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2009年8月

2009年8月31日 (月)

シクラメン の植替え

Img_2089_1_1          Cyclamen

原種シクラメンを植替えしました。

もうすでに地下で芽が動いていました。

植替えは7~8月の休眠期に行います。

植替えの注意点は根を傷めないことです、根鉢を

崩さないように一回り大きな鉢に植え替えます。

地上部に葉が無い時期も、直射日光と雨を避けた

場所に移し、乾燥し過ぎないように水を与えると根が

枯れず生育が順調です(水は控えめにしないと球根が

腐ります、種類により完全に乾かす方がいいものも

あります)。

園芸品種のシクラメンは完全に乾かす方が安全です。

(植替えた種:C.cilicium, C.coum, C.pseudibericum)

芽が出てきたら日光に当てます。

2009年8月27日 (木)

ラン と カエル と時々 T.paraensis

Img_2086_1_1                    Tillandsia paraensis

買って間もないチランジア・パラエンシス。

ブラジル産が主ですが、この個体はペルー産

フォームだそうです。

どこが違うのかは不明ですが、少し葉の表面の

トリコームがより白いような・・・。

短い栽培経験から気づいた栽培のポイントを書きます。

・チランジアのくせに乾燥に弱い(着生させて栽培

 したところ葉が乾燥して薄くなり、しおれてきた)。

・水遣りは毎日(もうこうなったら殆どチランジアの

 栽培法ではないですが、水が好きなようです。

 今は軽石で植え込んで潅水はジョウロで頭から

 かけていますが不思議と腐りません。※普通の

 チランジアでは腐る恐れがあります)

以上、かなり栽培方法にクセがあるようです(屋外で

雨除けをした風通しの良い場所での栽培方法です)。

Img_2085_1_1

Den.amabileの葉の上のアマガエルです。

夏の間、デンドロビウム・アマビレは植物体

を冷やすのと新芽の葉がくっつかないように

頭上潅水します(ランの水は必ず汲み置きして

常温にした水を用います)。

今日も水を遣ったのですが、逃げるどころか

水浴びをした上に飲んでいました。

庭の蛾を食べてくると助かるのですが・・・。

2009年8月25日 (火)

Den.amabile の新芽

Img_2084_1_1         Dendrobium amabile

デンドロビウム・アマビレの成長中のバルブです。

2本の新芽が写っています。

バルブの生育は急速で7~8月の夏の2ヶ月間で

高さが60cmぐらいになります。

とても雨の多いベトナムの山岳地が自生地なので

葉は水を流しやすい形になっています。

Callista(カリスタ)節に分類されるデンドロビウムで

長い直立するバルブの上のほうに葉を数枚付け、

葉の付け根から花序をつけます。

写真の大きな方のバルブは葉が6枚なので、6個

の花序をつけます。

1本のバルブからは1年に1~2箇所から花序を

つけるので、セッコク等と違い何年も楽しめます。

ベトナムの蘭で、種名は「愛らしい」という意味です。

2009年8月24日 (月)

咲かない ディエラマ 咲かない

Img_2083_1_1          Dierama pulcherrimum

ディエラマ・プルケリウム

左がローズ色、右がライトピンク色の

花が咲くそうです。

よく育ってはいるのですが花が咲きません。

3号ポットの苗を買った最初の年は咲きません、

まぐれで咲く事はありましたが花が咲くのは

2年目以降です。

写真の株は2年目です。

株は増えているので根はダメになっていないので、

栄養が足りないんだと思い肥料を施しました。

施肥のタイミングは開花前の4月と、株の充実の

為の秋です。

原種なので、肥料は控えめにするのがポイントです。

これからは地中の害虫に要注意です、秋から春まで

根や球根を食害されます。

気難しい植物ですが、咲いた時の「天使の釣竿」は

苦労しても見る価値ありです。

2009年8月23日 (日)

イチョウ の 盆栽

Img_2081_1_1                   Ginkgo biloba

銀杏の盆栽です。

実生4年目位でしょうか。

強い日光で葉焼けしていたり、黄色っぽくなって

いますが・・・遮光しないと。

紅葉を楽しむ盆栽は狭い鉢の限られた土壌な為

根を充分に張ることが出来ず、水切れしやすいですし、

熱で根が傷みやすいです。

なので、夏は日光を加減して葉焼けを防がないと秋に

綺麗な紅葉を見ることが出来なくなります。

秋になり涼しくなったらよく日に当てるようにします。

剪定は落葉期に枝を外芽の上で切り詰めます。

2009年8月22日 (土)

T.straminea `American selection'

Img_2076_1_1                  Tillandsia straminea `American selection'

T.straminea `USA'と同じ個体かもしれません。

茎が伸びるタイプのチランジア・ストラミネアです。

写真の個体は花茎が枯れて2つに分枝しています。

花序は出てきましたが、花は咲きませんでした。

よく咲くイオナンタは別としてチランジアの花は

開花に至らないことがよくあります。

花を咲かせても種が出来ないか、種から子株が

生育しない環境だと無駄な開花で体力を使わないで

個体維持を最優先にするといった合理的判断が

働くのでしょう。

チランジアの銀葉種は厳しい環境で生育している

ものが多いですから。

垂れ下がるように栽培すれば、頭をもたげる様に

生育する姿がGoodです。

2009年8月20日 (木)

フタバアオイ の実生苗

Img_2072_1_1          Asarum caulescens

双葉葵の実生1年目の苗です。

もう双葉は枯れて本葉になっています。

根元の方はすでに匍匐茎のように太くなっていて、

本葉の葉柄の付け根には来年の芽もあります。

Img_2073_1_1         Asarum caulescens

種名のカウレッセンスは「有茎の」という意味で、

フタバアオイが匍匐する茎を持っていることに

由来します。

実生で育てると葉にも個性があるので、きれいな

葉のものを選抜してみます。

種を採った親株の葉はすでに枯れていますが、

実生苗の葉はまだ健在です。

ちょっと隣のベビーティアーズに侵食され気味です。

2009年8月18日 (火)

ブログ366回目更新 宇宙でコスモス

Img_1546_1_1            Cosmos cv.

季節の先取りしすぎでしょうか。

*1 コスモス(cosmos)とは「(秩序と調和の現われ

としての)宇宙」を意味するそうです。

ちなみに対義語はカオス(chaos)。

‘コスモス’の名前がもし‘ユニバース’だったら

興ざめです。

 366回更新したので「うるう年」でも年間連載可能です。

 地球は、その種類の多さと繁栄で昆虫の惑星と

いわれていますが、それをいうなら本当は植物の

惑星です。

ガガーリンが宇宙からみて「地球は青かった」と言った

のは物理的な‘もの’の見方で、生命という観点に立つと

むしろ「地球は緑だった」と言って欲しかったような・・・?

出典 *1 研究社 第5版 新英和中辞典

2009年8月16日 (日)

ブログ365回更新記念 世界で一番好きな花

Img_1340_1_1

この花です。

花の名前は調べれば簡単に判明しますが

謎のままにしておいて下さい。

 今回で365回更新しました、丸2年ブログを

書いているので2日に1度更新した事になります。

年間連載も可能です。

 この花ですが育てるのが難しいです。

休眠期に腐るか、生きていても翌年は衰弱した

状態でダメになってゆきます。

なので栽培することを諦めました、設備も無いので。

まさに‘高嶺の花’です。

Img_1339_1_1

人間が、その植物本来の自生地と異なる環境で

育てられるのは、植物自体に環境適応能力がある

からです。

その適応能力が高ければ育てやすい植物という

事になりますし、低いと育てるのが難しい植物という

事になります。

一般に高山植物のように限られた場所にのみ生育

している植物は難しく、自生地が広範に渡る植物(例

えば雑草など)ほど簡単です。

この花はごく限られた地域にのみ咲く花だそうです。

2009年8月15日 (土)

松 の 実生 と 落葉

Img_2071_1_1          Pinus sp. (seedling)

松の実生1年苗です。

早春に種を蒔いたものですが、10cmぐらい

の高さがあります。

種をとった親松は三葉松です。

‘白松’か‘独鈷松’か詳しいことは判りませんが、

短梢から葉が3本束ねた形をしています。

Img_2070_1_1          Pinus palustris

大王松の去年の葉が黄色くなってきました。

新しい葉が伸びてきた今頃が落葉時期です。

これぐらい黄色くなれば手で簡単に取れます。

去年の葉は今年の葉と入れ替わりに、全て

落葉します。

まだ緑色の去年の葉も‘もみあげ’の要領で

一本ずつ手で簡単に引き抜くことが出来ます、

落ち葉が散らばるのが嫌な人にお勧めの

方法です。

2009年8月14日 (金)

徒長する多肉たち

Img_2069_1_1

暖地で育てていると、どうしても徒長します。

春から梅雨の頃の水遣りが一番難しく、

油断して水をあげ過ぎるとすぐに間延び

してしまいます。

増殖目的にわざと徒長させることはありますが、

間延びした多肉植物は観賞価値が大きく

損なわれます。

今は断水して強制的に休眠させています。

種類によりますが、多肉植物の根は1ヶ月ほど

乾燥した状態でも全く平気で枯れません。

ダドレアは木なのでエケベリアのように徒長

はしません。

2009年8月12日 (水)

ラベンダーも銀色

Img_2064_1_1                 Lavandula angustifolia `Royal Pot'

ラベンダー‘ロイヤルポット’

梅雨の日照不足で徒長もせず元気に

育っています。

気温が低かったのも生育にプラスでした。

今年、3回目の夏を越します。

暖地で育てると害虫がよく付くので、根元に

殺虫剤の粒剤を撒いておきます(ハーブとして

利用する時期は使えません)。

葉の銀色が綺麗な季節です。

涼しい北海道を思いながら大阪の暑い夏を

過ごしています。

2009年8月11日 (火)

チランジアに惹かれる理由

一言で表現するならば

「フロンティア スピリット」

銀葉種とよばれるチランジアのグループが

好きな理由です。

緑葉種は結構恵まれている環境に育っている

ものが多いです。

植物の歴史は水との距離を広げる歴史でした。

最初は水の中で育まれ、オゾン層が出来てからは

水上に顔を出し、やがて湿地帯に広がり・・・。

現在、一番‘水’から離れているのがチランジアと

サボテンではないでしょうか。

大地から水の吸収をあまり期待できない生育環境では、

チランジアはトリコームで霧から水を集めます。

Img_2019_1_1        Tillandsia tectorum

チランジア・テクトラムは長いトリコームで

発生する霧から水を得る代表種です。

2009年8月10日 (月)

仙女盃が白い

Img_2063_1_1         Dudleya brittonii

ダドレア・ブリトニー

奇跡の一枚です、白いです!

 白いのは太陽光を反射する為だと思います。

自生地のバハ・カリフォルニアは、そうでもしない限り

葉焼けしてしまう程の強烈な直射日光が真上から

降りそそぐのでしょう。

そんな環境に育つため、高温にはEcheveria laui

(エケベリア・ラウイ)と同じく強いのですが多湿が

苦手なので、高温多湿な日本の夏は用土を乾燥気味

に管理するなど注意が必要です。

 触ると簡単に落ちてしまう白粉ですが、不思議な

ことに葉同士が密生した中心部の新葉でさえ

お互いが触れて白粉が取れる事はありません。

葉の表面の白い粉は水を弾きすぐに簡単には

落ちる事は無いのですが、一滴でも長く葉の上に

あれば台無しになってしまいます。

 

2009年8月 8日 (土)

エケベリア・ラウイ が復活しました。&子株

Img_2061_1_1           Echeveria laui

葉の枯れこむ症状が止まりました。

原因は不明ですが、日光が不足していたのかも

しれません。

日当たりのいい場所に移しました。

ラウィは基本的には風通しと強光線を好みますが、

高温多湿を嫌うので真夏は遮光をして乾燥気味に

管理します。

8月は 殆んど水を遣らないほうが安全です。

あと、触られるのを極度に嫌います。

ラウイの学名ですが、インターネット検索のヒット数

から‘I’は1つが正しいようです(○laui ×lauii)。

Img_2062_1_1                   Echeveria laui

ラウイの子株?です。

根元から出てきました、花芽だと中心部から

出てくるはずなので、たぶん子株です。

子株だとすると珍しい増え方です。

性質も育て方もエケベリアとダドレアの中間の

ような変な存在です。

写真の株は直径10cm

2009年8月 7日 (金)

エアープランツって・・・2 T.loliacea

‘チランジアを飼う’?

エアープランツが入ったストラップがあるそうです。

いつでも どこでも いっしょ。

ペット感覚で自然を持ち運べるのはいいのですが、

そのうち自分で栽培しているチランジアのことを

「うちの子は」とか言い出しそうで・・・。

あげく服まで着せそうな・・・お風呂に一緒に入る

のはどうかと・・・(特に高山性種にはキツイと思います)。

Img_2026_1_1         Tillandsia loliacea

チランジア・ロリアセアです。

花が咲き実が付きやすいです。

写真のロリアセアの右下には実生から育った

子株が何個か写っています。

大きさは高さが2cm位です。

 

2009年8月 5日 (水)

T.virescens  と チランジアのススメ

Img_2047_1_1         Tillandsia virescens

チランジア・ヴィレッセンスです。

メタセコイアの球果(直径1.5cm)に飾ってみました。

大きさは反対側の葉先まで2.5cm、全高は5cmで、

とてもとても小さいです。

 チランジアは日本の住宅事情に適した植物です。

・少しの栽培場所があれば庭が必要ない。

・成長が遅い(意外なことに利点です)。

・そんなに大きくならない種類が多い。

・日本には元々盆栽や床の間に飾れる古典園芸など

 小さな植物を愛でる園芸文化が土壌としてある。

・生け花や茶の湯などで培われた、室内に植物を

 飾る文化がチランジアを飾るのにマッチしている。

・意外と‘侘び寂び’を感じられる。

・厳しい環境に生育する種類の形は‘禅’に通じる。

以上適当なことを書きましたが、

栽培だけでなく、飾ることも出来ればチランジアの上級

者です。

2009年8月 4日 (火)

C.purpurascens の花

Img_2049_1_1        Cyclamen purpurascens

夏咲きで常緑の原種シクラメンです。

花と同時に新しい葉も展開し、去年の葉が

枯れます。

花は小さく花弁の長さは1.5cmほどでシクラメン

特有の香があります。

2009年8月 2日 (日)

長雨でカレックスが枯れる

Img_2045_1_1          Carex testacea

カレックス・テスタセアです。

せっかく綺麗に茂っていたのに停滞前線の

せいで・・・。

テスタセアはフラゲリフェラ(C.flagellifera)

よりも過湿による根腐れに弱いです。

水はけの良い所に植えればいいのですが、

今年の長雨は異常です。

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