神農さんの花
Dendrobium moniliforme
石斛(セッコク)の花です。
少彦名(すくなひこな)神社は大阪の道修町にある
薬の神様を祀っている神社です。
道修町には昔多くの薬問屋があり、現在も製薬会社が
集まっています。
神農(しんのう)さんと呼ばれ親しまれています。
祭神は神農神と少彦名命(すくなひこなのみこと)。
上の地図での位置は大坂の「坂」の字辺り、船場の北、
「御城」と書かれている大阪城の左側です。
(地図は天保7年 大坂書林発行 「新改正摂津国名所
奮跡細見大絵図」から引用)
神農祭に行くと張子の虎の付いた笹を授けてくれます(有料)。
この虎、首がゆらゆらと動きます。
なぜ「虎」かというと、江戸時代にコレラが流行したときに
トラの骨を使った薬を作ったそうです。
コレラは「虎狼痢(ころり)」と書きます。
薬の神様なので製薬会社さんからも信奉されています。
Dendrobium moniliforme
セッコクは「少彦名根薬(すくなひこのくすね)」とよばれ、
漢方で茎(bulb)の部分を乾燥させたものを煎じて健胃薬
として用いられます。
セッコクは代用で中国の漢方では鉄皮石斛(Dendrobium
officinale),霍山(カクザン)石斛(Dendrobium huoshanense),
細茎石斛(銅皮石斛)などが使われます。
またDen.devonianumやDen.nobile等も使われることがあります。
解熱や免疫力の向上などに効果があるそうです。
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