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小さな盆栽は、水管理がとても難しいです。
小さな鉢に植わっている為、鉢の中の環境が
安定せず乾燥しやすいからです。
屋外で腰水にして栽培する方もいますが、過湿
による根腐れが心配です。
そこで提案です、飾るとき以外は飾り鉢と
同じぐらいの口径のビニールポット(育苗ポット)
を使います(2号~3号のポット)。
作り方は、
まず、ビニールポットの底の角を少し切って
スリットを入れます。
↑スリットを上から見た状態です。
これで盆栽鉢よりも根鉢への通気性がよく、
鉢底の停滞水も少なくなり根腐れの心配も
減ります。
また盆栽鉢ほど乾燥しません。
最後に盆栽鉢の高さよりも少し高め(ウォーター
スペース分)で切って調節します。
普段はこのポットで育て、飾るときにだけ
ポットから出して盆栽鉢に合わせ根鉢を崩し
飾ると管理が簡単です(このときに根を切ら
ないように)。
ダドレア・ブリトニーの胴切りとは、実生増殖が
一般化する以前、唯一の増殖手段とされていた
今ではほとんど行われない方法です。
茎の内部もかなり腐っていたので、健全な
所まで切り戻すとこんなに低くなってしまい
ました。
カッターナイフを使いました、刃物はウイルス
病予防の為あらかじめ消毒しておきます。
切り取った部分です。
ジャガイモの断面みたいです、黒くなった
部分が腐っています。
穂木の挿し木は無理そうです。
1回目の切り戻しでは、まだ腐った部分が
あったので2回切り戻しました。
切断面には浸透移行性の殺菌剤を散布
しました。
胴切りした株には今後一切水を与えず
管理します。
やがて切断した付近のから子株が胴吹き
してくる予定です、たぶん・・・。
↑胴切りから2日目の写真です。
切口が乾燥し縮まっています。
葉がどんどん枯れていくので、おかしいな
と思って触ると簡単に取れてしまいました。
以前から葉の枯れ方が変だと感じては
いましたが・・・。
腐った患部です。
今年は暑くなるまで水をあげていたので
蒸れたみたいです。
葉が蓋状に鉢を多い、蒸発した水が
葉裏に水滴としてついている状態でした。
急いで枯葉を除去し株元の風通しをよく
しましたが遅かったようです。
とれた葉です↑。
基部が黒くなって腐っています。
茎がようやく立ち始め、順調に生育を
始めたばかりだったので残念です。
しかも葉幅が広く綺麗な葉性の個体でした。
在りし日の写真です↓もう二度と手に入らない
株です。
別株の方は元気です。
次回予告
このまま何もしないで枯らすのは惜しいので
胴切りに挑戦してみます。
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