テコフィレア ティコフィレア?の用土
[用土]
使用している用土は「花ごころの 山野草の土」で、
軽石,鹿沼土,バーク,ゼオライトの配合です(肥料分
は入っていません)。
団粒構造が崩れにくく、通気性・排水性の良い用土です。
排水性が良ければ多少水を遣りすぎても腐りません。
バークが少量入っていますが腐葉土やピートモスなどの
腐植質を用土に混ぜないのは、完熟でないと根を
傷めるからです(根は細く多湿状態が長く続くのが苦手です)。
ウイルス病,病害虫予防(発芽のときに芽を傷めると
球根はそのまま腐ってしまいます)の為、清潔な培養土
を使用しますが、テコフィレアは丈夫なので、それほど
用土に慎重になる必要は無いと思います。
[参考・自生地]
自生地はチリのサンチアゴ北部・アンデス山脈近くの
高地で草も疎らにしか生えていない土がむき出しの荒地
で有機質に乏しいようです。
厳しい環境で球根は深く潜っています(栽培では深植え
しません)。
[肥料]
肥料は用土に混ぜ込まない方がいいそうですが、
マグァンプKなどの緩効性の化学肥料であれば
少量混ぜ込んでも大丈夫だと思います。
でも有機肥料は混ぜ込まないで下さい。
Bulbs of Tecophilaea cyanocrocus
一番大きな球根の直径で2cm
[栽培]
テコフィレアは気温が高い時に咲くとすぐに花形が
崩れます、気温が低い間に咲かせて綺麗な花を
長く楽しんでください。
その為のポイント:0℃位までの耐寒性はありますが
霜にあたったり凍結をするとダメなので加温の必要は
ありませんが、フレームなどに保護してあげて厳寒期も
生育が続くようにしてください。
生育期間は10月頃から5月下旬まで。
球根を植える深さは球根の頭から2~3cm。
花後、地上部が無くなったらすぐに堀り上げ、休眠中は
風通しの良い冷暗所に乾燥保存してください。
栽培中は雨除けをした方が水管理が楽です。
以上、関西の平野部での栽培なので参考程度に
ご覧下さい。
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