。
気難しい植物ですが、咲いた時の「天使の釣竿」は
苦労しても見る価値ありです。
Tillandsia straminea `American selection'
T.straminea `USA'と同じ個体かもしれません。
茎が伸びるタイプのチランジア・ストラミネアです。
写真の個体は花茎が枯れて2つに分枝しています。
花序は出てきましたが、花は咲きませんでした。
よく咲くイオナンタは別としてチランジアの花は
開花に至らないことがよくあります。
花を咲かせても種が出来ないか、種から子株が
生育しない環境だと無駄な開花で体力を使わないで
個体維持を最優先にするといった合理的判断が
働くのでしょう。
チランジアの銀葉種は厳しい環境で生育している
ものが多いですから。
垂れ下がるように栽培すれば、頭をもたげる様に
生育する姿がGoodです。
季節の先取りしすぎでしょうか。
*1 コスモス(cosmos)とは「(秩序と調和の現われ
としての)宇宙」を意味するそうです。
ちなみに対義語はカオス(chaos)。
‘コスモス’の名前がもし‘ユニバース’だったら
興ざめです。
366回更新したので「うるう年」でも年間連載可能です。
地球は、その種類の多さと繁栄で昆虫の惑星と
いわれていますが、それをいうなら本当は植物の
惑星です。
ガガーリンが宇宙からみて「地球は青かった」と言った
のは物理的な‘もの’の見方で、生命という観点に立つと
むしろ「地球は緑だった」と言って欲しかったような・・・?
出典 *1 研究社 第5版 新英和中辞典
この花です。
花の名前は調べれば簡単に判明しますが
謎のままにしておいて下さい。
今回で365回更新しました、丸2年ブログを
書いているので2日に1度更新した事になります。
年間連載も可能です。
この花ですが育てるのが難しいです。
休眠期に腐るか、生きていても翌年は衰弱した
状態でダメになってゆきます。
なので栽培することを諦めました、設備も無いので。
まさに‘高嶺の花’です。
人間が、その植物本来の自生地と異なる環境で
育てられるのは、植物自体に環境適応能力がある
からです。
その適応能力が高ければ育てやすい植物という
事になりますし、低いと育てるのが難しい植物という
事になります。
一般に高山植物のように限られた場所にのみ生育
している植物は難しく、自生地が広範に渡る植物(例
えば雑草など)ほど簡単です。
この花はごく限られた地域にのみ咲く花だそうです。
ダドレア・ブリトニー
奇跡の一枚です、白いです!
白いのは太陽光を反射する為だと思います。
自生地のバハ・カリフォルニアは、そうでもしない限り
葉焼けしてしまう程の強烈な直射日光が真上から
降りそそぐのでしょう。
そんな環境に育つため、高温にはEcheveria laui
(エケベリア・ラウイ)と同じく強いのですが多湿が
苦手なので、高温多湿な日本の夏は用土を乾燥気味
に管理するなど注意が必要です。
触ると簡単に落ちてしまう白粉ですが、不思議な
ことに葉同士が密生した中心部の新葉でさえ
お互いが触れて白粉が取れる事はありません。
葉の表面の白い粉は水を弾きすぐに簡単には
落ちる事は無いのですが、一滴でも長く葉の上に
あれば台無しになってしまいます。
葉の枯れこむ症状が止まりました。
原因は不明ですが、日光が不足していたのかも
しれません。
日当たりのいい場所に移しました。
ラウィは基本的には風通しと強光線を好みますが、
高温多湿を嫌うので真夏は遮光をして乾燥気味に
管理します。
8月は 殆んど水を遣らないほうが安全です。
あと、触られるのを極度に嫌います。
ラウイの学名ですが、インターネット検索のヒット数
から‘I’は1つが正しいようです(○laui ×lauii)。
ラウイの子株?です。
根元から出てきました、花芽だと中心部から
出てくるはずなので、たぶん子株です。
子株だとすると珍しい増え方です。
性質も育て方もエケベリアとダドレアの中間の
ような変な存在です。
写真の株は直径10cm
チランジア・ヴィレッセンスです。
メタセコイアの球果(直径1.5cm)に飾ってみました。
大きさは反対側の葉先まで2.5cm、全高は5cmで、
とてもとても小さいです。
チランジアは日本の住宅事情に適した植物です。
・少しの栽培場所があれば庭が必要ない。
・成長が遅い(意外なことに利点です)。
・そんなに大きくならない種類が多い。
・日本には元々盆栽や床の間に飾れる古典園芸など
小さな植物を愛でる園芸文化が土壌としてある。
・生け花や茶の湯などで培われた、室内に植物を
飾る文化がチランジアを飾るのにマッチしている。
・意外と‘侘び寂び’を感じられる。
・厳しい環境に生育する種類の形は‘禅’に通じる。
以上適当なことを書きましたが、
栽培だけでなく、飾ることも出来ればチランジアの上級
者です。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
最近のコメント