薬の町「神農さん」のカルメラ焼き
今日11月22日と明日23日は神農祭です。
現在でも有名な製薬メーカーが軒を連ねます(ビルですが・・・)。
二十四節気では「小雪」に当たり、道修町の商家では今日から
暖房を入れ始めます。
「始末」「才覚」「神信心」が大阪の商人のモットーです。
要はケチなので寒くても今日まで暖房を我慢します。
カルメラ焼(カルメ焼き)です。
カルメラの語源はポルトガル語だそうです。
右の白く大きな方が神農祭の露店で買った手作り品で、左は機械で
作ったものです。
違いは食感で、右のカルメラ焼きはサクサクとし口の中で淡雪のように
溶けます。
左の物は固いです。
カルメラ焼きは「じゃりン子チエ」の作中の縁日の露店に登場し有名です。
材料の砂糖を炭酸水素ナトリウム(重曹・膨らし粉)の力で発泡させ冷やし
固めるだけですが、作るにはとても熟練した技術が必要で今では本物は
貴重です。
炭酸水素ナトリウムの熱分解(二酸化炭素が発生する化学反応)を利用した
お菓子とは薬の町にふさわしいです。
カルメラ焼きの色が白いのは純粋なショ糖に近いグラニュー糖やザラメの
色だと思います。
少彦名神社の五葉笹と張子のトラ。
トラはコレラ(コロリ・虎狼狸・虎狼痢)の薬として、虎の頭骨などの
和漢薬を原料とした「虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきうおうえん)」という
薬に由来します。
« 楓(カエデ)の紅葉 | トップページ | モミジが見頃 `秋茜´と`一行寺´ »
「趣味」カテゴリの記事
- LEDライト キノコ ランプ(2023.09.25)
- 作りかけの「きのこランプ」樹脂粘土。(2023.06.06)
- ハウルの動く城 の ベーコンエッグ 樹脂粘土で作る食品サンプル。(2023.06.02)
- 本物の白湯(さゆ)とは。(2021.11.23)
- 樹脂粘土で作る ハウルのベーコンエッグへの道。(2021.11.28)
コメント