日本さくらそう の芽分け
Primula sieboldii cv.`Kobore Beni'
さくらそう‘零れ紅’
サクラソウは江戸時代中期頃から続く
伝統園芸植物です。
年に1回植え替えます、植替えの適期は今です。
節分の頃に芽分けを兼ねて植替えをします。
↑鉢から抜いて土を落とし、水洗いした様子です。
右側の黒い部分の根茎と黒い根は枯れているので
取り除きます(手で簡単に取れます)。
↑右が取り除いた根茎と根、中央と左は、去年に
古い根茎から成長した新しい根茎と根です。
黒く腐った部分を取り除いたら自然と2つに分かれ
ました、白い芽が見えます。
↑アップの写真です、2芽あるので分けるときは
根が均等になるように手で優しく根茎を分けます、
カッターを使ってもいいです、(もちろんこのまま植え
ても大丈夫ですが鉢を少し大きくして下さい)。
古典園芸では黒い釉薬の掛かった鉢に大きな芽を
4個、芽の向きを鉢の側面と平行に、次の芽を追い
かける様に植えつけます。
植え付けのポイントはウォータスペースよりも2~3cm
低い位置に土の表面が来るように植えつけます。
これは初夏に芽を保護する為に増し土するためと
開花のときに深く植えることで葉柄が見えず、飾った
ときに綺麗に見えるからです。
« T.テクトラム でこの様なことありませんか。 | トップページ | エケベリア・ラウイ に花芽と脇芽 »
「古典園芸 Japanese traditional horticulture」カテゴリの記事
- 松葉蘭 富嶽の虹 の新芽。(2023.08.30)
- 朝顔`暁の海´(2023.08.02)
- 棕櫚竹`白青殿’ 斑入りのシュロチク(2023.07.15)
- 富貴蘭`大江丸の縞´の花。(2023.07.14)
- 江戸細辛 かんとうかんあおい(2023.05.03)
コメント