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2016年7月

2016年7月27日 (水)

イモ虫のような芽

P7270334_1_1 leaf bud of Cycas debaoensis

まるで毛虫の様なサイカス・デバオエンシスの

新しい葉芽です。

P7270335_2_1 leaf bud of Cycas debaoensis

幹も写すとこんな感じ。

サイカス・デバオエンシスは雨が良く降る地域の

ソテツなので幹が苞葉でしっかりと覆われ、雨が

流れやすいように紡錘形をしています。

生長点に水が溜まりにくい構造です。

雨除け栽培の必要はありません。

暖地の平野部だと露地植え出来ます。

2016年7月17日 (日)

ビロードシバ コウライシバ

P7160322_1_1  Zoysia tenuifolia

植物分類学上の本物のコウライシバです。

別名を「ビロードシバ」「キヌシバ(絹芝)」

「イトシバ(糸芝)」と呼ばれています。

草丈は約11㎝ 葉幅は1㎜ぐらいです。

非常に繊細な印象です。

P7160323_2_1  Zoysia tenuifolia

やや寒さに弱く、冬は枯れた色になります。

とても密に茂り、名前の通りビロード状の特異な

景観を作り出します。

この芝は生育すると凸凹ができるので平面に植えても

水平になりません。

2016年7月16日 (土)

榧(かや)の盆栽

P7130315_4_1 Torreya nucifera

囲碁将棋の盤の材料として有名な榧(かや)の木の盆栽です。

樹高31㎝ 双幹に仕立てています。

P7130317_5_1

添景は銀製の雀。

P7130320_7_1 Torreya nucifera

樹冠の様子です。

P7130321_8_1 Torreya nucifera

根元は太く根がしっかりと張り出し、地衣類と苔が

付いて古い神社の古木の様な(言い過ぎ)雰囲気が

あります。


2016年7月15日 (金)

吾妻五葉松「宝来」半懸崖仕立て

P7130311_1_1 Pinus parviflora cv. Hourai

 正真正銘の吾妻五葉松の「宝来」の接ぎ木物です。

銀色の筋が通った真っ直ぐな葉が特徴で

実生ではこの葉性は、なかなか出ません。

樹高は鉢上14.5㎝。

 今回の添景は銀製の鮎です。

P7130313_2_1 Pinus parviflora cv. Hourai

 裏側の様子です。

半懸崖(崖から身を乗り出すような)に仕立ててあります。

吾妻連峰の雪の重みも表現できたらと思います。

P7130314_3_1 Pinus parviflora cv. Hourai

根元は厳しい風雨に洗われて根が露出している様子。

吾妻五葉松の自生地でもよくこの様になっているそうです。

2016年7月13日 (水)

エンセ・ホリダスの葉

P7130309_1_1 leaf of Encephalartos horridus dwarf form

エンセファラルトス・ホリダス「ドワーフ(矮性)」

新しい葉が完成しました。

鋭い棘と青白い葉色が美しいです。

P7080308_3_1 Encephalartos horridus dwarf form

葉の長さは約25㎝。

だいたい前回の葉と同じ長さです。

古い葉は枯れるまでは絶対に切り取りません。

P7130310_2_1 Encephalartos horridus dwarf form

幹の直径は6.5㎝。

少し汚いですね。

しっかりと雨除け栽培ができていないとこうなります。

用土は山野草用のを使っています。

水遣りは乾かし気味に。

水をあげるか迷ったら表土を掻き分けて、中の土が

湿っていたら水遣りをしません。





2016年7月 9日 (土)

Argan tree アルガン 栽培

P7080307_2_1 Argania spinosa

 アルガンツリーから新枝が伸びてきました。

気温が相当高くならないと成長しないようです。

 アルガンの育て方は「鳥取大学乾燥地研究センター

・乾燥地植物資源バンク室」さんのホームページに

詳しいです。

 根がもろく、切れやすいので植替えは根を傷めない

様に注意が必要です。

素焼き鉢に腐植質を含まない用土で植え、雨除け栽培を

しています。

 実生して5~6年で実が生るそうですが、1本しか育てて

いない人は急いでもう1本買い足しましょう。

アルガンの木は自家不和合性が強く、別個体と相互受粉

させる必要があるようです。

2016年7月 4日 (月)

ライチ‘サラシエル’に復活の兆し

P6300282_1_1 Lichi chinensis cv. Salathiel

結論から言うとライチ・サラシエルは大阪の平野部での

屋外越冬は無理です。

木自体は枯れませんでしたが地植えは出来ないようです。

暖冬といわれた去年の冬ですら樹冠の葉が凍害で

枯れ落ち、新芽がほぼ全て枯死しました。P6300283_2_1  Lichi chinensis cv. Salathiel

当然、芽が枯死したのでほぼ開花しませんでした。

 気温が高くなった最近新芽が出てきました。

今年、凍害を免れた下の方の枝の花が咲きましたが

実は着きませんでした。

受粉樹が必要なようです。

P6300285_3_1 Lichi chinensis cv. Salathiel

すこし諦めていましたが復活しそうです。

P6300286_4_1  Lichi chinensis cv. Salathiel

 去年の冬に当地では降霜は無かったと思いますが、

耐寒性が-5℃あるライチ・サラシエルも耐霜性(Frost

hardiness)はかなり弱いと思います。

 




2016年7月 3日 (日)

Den.devonianum

P7030304_4_1  Dendrobium devonianum

デンドロビウム・デボニアナム

今年はとても花着きが良いです。

花の大きさは幅約6㎝。

P7020299_1_1 Dendrobium devonianum

唇弁の繊細な切れ込みが特徴です。

P7020300_2_1  Dendrobium devonianum

ヒマラヤ山脈の南側の山麓に自生し、寒さに強いので

当地では最低気温が5℃位になっても屋外に放置

しています。

夏の暑さに弱いイメージですが、適切に遮光すれば

平気です。

P7020302_3_1 Dendrobium devonianum

葉肉が薄くハダニの被害が多い種類ですが、

木陰に吊るして自然の降雨に当て、水遣りの時に

葉水を与えると被害を防ぐ事ができます。

2016年7月 2日 (土)

放任のグロリオサが咲きました。

P7020293_2_1 Gloriosa cv.

以前、球根を買って育てたけど上手くいかなくて

放棄したグロリオサが咲きました。

大阪の平野部では露地で越冬できるようです(基本

的な育て方は耐寒性が3℃までなので冬期は掘り

上げて保存します)。

P7020298_6_1 Gloriosa cv.

低い草丈から、去年は人の背丈まで3年かけて

成長し今年咲きました。

 グロリオサは熱帯アフリカやアジアが原産です。

全草にアルカロイドを含み、アジアでは蛇の毒消しに

使われたそうです。

球根などの誤食に注意。

P7020294_3_1 leaf tip of  Gloriosa cv.

グロリオサの葉の先は巻ヅル状になっていて、

この部分を絡ませて茎を支持します。

P7020296_4_1  Gloriosa cv.

フィジョアの枝に絡みつくグロリオサの葉の先端部。

グロリオサ(きつねゆり,ゆりぐるま)

2016年7月 1日 (金)

肥料のやりすぎでワサビを枯らす。

P7010291_5_1 Eutrema japonica

肥料の与えすぎでワサビを枯らしてしまいました。

せっかく育ってくれていたのに・・・。

山葵は元々水の豊富な沢で育つので浸透圧に

敏感なのかもしれません。

久しぶりに使ったマグァンプKの施肥量を誤り多く

与えてしまったので、ワサビがしおれるように

枯れてしまいました。

根もやられて腐るような様子です。

山葵への肥料は一般草花や野菜に比べ、ごく少なく

慎重に与えるよう注意が必要です。

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