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2017年1月29日 (日)

実はチランジア・テクトラムが一番ユニークです。

P1170510_1_1Tillandsia tectorum

 豊かなトリコームが美しいチランジア・テクトラムは

エアープランツの中でも最もユニークな外観を持って

います。

 その綺麗さ珍しさから先ず栽培化・量産化に成功し、

今や趣味家からは見向きもされない存在になってしまい

ましたが、やはり特筆すべきチランジアです。

P1200514_1_1Tillandsia tectorum

 綺麗に育て上げるのは難しい種類かもしれません。

毛羽だったトリコームが少なくなったり、葉先が枯れたり

など。

解決法は栽培環境が人により異なるので一様に言えません、

置き場所や栽培方法を試行錯誤するしかありません。

直射日光に当てる等と書かれているものを散見しますが、

自生地ではそうであっても、標高・気温・湿度など気候が

全く違う日本で光量だけ合わせても枯らす一因になります。

 銀色に輝くテクトラムは栽培棚に欠くことができません。

お勧めの飾り方は数株を合わせる方法です、意外と群生

させると魅力が増します。

P1280519_2_1 Tillandsia tectorum

 最近入手した、葉の数が普通種より多いチランジア・テクトラム。

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Tillandsia チランジア」カテゴリの記事

コメント

御無沙汰しております.私もまた,テクトラムの容姿のユニークさに惹かれる一人です.日本の自然環境・生活環境だと,日光と風の与え方,灌水と施肥,何もかもがやりにくいため,日本で栽培するのは無理があると感じますが,ついつい,買い集めてしまいます.
もう一つ厄介なのが,栽培のための同定,です.
しかし,店先やWEB店では,変種名なし園芸種名なしの種名のみ,あるいは,商品名のみ.良くても,草の性質を抜きに外形的特徴のみ開示,という仕方で取り扱われています.
そのため栽培情報を辿りようも無く,また,自生環境を考慮した可愛がり方が試行錯誤でしか見つけられず,手遅れになりやすいです.たとえば,'Small'と呼ばれる園芸品種や有茎種などは,ロゼット型ものより水を欲しがるように見えますが,気づいたときにはだいぶ葉先を枯らしてしまいました.
そうそう,ご報告です.我が家のランドベッキー@吊栽培は,水じゃぶで今も絶好調です.毎日のうち半日くらいは濡れているかもしれません.ウスネと同じように考えれば良さそうですね.
他方,棚へのころがし栽培としたテクトラムは,加湿器&送風機のみで維持しています.冬は乾燥しがちなので,湿度計を頼りにしています.このやり方ですと,成長点付近の状況は良いのですけど,裏面が痩せてしまいます.やはり,株元の湿度を確保するためにコンポストなり空鉢なり着生材なりを用意した方が良いでしょうか?なお,発根は盛んです.だから「あと少しの微調整」だと思っています.アドバイスなり,経験談なり頂けると幸甚です.

どみ 様 コメントありがとうございます。 返事が遅くなりすみません、最近ブログをあまり書いていないもので・・・。
テクトラムや近縁種の分類に関しては「DIE BROMELIE /The Tillandsia tectorum complex」という本が詳しいそうです。 今、流通しているテクトラムのほとんどは栽培品ですが昔は山採り株が出回っていました。以前それらを見る機会がありましたが大きさ・形に変異が多く驚きました。種の同定に関しては、あきらめの境地です。
テクトラムの形によって水の要求量が違うことは知りませんでした、加湿器や送風機を使われて栽培しているどみ様の方が上級者ですね。当方ではコルクに着生させたもの軽石で植えこんだもの、ただ転がしているものでは成長に差異は見られませんでした。
「New Tillandsia Handbook」の自生地の写真を見るとテクトラムと同居している植物のほとんどが霧から水分を得ている様です(例えばサボテンは棘で霧を集めタンクブロメリアは霧で水を溜めるようです)。霧に関してはペルー海流とアンデス山脈や赤道反流系水がテクトラムの自生地のペルーやエクアドルをカバーしているのが興味深いです。何よりテクトラムの長いトリコームが霧を捕まえやすい形状をしているが葉肉は薄いのも疑問です。おそらく、それほど葉に水を備蓄しなくてもコンスタントに霧が発生しているのではと浅慮しています。
 ランドベッキーはおっしゃる通りウスネオイデスのように扱えば簡単そうですね、こちらのランドベッキーも元気にしています。
 テクトラムの葉先の枯れはある程度しょうがない部分もあると思いますが、テクトラムが栽培環境に順化すれば軽減すると思います、葉の細いテクトラムほど葉先が枯れやすいですよね。

お忙しい中,書籍情報をありがとうございます.当該文献はBSIから入手できるようですね.
植物関連の情報(いや,生物全般か)は,非常に見付けにくくて,いつも難儀しています.調べものをするときはじめは植物系の学会論文を漁るのですけど,あるときは,地学系,気象系,またあるときは工学・軍事・政治関係の方が情報が充実していたりして,文字通り,右往左往しています.経験談すら得られない場合は,操作に対する植物の応答から自生環境を考えるという,逆向き推論で取り組んでいます.こういう次第で,テクトラム栽培者(挑戦者?)として管理人さんより上ということは無いです.

また,コルク着生/軽石上/転がしの間で,生長に差異が無いとのこと,参考になります.灌水の仕方や通風の状況とも関係があるかもしれませんね.

①テクトラムの葉が薄くて貯水可能量が少ないこと,②水補給源がコンスタントな霧との予想(コンスタントが指し示す内容には,”一日中”というコンスタント【...但し相対湿度の下がるとき≒乾季の日中を除く】と,”毎日~数日に少なくとも一度”という程度のコンスタントという2つがあると思いますが,ここでは前者を前提しています),私も同感です.以上の二つはテクトラムの繁栄にとって一体の関係と思います.

あのような開放的環境・貧栄養の環境のもとでテクトラムが厚葉であれば,光合成によって生成された炭水化物を葉の厚さに向けなければならず,株体積(専有面積・茎高さ)の増大に支障をきたし,それゆえに土地の占有に後れを取って他の好陽性植物の日陰に追いやられているはず.

つまり,テクトラムは占有体積の割に重量が小さく炭水化物量の少ない姿(当該環境で最も生産効率の高い形態)だからこそ,植物間競争に打ち勝ち,日光と水分と気中のごくわずかな栄養をわがものに出来たのではないか,その結果の一つが「New Tillandsia Handbook」の写真にあるような群生なのではないか,私は,そう考えています.

Benzingさんの論文を読むと,着生植物が環境に応じて採る吸水戦略に,PS型(パルスサプライド-断続受水&長期保水)とCS型(コンスタントサプライド-継続受水&短期保水)とがあるようです.タンク系や肉厚葉のストレプロフィラなどは,PS型で発展したのでしょう.これに対しテクトラムは,地生植物が土から常時水を得ていると同様,常時霧から水を得ている点で,特異なCS型と言えます.テクトルムはこの点でも,ティランジアの中で非常にユニークと感じます.
それをいったら他の銀葉系ティランジアだって似たようなものじゃないかという話になりそうなものですけど,私にはそうは思えません.他のチラは,テクトラムほどの霧補足効率を持っておらずテクトラムよりも体積当たりの体重が大きくその分保水量も多く,蓄えに頼る点でPS型に近いと感じます.もちろん,実際は無数の中間的形態があるので,PSとCSを截然と分けることはできませんけど.

とにもかくにも仮説を立て実証してみないと草の生理が見えてこないので,文献探索したり草を触ったりしながら,ありえない説を排除するところから取り組んでいます.

いつも色々とありがとうございます.

どみ様 コメント(寄稿というべきかも)を有難うございます。

こちらこそ、どみ様の貴重な知識をお教えいただき有難うございます。どみ様のコメントを公開させていただくことが、このブログの読者様(とても少ないですが(笑))にとっても利益になる事と確信しています。
知識の一般化、ネットの重要な存在意義ですね。
私は「New Tillandsia Handbook」しか持っておらず、専門的な論文を調べたりもしていません、どみ様の研究量を尊敬します。
これだけエアープランツが流行っているのに日本に専門書が無いのが残念です。
 チランジアを栽培していて(他の植物も)置き場所を変えただけで急によく育つ場合があると感じています。なので、その株が育つのに最適な場所探しをよくしています。
 内容の浅いブログですが、これからも飽きずに見ていただけたら嬉しいです。

その節は「DIE BROMELIE /The Tillandsia tectorum complex」のご紹介をありがとうございました.外国の研究者の方に分けて頂き,入手することが出来ました.
内容は,テクトラム類縁の,白色かつトリコームたっぷりのチランジアをまとめたものでした,ステリフェラやシュスゴネンシスまで言及してありました.
テクトラム変種の分類は,プロポーザル程度?の様子.変異が多様かつ差異が細かいので進化論や形態学に基づいて無数の中間的形態を詳述するのはそもそも困難でしょうし,細分の取り組み自体,ナンセンスを思わせるのかもしれません.分類ということの意義を再考させられました.

どみ 様 コメントありがとうございます。

本の内容までお教えいただき有難うございます。
てっきりテクトラムの分類の本かと思っていました。
それにしても昔の専門書を外国の研究者からって、どみさん何者?(笑)すごいですね。

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