植物分類学上のコウライシバ
Zoysia tenuifolia
植物分類学でのコウライシバ(チョウセンシバ)は本種で、
栽培種の高麗芝とは別種です。
寒さに少し弱いので写真の株は冬枯れをしていますが
生育期は緑色でとても綺麗な芝です。
葉幅は1㎜以下の細さで見た目から「絹芝・糸芝・ビロード芝」
と呼ばれています。
広い場所で栽培すると気持ち悪いぐらいの絨毯状になります。
密生すると盛り上がってしまうので平らな場所に植えても
芝生が凸凹になってしまいます。
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Zoysia tenuifolia
植物分類学でのコウライシバ(チョウセンシバ)は本種で、
栽培種の高麗芝とは別種です。
寒さに少し弱いので写真の株は冬枯れをしていますが
生育期は緑色でとても綺麗な芝です。
葉幅は1㎜以下の細さで見た目から「絹芝・糸芝・ビロード芝」
と呼ばれています。
広い場所で栽培すると気持ち悪いぐらいの絨毯状になります。
密生すると盛り上がってしまうので平らな場所に植えても
芝生が凸凹になってしまいます。
Tillandsia recurvata f. peru
チランジア・レクルバータの小型種です。
写真の群生株全体の大きさが約6㎝。
こんなに小さくても、たくましく育っています。
でも、開花実績はありません。
葉のトリコームも基本種よりも銀色で、まるで
別種のようです。
Pinus maximartinezii
マキシマルティネツィ松
メキシコ原産の絶滅危惧種です。
ブルーグレーの葉色が特徴で、大きな松毬をつけます。
写真の株は実生から2年育てたもので樹高は22㎝。
Pinus maximartinezii
種は4~5月、暖かくなってから蒔きます。
水はけの良い用土で、太陽光にいっぱい当てると
成長が早く栽培は簡単です。
日本の多雨多湿は嫌うと思われますので用土には
腐植質を混ぜず排水性を重視したものを使います。
Eutrema japonica cv.六方沢わさび
葉が綺麗なので観葉植物にどうかと挑戦します。
室内での栽培だと害虫や夏の暑さから守れるような
気がします。
ワサビは根茎から「アリルイソチオシアネート」という
物質を出して周囲に生える植物の生育を阻害することで
生存競争を繰り広げています。
ただ、この物質はワサビ自身の生育まで阻害してしまう
(自家中毒)ので綺麗な流水のある沢で栽培し生育阻害物質
を洗い流す必要があります。
沢で育てると生育が良いのはこの為です。
鉢植えでも水遣りは鉢底穴から流れ出るくらい(根を洗う
つもり)でたっぷりとあげます。
ワサビは暑さに弱いですし、葉を食害する害虫がつくので
防除が大変です。
Adonis amurensis cv. 皆野緑
万重咲き福寿草。
大輪で写真の2番花でも花径が5.5㎝あります。
花色が上品です。
Adonis amurensis cv. 皆野緑
欠点は思う通りに咲いてくれないところです。
写真左の花は大輪ですが二重咲きになっています。
Adonis amurensis cv. 皆野緑
横から見ると花弁の重なりの多さが判ります。
本芸だとすべてのオシベが花弁化します。
Cyclamen pseudibericum
シクラメン・スーダベリカムが咲きました。
例年よりも早いです。
Cyclamen pseudibericum
素焼き鉢で山野草の用土で栽培しています。
昨日は暑く、今日は冬です。
三寒四温といいますが、暴風雨になったり初夏の陽気に
なったり冬に逆戻りしたりと大変です。
地球温暖化が進むと気象のコントラストが強まるそうです。
Helleborus multifidus subsp. istriacus
ヘレボラス・ムルティフィダス イストリアカス
クロアチアのイストリア半島に咲くヘレボラスです。
花屋さんの店頭には多くのクリスマスローズが売られて
います。
最近の傾向では原種を思わせる小型で可憐なイメージの
ものや、明るい花色のものが多いように思います。
原種でも黒やグレーの花色が存在しますが、交配種と違い
どこか色に透明感があります。
Cyclamen coum
手前が親株の花で、奥が実生苗の花です。
やはり親株に似た花が咲きます。
別個体とクロス交配したつもりでしたがセルフ交配に
なっていたのかもしれません。
実生株は植え替えをしていない密植状態なので、
花を見ての選別は来年になりそうです。
<シクラメン・コウムの豆知識>
店頭に並ぶ花を見て購入する機会が多いと思いますが、
栽培して株が大きくなると花の色や形が少し変化します
(特に小さな株の場合)。
Tillandsia ionantha
子株も大きくなってきました。
赤い葉色が美しいです。
園芸用の霧吹きで水遣りをしています。
ソーキングはしていません。
毎年冬の水遣りは最低気温との戦いですが、
今年は暖冬だったので何も考えずに水遣りができます。
<水遣りのポイント>
冬のチランジアの水管理は少量で乾かしめで。
気温が低く成長が緩慢な時期で、それほど水を必要と
していません(温度がある場合は成長するので必要です)。
室内で管理している場合は空気の流れが悪いので、
水遣り後のチランジアの乾きが悪く腐らせやすいです。
Lichi chinensis cv. Salathiel
ライチ・サラシエルはライチにしては珍しく、‐5℃までの
耐寒性のある品種です。
今年は暖冬だったので屋外の露天で冬越し中です。
ライチ(レイシ)はsubtropical fruit(亜熱帯果樹)なので、
熱帯果樹と異なり8℃以下の低温に2ヶ月間ほどさらさないと
開花しません。
また、開花時期に低温にあてると花が枯れて結実しません
(特に遅霜に注意が必要です)。
普通種は耐寒性がなく最低気温は5℃以上必要です。
写真の‘サラシエル’は今冬2回、最低気温-5℃を経験
しています。
霜対策など何も保護していませんが健全です。
樹高は70㎝で花も咲きますが実がなりません。
今年こそ結実しますように。
Adonis amurensis cv. 皆野緑
福寿草‘皆野緑(四方田家緑花)
花の中にもう一つ花が咲く「子宝咲き」に咲きました。
花弁の下にも雄シベが見えます。
万重咲きが見たいのですが、なかなか思い通りには
咲いてくれません。
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