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今日はプルーニング(pruning 剪定作業)の話し。
今年の枝を、枝の基部から1芽(基部の芽ではなく)
だけを残す短梢選定にしました。
来年は3本の新枝を伸ばそうと思います。
ワイン用ブドウの剪定は情報が少なく適当にしました。
海外の映像などで見る太い幹から細い1年枝が伸びて
実が成る様子を参考にしました。
樹高は80cmです。
写真のカベルネ・フランは接木苗です。
接木苗は直接的にはフィロキセラというブドウの根につく
害虫に耐性を持たせますが、土壌の乾燥や過湿に対する
根をもった台木に接ぐことによって育てやすかったり
木が丈夫になったり果実が良くなる効果があります。
冷涼な気候を好むシロツメクサは、暖地では
12月に入っても成長しています。
暖地では株の老熟が早く、株の更新が栽培の
ポイントになります(鉢植えの場合)。
株を更新しないと古くなった部分の茎や根が
枯れて腐ります。
株の更新方法は先端の発根した新しい走茎を
切って増やします。
鉢植えの場合は伸びた走茎が接地せず発根しに
くいので、その場合は根の突起が出ている新しい
走茎を切り水につけて発根させてから植えつけます。
一緒に漬かっているのは冬に剪定したイチジク
の枝です、春に挿し木をします。
2日に一回水を替えて暖房の無い部屋で発根管理
します。
株を増やしておく事によってハダニの害を受けた
時の予備の株も用意できます。
どちらでもいいですが、肩ひじ張らずに
この世界初のインテリアプランツを楽しんでみましょう。
何も品種をコレクションする必要は全くありません。
ジャンルにとらわれずに気に入ったのだけ
育てればいいです。
錦鉢に植えたり形式に従う必要もありません。
鑑賞植物の一つという捉え方でいいです。
園芸(horticulture)の世界では、日本の古典園芸は
まさにガラパゴスです(そこが魅力の一つ)。
また、斑入り植物の鑑賞の源流でもあります。
古典園芸は奥深いですが範囲は狭いです。
なので、園芸の大海で翻弄されているようなときには、
植物との向き合い方を見つめなおす機会にも
なります。
時を隔てて植物を愛でる視点を共有できます。
古典園芸の範疇にはランや山野草など多岐に渡る
科が含まれるので、それぞれの分野の栽培の基礎も
学ぶことが出来ます。
栽培場所は窓辺になると思いますが、ここに
注意点が2つ。
一.窓辺は気温の上下がはげしい。
二.意外と光が強い(特に春先)。
です。
1つ目は窓との間を夜に厚いカーテンで遮るだけでも
改善できます、2つ目はレースのカーテン越しの光
を当てますが、それでも葉焼けや蒸れに要注意です。
水遣りは、風が流れていないので乾きにくいので、
表面が軽く濡れる程度の乾き気味の管理にします。
翌日までに芯まで乾いていないと太陽光にあたり
蒸れて腐る恐れがあります。
また、最低気温が5℃を確保できない時は水遣りを
しません。
チランジアを置く場所は株元・根元に空気が入りやすい
(接地面が少ない)網などの上がいいです。
すくなくとも水遣り後の水滴に浸るような置き方は
ダメです。
エアコンやストーブに当てないようにします。
春に屋外栽培に移す特は、曇りの日にたっぷり
水をあげてから出します。
植物の栽培場所は基本的に屋外です。
ず~と室内で栽培できる植物もありますが、
それらも外で育てた方が良く育つものがほとんどです。
植物にとって環境が安定していることは重要ですが、
屋内は1日の間だけでも気温や湿度がめまぐるしく
変化します。
結論、植物を育てるには‘自然’が必要です。
屋内で植物に‘自然’を提供するには、それなりの
設備が必要となってきます。
チランジアも屋外で育てた方がいきいきしますが、
耐寒性が無い為、仕方なくその‘自然’のない室内に
入れます。
ここで重要な事は、「今まで屋外で‘自然’がやってくれて
いた事を代わりに出来るか」です。
今回は出来ない(設備が無い)ことを前提に書きます。
対象はチランジアの一般普及品についてです。
~つづく~
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