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2015年5月

2015年5月31日 (日)

Tillandsia ionantha いろいろ

Img_6241_6_1        Tillandsia ionantha 

チランジア・イオナンタの群生株とホネガイ(Murex pecten)。

群生株(株幅15㎝)。

開花が近いので部分的に葉が赤くなっています。

コルク栓を積み上げた台に根を挟み固定しています。

写真の株はコルク栓3段の台に付いています。

Img_6220_2_1   Tillandsia ionantha

別の群生株。

T.イオナンタはコルク栓の台を覆うように増えて成長するので

台の下に台を増設してゆきます。

Img_6219_1_1   Tillandsia ionantha

太陽の光が当たる面の発色が良いです。

全体を赤くするには葉が色付いてきたら定期的に

日の当たる面を変えます。

Img_6246_2_1    Tillandsia ionantha








2015年5月30日 (土)

レッド・イオナンタ

Img_6217_1_1    Tillandsia ionantha

ティランジア・イオナンタは、ふつう開花時期に葉が

赤くなりますが、写真の個体は1年中葉が赤い選別品です。

大きさは長さ7㎝。

コルク栓に木工用ボンドで固定しています。

2015年5月29日 (金)

Paphiopedilum callosum

Img_6230_4_1      Paphiopedilum callosum

パフィオペディラム・カロサム

sigmatopetalum(シグマトペタラム)亜属の原種です。

Paph.callosum`Color Crazy'×Paph.callosum`Color Magic')

コンテストに出せば入賞クラスの花だと思います。

花の大きさは約10㎝、草丈28㎝。

dosal sepal(背萼片)が比較的フラットに咲く個体です。

Img_6239_5_1   Paphiopedilum callosum

今年も狭い棚で、人知れず咲いています・・・。

Img_6214_5_1   Paphiopedilum callosum

蕾の状態の時も綺麗です。

Img_6245_1_1   Paphiopedilum callosum

唇弁を横から。

2015年5月28日 (木)

仙女盃

Img_6227_3_1   Dudleya brittonii

ダドレア・ブリトニー

ロゼット径35㎝

冷涼な気候下での成長は著しく、中心部の葉は

早春の花の後にでた葉に置き換わっています。

乾燥期には葉に貯めた水を使い生き延びます。

夏には断水して強制的に休眠させるので、下の葉から

次々と水を使い果たし枯れますが、秋からの水遣りで

葉数は劇的に回復します。

Img_6226_2_1    Dudleya brittonii

洋蘭用の素焼鉢植え。

栽培のポイントは「水」遣り加減です。

葉の根元の厚みを観察して水をあげます。

釉薬の掛っていないテラコッタに植えると飾るのに

オシャレです。

2015年5月27日 (水)

クレマチス・アラベラは美しい。

Img_6223_1_1   Clematis integrifolia cv. Arabella

クレマチス・インテグリフォリア‘アラベラ’

花径は8.5㎝。

花色はブルーに近い紫色で非常に綺麗です。

写真の花は1.7m位の高さで咲かせました。

インテグリフォリア系のクレマチスは冬に地上から

1~2芽で強剪定が常識ですが、良い芽があれば

強剪定しなくても大丈夫です。

むしろ剪定しない方が、樹高が出せます。

‘つる’を長く仕立てて地上を這わすこともできますが、

花弁が害虫に食害されない環境が必要です。

他のクレマチスが葉柄で支柱に絡まるのに対し、

インテグリフォリア系の葉柄は絡まらないので紐など

での支柱への固定が必要です。

2015年5月25日 (月)

チランジアの葉先のカビ問題。

Img_6215_6_1       Tillandsia capillaris

結論からいうと、水道水を霧吹きすることで解決しそうです。

チランジアの葉先にカビが付くと美観を損ねます。

農薬を使う方法がありますが、農薬に展着剤などが

使われていたり、葉の表面をコーティングするようだと

チランジアを枯らす原因にもなります。

今までは汲み置きの水を霧吹きで与えていましたが

最近、水道水を霧吹きするようになって被害が軽減した

ように感じます。

水道水には蛇口まで殺菌の為の塩素が含まれています

(マンション等で受水槽を経由する場合は塩素は抜けて

いるかもしれません)。

その塩素がカビの増殖を抑えている可能性があります。

2015年5月24日 (日)

ライチの結実には人工授粉が必要 と 新芽

Img_6211_2_1   Lichi chinensis cv. Salathiel

ライチの実が1㎝(1つの大きさ)ぐらいに育っています。

ライチは1本で結実するようです。

Img_6210_1_1    Lichi chinensis cv. Salathiel

ただし、両性花はありますが雄花・雌花の開花に

時差があるため放っておいたら結実しません。

私の栽培株も室内で開花した花房には実が付かないか、

実が付いても育ちが悪く落果するようです。

屋外で開花した花房には花にアリが集(たか)り、

結実した実は順調に生育しています。

※蟻が花粉を媒介しているかは不明です。

室内で開花した花には綿棒で人工授粉を試みましたが

オシベから綿棒に花粉が付かず効果は不明です(難しい

です)。

Img_6212_3_1    Lichi chinensis cv. Salathiel

実が付かなかった花房の基部付近からは新芽が

出てきました。

Img_6213_4_1    Lichi chinensis cv. Salathiel

去年芽が出ずに諦めていた枝からも新芽が出ました。

基本的には不要枝の剪定は無用です。

樹高を抑える為の剪定は必要ですが、その場合一斉に

全ての枝を剪定せず1年ごとに剪定をする枝と剪定を

しない枝を割り振り行うと毎年収穫できそうです。

2015年5月23日 (土)

蝦夷松 の 盆栽

Img_6198_1_1        Picea glehnii

樹種はアカエゾマツだと思います。

樹高約20㎝。

盆栽作りには自然の銘木よりも、日本画や水墨画

の松の形を参考にしています。

ただ、盆栽は自然と人間の合作なので、なかなか

絵画のような形にはなりません。

2015年5月22日 (金)

除虫菊 の 花

Img_6202_4_1      Tanacetum cinerariifolium

ジョチュウギクの花です。

園芸品種には赤とピンクの花色があります。

花(白い花の中心部の集合花)には昆虫に強い毒性が

あるピレトリンが含まれていて、以前はこの花を原料に

蚊取り線香が作られていました。

ジョチュウギクの毒は人間や動物には、ほとんど無害で

安全です。

草丈は1m位になるので支柱などを使い倒伏を防ぎます。

別名:シロバナムシヨケギク

2015年5月21日 (木)

麦秋(ばくしゅう)

Img_6201_3_1        Triticum aestivum cv. YumeKaori

パン用小麦‘ゆめかおり’の収穫が近いです。

歳時記や俳句では「麦秋」は夏の季語で、初夏を表します。

Img_6199_2_1         Triticum aestivum cv. YumeKaori

初夏の強い日差しを浴びて黄金色に輝きます。

種子は種苗店から通信販売で買って

プランターで栽培しました。

2015年5月20日 (水)

クロカミラン

Img_6207_2_1  Orchis graminifolia var. kurokamiana

九州 佐賀県 黒髪山に生えるクロカミラン。

写真は栽培品です。

ウチョウランの仲間ですが、自生地がより南方に

位置するため暑さにも強く栽培しやすいそうです。

栽培していても丈夫で、毎年綺麗な花を見せてくれます。

自生地では崖に咲くらしく、栽培品でも花茎が

かなり前傾姿勢で開花します。

2015年5月18日 (月)

斑入りのアカンサス・モリス

Img_6194_3_1  Acanthus mollis variegata

アカンサス・モリスの斑入りに花茎が出てきました。

Img_6195_4_1   Acanthus mollis variegata

花茎のアップ。

白い苞葉が綺麗です(普通種は緑色)。

2015年5月17日 (日)

細辛‘葵錦’

Img_6192_1_1   Asarum nipponicum cv. Aoi Nishiki

細辛「葵錦」

葉がシイタケのように縁が下がります。

重厚感のある葉模様です。

葉は光に当てると細胞がキラキラと輝きます。

Img_6135_1_1    Asarum nipponicum cv. Aoi Nishiki

葉の長さは8㎝。

良い鉢に植え替えて飾りたいと思いつつ栽培して

います。

伝統園芸は飾ってこそ価値があり、育てているだけでは

ダメです。


2015年5月16日 (土)

細辛 ‘伊勢摺墨’

Img_6193_2_1   Asarum nipponicum cv. Ise Surusumi

細辛「伊勢摺墨」

葉の長さは8㎝。

葉柄近くの葉脈が黄緑色に浮かび上がる

緑一色のつややかな葉です。

シンプルでお気に入りです。

室内の観葉植物としても綺麗です。

2015年5月15日 (金)

四葉のクローバー

Img_6183_1_1   Trifolium repens

四つ葉の出る本物のシロツメクサです。

タキイ種苗さんのノベルティーグッズ、

四つ葉のクローバーの種を蒔いたものです。

花が咲きました。

2015年5月14日 (木)

イタリアカサマツ の 雌花

Img_6188_1_1     a female flower of Pinus pinea

ピナス・ピネア(イタリアカサマツ)の雌花です。

実生から7年ぐらいでの開花です。

Img_6191_2_1    Pinus pinea

樹高が115㎝になりました。

脇芽を摘んで、まっすぐな1本に仕立ててあります。

普通は若木は横に枝を出し、円錐状の樹形になります。

2015年5月13日 (水)

ハイブリッド・シャクヤク ‘ユニーク’

Img_6168_1_1     Hybrid Peony cv. Unique

ボタンとシャクヤクの属間交配種です。

品種名は‘ユニーク’

牡丹の原種の雰囲気(花弁の基部に濃い挿し色がある)

を感じさせる中輪花です。

Img_6170_2_1    Hybrid Peony cv. Unique

全体像

花弁は透明感のある赤紫色です。

冬は地上部が茎の基部の芽を残し枯れるので

芽を残して切ります。

性質は丈夫です。

Img_6181_4_1    Hybrid Peony cv. Unique

花は3~4日目で散ります。

散り方も綺麗。

2015年5月12日 (火)

ディクソニア・アンタルクティカ の新芽

Img_6140_1_1   Dicksonia antarctica

ディクソニア・アンタルクティカのゼンマイです。

時系列に沿って3枚写真を載せます。

Img_6161_4_1   Dicksonia antarctica

オーストラリアの南端とタスマニア島の冷温帯雨林に

自生します。

当地では冬に一時的な-7℃にも耐えています。

多雨ではないので地植えでも晴れの日が続くと、葉や幹の

部分にも水遣りをしています。

Img_6164_1_1    Dicksonia antarctica

新芽の形が面白く、勢いよく伸びる様子が美しいです。

シダですが、葉は見た目よりも固いです。

2015年5月11日 (月)

Tillandsia pruinosa

Img_6185_2_1    Tillandsia pruinosa

ティランジア・プルイノーサ

横幅11㎝

芸術家 岡本太郎の曲線がT.プルイノーサに

存在します。

2015年5月10日 (日)

チャドクガ の 季節

Img_6173_1_1   Euproctis pseudoconspersa on Tea leaf

茶摘みの季節です。

写真はお茶の木の葉に付くチャドクガの幼虫です。

触れると毒針に刺されます。

チャノキの葉には生物に有毒なカフェインが含まれるので

ツバキの仲間ですが害虫が付くことは少ないです。

例外的にチャドクガが付くのですが、葉裏に蛾が卵を

産み付けます。

葉裏に産み付けられた卵塊は綿状のもの(これに触れても

痛くてかぶれます)に覆われていて目立つので、この状態で

葉ごと取り除くのがベストです。

Img_6174_2_1  Thea sinensis

チャドクガの幼虫は幼齢期には密集して葉を食べる

ので薬剤散布が簡単ですが、大きくなり木全体に広がると

駆除が難しいので早期発見・駆除が重要です。

農薬で駆除した幼虫の毒針に触れても危険なので

幼虫を殺した後も取り扱いには注意が必要です。

2015年5月 9日 (土)

少彦薬根 の 花

Img_6178_4_1   Dendrobium moniliforme cv. 大川素心

セッコク(石斛)‘大川素心’の花です。

漢方薬では少彦薬根「(すくなひこのくすね)」と

呼ばれ健胃薬にします。

デンドロビウムの仲間には免疫力向上などに有益な

成分を含むものが多く、薬の開発などで注目されて

います。

Img_6177_3_1    Dendrobium moniliforme cv. 大川素心

少彦名命(すくなひこなのみこと)は「薬」で有名な

大阪道修町の少彦名(すくなひこな)神社、通称

「神農(しんのう)さん」に祀られています。

 セッコクは元々漢方薬でしたが、江戸時代(天保

1830~43年頃)から葉や茎の変異が観賞の対象と

なりました。

古典園芸はコレクション性が高く、ハマると危険です。

セッコクにも白色以外に赤やピンク黄・緑色などの花色が

存在し、花形にも違いがあります。

長生蘭は石斛(セッコク)の変化に富む葉や茎を鑑賞の

対象とした呼び名です。

2015年5月 2日 (土)

ライチ・サラシエル 

Img_6157_1_1    Lichi chinensis cv. Salathiel

ライチ・サラシエルに実が付きました。

まだ油断は禁物ですが。

花あとに果実が2つ付いているものと、1つだけ付いている

ものがあります。

若い実の大きさは5㎜ぐらいです。

Img_6158_2_1    Lichi chinensis cv. Salathiel

観察していると、花粉は蟻が媒介したようです。

室内で咲いた花房には実が付きませんでしたが、

屋外に出して花にアリがたかっていた房には実が

多く付きました。

Img_6160_3_1    Lichi chinensis cv. Salathiel

若い実の付いた花房の様子。

摘果した後です。


2015年5月 1日 (金)

シスタス の記事について、お詫びと訂正

Img_6154_2_1    Cistus sp.

種を海外から取り寄せて3年間栽培して、やっと咲いたら

シスタス・サルヴィフォリウスではありませんでした。

以前から書いていたシスタス・サルヴィフォリウスの記事は

別種の記事という事になります。

参考にされていた方々には申し訳ありません。

まあ、園芸をしていたら時々こういう事もあります。

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