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フジザクラ(マメザクラ)‘御殿場桜’の新梢です。
新しい枝が伸びてきた、この時期に剪定します。
枝が成熟した後で剪定すると、傷口から枯れこんだり
腐ったりします。
剪定の仕方は上の写真のように、今年に伸ばす
枝を残して先端を指の爪で摘まみます。
枝がまだ柔らかい段階で剪定することで、切り口は
目立たなくなります。
この方法のデメリットは、葉の数が少なくなるので
幹の成長が遅くなることです。
しかし、剪定ハサミで痛々しく枝を切られて成形された
桜の盆栽よりかは自然な感じに出来上がります。
これは今年買った横山園芸さんのケント州の
イングリッシュ・ブルーベルの花です。
花色は濃く(写真では薄いですが)良いのですが、
花が四方に散らばっています。
株が充実すれば、花は片方にだけ垂れ下がるので
しょうか。
一方、こちらは去年買った横山園芸さんのイングリッシュ・
ブルーベルです。
去年、咲いた時から花は一方向にだけ咲きます。
これも花色が薄く写っていますが、今年買ったものよりも
色が薄いです。
花色は今年の方が良いのですが、花の着き方は去年の個体
の方が良いです。
それにしても1年間育てた割には株が充実していません。
どうも、鉢が小さいようです。
追記
今年に買った、ケント州のイングリッシュ・ブルーベルが
開花が進み、写真のような感じになりました。
花が一輪だけ上を向いていますが、全体的に綺麗に
垂れ下がっています。
リンゴ‘あおもり乙女’の花が満開です。
去年は台風で実が落ちてしまったので、1個しか
食べられませんでした。
味はスーパーで買うリンゴと同じでした。
あおもり乙女は「ミニふじ」と言われるだけあって、
ミニりんごでも酸っぱくなく美味しいです。
蕾の時は赤色です。
1本では実が生りません、別品種の受粉樹が必要です。
blossoms of Malus pumila `Aomori Otome'
蕾は開くと純白の花になります。
色んな虫が盛んに蜜を吸いに来ます。
standard apple tree `Aomori Otome'
リンゴ‘あおもり乙女’はスタンダード仕立てです。
リンゴの木は害虫が付きやすいので、管理のし易い
樹形にしています。
特に、暖地ではコンパクトに仕立てた方が病害虫対策が
簡単です。
まずは「黒仙棗」の接木部分です。
下の小さな隙間から向こう側が見えます。
Vの字の箇所の形成層部分もくっついていません。
安い苗じゃないので、もっとましな接木しろ~。
一応これでも枯れてはいないのです。
次は食香バラ「紫枝(すず)」の接木部分。
接ぎ木が下手過ぎて、穂木の木部が押し出されて
きています。
穂木の木部が枯れているので、その外側に形成層だけで
新しい幹を形成しつつあります。
支柱をしなければ風でも折れそうです。
こんな接ぎ木でも成長しているんです。
この接ぎ木をした人は、もう苗木生産農家を辞めて
ほしいです。
権利関係で勝手に増やせないですし、ハズレを引いた
気分。
何より木が可愛そうです。
山の宝石、サンショウのオス木の花が咲きました。
Flowers of Zanthoxylum piperitum
摘み取りました。
これを酒・みりん・だし醤油の等量(少量)で
煮ます。
摘み取ったときはボリュームがありますが、火を入れると
思いの外、量が少なくなるので少量の煮汁で調理します。
出来上がりました。
山椒の香りは殆どしませんが、味は山椒で後味が
辛いです。
春だけの味覚。
ご飯のお供に、とても美味しいです。
写真はサンショウの接木苗の接木部分です。
最近では性質の強い台木に接木された、枯れにくく
育てやすいサンショウの木が生産されています。
芸術的なほど綺麗な接木部分です。
植木の産地として有名な兵庫県宝塚市(山本の駅前に
「木接太夫」の石碑があります)の朝日園さんで買いました。
小売りは殆どされていませんが、植木まつりや近くの
園芸店などで入手は可能です。
去年の台風12号の被害で、葉が枯れて紅葉が
見られなかった欅の盆栽の萌芽です。
よく見ると芽が出ていない枝が多数あります。
なんと台風の塩害?で枝先まで枯れていたのです。
本来ならば写真の木のように、枝先から元気に
芽が出てきます。
枯れた枝を剪定しました。
ここ何年かの枝作りが全て台無しになりました。
枝振りが不細工過ぎて打ち捨てたくなります。
その昔、「杞憂(きゆう)」で有名な‘空’が
落ちてくるのを常に心配していた中国人がいましたが、
日本に住んでいると自然災害のことをいつも意識します。
台風や地震に遭った身としては、生きているだけで
超ラッキーと思ってしまいます。
かろうじて枝先まで芽が出ていた枝も、他との
バランスを考えると長いので剪定しました。
惨めな盆栽になりました。
また1から作り直しです。
Prunus incisa cv. Gotenba Zakura
フジザクラ(マメザクラ)「御殿場桜」
この木は、去年園芸店で買ったものです。
蕾付きでしたが、根腐れしていて一輪も
咲きませんでした。
挿し木の小さなポット苗を買う時は要注意です。
園芸店の管理がひど過ぎます。
返品しに行くのも大変なので、植え替えて
1年間管理しました。
Prunus incisa cv. Gotenba Zakura
もう少しで開花しそうです。
夢だった家でのお花見ができそうです。
<育て方>
基本的には剪定ができないので、春の花後に
伸びた枝を、まだ青いうちに目標の高さで
摘まみます。
成熟した枝を切ると腐ったり枯れこんだりしますが、
まだ柔らかく青い内に摘まむと傷口が塞がりやすく
目立ちません。
針金掛けは、枝を誘引する程度にします。
春に咲く花を観賞するので、冬に根をあまり
切らないようにします。
サクラは開花時に水を必要としますし、栽培中
水切れしても木が傷み花芽が枯れるので、あまり
小さな鉢に植えないようにします。
姫スミレです。
御殿場桜と同じ鉢に育っています。
同時に咲かせるつもりが先に咲いてしまいました。
鉢植えのサクラは春先に室内に入れて開花期を
早めることができます。
ただ乾燥した環境や暑すぎると開花に失敗する
事があるので上級者向けです。
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