クレマチス 咲き始め
Clematis integrifolia cv. Arabella
クレマチス`アラベラ'の蕾が開いてきました。
インテグリフォリア系のクレマチスは葉柄を使って
自力で支柱に絡まないので、ツルをひも等で支柱に
結束する必要があります。
庭が広ければ地面を這わせても綺麗です。
地面に這わせて自由に仕立てる場合は蕾や花を
害虫に食害されないよう注意が必要です。
« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »
Clematis integrifolia cv. Arabella
クレマチス`アラベラ'の蕾が開いてきました。
インテグリフォリア系のクレマチスは葉柄を使って
自力で支柱に絡まないので、ツルをひも等で支柱に
結束する必要があります。
庭が広ければ地面を這わせても綺麗です。
地面に這わせて自由に仕立てる場合は蕾や花を
害虫に食害されないよう注意が必要です。
地震の被災者や救援の皆様、一日一回は空を
見上げましょう。
いい気分転換になりますよ。
エコノミー症候群対策になるかも。
街の風景は変わっても空だけは恐竜が見上げていた
太古の昔と同じです。
Dicksonia antarctica
ディクソニア・アンタルクティカの新しい葉が展開してきました。
まさにデボン紀に栄えた木のようになるシダ植物を
思わせます。
オーストラリアの南端の一部とタスマニア島の冷温帯雨林
に生育しています。
温帯が原産なので耐寒性はありますが、凍らせると枯れます。
シダ植物なので庭植をしていても、雨が1週間ぐらい降らない
ときは葉や特に幹への水遣りが必要です(雨林帯出身なので)。
半日陰に植えると管理が簡単です。
熊本地震 熊本県・大分県を中心として広い地域に
地震の被害と影響が出ています。
断層が連動して次々と起こる余震・本震に心も疲弊
すると想像できます(私は震度1から2でもとても怖いですから)。
被災者の方々にお見舞い申し上げます。
自衛隊をはじめ救援活動にあたられている方々を
心から尊敬します。
各自治体の機関からも救援隊が出発していますが、
この前ニュースで見た消防隊の出発式はとても
カッコよかったです。
海外からも多くの援助の申し出があり、一日本人として
感謝しています。
ブログに戻ります。
roots of Cattleya walkeriana
カトレア・ワルケリアナの根です。
蘭の本体を固定していたシュロ縄にまで根が絡んでいて、
コルクの割れ目にも根を食い込ませています。
植物を育てていて一番感じることは「植物は生きることを
サボらない」です。
私は一人間として反省すること多しです。
枝葉や根が伸びるときには常に生きるための可能性を
探っています。
当然その全ての試みが成功するわけではありませんが
植物は着実に成長してゆき、ある日無駄と思われていた挑戦が
成果を出すこともあります。
植物が動かないときにすら生きるための合理的理由があります。
一見、効率的で無駄の無いような植物の成長も試行錯誤の連続です。
roots of Cattleya walkeriana
着生蘭は植物にとって生きるのに厳しい環境を選択して
いるので、その根はその事を如実に表現しています。
着生蘭の根は表面がべラーメン(velamen)層に覆われて
います。
べラーメン層は水を一時的に蓄え、根が水をゆっくりと吸収
するのを助けるとともに樹皮などにしがみ付く働きもします。
チランジアの着生根は着生だけに特化しているので(チランジア
は葉表面からの吸水が主で根ではほとんど水を吸いません)
べラーメン層はあまり発達していません。
着生蘭の根は躍動的で、生きるための執念のようなものを
感じさせてくれます。
buds of Malus pumila cv. Aomori Otome
リンゴ‘あおもり乙女’の開花までを時系列にそって
写真を載せます。
buds of Malus pumila cv. Aomori Otome
蕾は赤から濃いピンク色に変化します。
バラの蕾のようです、リンゴもバラも同じバラ科です。
buds of Malus pumila cv. Aomori Otome
だいぶと蕾がほころびかけてきました。
buds of Malus pumila cv. Aomori Otome
蕾も白くなり開花直前です。
blossoms of Malus pumila cv. Aomori Otome
開花しました。
リンゴ‘あおもり乙女’の花です。
Malus pumila cv. Aomori Otome
リンゴ‘あおもり乙女’
樹高142㎝ 8号(24㎝)鉢、スタンダード仕立てです。
3年で作れます。
<スタンダード仕立ての作り方>
接木1年生の苗を買います。
根の量にもよりますが、8号スリット鉢に植え付けると3年間
植替えしないで栽培できます。
1年目は支柱を立て、主幹となる芽をまっすぐ上へ伸ばします。
予備の枝を1本残して(害虫などの防除が適切なら別に予備は
要らないです)、側枝となる他の芽は春の芽吹きの時期に
取り除きます。
2年目、伸びた主幹を先端を剪定し、結果枝となる側枝を出させ
ます。
リンゴの木は害虫が多いので、発見次第農薬をまきます。
スプレイ式の農薬があれば、こまめに使えて便利です。
3年目、開花します。
リンゴは自家結実しないので同系統の品種ではない別品種
を植えるか、ズミやカイドウやリンゴの盆栽を受粉樹として
育てます。
カリンの花粉でも結実するそうですが、当地(大阪の平野部)では
開花時期に開きがあります(北に行くほど開花時期のずれは
少なくなると思います)。
blossoms of Malus pumila cv. Aomori Otome
リンゴの木は花や実の様子が夢のように綺麗な樹です。
リンゴ‘あおもり乙女’は今までの味がいまいちな姫リンゴ
と違い、別名「ミニふじ」とあるように普通の生食用リンゴと
同じぐらい美味しいそうです。
Zelkova serrata
樹高約20㎝。
ケヤキの盆栽も展葉してきました。
落葉樹の盆栽は季節を飾れます。
Bulbs of Dierama pulcherrimum
ディエラマ(Angel's Fishing Rod)の球根です。
枯れた葉を取り除き、緑色の葉の部分も切ってあります。
毎年、扁平な饅頭のような球根が上へ積み重なっていきます。
5年以上経った古い球根から腐って無くなります。
通常の栽培では掘り上げたりしませんが、根をコガネムシの
幼虫に食べられてしまい緊急に植え替えをしました。
根を食害されると葉を引っ張ると簡単に抜けるので
気が付きます。
毎年冬にオルトランDX粒剤を撒いて防除していましたが、
今回は手を抜いたので、この有様です。
鉢植えだと開花しづらいので、この後地植えにしてみました。
Tillandsia gilliesii
チランジア・ギリエシー
薄い黄色の花を咲かせています(花径5㎜)。
香りは感じられません。
枝に麻ひもで固定し着生させています。
チランジアは着生させることで栽培が格段に
簡単になり、生育もよくなります。
Zanthoxylum piperitum
花山椒の収穫時期です。
Zanthoxylum piperitum
裏庭に1mを少し超えるサンショウのオス木(トゲ無し)が
2本植えてあります。
日陰過ぎるのか成長が遅いです。
<育て方のポイント>
サンショウは地植えにします(鉢植えは難しいです)。
水はけがよく、夏の強光と西日を避けられる場所を選びます。
水捌けをよくするために植えた傍に溝を掘ります。
Flower of Zanthoxylum piperitum
収穫した花。
<サンショウの花の佃煮の作り方>
酒・みりん・だし醤油を等量まぜ鍋に煮立たせます。
佃煮の煮汁は、ごく少量にします(サンショウの花は煮ると
量がすごく減るので)。
煮立ったところに収穫した花を入れます。
煮汁の水気が無くなりかけたら出来上がりです。
出来た山椒の花の佃煮。
庭の収穫物で季節感を感じられるのは最高の贅沢です。
Taraxacum
たんぽぽ(Dandelion)の季節です。
Taraxacum
このタンポポは在来種で、萼が反り返っていません。
花の数や豪華さではセイヨウタンポポに劣りますが、
山野草的な趣があります。
在来種のタンポポは数種類あり、それぞれの地方で進化
しています。
地域の特色あるタンポポを残すためには、安易な個体の
移動は慎むべきです。
Taraxacum
上からの写真。
タンポポは集合化です。
雄しべと雌しべと花びら一枚の一組が一輪の花で、
それが沢山集まって(まるで一輪のような)タンポポの花が
構成されています。
Pseudocydonia sinensis
‘大実カリン’という品種の花です。
今年は接ぎ木1年苗を植えてから5年目なので
果実をつけてほしいです。
今まで実をつけた実績はありません。
Pseudocydonia sinensis
果樹は種類によりますが、植えてから結果が出るまで
4~5年かかります。
切り倒すのには1日で十分ですが、果実を収穫するには
何年も必要です。
だから、気になる果樹はとりあえず植えておくというのが
持論です。
Primula sieboldii
‘零れ紅’と原種の‘帯広’のオリジナル交配種です。
ニホンサクラソウの自生地では花後に周囲のヨシなどの
植物が生い茂り、日光を遮られます。
栽培においても花後から日陰に移すことをしますが、
出来るだけ日光に当てたほうが断然生育が良いです。
葉焼けには注意が必要ですが、日光はサクラソウにとって
も重要な栄養源なのです。
Primula sieboldii
最近のコメント