Wollemia nobilis
ウォレマイ・パイン(Wollemi Pine),ウォレミマツ,
ウォレミア・ノビリス。
この株は、輸入したナーセリーさんが自社農場で栽培管理した後に
販売してくれたものです。
Wollemia nobilis
樹高は約45㎝(販売株により個体差あり)。
1億5千万年~2億年前には、ほぼこの姿で存在していた植物です。
今年(2020年)のオーストラリア南東部の山火事では、危うく
ウォレマイ・パインの自生地も消失するところでした。
写真で見ると自生地を残し周囲の森林は全て焼けていました。
Wollemia nobilis
小葉が一枚ごとに上下する、特徴のある葉。
2億年近くに亘って気候変動や環境の変化などの絶滅の危機を回避し
進化して命をつなげてきたウォレマイ・パインですが、人間のもたらす
急激な地球温暖化には適応できるのでしょうか。
もう、すでに大規模な山火事で自生株は絶滅するところでした。
Wollemia nobilis
上部の幹の様子、鱗状葉の様なもので覆われています。
Wollemia nobilis
根元の方の幹には、まだ成木の様な特徴は現れていません。
今はオーストラリアのごく一部にしか自生しませんが、ジュラ紀は今の地球
よりも、だいぶと温暖でしたので広い範囲で繁栄していたと思います。
Wollemia nobilis
この写真だと水平正面から見ると、小葉がX字に並んでいるのが判ります。
Wollemia nobilis
葉は思ったより大きいです、この先端に継ぎ足すように成長します。
葉先は尖っておらず触っても痛くはありません。
もし、この木の「中生代(ジュラ紀)」の先祖が草食恐竜に食べられていた
のなら、もっと食べにくいように葉先が尖っていたり棘があってもいいのでは?
化石で見ても葉先はそんなに尖っていなかったようです。
小葉が上下に分かれていることでモサモサした食感になり
食べにくいのでしょうか。
Wollemia nobilis
<育て方>
・木漏れ日の様なやさしい日光の当たり方がいいようです(幼木の内は
強光を嫌います、夏の強光線では葉焼けします)。
・水はけの良い土壌(用土)が適切です(排水性が悪いと根腐れします)。
・-5℃~40℃の気温に適応します。
・剪定は冬の休眠期に行います。
・スリット鉢で育ててみようかな。
Wollemia nobilis
庭での置き場所は半日陰。
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