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ムサ・ウンナンエンシス
近頃の大雨と蒸し暑さで、驚異的なスピードで
成長しています。
3週間で葉が2枚も展開しました。
バナナと人類の歴史はとても古いです。
東南アジアが原産ですが、今や世界中の熱帯・
亜熱帯で広く栽培されています。
ある時期からバナナの一部は自ら種子で増えるのを
やめて、人間の手によって繁栄する道を選びました。
バナナに種が無いのは人間とバナナが共生関係
にあるからです。
また、バナナの皮を綺麗にむいて(しかも手が
汚れないように持つ所もある)食べられるのは
人間だけです。
バナナは大きさ・形状・味・栄養価その全てが人間
に合うように適応しています。
お酒も造れるし。
これ程まで人間に合わせてくれている植物は
バナナを置いて他ありません。
たぶん無いです・・・。
そんな人類の友達でもあるバナナを栽培します。
種類は人間と共生していない‘種あり’バナナです。
2年ぐらいで収穫予定です。
上の2枚の写真の葉はダドレア・ブリトニーの
枯れている葉ですが、様子が少し変です。
正常な枯れ葉は下の写真のように、先端から
乾燥するように枯れます。
変な枯れ方をしている葉は、実は蒸れて腐って
います。
失敗でした。
葉を腐らせると調子を崩してしまい、幹が細くなり
小さくなってしまいます。
仙女盃の葉は鉢に蓋をする様に広がります。
特に今のように蒸し暑い時期は、鉢土から
蒸発する水が葉で密閉される状態となり、
蒸れて葉の基部に溜まって腐らせてしまいます。
昨日気づいて急いで枯葉を取り除きました。
取り除いた枯葉です。
完全に枯れた葉は左右にゆらすと取れます。
枯葉が付いていた方が自然ですが、樹高が
低いうちは株もとの風通しを確保する為に
取り除いた方がいいと思います。
葉の幅が中間タイプ。
葉幅が広いタイプ。
露出をプラス補正で撮ってみました。
実際はこんなに白く輝いていません。
ペルー産のT.パラエンシスです。
新しい葉が順調に出てきています。
買った当初、コルクに着生させていましたが、
見る見るうちに葉が痩せて乾燥しました。
霧吹きでの水遣りの回数を増やしても回復しな
かったのでダメもとで植え込みました。
植え込み材は軽石主体のシンビジウムの用土
を使っています。
植え込んだらすぐに葉の厚みが回復しました。
今は他のチランジアと同じ水遣りでも元気です。
株の基部を少し埋める程度の浅植えです。
新しい葉が出てきている様子です。
今の時期とても元気にみえます。
空中湿度の高い梅雨が好きなようです。
冷やし中華のような題名になってしまいました。
ムサ・ユンナンエンシス
雲南省の熱帯林に生える森林バナナの原種
です。
バナナなのに半日陰が好きです。
種が売っているので、種ありバナナです。
成長すると高さは5mになります。
耐寒性が強く葉は霜に当たっても枯れません。
欧米では植物の耐寒性を‘Hardy’で表します。
霜に耐性があるという意味ですが、日本の
‘耐寒性強・中・弱’より分かり易いと思います。
耐寒性がある植物でも霜に当たると枯れるもの
があります。
逆に、熱帯の植物でも霜にさえ当てなければ(凍ら
せなければ)大丈夫なものも多いです。
このバナナは耐寒性がありますが今年の冬は
室内で保護しようかな と思っています。
チランジアの根っこです。
新しいので、みずみずしい色をしています。
チランジアの固定には、接着剤や針金など
が使われますが、今お勧めなのは‘麻ひも’
です。
接着剤だと固定した後は外せないですし、
金属だと熱を帯びてしまいます(暑い時期は
熱く、寒い時期は冷たい)。
また、針金は巻いた一部に圧力がかかります。
‘麻ひも’は自然素材で軟らかく固定でき、
熱も帯びず脱着可能な点で優れています。
2枚目の写真は古い葉を破って根が出てきて
いるところです。
岩生種はコルクでも簡単に着生します(T.イオ
ナンタなど)。
3枚目の個体は古い根の部分を麻ひもで
固定しています。
この個体も新しい根が伸びてきています。
‘根’はチランジアが機嫌よく育ってくれている
証なので見つけるとうれしいです。
これからの時期の栽培ポイントは梅雨の
水遣り加減と暑さ対策です。
クリスタルグラス(フィッシニア)です。
葉の縁に毛の様な繊維が白く見えて綺麗な
草です。
2008年の秋に3号ポット苗を3個買ってきて
株分けしたものです。
一年半位でこんなに増えました、混んできた
ので株分けします。
株分けの適期は春と秋です(寒い地域は春)。
もう新芽が伸びていて、株分けには時期的に少し
遅いですが丈夫なので。
まずプランターから引き抜きます(地植えの場合は
根が深く張っているので、株の周囲も含め大きく
深く掘り起こしてください)。
土を落として一株ずつに分けた様子です、
株立ちになっています。
全て土を落としました。
プランター2つに植えようと思うので、これを
2つに分けて株分けをします。
≪株分け方法≫
株元がくっ付いているので葉が束になっている所
を持って、そこを割り裂きます。
この時に分けた株に根が均等にくるようにします。
株が分かれたら、根が長く絡まっているので
付け根近くの根を持ち引き裂きます、結構力が要り
ますが根をできるだけ切らないよう丁寧にします。
余り細かく株分けをすると根が付いていない株が
出てきたりするので、2~3株を一組にすると枯れる
リスクを減らせます。
株分けしたものをプランターに植えなおした
状態です。
葉を埋めないように割り箸などを使って葉を
どけながら用土を入れます。
ポイントは、フィッシニアは(カレックスも)深植え
を嫌うので、植えつけたら葉を持って少し引き抜く
感じで引っ張り上げ、株元が土の上にくるように
します。
最後に水をあげれば出来上がりです、2倍の
面積に増えました。
写真の状態は少し込み過ぎかもしれませんが、
その場合は暖地では、もう一度秋に株分けでき
ます。
根が過湿状態だと根腐れするので、排水性を
良くして管理します。
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