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2010年5月

2010年5月31日 (月)

クロカミランの花

Img_2431_1_1             Orchis graminifolia var. kurokamiana

名前は佐賀県にある自生地の黒髪山に由来

します。

南に自生するためかウチョウランよりも暑さに

強いです、開花時期も早いです。

2010年5月30日 (日)

エケベリア・ラウイ

Img_2427_1_1                        Echeveria laui

コンスタントに水を欲しがるエケベリア・ラウイ

です(メキシコ原産)。

大きさは幅10cm。

乾・湿の徹底が大切で、鉢土の中心まで完全に

乾かして、水をあげるときは鉢底穴から出るぐらい

タップリとあげます(今の時期の水遣りは2週間

に1回様子を見ながら与えています)。

乾くのが早いので素焼き鉢での管理が腐りにくく

簡単です。

Img_2428_2_1            Echeveria laui

触ってみたいですけど、触ったら一巻の終わり

です。

2010年5月29日 (土)

盆栽の葉刈り (ケヤキ編)

Img_2423_4_1                Zelkova serrata

5/9に葉刈りをしたケヤキです。

3週間弱で新しい葉が出てきました。

写真では分かりづらいですが、少し茶色を

帯びた小さな葉が葉刈り後に出てきた新芽

です。

2010年5月28日 (金)

ヒューケラ の本領は

Img_2302_1_1           Heuchera `Berry Smoothie'

買ったばかりのヒューケラ‘ベリー・スムージー’

の様子です。

9cmのポット苗でした、こんな見た目では‘ベリー・

スムージー’を知っている人以外はほとんど買わない

と思います。

下は買ってから約一ヵ月後の写真です。

Img_2422_3_1            Heuchera `Berry Smoothie'

同じ品種とは思えないぐらい変わります、これから

もっと鮮やかに赤く色付きます。

 小さなポットに植えられたまま、本来の魅力を

出せず売れ残っている苗を見ていると残念です。

せめて鉢増しでもすればいいのに・・・と思うのですが。

 次の写真は去年の10月に同じ店で買ったツボサンゴ

を一回り大きなポットに植替えて育てたものです。

Img_2421_2_1          Heuchera `Georgia Peach'

4号ポット(12cm)で半年育てたものです、2株

写っています。

この品種も苗では冴えない色をしています。

ヒューケラは一年を通じて色んな表情を見せて

くれます、実際に育ててみないと分かりません。

2010年5月27日 (木)

T.イオナンタ も いろいろ

Img_2418_2_1           Tillandsia ionantha

今回はチランジア・イオナンタ特集です。

上の写真の個体は色も形もスタイリッシュで、

すらりと伸びた葉がチャームポイントです。

Img_2417_1_1                        Tillandsia ionantha

下の写真は葉が肉厚なタイプです。

所々赤く色付いています。

イオナンタは自生範囲・自生高度ともに広く、様々な

形のバリエーションが存在します。

‘var.stricta’のように準高山に自生するものから

‘Fuego’のように低地に自生するものまであります。

性質は丈夫ですが、夏の暑さに少し注意が必要です

(葉焼け防止の為50%の遮光をします)。

同じイオナンタでも‘Fuego’は寒さが苦手です。

風通し良く栽培してあげてください、人間が心地よく

感じるぐらいの風がいいです。

株元の停滞水は腐る原因になります。

Img_2420_1_1           Tillandsia ionantha

最後にもう一枚。

T.イオナンタの魅力はなんといっても色付きの

美しさです。

上の株は花が終わってもまだ赤いです、結構

長く楽しめますよ。

2010年5月26日 (水)

植替え方法って・・・。(鉢植え編)

いつ植替えたらいいの?

基本的な考え方として、いつ植替えても植物に

ダメージを与えることになります。

なのでダメージがあってもいい、ダメージからの

回復が早く見込まれる時期に植え替えをします。

花が咲こうとしているときに植え替えないのは、花を

見る為に1年間育ててきたのにダメージで花がダメ

になる恐れがあるからです。

 植替えには2パターンあります。

①育って鉢が小さくなった・根詰まり・乾くのが早い。

②生育が悪い・様子が変な方向におかしい。

②の場合は根腐れ・根詰まりを含め植物がすでに

ダメージを受けているので、すぐに植替えします。

問題は①の場合で植替え方も異なります。

発根しにくい種類やダメージを最小限にする為には

根鉢を崩さずに鉢増ししますが、用土をうまく合わせ

ないと新しい用土に根が張らなかったり、新しい用土

と根鉢の乾き方に差が出てしまう事があります。

根鉢の下の部分と肩土の部分を少し崩して、根が

新しい用土と馴染みやすくするのが一般的です。

 根を切る場合は必ず地上部も剪定します(盆栽

ではしません)、この方法は新しい根が多く出ること

が期待できます。

 暖地での植替え時期:常緑樹は春先,落葉樹は

秋から春の落葉期,ランは花後、暑さに弱い種は

夏の暑さが終わる9月頃,熱帯花木は暖かくなって

からが基本です。

Img_2415_1_1      Pine roots covered with mycorrhizal fungi

松の共生菌の写真です(根鉢の表面の白いもの

が共生菌です)。

松など菌根菌と共生している植物の植替えの

場合は、必ず菌の付いた根を残すようにします。

松などは白いカビを全部取ると枯れます。

2010年5月25日 (火)

アリス・イン・タイワンランド (台湾八角蓮)

Img_2414_3_1            Podophyllum pleianthum

小さくなって、巨大な葉の下にいるような感覚に

なりませんか?

フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)が

設計したオフィースの天井のような。

Img_2413_2_1            Podophyllum pleianthum

このアングルが好きです。

自然は偉大な造形主、不思議な形の

葉っぱです。

Img_2411_1_1           Podophyllum pleianthum

全ての葉で70×60cmぐらいをカバーしています、

高さは45cm前後。

日陰で栽培すると葉が長持ちします。

2010年5月24日 (月)

雨が降り ディクソニア 

Img_2404_1_1           Dicksonia antarctica

年々良くなってきています。

新しい葉が輝いています。

葉のロゼットの直径は差し渡し2.2mもあります。

Img_2405_2_1           Dicksonia antarctica

去年の葉の上に新しい葉が展開している

ようすです。

今日までに降った雨で、西日本で5月の観測記録

を塗り替えた地点もあるそうです。

ディクソニアにとっては普通の雨でしょうが。

Img_2408_1_1            Dicksonia antarctica

アマガエルも棲んでいます。

2010年5月23日 (日)

昭和錦はドーム状

Img_2400_1_1          Heterotropa nipponica ‘Syowa Nisiki’

細辛‘昭和錦’です。

塊になって葉っぱのドームのようになっています。

葉脈に沿った地模様と深い緑色が綺麗です。

2010年5月21日 (金)

カベルネ・フラン に花が咲きました。とヤマブドウ

Img_2397_1_1         Vitis vinifera ‘Cabernet Franc’

まだ殆どが蕾ですが花が開き始めました。

白い糸くずの様なものがオシベです。

Img_2399_2_1            Vitis coignetiae ‘月山1号’

下の写真はヤマブドウ‘月山1号’の花房です。

花は終わっていますが、雌株なのでオシベが

全くありませんでした。

この2種は開花期が合わないので、‘月山1号’を

‘カベルネ・フラン’の花粉で受粉させる計画は

失敗しました。

ヤマブドウの方がずっと開花期が早いので、山ブドウ

のオス木が成長するまで待つしかないようです。

‘カベルネ・フラン’は自家結実します。

2010年5月20日 (木)

イタリアカサマツ が変身の時

Img_2396_1_1                Pinus pinea

イタリアカサマツ(Stone Pine)   

クリスマスの時期などに青白い幼木がツリー

の代わりに良く売られています。

青白い葉の表面の物質は、まだ小さく根も張って

いない木を乾燥から守っています。

これは幼木のときの姿で、ある程度成長すると

本来の葉が出てきます。

写真の緑色の2枚の葉が短梢についているのが

本来の葉です。

この大きな葉が出てしばらくすると、青白く短い

1本ずつの葉がついている細かい枝は自然に

落ちます。

このあとしばらくは円錐形の樹形で育ちますが、

成木になると下枝が落ち傘の様な樹形になります。

ヨーロッパでは盆栽の素材になります。

2010年5月19日 (水)

イチジクに再挑戦!

Img_2393_1_1         Ficus carica `Pastiliere'

‘パスティー’とか‘パスティリエ’(フランス語では

普通最後の子音字は発音されないので)として

苗が売られています。

このイチジクには多くの異名があります、有名な

のは`Rouge de Bordeaux'その他には`Bee's

black'`Violette de Bordeaux'`Negronne'`Hirta

du Japon'`Pied de boeuf'`Precoce pastellier'

`Pastellere'等です。

それだけ愛されている品種です。

フランスはイチジク先進国でもあります、ボルドー

は肩の張ったワイン瓶で有名ですが、そこの

イチジクらしいです。

個人的には‘Hirta du Japon'が気になりますが・・・。

 以前の栽培ではセンチュウやウイルス病など

で株をダメにしてしまったので、今回はセンチュウの

いない用土で育てます。

 最近、写真の様な直径が1.5~2cmで高さもある

太くて大きな苗が流通しています。

2010年5月18日 (火)

四つ葉のクローバーの花

Img_2387_2_1            Trifolium repens

シロツメクサは涼しい気候が好きなので、

暖地では半日陰で育てます。

四つ葉、見つかりました?

2010年5月17日 (月)

自然は偉大です!

Img_2394_2_1           Bud of Cattleya

安っぽい題名になりましたが、洋蘭を育てていると

いつも思い知らされます。

大阪では、だいたい‘造幣局の桜の通り抜け’が

終わってから室内で育てている中温性のランを

戸外に出しますが(温室なし栽培です)、外で栽培

したとたん見違えるほど株が元気になります。

室内での栽培環境・技術が悪いというのもありますが・・・。

自然の光と風がランに限らず植物にとっていかに

心地よいのかが分かります(水は私があげているので

除いてます)。

Img_2395_3_1           Bud of Cattleya

写真は戸外栽培してから伸びてきたカトレアの

新芽です。

バックバルブから出ています、輸入したてで

時差ぼけがあるそうです。

2010年5月16日 (日)

エケベリアの増やし方

Img_2385_1_1          Echeveria cv. `Sumire Botan'

去年9月にカットしたE.スミレボタンです。

穂木の方も完全に根付いて、幹の方からは

4個子株が出てきました。

増やす前に今の時期に徒長気味に育てておくと

簡単です、なぜなら

根をつけたままの幹の方はカットした後に水を

一切与えないので、葉と幹に蓄えた水だけで

子株を出します。

もしカットした後に幹の方に水をあげると切口から

腐ります。

穂木は一週間以上陰干しした後に乾いた用土に

挿します、根が出てくるまでは水をあげません。

2010年5月15日 (土)

イチョウの盆栽(斜めからのアングルで)

Img_2390_4_1          Ginkgo biloba

銀杏の盆栽です。

たぶん実生4年目。

鎌倉の鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れました。

根元の部分を植え直したそうですが、個人的

には種からもう一度1000年ぐらい育てる覚悟で

やり直してほしかったです。

イチョウは幹や根にも水分を多く含んでいるので、

あれだけ大きい木では移植から100年と長く維持

するのは難しいと思います。

 イチョウの盆栽は冬にその年に伸びた枝を芽の

上で短く切る‘切りつめ剪定’だけでも雰囲気の

ある姿になってくれます。

2010年5月13日 (木)

仙女盃 の葉幅のはなし②

Img_2378_1_1            Dudleya brittonii

ダドレア・ブリトニーの葉幅の比較です。

右の株の方が1.5倍ほど幅が大きいです。

葉幅や葉の長さには個体差があり、細長い

葉もあれば幅広く短い葉もあります。

Img_2380_3_1                       Dudleya brittonii

全身真っ白に育てるのは難しいです、外側に

いくほど白粉が薄れて黄緑色っぽくなって

しまいます。

過酷な環境下で育っているわりにはトゲトゲしく

無く、成長も早いです(エケベリアなんかと比べて)。

2010年5月12日 (水)

リトープス の新しい葉っぱ

Img_2379_2_1          Lithops lesliei `Albinica'

黄紫薫玉です。

別に暖かくなってきたから一枚脱いでいる訳では

ありません。

外側のシワシワの皮の様なものが古い葉で、

中から見えているのが新しい葉っぱです。

葉は2枚ずつ出てきます、葉の厚みがめっちゃ

分厚くなっていて基部がくっ付いています。

双葉を極度に多肉化したイメージです。

脱皮しているように見えますが、2枚の葉が

落葉して新しい2枚の葉が出てきている様子

です。

迷彩模様で迷彩色で、自生地の土地の

色と同じ色です。

同じ種でも自生地が違うと色も違います

2010年5月11日 (火)

一人「長谷川等伯」展

Img_2377_1_1            Picea jezoensis

蝦夷松(エゾマツ)の盆栽素材です。

買ってから2年目、

目標は「松林図屏風」の松です。

枝先の明るい黄緑色の部分が新芽です、

軟らかく少し伸び始めた頃に摘んで長さを

半分位にする‘芽摘み’をします。

下の方の枝は芽の勢いが無いので‘芽摘み’

を行わず、上の枝にいくにほど強めに‘芽摘み’

をします。

‘芽摘み’をすると枝数が増えます。

2010年5月 9日 (日)

盆栽の葉刈り(ケヤキ・モミジ編)

Img_2370_1_1     Zelkova serrata , Acer palmatum 葉刈り前

5月の盆栽の作業です。

適期は、新しい葉が展葉してまだ完全に固まら

ない頃です。

小さな葉を残し、大きな葉を葉柄の部分で

ハサミを使い切り落とします。

手で葉を摘んでしまうと脇芽を傷めてしまうので

ダメです。

Img_2372_2_1      Zelkova serrata , Acer palmatum 葉刈り後

葉刈りをする事によって、木が落葉したと思い込み

新しい葉を出してきます、この葉は最初の葉より

小さいので木を効果的に大きく見せます。

また枝も細かく出てくるので1年で2年分の枝振りを

表現できます。

葉刈りと同時に伸びすぎた枝を剪定できますが、

まだ葉が小さく軟らかいときに伸ばしたくない木の

上のほう枝を途中で爪で摘み取る‘芽摘み’をする方

が、下の方の枝に栄養が回り枝振りが良くなります。

Img_2373_3_1            Zelkova serrata

Img_2375_4_1            Acer palmatum

写真のように葉柄で切って、葉刈り後に伸びてくる

脇芽を傷つけないように丁寧に行います。

ただし樹勢のない元気の無い木は葉刈りを

すると枯れる恐れがあります。

2010年5月 7日 (金)

雨の中の薔薇 グラス・アン・テプリッツ

Img_2365_1_1             Gruss an Teplitz

今日は雨が降りました。

大阪では春の高い気温と強い日差しで、すぐに

花の形が崩れてしまい綺麗に咲かすのが

難しいですが、

今年は来週少し気温が下がるようなので

いい春バラが見れそうです。

Img_2368_3_1            Gruss an Teplitz

このバラは‘日光’とか‘国色天香’などの

呼び名があるそうです。

花首が弱くうつむいて咲きます。

下から覗き込むように撮りました。

とても香りの良いバラです。

四季咲き

2010年5月 6日 (木)

苔の貼り方 ほぐし貼り まきゴケ(カモジゴケ編)③

Img_2363_1_1                      Dicranum scoparium

今年の1月15日に植えつけたカモジゴケで、

約5ヶ月経った状態です(直径35cmの鉢)。

まだ普段は不織布を被せて湿度を保つように

管理しています。

下の写真は植えつけたときの状態で、比べると密生

してきたのがわかります。

               Dicranum scoparium

寒い時期の植付けでしたので成長が遅いですが、

梅雨にかけて生育が良くなると思います。

 茎のような部分からも芽を出して増えるので、

植付け時は写真のように苔が半分ぐらい埋まる

程度まで目土を入れると良く増えます。

目土で苔を埋めることで苔の新芽を乾燥から

守ることもできます。

苔を植えつける場合の注意点は、雑草やゼニゴケを

根絶しておく(地中の休眠種も)ことです。

2010年5月 5日 (水)

花時のは色は野火の如く T.ionantha

Img_2357_1_1           Tillandsia ionantha

燃え盛る草原(プレイリーファイヤー)のような

赤色です。

実際の色合いは少しオレンジがかった色です。

Img_2358_2_1           Tillandsia ionantha

着生固定用のコルク栓がじゃまですが飾って

みました。

台は「四つ枠」という木製の糸巻きです。

2010年5月 4日 (火)

フレンチ・タイム の花

Img_2361_3_1        Thymus vulgaris cv. FrenchThyme

ハーブの中では、タイムは比較的耐暑性があり、

暖地でも育てやすい種類の一つです。

小さなピンク色のかわいい花を咲かせます。

いい香りはしません。

ローズマリーなどと一緒に荒地に自生しています。

代表的な地中海性気候ハーブで根が地中深くに

伸びます。

一度根付くと乾燥に強い反面、過湿に弱いです。

石組みの間など水はけの良い場所に植えると

丈夫です。

2010年5月 1日 (土)

エケベリア・ブラッドブリアナにも花が咲きそうです。

Img_2356_2_1         Echeveria cv. Bradbriana

写真には写っていませんが、花芽があがって

きています。

今年は綺麗に色付きませんでした。

暖地での多肉植物栽培のポイントは、いかに

少ない水遣りで栽培するかです。

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