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欧米では、植物の寒さへの耐性を「hardiness」で
表すのが主流です。
「hardiness」は主に「frost resistance」(耐霜性)を示し、
日本の様に単に「cold resistance」(耐寒性)を指しません。
どういう事かというと、気温0℃でも霜に当たらなければ
枯れない植物が、気温4℃で霜にあたると枯れると
いう事です。
耐霜性が有るのか無いのかが重要です。
春になりましたが、まだ遅霜の恐れがあります。
熱帯地域原産の植物は耐霜性がないので戸外に出す
には注意が必要です。
霜が降りる目安は気象条件によりますが気温4℃です。
気温は普通、地上から1.5mの位置で測るので地表は
気温よりもずーっと低いのがその理由です。
春は「寒の戻り」があります、植物を屋外に出す際には
遅霜に注意しましょう。
Viola inconspicua subsp. Nagasakiensis
春の花ヒメスミレです。
太陽のようなガザニア。
花径は10㎝以上になります。
花弁はオレンジ色で黄色の筋が入ります。
ブルーの縁取りと模様の鉢に植えました。
高度に園芸化された植物は、その植物に本来備わって
いる以上の能力を発揮します。
その為には当然、その植物を支える土にも普通以上の
性能が要求されます。
単純には肥料を多くという事になりますが、植物も土も
無理をしているような感じを受けます。
植物にも土にも限界性能を追求していくように育種
されている園芸植物は、あまり好きではありません。
夕方になると花弁が閉じます。
蕾から大きいです。
Phalaenopsis cv. Kinu White Emperor
コチョウランの花が終わっても、花茎を残しておくと脇芽を
出して再び花を咲かせてくれる場合があります。
花が終わったら花ガラだけ取り除きます。
花をつけた部分の花茎は枯れてくるので、枯れた部分
だけを切ります(枯れは節の手前で止まります)。
そうすると花を付けた部分の手前の花茎の節から、上の
写真のような脇芽を出してきます。
Phalaenopsis cv. Kinu White Emperor
しばらくすると花茎が伸び、蕾が出てきます。
Phalaenopsis cv. Kinu White Emperor
蕾が大きくなりました、開花寸前です。
コチョウランは暖かく雨にも困らない恵まれた所が
自生地です。
乾季と雨季があるような厳しい環境ではないので
一年中花を咲かせることができます。
なので一度作った花茎を無駄にせず、再利用して
花を咲かせる性質があります。
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