ラベンダー栽培を山野草的アプローチで
Lavandula angustifolia
暖地ではコモン系(イングリッシュ系)ラベンダーは
よく枯れます。
夏の高温多湿に耐えうるラバンディン系やストエカス系
のラベンダーを育てたらよいのですが、それでは
違うのです・・・香りが、花姿が。
ところで高山植物や山草も栽培していますが、これらは
夏越し出来ています。
高山植物が育てられてラベンダーが無理なわけない。
発想を変えてラベンダーをハーブではなく山野草と
捉えることにしました。
そうするとハーブ用の用土が腐植質を多く含みラベンダー
に適さないことが判ります(ラベンダーの自生地は荒地です)
(他のハーブはハーブ用の培養土で良く育ちます)。
用土は根が加湿にならない様に水はけの良さを重視し、
腐植質(腐葉土・ピート・バークなど)が入っていないものを
使います(要するに山野草用の用土)。
センチュウでも根がやられて枯れるので清潔な用土。
鉢も釉の掛かっていない山野草用の物で深さがあり
少し大きめで鉢底穴の大きな物。
ラベンダーは野生(高度に園芸植物化していない)なので
肥料はごく少なめに。
置き場所は雨除けができて西日が当たらないところ。
鉢の下には角材などを置いて通風をはかる。
出来れば鉢への日光の直射を遮る。
水遣りは根元に、株の上からかけないこと。
これらをすればラベンダーは夏越し出来ます。
写真は今年の最高気温37℃の夏を耐えたラベンダーです。
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