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2018年8月

2018年8月31日 (金)

観音竹‘大判の縞’

P8301305_3_1 Rhapis flabelliformis `Oban no Shima'

 観音竹‘大判の縞’

全ての葉に斑が入る総柄です。

4.5号鉢植えです。

 葉焼けしています。

遮光ネットなどの栽培設備を整えないと

綺麗に育てるのは難しいです。

P8301304_2_1 Rhapis flabelliformis `Oban no Shima'

 しっかりと育ってくれていますが、栽培が

下手なせいで葉焼けさせてしまいました。

水が切れた状態で日光に当てると葉が焼ける

ようです。

水やりは普通の植物より多めに、表土が乾く前に

与える必要があります。


ライチ‘サラシエル’の成長

P8301302_1_1 Lichi chinensis cv. Salathiel

 ライチ‘サラシエル’

10号スリット鉢植え。

樹高は110㎝を超えました。

新芽の成長は急速で、芽が出てから1週間ぐらいで

枝葉が大きくなります。

紫外線対策で新芽が赤色に出る品種もありますが、

サラシエルの幼葉は黄緑色です。

 年々大きくなっていますが実が生りません。

サラシエルの成木の耐寒性は-5℃までありますが、

耐霜性は無いか弱いです。

栽培は普通種に準じます。

耐寒性を信じて無理に屋外越冬を試みると花芽が

枯れ実が付きません。

冬は5℃以上の場所で管理します。

ライチは熱帯果樹ではなく亜熱帯果樹なので

開花の為に8℃ぐらいの低温に2~3ヵ月さらす

必要があります。

植替えは春に根鉢を崩さないように鉢増しを

します(根を切ると弱るか枯れるので注意)。

2018年8月29日 (水)

サンスベリア・スタッキー

P8281299_1_1 Sansevieria stuckyi variegata

 冬に出窓でも結構いけんじゃん、と調子に乗って

出窓で日光に当てて水遣りをしていたら寒さで葉が

傷んだサンスベリア・スタッキーです。

葉を切りました、根も相当傷んでいました。

すぐに植え替えて半年以上管理して、ようやく新芽が

出てきました。

 やはり寒さにはすごく弱いです。

10℃以下では決して水遣りをしてはいけません。

冬は最低気温が10℃以上の環境で管理します。

越冬温度が10℃以上の中温性の洋ランよりも冬の

管理は難しいです。

 本物のサンスベリア・スタッキーは写真のように

親株から離れた位置から新芽を出します。

同じ個所から葉を出すこともありますが、扇型に

葉を展開することはありません。

最近では偽物も巧妙で、別種の細い棒状のサンス

ベリアをばらばらに挿し木してスタッキーとして売って

いるので注意が必要です。

2018年8月28日 (火)

台風のおみやげ

P8251294_3_1 Pinecones

 台風では嫌な思いをしてブログに泣き言ばかり

書きましたが、いいこともありました。

写真の松ぼっくりです。

 そもそも適度に台風には来てもらわないと

日本列島は水不足になります。

台風が来なければ稲作をはじめ農業は全滅です。

 近年は温暖化に伴う異常気象で台風の勢力が

強いまま来たり、数も多く被害が深刻になります。

 命にかかわる熱波も過ぎれば忘れてしまいます。

いい言葉でいうと「順応性がある」ですが異常気象が

ここまでくると慣れは、ただの「鈍感」です。

P8251295_4_1 Pinecones

 この時期でないと松毬は手に入りません。

台風の翌日に神社などを散歩すると‘落ちたて’の

欠落のない綺麗な松ぼっくりを拾えます。

中には鱗片がまだ開いていないレアな松毬も

ありました。

一番自信のあるPinus maximartinezii

P8251293_2_1 Pinus maximartinezii

 マキシマルティネツィ松

樹高40㎝。

幹も太くがっしりと育ってくれています。

葉色は写真では表現できませんが綺麗な

青灰緑色です。

2018年8月27日 (月)

ケヤキの盆栽が葉焼け

P8251292_1_1 leaf scorch of Zelkova serrata

 台風の後、欅の盆栽が葉焼けしてしまいました。

今年の秋の紅葉は絶望的です。

根は大丈夫なので樹自体は枯れないと思います。

 今年買った2本のケヤキの盆栽素材の葉は

大丈夫でした。

 台風の大雨の後の水遣りは加減がわからず

難しいです。

たぶん‘メアリーレーン’の秋果

P8271296_5_1 Ficus carica Mary Lane seedless

 イチジク‘メアリーレーン’の秋果です。

肥料が足りないのか小果で実生りも少ないです。

二期生りのイチジクは秋果の方が糖度が高い

ので残念です。

 イチジク‘メアリーレーン’の栽培のポイントは

肥料です。

結構たくさん肥料を必要とするようです。

P8271297_6_1 Ficus carica Mary Lane seedless

 葉腋の花芽が落ちて無くなっています。

肥料が足りていないせいでしょうか。

良くわかりません。

本来ならば豊産性の品種です。

秋果も沢山つくはずです。

P8271298_7_1 Ficus carica Mary Lane seedless

 頂芽の脇の花芽も欠落しています。

来年の花芽が形成されていてもいい時期なのですが。

 春の果実は大きく良く生ったので、来年は収穫後

夏果・秋果の為の追肥を実施したいと思います。

 イチジク‘メアリーレーン’は種無し種で、果実は

種のジャリジャリ感が無く歯触りが滑らかで甘く

とても美味しい品種です。


2018年8月25日 (土)

サイカス・デバオエンシスの新芽

P8211285_5_1 Cycas debaoensis

 サイカス・デバオエンシスの新芽がついに

2m越え。

P8211287_6_1 Cycas debaoensis

 小葉はこんな感じ。

もっと細かく分かれて欲しいのですが、まだまだです。

P8211278_1_1 Cycas debaoensis

 幹の直径は13㎝。

小苗が4年ちょっとで、これだけ大きくなりました。

<育て方のポイント>

適宜鉢増しをします。

地下の紡錘根が伸びます。

ある程度の大きさになれば、大きな鉢に植えるか

地植えすると成長速度が速まります。

水やりは一般草花と同じで乾いたらあげます。

雨がよく降る地域に自生するので、同じソテツでも

Encephalartosのように乾かしません。

耐寒性はあり-7℃でも平気です。

目立った病害虫はありませんが、新芽が小さいときに

イモムシに食害されることがあります。

2018年8月24日 (金)

スモモが台風で落果。

P8241289_1_1 Prunus salicina

 スモモの実が台風の風雨で落ちてしまいました。

ほとんどの実が落ちたので、樹には8個しか

残っていません。

 晩生種は台風の被害にも合うので家庭果樹には

お勧めしません(シンクイムシやカメムシなどの虫害

も多いです)。

 スモモの栽培は失敗続きです。

そもそも自家結実して7月中に熟すはずの樹が

品種違いで受粉樹が必要で8月下旬になっても

熟さないスモモだったのが始まりです。

急きょ受粉樹を用意したりとトラブル続きでした。

他にも植えた樹が春になっても芽が出なかったり

(樹液は流動していました)、ネットで買った樹が

不良品だったりと。

 それでも栽培を続けるのは、完熟したスモモが

とても美味しいからです。

「李下に冠を正さず」と言われるぐらい、昔から

完熟したスモモは人々を魅了する美味でした。

P8241290_2_1 Prunus salicina

 落ちた実を割ってみました。

傷んでいました。

ケルシージャパンのような特徴(種の近くの空洞)

もありますが、何の品種かは不明です。

この品種は樹上では完熟させず、ある程度実が大きく

なったら収穫して追熟させる品種かもしれません。


2018年8月22日 (水)

ライチの新芽が遅すぎる。

P8211281_3_1 Lichi chinensis cv. Salathiel

ライチ・サラシエル

 8月中旬ぐらいから新芽が出てきました。

 冬に屋外の軒下でビニールを被せただけで

冬越しをさせました。

その影響で新芽が遅れたようです、もちろん

花芽は着いていません(凍害で枯れたものと

思われます)。

P8211280_2_1 Lichi chinensis cv. Salathiel

 樹高は100㎝になりました。

10号スリット鉢に植えています。

 大阪の平野部での露地植えは絶望的です。

-5℃までの耐寒性はあるようですが、あくまでも

霜が降りない状況でのことです。

栽培した経験からライチ・サラシエルの耐寒性は

普通のライチより、すこし強いぐらいです。

P8211282_4_1 Lichi chinensis cv. Salathiel

 写真のように剪定の切り口は、周囲の肉が

盛り上がり塞ぎます。

 もう庭でのライチの収穫は諦めました。

楊貴妃の夢よ、さようなら・・・。


2018年8月21日 (火)

シュロチク 白青殿 は綺麗なのですが・・・。

P8191275_1_1 Rhapis humilis Hakuseiden

 棕櫚竹‘白青殿’

綺麗なのですが、写真で分かるように葉先が

枯れこみます。

雨除け栽培をしても、これだけ枯れこむので

露地栽培だと悲惨な状態になります。

また、耐寒性が無く大阪の平野部でも屋外での

冬越しはできません(軒下なら可)。

露天だと斑の部分が寒さで枯れます。

P8191276_2_1 Rhapis humilis Hakuseiden

 白青殿の子株です。

ほぼ‘斑’になってしまいました。

これは育たないか、そだっても葉が汚く枯れこむ

だけでしょう。

 白青殿は育てるのがとても難しい品種です。

シュロチクなので木の性質自体は丈夫です。

葉割れの一つ一つに緑と斑の部分がバランス良く

入った株を入手すれば葉の枯れ込みは少なく栽培は

簡単なのですが、少しでも斑の部分が派手な株は

葉が枯れます。

 育て方のポイントは斑のバランスの良い株を

選ぶことに尽きます。

浸透移行性の殺菌剤を散布することも、ある程度

有効ですが、‘斑’だけの部分はやはり枯れこみ易いです。

2018年8月17日 (金)

もしかしてケルシージャパンでは・・・。

P8171273_1_1 Prunus salicina

 去年はカタログの収穫時期を1ヵ月ほど過ぎても

熟さなかったので全ての実を捨てました。

摘果を失敗し、実を着け過ぎたのが原因だと

思っていました。

でも、この形と7㎝という大きさ、もしかすると

ケルシージャパン(甲州大巴旦杏)かもしれません。

それならば熟すのは8月下旬から9月上旬なので

去年8月を過ぎたのに熟さない事の説明がつきます。

要するに、品種違いです。

P8171272_2_1 Prunus salicina

 この樹は7月に収穫できる巴旦杏(ばたんきょう)

として買いました。

日本古来のスモモで果実の先がとがり、果皮は

黄緑色から濃紅色に熟すとカタログにありました。

P8171274_2_1 Prunus salicina

 晩生種は果実が害虫の被害に遭い易いので

栽培が難しいです。

シンクイムシやカメムシの害が発生します。

今年も沢山の実が虫害でダメになりました。

新聞で作ったような簡易な果実袋では、あまり

被害軽減の効果はありませんでした。

 スモモを栽培するなら7月中までに収穫できる

品種がお勧めです。

P8171271_1_1_1 Prunus salicina

 この6年を返して欲しいぐらいです。

予備のスモモの樹を鉢で育てているから

いいのですが、これで不味かったら即伐採です。

 年月は取り返せません。

スモモは植えてから収穫までに最低でも3年かかります、

品種間違いの場合も想定して別品種も同時に

育てた方が確実です。

 




2018年8月15日 (水)

Pinus maximartinezii

P8131270_5_1 Pinus maximartinezii

 マキシマルティネツィ松です。

樹高は50㎝オーバーです。

 密集させて育てているので細長く育って

しまいました。

P8061265_1_1 Pinus maximartinezii

 結構たくさん育っています。

種はドイツから輸入したのですが、最低注文額

(ミニマムオーダー)があるのでこうなりました。

 耐暑性は問題なく、耐寒性もある程度あります。

当地では霜は滅多に降りませんので、-7℃にも

耐えています。

雨除け栽培すれば、栽培は簡単です。

栽培用土は腐植質の含まれていない清潔なものを

用います。

元々やせ地に生育する松なので肥料は殆ど

要りません、根に共生菌を持っています。

殺菌剤を撒くと根についている共生菌が死に、

衰弱するか最悪枯死します。

 何故か下の葉が枯れてきます。

水やりの問題か鉢が小さすぎるのが原因だと

思っています。

 根が多湿に弱いのですが、まだ地植えを

あきらめていません。

2018年8月14日 (火)

黄金ソテツ?

P8131266_2_1 Cycas revoluta dwarf form

 今年の結果です。

黄緑色で発色がいまいちです。

この個体は発色が終わっても、葉が濃い緑色に

なりません。

P8131267_3_1 leaf of Cycas revoluta

 葉の一部に「斑」を見つけました。

P8131268_4_1 Cycas revoluta dwarf form

 この個体は、株の最大幅でも37㎝の矮性個体です。

姿はとてもいいと思います。

これで黄金の発色が良ければ言うこと無しなのですが。

株が大きくなれば発色が良くなる可能性もあるので、

根気強く育て続けます。





2018年8月 6日 (月)

スモモの苗をスリット鉢で仕立てる。コンパクトに

P8031261_3_1 Prunus salicina

 8号スリット鉢を使います。

1年生地堀苗を秋(暖地の場合)か春(寒冷地の場合)の

休眠期に買い、スリット鉢に植え付けます。

1本の棒状の苗が届くので、根の量とのバランスを考え

50㎝位の位置で剪定します。

 春に3本主幹を伸ばします、他の芽は芽欠き(芽が

小さいうちに指で摘まんで取り除きます)。

育て始めて1年目の冬にその年に伸ばした主幹を

先端から1/3ほど剪定します。

主幹の先端を剪定することで翌年に側枝(短果枝)が

出ます。

 写真の木は2年育てたものです。

枝が伸びすぎる場合は夏にも剪定します。

スリット鉢の8号の大きさでは用土の量が少なく

乾きやすいのでしっかりと水遣りをします。

 秋の落葉する頃(この時期に根が伸びます)に

10号スリット鉢に鉢増しします。

上手くいけば3年目に花が咲き、2~3個なら収穫

できるかもしれません。

2018年8月 5日 (日)

ディクソニアにとっても暑い夏。

P6211202_1_1 Dicksonia antarctica

 ディクソニア・アンタルクティカはオーストラリア南部と

タスマニア島にまたがる冷温帯雨林に自生します。

日本の大阪の夏は熱帯並みに暑いので、ディクソニア

にとっては暑すぎます。

冬も寒すぎるので、ディクソニアにとっては日本に植え

られるということは拷問のような感じです。

 夏は暑すぎて冬は寒すぎるので、ディクソニアが大阪

で成長するのは春と秋です(自生地では周年生育している

と思われます)。

P6211203_2_1 Dicksonia antarctica

 夏は暑過ぎるので新芽が蒸れて腐っています。

今夏は雨が降らない日が続くので、葉水と生長点と

幹への水遣りをしています。

ディクソニアは地植えでも幹への水遣りが必要です。

P8051262_4_1 Dicksonia antarctica

 この株は家の北側に植えていますが、新しい葉も

葉焼けしています。

P8051263_5_1 Dicksonia antarctica

 この新しい葉は葉焼けして先端が枯れています。








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