蚊取り線香の花
Tanacetum cinerariifolium
ジョチュウギク
花径約5㎝。
バルカン半島 ダマティア地方原産の植物です。
花に含まれるピレトリンに殺虫効果があります。
花を食べない限り昆虫も安全です。
日本では明治時代に栽培が始まります。
「蚊取線香」を作っている「大日本除虫菊株式会社」
の「除虫菊」とはこの花のことで、パッケージにも
白い花がデザインされています。
ただ、現在では復刻版を除いて蚊取線香の原料は
この花ではありません。
Tanacetum cinerariifolium
草丈が長く倒伏するので支柱などで支えます。
病害虫に強く、栽培は簡単です。
今では、蚊取線香は世界で(特に熱帯で)蚊帳と
共に人々を蚊が媒介する伝染病から守っています。
ジョチュウギクは重要なハーブで人間や動物には
無害な天然殺虫剤を作ることができ、野菜作りなど
に利用できます。
« Encephalartos princeps の新しい葉 | トップページ | Tillandsia penascoensis の根 »
「園芸 horticulture」カテゴリの記事
- 早春の芝桜。(2025.03.07)
- 天気予報の最低気温は信用しない。(2025.02.19)
- 雨の力。(2025.02.02)
- 福寿草の芽。(2025.01.01)
- 散る前のモミジがカラカラ。(2024.12.15)
« Encephalartos princeps の新しい葉 | トップページ | Tillandsia penascoensis の根 »
コメント