ライチ‘サラシエル’の成長
Lichi chinensis cv. Salathiel
ライチ‘サラシエル’
10号スリット鉢植え。
樹高は110㎝を超えました。
新芽の成長は急速で、芽が出てから1週間ぐらいで
枝葉が大きくなります。
紫外線対策で新芽が赤色に出る品種もありますが、
サラシエルの幼葉は黄緑色です。
年々大きくなっていますが実が生りません。
サラシエルの成木の耐寒性は-5℃までありますが、
耐霜性は無いか弱いです。
栽培は普通種に準じます。
耐寒性を信じて無理に屋外越冬を試みると花芽が
枯れ実が付きません。
冬は5℃以上の場所で管理します。
ライチは熱帯果樹ではなく亜熱帯果樹なので
開花の為に8℃ぐらいの低温に2~3ヵ月さらす
必要があります。
植替えは春に根鉢を崩さないように鉢増しを
します(根を切ると弱るか枯れるので注意)。
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はじめまして、
サラシエルの記事拝見しました、私は今年購入して育て始めました
耐寒性有との情報で購入しましたが、開花時期に低温だと実が
出来ないとの事とチョット残念です、地植え予定してたのですけどね^^;
投稿: じいや | 2018年12月25日 (火) 10時04分
じいや様 コメントを有難うございます。
そうなんです、当地(大阪の平野部に位置)では屋外の地植えでは花が咲きません、葉も半分ほど枯れこみます。去年の冬の最低気温は-7℃になりました。最初、私も庭植で‘楊貴妃の庭’を目指していましたが、どうもダメなようです。
軒下で、ビニールをすっぽりと被せても花芽(新芽も含め)が枯れてしまいます。その場合、出芽が夏以降になります。
最低気温-7℃でも枯死しませんでしたが、サラシエルの幼木は耐寒性が弱いので3年間ぐらいは過保護に育ててあげてください(亜熱帯果樹なので、冬にある程度の低温は必要です)。最初の数年は生育が緩慢ですが、苗木がある程度大きくなれば成長が早くなります。
大きくしてから庭の様々な場所で耐寒性テストをして下さい。
テレビの天気予報の最低気温は園芸や農業では当てにならないので注意が必要です。
サラシエルの庭植も条件と場所次第だと思います。同じ地域でも風通しの良い場所は冬に凍りやすいです。和歌山や兵庫県の網干(シュロチクの白青殿が庭植可能)ぐらいなら可能かもしれません。
たとえ冬越しを屋外で出来て花が咲いたとしても開花時期に遅霜が降りるような地域での地植えは商業的には不可能です。
投稿: このブログの人 | 2018年12月25日 (火) 21時25分