シース(sheath)葉鞘の中の蕾
sheath of Cattleya mossiae
シース(sheath 葉鞘)とはバルブ(pseudobulb)の上に
葉(leaf)とともに付いている蕾を保護する器官です。
バルブ(pseudobulb 偽球茎・シュードバルブ)を包んで
いるものをリーフシース(leaf sheath)といいます。
シースを光にかざすと中の蕾が透けて見えます。
Cattleya mossiae
リーフ・シースはバルブが成長するときに、バルブを
包むようにして保護する役目をします。
バルブが完成すると枯れた状態になりますが、バルブは
保護された状態のままです。
ただし、バルブとリーフ・シースとの隙間にカイガラムシ等が
発生するので栽培上枯れた後は取り除かれることが多いです。
薄皮をめくる様に手で取り除けます。
話は変わって。
ラン展は春先の最も寒い時期1~2月に開催されることが多いです。
でも普通に家庭で育てている場合、その時期に
咲かせるのは難しいです。
その為、出品する人はエネルギーを使う専門の暖房設備を
持つ人やプロに限られます。
地球温暖化や原発問題がある中、大量のエネルギーを
使うラン展にどれ程の意味があるでしょうか。
1ヵ月でも開催を遅らせるだけで大勢の人に出品の
チャンスができると思いますし環境にも優しいです。
« カトレア・ワルケリアナ プリンセプス の育て方 | トップページ | Cyclamen coum »
「ラン Orchid」カテゴリの記事
- ランの耐寒性。(2024.12.20)
- Dendrobium amabile の新芽。(2024.08.09)
- Dendrobium amabile(2024.05.18)
- Dendrobium amabile の蕾。(2024.05.16)
- Paphiopedilum callosum パフィオペディラム・カロサム(2024.01.15)
コメント