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2015年5月 9日 (土)

少彦薬根 の 花

Img_6178_4_1   Dendrobium moniliforme cv. 大川素心

セッコク(石斛)‘大川素心’の花です。

漢方薬では少彦薬根「(すくなひこのくすね)」と

呼ばれ健胃薬にします。

デンドロビウムの仲間には免疫力向上などに有益な

成分を含むものが多く、薬の開発などで注目されて

います。

Img_6177_3_1    Dendrobium moniliforme cv. 大川素心

少彦名命(すくなひこなのみこと)は「薬」で有名な

大阪道修町の少彦名(すくなひこな)神社、通称

「神農(しんのう)さん」に祀られています。

 セッコクは元々漢方薬でしたが、江戸時代(天保

1830~43年頃)から葉や茎の変異が観賞の対象と

なりました。

古典園芸はコレクション性が高く、ハマると危険です。

セッコクにも白色以外に赤やピンク黄・緑色などの花色が

存在し、花形にも違いがあります。

長生蘭は石斛(セッコク)の変化に富む葉や茎を鑑賞の

対象とした呼び名です。

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