着生蘭は直進しない の法則
着生蘭を栽培していると「ほふく茎(リゾーム・Rhizome)」
が直進しないことに気付きます。
rhizome of Dendrobium
このデンドロビウムの場合
初めは①の方向に伸び、途中から②の方向へ
カーブして伸びています。
着生蘭の構造は「匍匐茎・リゾーム」から茎と
呼ばれる葉の付いた「偽球茎・シュードバルブ
(pseudobulb)」を伸ばして花を付けます。
次にカトレアの匍匐茎を見てみます。
rhizome of Cattleya
カトレアの「ほふく茎」も右に大きく曲がっています。
「ほふく茎・リゾーム」がカーブする理由は、おそらく
木の幹や枝に着生しているので、直進したらすぐに
枝などから落ちるからだと思います。
ジグザクに伸びることで生育スペースを直線距離に
対して‘かせぐ’意味や、カーブすることでランが
芽生えた条件の良い場所に留まることを意図している
かもしれません。
※着生蘭の中には真っ直ぐリゾームを伸ばす種類も
あります。
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