Encephalartos horridus
オニソテツ(Encephalartos)の全種類が「種の保存法」での
規制(国際希少野生動植物種)を適用されたのは昭和55年
11月4日からです。
昭和55年11月4日以降に「登録票」が無く行われた
売買・譲渡は全て「違法行為(懲役もしくは罰金)」
にあたります。
※登録票無しで「違法」に入手してしまった現所有者が
登録票の交付申請を行うことはできません。
元の所有者に一旦戻して登録票を取ってもらう
必要があります。元の所有者が適法に登録申請が
出来ない場合は、さらに前所有者を遡る必要があります。
「国内において規制適用日前に取得された個体等の
申請方法」もありますが、昭和55年以前のことなので
証明はかなり困難だと思います。
結論から言うとヤフオクなどで「登録票」無しで
買ってしまったエンセの登録はできません。(売主が
適法に輸入した公的な書類、または昭和55年以前に
買ったことを証明する書類を揃えられない場合。)
しっかりとしたお店で買った場合などは対応して
くれるかもしれませんが、個人からの購入の場合は絶望的です。
※単純所持(育てている)だけなら「登録票」が無くても
「合法」です(逮捕はされないそうです)、ただし買った
行為自体は「違法」です。
残念ながら当方が育てている株も、売主がわからない
状態ですので登録はできませんでした。
平成30年6月からは「種の保存法」の改正により「生体
(Encephalartos)」の登録票が交付から5年ごとの更新制に
なります(期限の6ヶ月前から5年の満了日までに更新申請
が必要、更新しなかった場合は登録票は失効します)。
理由は成長するからですが、更新料が5年ごとに
4,600円かかります。
これからは、個体を維持するだけでもお金がかかります。
複数株持っている人は、その数×4,600円なので
かなりの出費です。
もう趣味で楽しめる時代では無いようです。
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