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2013年4月

2013年4月30日 (火)

ディクソニア の ゼンマイ

Img_4658_2_1      Dicksonia antarctica

ディクソニア・アンタルクティカ

新しい葉が一斉に伸びています。

温帯雨林に生える木性シダです。

夏は熱帯並みの暑さ、冬は-3℃の寒さの大阪では

まとまって新芽が出るのは春だけです。

夏の葉芽は枯れることが多く、秋には疎らに新しい葉を

展開します。

Img_4661_1_1   Dicksonia antarctica

幹の頂の成長点から新葉が伸びる様子。

2013年4月26日 (金)

細辛‘伊勢摺墨’

Img_4644_8_1   Asarum nipponicum

細辛‘伊勢摺墨’

葉は緑一色で中央部の葉脈がうっすらと黄緑色を

しています。

2013年4月25日 (木)

細辛‘葵錦’

Img_4641_5_1   Heterotropa nipponica cv. Aoi Nishiki

細辛‘葵錦’

今年の葉は、長さが8㎝もあり堂々としています。

Img_4642_6_1      Heterotropa nipponica cv. Aoi Nishiki

光に当てると葉の表面がキラキラと光ります。

葉の表面がキラキラ輝くのは林床の暗い環境に適応し、

葉の表面で少ない光を乱反射して光合成の効率を上げる進化で、

ジュエルオーキッドの葉が有名です。

写真に写っている2枚の葉の間に緑色の花が咲いています。

Img_4646_1_1   Heterotropa nipponica cv. Aoi Nishiki

細辛‘葵錦’の花。

細辛の品種は、基本的に葉柄や花の色素が欠けています。

江戸の美のセンスです。

2013年4月24日 (水)

チランジア・イオナンタ の色

Img_4638_2_1   Tillandsia ionantha cv. Gigante

開花が近いのか、いろんなT.イオナンタの葉が赤く

なっています。

Img_4639_3_1   Tillandsia ionantha cv. Selecta

微妙な感じに色付いています。

Img_4640_4_1     Tillandsia ionantha

縄文式火焔土器を思わせるような造形です。

Img_4647_2_1      Tillandsia ionantha

上と同じ株です。

水に濡らすと赤が映えます。

ライチ‘サラシエル’ 耐寒性実験の結果

Img_4649_1_1   Lichi chinensis cv. サラシエル

元気よく新芽が伸びてきています。

ビニールで霜除けを施しましたが、屋外で-3℃まで耐えました。

鉢増しをしましたが、根も健全でした。

落葉もなく、耐寒性は本当に強いです(霜に当てないことが

重要です)。

鉢植えの植替えは根鉢を崩さないよう(根を傷付けないよう)

に鉢増しの方法で行います。

根を切ると枯れる恐れがあります。

栽培2年目に突入です。

2013年4月22日 (月)

シスタス の 芽

Img_4635_1_1    Cistus salvifolius

ケイワバラ

シスタス・サルヴィフォリウスの双葉です(たぶん)。

大きさは幅9㎜。

種子を輸入して、20粒ぐらい蒔いたのに1つしか発芽しません

でした。

種子は桜が咲く頃に蒔きます。

没薬の原料として、旧約聖書にも登場するほど人との関わり合い

が長い植物です。

2~3週間で発芽し、2~3年で開花株になります。

2013年4月17日 (水)

緊急! キウイ 葉がしおれていませんか?

キウイの新しく伸びた枝の葉が元気がなくしおれていたら

要注意です。

Img_4624_1_1     Actinidia chinensis cv. Tokyo Gold

元気のない葉の枝を見ると、上の赤○の所に穴が、

下の○の所にフンが付いていました。

Img_4625_2_1   Actinidia chinensis cv. Tokyo Gold

枝を切り取り裂いてみると、枝の髄の部分が食害されていました。

Img_4626_3_1yaji  Actinidia chinensis cv. Tokyo Gold

犯人はこいつです。

たぶん、キクビスカシバの幼虫です。

サルナシやマタタビの害虫でキウイフルーツにも害を

及ぼします。

比較的新しくキウイ栽培の脅威になってきている害虫です。

キウイに病害虫が少なく育てやすいのは昔の話で、

日本で栽培面積が広がるにつれ害虫も増えています。

早期発見・駆除で害虫を蔓延させないことが重要です。

浸透移行性の殺虫剤が有効です。

今伸びている新しい枝が大丈夫か観察してみてください。

2013年4月15日 (月)

西別コケモモ の 花 と 適応能力

Img_4619_2_1   Vaccinium vitis-idaea cv. Nishibetsu

西別コケモモ

基本種よりも小型で花が薄ピンク色です。

花の大きさは約4㎜で釣鐘型です。

高山植物ですが、環境適応能力があり都会地でも栽培

できるそうです。

Img_4618_1_1   Vaccinium vitis-idaea cv. Nishibetsu

植物は様々な方法で育てられますが、自生地の生育状態

を正解とすると、その方法の殆どは間違っています。

でも栽培できるのは植物に環境適応性が有るからです。

適応性に幅のある植物が育てやすい植物、逆にその幅の

狭い植物が育てるのが難しい植物です。

 

2013年4月13日 (土)

春 ケヤキ

Img_4609_1_1       Zelkova serrata

萌ゆる欅。

樹高22㎝。

春は新緑、夏は茂る葉、秋は紅葉、冬は枝と木姿。

ケヤキの盆栽は一年を通して観賞できます。

2013年4月12日 (金)

シバザクラ スカーレットフレーム

Img_4616_3_1      Phlox subulata cv. Scarlet Flame

芝桜は岩から枝垂れて咲く様子が魅力です。

まだ満開ではありません。

Img_4594_4_1   Phlox subulata cv. Scarlet Flame

花色は濃い目の赤色です。

排水性が良い場所が栽培適地です。

目立った病害虫もなく放任でよく生育します。

根が長く伸びるので地植え向きです。

2013年4月11日 (木)

南十字星 クラッスラ

Img_4597_5_1      Crassula perforata var. variegata

クラッスラ‘南十字星’

‘南十字星’は斑入りの品種です。

今の時期、色彩が鮮やかで斑もはっきりとしています。

Img_4601_6_1    Crassula perforata variegata

紅葉すると縁が赤く彩られます。

2013年4月10日 (水)

ハイブリッド芍薬 の 芽

Img_4585_1_1      Hybrid Peony cv. Unique

ボタンとシャクヤクの属間交配種で、品種は「ユニーク」です。

火炎を彷彿させる姿です。

茎葉の赤色はアントシアニンの色で、まだ柔らかい茎葉を

紫外線から守っているそうです。

2013年4月 9日 (火)

山椒

Img_4586_2_1    Zanthoxylum piperitum

オス木の花山椒という品種です(花は収穫して佃煮にしました)。

実が生るのはメス木で朝倉山椒やブドウ山椒が有名です。

日本のハーブです。

Img_4589_3_1   Zanthoxylum piperitum

樹高90㎝。

<栽培のポイント>

木が小さい内は葉を収穫しない。

西日と夏の強光線を避けられる場所に地植えする。

根は乾燥に弱いが過湿に弱く排水性が良い場所が

適します。

鉢植えでは難しいです。

2013年4月 8日 (月)

キウイ の 蕾

Img_4581_3_1    Actinidia chinensis cv. Tokyo Gold

Kiwifruit

接木1年苗に蕾が付きました。

ラッキーです、実が生るわけではないです。

ちゃんとメス木かどうか1年目で判るのがラッキーなのです。

Img_4582_4_1   Actinidia chinensis cv. Tokyo Gold

何年も栽培してオス木だと悲劇ですから。

雄花・雌花の形は品種により違いがありますが、

花が咲いたらキウイ「東京ゴールド」の花の特性がネット上で

見られるので品種の同定もある程度出来そうです。

Img_4583_5_1   Actinidia chinensis cv. Tokyo Gold

枝も元気に伸びています。

キウイ「東京ゴールド」の新梢のアントシアニン着色は無しです。

写真の新梢は全く赤色を帯びていないので「東京ゴールド」の品種

特性に合致しています。

<栽培のポイント>

根量(細根)が少ない1年生の苗木は、成長させる芽の数を

2~3個に限定し他の芽は取り除きます。

そうしないと根が枝葉の成長についていけず、特に葉から

蒸散の多いキウイは新梢の成長が妨げられます。

2013年4月 7日 (日)

オチフジ の 花

Img_4579_1_1    Meehania montis-koyae

地面に落ちた藤の花のように咲く野草で、関西の一部で

稀に見られます。

花の長さは約4㎝。

種小名は高野山で発見されたことにちなみます。

Img_4580_2_1   Meehania montis-koyae

夏頃から晩秋まで地上部が休眠します。

<栽培のポイント>

連作障害が出るらしいので、晩秋に休眠が開けて

芽が出てくる直前に用土をすべて取り換えて植替えします。

2013年4月 5日 (金)

ヒメスミレ

Img_4575_3_1   Viola inconspicua subsp. Nagasakiensis

草丈は7㎝。

普通の菫の半分ぐらいの大きさです。

明るいすみれ色と小柄な草姿が可憐です。

花後にも閉鎖花を次々と付け、種を飛ばし雑草化します。

雑草化するとスミレに害虫が付くので厄介です。

2013年4月 3日 (水)

カリン の 実生

Img_4569_1_1   Pseudocydonia sinensis

冬から春に落ちている果実を拾ってきて、割って種を

取り出します(果実はとても固く、包丁で切るのは危険

なので注意します)。

種は洗い、ぬめりをある程度取り除いてから撒きます。

種蒔きの覆土は5㎜ぐらい。

接木の台木と盆栽用です。

Img_4570_2_1   Pseudocydonia sinensis

もう本葉が出てきています。

苗の幅は1.5~2㎝。

Img_4576_1_1   Pseudocydonia sinensis cv. 大実カリン

庭に植えた‘大実かりん’。

新芽が7㎝程に伸びています。

近所の実を付けているカリンの木がうらやましく、植えました。

2013年4月 2日 (火)

Tillandsia sprengeliana の子株に開花の兆し

Img_4567_1_1    Tillandsia sprengeliana

葉に隠れる様に赤い花序が見えています。

枯れているのは前回の花序です。

子株は2つ出ています。

葉の表面のトリコーム(鱗片)がよく観察できます。

Img_4568_2_1   Tillandsia sprengeliana

横から見ても赤い花序がのぞいています。

子株は開花が早いそうですが、横から見るとほぼ親株の

形のままです。

枯れていますが、親株の葉も多く残っています。

子株は親株の様に大きく綺麗な形に育たないまま花を

咲かせてしまうようです。

2013年4月 1日 (月)

ミツバツツジ

Img_4565_1_1     Rhododendron dilatatum

枝が細いので、遠くから見ると花が宙に浮いているように

咲きます。

夏の強い日光と西日を避けられる場所に植えます。

根は多湿にも乾燥にも弱いので排水性の良い所に植え、

雨が長く降らないときは灌水します。

花の形や色の濃淡に個体差があるので、実際に花を見て

株を選ぶといいです。

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