エアープランツは方向を固定して(着生させて)栽培
すると、ただ転がしておくよりも美しい形に育ちます。
また着生させることで格段に育てるのが簡単になります。
今回はチランジア栽培にいつも使っているハンガーを
紹介します。
長さは20㎝ぐらいです(長さは自由です)。
<材料>
①洋ラン用の鉄線支柱(通信販売で入手可能です)
茶色の2.6㎜の太さのもの(見た目・強度・加工性が一番
良いと思います)。
②コルク栓(手芸用の物などが入手可能です、包丁で
切ると簡単に形を変えられます)。
<道具>
①ゴーグル(支柱で目を傷めないように)
②手袋(革製など鉄線で手をケガしないようなもの)
③ペンチ2本(つかむ歯の部分がプラスチックや樹脂など
で挟んだものを傷つけない様なもの)
洋ラン用鉄線支柱は被膜で覆われているので傷つけない
様、無い場合はペンチの挟む部分にダンボール等を
咬ませる。
④接着剤(多用途用と木工用)
⑤千枚通し(コンロの火で焼くとコルク栓に簡単に穴を
開ける事ができます、火傷に注意してください)
<作り方>
鉄線支柱は長いまま加工します。
ペンチで掴んで輪っかを作ります。
支柱を適当な長さに切り、コルク栓を付ける端を曲げます。
曲げる角度も自由です(まっすぐのままコルク栓を
貫通させ、貫通させた後端を曲げてコルク栓が落ちない様
固定させてもいいです)。
端に穴を開けたコルク栓を木工用ボンドを付けて突き刺
します。
コルク栓の穴の開け方・角度も自由です、チランジアを
どの様な角度で着生させるか考えて作ります。
最後に支柱の切り端に多用途用接着剤を付けて錆を
防ぎます。
同時に吊り下げ用S字フックも作ります(下のフックを
上と90度捩じると吊り下げたときコルク栓が正面を
向きます)。
出来たらチランジアを固定します。
支柱の部分は自由に曲げられます(着生させた後
角度を調整します)。
写真のように麻ひもで固定する方法と、
木工用ボンドで接着する方法があります。
接着剤を使う場合も麻ひもで固定してから着けると
簡単です。
針金で固定する方法は植物に対する虐待のようで
嫌いですので補助的に固定する場合以外は使いません。
ハンガーの形は自由です。
もっと角を付けてバランスをとるような形やヤジロベエの
様なものも面白いと思います。
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