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2020年5月

2020年5月31日 (日)

Den.aphyllum `Madam Royal´が開花。

P5312403_2_1 flower of Dendrobium aphyllum `Madam Royal´

デンドロビウム・アフィラム`マダム ロイヤル´

Den.pierardii の syn.(シノニム synonym,異名)です。 

P5312402_1_1 Dendrobium aphyllum `Madam Royal´

下垂して花を咲かせます。

花弁の幅が少し広く、花着きが良いです。

高芽も良く着け、増殖も良い品種です。 

P5312416_6_1 Parus minor on apple tree 

リンゴの木にとまったシジュウカラ(四十雀)。

雑食性なのでリンゴの実は食べないでほしい。

五葉松の接木部分と台木の種類。Grafting of Pinus parviflora.

P5312408_6_1 Pinus parviflora

 五葉松の増やし方には、接ぎ木・挿し木・実生の3つがあります。 

今回は台木の種類と、それに関係する接木部分の特徴について

書きます。

P5312404_3_1 graft union of Pinus parviflora

まず、増やし方で一番多く用いられている黒松台木について。

五葉松の銘品は黒松に接ぐことが多く、

五葉松の穂木を黒松に「腹接ぎ」することが多いです。

「腹接ぎ」は黒松の根元付近に切り込みを入れ、五葉松の穂木を

挿し込みます。

接木の成功率が比較的に高く、多く用いられます。

上の写真では台木の部分の方が細くなっています。

P5312406_4_1  graft union of Pinus parviflora

↑の写真も黒松台木のものです。

「腹接ぎ」した後に五葉松の穂木が活着すると台木の黒松を切る

のですが、その黒松を切った痕が目立ちます。

また、黒松の台木の成長が早いので根元が異常に太った印象になっています。

P5312407_5_1 graft union of Pinus parviflora

↑の写真は台木に五葉松を用いたものです。

接木部分が目立たなく、本格的な盆栽を作るのに好まれる方法です。

五葉松台木の接木は活着させるのが難しいのか、あまり出回りません。

接木技術の上手い下手に出来が左右されます。

P5312409_7_1  Pinus parviflora `瑞祥´

五葉松`瑞祥´は挿し木で増やすことが出来ます。

他の五葉松の品種も挿し木することはできますが、成功率は低いです。

P5312410_8_1 Pinus parviflora `福吾妻´

実生で増やされた五葉松です。

葉性の良い物(短葉性)や八房性のものが実生で増やされます。

銘品種ものと比べると葉性が劣るものも多いかもしれませんが、唯一

のオリジナルの松の盆栽を作ることが出来ます。 

 

2020年5月30日 (土)

マスチック・タイムの剪定 と てんとう虫

P5302396_3_1 Coccinella septempunctata

梅雨前の開花時にマスチック・タイムを剪定しようと庭に出ると

ナナホシテントウがいました。 

アブラムシを食べてくれる益虫です。

P5302400_5_1 Thymus mastichina

マスチック・タイム(スパニッシュ・マジョラム)の花が

咲いています。

星雲の中の星の様です。 

P5302397_4_1 Thymus mastichina

タイムは梅雨前に剪定をしないと、株元が多湿で蒸れて枯れて

しまいます。

枝を1/3程にバッサリと剪定します。

(葉の無い部分まで枝を切り戻すと枯れるので注意)

今の時期の必須作業です。

P5302394_1_1 Coccinella septempunctata

「テントウムシ」は漢字で「天道虫」と書きます。

まっすぐ空に向かって飛ぶので`空(天)´への道を示す、

聖母マリアを象徴する虫とされています。

テントウムシは枝先まで登ると飛び立ちます。

P5302395_2_1  Coccinella septempunctata

タイムの枝先から飛翔するナナホシテントウの様子。

P5312415_5_1 Thymus mastichina

剪定後のマスチック・タイム。

剪定しているときはマスチック・タイムの良い香りに包まれます。 

 

2020年5月28日 (木)

クレマチス`ペルルダジュール´が咲き始め。

P5282392_1_1 Clematis `Perle d'Azur´ 

クレマチス`ペルルダジュール´

花径約10㎝。

丈夫で花着きが良いです。

2020年5月27日 (水)

オリーブ盆栽にハートの葉。

P5272388_1_1 Olea europaea  (Olive bonsai) 

オリーブの盆栽です。

樹高は約20㎝。

根元が太くなってきました。

P5272391_2_1 leaf of Olive

オリーブ盆栽の葉の中にハート形の葉を見つけました。 

2020年5月25日 (月)

チランジア と モキマーブル

P5252386_1_1 Tillandsia ionantha var. vanhyningii with Moqui Marbles

 チランジア・イオナンタ ヴァンハイニンギーが開花しました。

もっと葉が色付いてほしかった・・・。

 飾り方として、エアープランツとモキマーブルの組み合わせは

結構いいのでは、と思っていたのでやってみました。 

P5252387_2_1 Tillandsia ionantha with Moqui Marbles 

Moqui Marbles(モキマーブル)の`モキ´は「祖先の霊」,

`マーブル´は「おはじき」を意味します。

表面は赤鉄鉱(Hematite,ヘマタイト)で、中身は砂岩(Sandstone)で

出来ています。

ネイティブアメリカンが呪術的に使ったそうで、アメリカ合衆国ユタ州の

南東部に産するそうです。

2020年5月24日 (日)

紫陽花が色付き始める。

P5242385_1_1 Hydrangea macrophylla var. macrophylla `オタクサ´

装飾花が青く色付き始めています。 

アジサイは色が移ろいます。

咲き進みによって、または土壌によって。

一人の主君に従うことが美徳とされた武士には好まれなかった

花だと聞いています。

でも何故か、御恩と奉公の中心地である鎌倉には、この花の

名所が多くあります。

2020年5月23日 (土)

葉色が戻ってきたPinus maximartinezii

P5212381_2_1 Pinus maximartinezii

暖かく(日中は暑く)なってきたので、鮮やかな葉色が戻って

きました。

松は寒い時期に葉色が悪くなります。 

このマキシマルティネツィ松の灰青色の葉は尋常葉(成木の葉)では

ありません。

6年間育てていますが、まだ幼木の段階です。

ザクロ`紅巨蜜´の成長が凄い。

P5232384_1_1 Punica granatum `紅巨蜜´ 

ザクロ`紅巨蜜´の成長が良いです。

届いた苗は根が少なかったので、用土が乾きにくいことによる

根腐れを防ぐために小さめの鉢に植えました。

幹や枝の成長の勢いが凄く、長い部分では50㎝を超えて伸びています。

夕方には少し水切れするようになってきたので、鉢増しが必要です。

育てている感じでは、樹はとても丈夫です。

成長は早いですが、実が生るまでは3年位かかると思います。

2020年5月21日 (木)

クレマチス`アラベラ´が咲いています。

P5172362_1_1 Clematis integrifolia `Arabella´ 

クレマチス・インテグリフォリア`アラベラ´の花です。

花径は約9㎝。

インテグリフォリア系のクレマチスは他の系統とは異なり

葉柄が蔓のように絡まないので、麻ひもなどで支柱に結束

してあげる必要があります。

P5172363_2_1 Clematis integrifolia `Arabella´

冬に地際で剪定をしたので、今年は草丈が70㎝ぐらいでの開花です。

草丈を確保するには、冬に地上部の丸く太った元気な芽と茎を残して

好みの高さで剪定します。

毎年、教科書通りに強剪定する必要はありません(クレマチスの剪定は

仕立て方で異なります)。 

ついに、ジュラシックツリーを買いました。(ウォレマイ・パイン)

P5202367_6_1 Wollemia nobilis

ウォレマイ・パイン(Wollemi Pine),ウォレミマツ,

ウォレミア・ノビリス。 

 この株は、輸入したナーセリーさんが自社農場で栽培管理した後に

販売してくれたものです。

P5202368_7_1 Wollemia nobilis

樹高は約45㎝(販売株により個体差あり)。

 1億5千万年~2億年前には、ほぼこの姿で存在していた植物です。

今年(2020年)のオーストラリア南東部の山火事では、危うく

ウォレマイ・パインの自生地も消失するところでした。

写真で見ると自生地を残し周囲の森林は全て焼けていました。 

P5202372_11_1 Wollemia nobilis

小葉が一枚ごとに上下する、特徴のある葉。

 2億年近くに亘って気候変動や環境の変化などの絶滅の危機を回避し

進化して命をつなげてきたウォレマイ・パインですが、人間のもたらす

急激な地球温暖化には適応できるのでしょうか。

もう、すでに大規模な山火事で自生株は絶滅するところでした。

P5202373_12_1  Wollemia nobilis

上部の幹の様子、鱗状葉の様なもので覆われています。

P5202370_9_1 Wollemia nobilis

根元の方の幹には、まだ成木の様な特徴は現れていません。

今はオーストラリアのごく一部にしか自生しませんが、ジュラ紀は今の地球

よりも、だいぶと温暖でしたので広い範囲で繁栄していたと思います。

P5202371_10_1 Wollemia nobilis

この写真だと水平正面から見ると、小葉がX字に並んでいるのが判ります。

P5202369_8_1 Wollemia nobilis

葉は思ったより大きいです、この先端に継ぎ足すように成長します。

葉先は尖っておらず触っても痛くはありません。

もし、この木の「中生代(ジュラ紀)」の先祖が草食恐竜に食べられていた

のなら、もっと食べにくいように葉先が尖っていたり棘があってもいいのでは?

化石で見ても葉先はそんなに尖っていなかったようです。

小葉が上下に分かれていることでモサモサした食感になり

食べにくいのでしょうか。

P5202379_18_1 Wollemia nobilis

<育て方>

・木漏れ日の様なやさしい日光の当たり方がいいようです(幼木の内は

 強光を嫌います、夏の強光線では葉焼けします)。

・水はけの良い土壌(用土)が適切です(排水性が悪いと根腐れします)。

・-5℃~40℃の気温に適応します。

・剪定は冬の休眠期に行います。 

・スリット鉢で育ててみようかな。

P5212380_1_1 Wollemia nobilis 

庭での置き場所は半日陰。

2020年5月20日 (水)

デザートライムの花が終わりました。

P5202376_15_1 Citrus glauca

デザートライム(Desert Lime)の花弁が散り、小さな実が

見えています。 

この全てが大きくなると、デザートライムが小果実とはいえ実が

着き過ぎという感じです。

P5202375_14_1 Citrus glauca

とても実着きが良いようです。 

ある程度は生理的落果で減るでしょうが、まだ樹が小さいので

摘果の必要があるかもしれません。

ラベンダー`濃紫早咲き3号´

P5182364_3_1 Lavandula angustifolia `濃紫早咲き3号´

 ラベンダー(Lavender)`濃紫早咲き3号´

萼が鮮やかな紫に色付いています。

大阪の平野部の暖地で育てています。

<ラベンダーを暖地で育てるポイント>

・テラコッタ(素焼鉢)に植えて、雨除け栽培します。

・西日や鉢への直射光も避けます。

・用土は腐植質の少ない物を使う。 

・耐暑性のある品種を選ぶ。

P5182365_4_1 Lavandula angustifolia `濃紫早咲き3号´

やはり、萼が濃く色付き香りの良いコモンラベンダーが

一番ラベンダーのイメージに近く、咲くと嬉しいです。

ラベンダーは触れると手に香りが移ります。

ヘビイチゴ

P5202377_16_1 Potentilla hebiichigo

ヘビイチゴの実です(正確には表面の粒々が実です)。

大きさは1㎝。 

毒はありません。

実は、子供の頃に少しだけ食べたことがあります。

全く美味しくなく、食感も悪いので全部は食べませんでしたけど。

身近な植物の中にも有毒なものは多いので、何でも口に入れる

子供には注意が必要です。

2020年5月16日 (土)

チランジア 着生させる向き

P5032293_3_1 Tillandsia atroviridipetala

チランジア・アトロビリディペタラの自生地での生育状況

の写真を見ると、横向きや下向きに着生していることが

判ります。

ですので、栽培する場合も上向きではなく斜め下ぐらいの

方向で着生させると腐らせて枯らすリスクを減らせます。 

2020年5月15日 (金)

ニュージーランドカウリの新しい葉

P5142359_1_1 Agathis australis

ニュージーランドカウリの新しい葉です。

原始的な針葉樹です。 

2020年5月14日 (木)

白花マツバギク

P5132353_5_1 Lampranthus sp.

白花のマツバギクが咲きました。

花径は5㎝、大輪です。

立性で茎はほふくしません。

記憶違いでなければ、昔にアイスプラントとして園芸の通販カタログ

に載っていたものと同一です。

今、アイスプランツやアイスプラントというと塩味のするサラダで

食べられる多肉植物のことを指します。

P5142361_2_1 Lampranthus sp. 

ライチの雄花が咲くの、遅くない? ライチを自家結実させるのは難しい。

P5132357_2_1 blossoms of Lichi chinensis `Salathiel´ 

今になってライチの雄花が咲いてきました。

もうほとんどの雌花のメシベは枯れています。

自家受粉を避けるために、ライチの雄花と雌花は開花時期が

ずれている様です。

P5132358_3_1 blossoms of Lichi chinensis `Salathiel´ 

子房が2つ付いているのが雌花です。

雌蕊が茶色に枯れているのが判ります。

一方、子房が無く雄蕊だけで咲いているのが雄花です。

オシベには花粉が着いています。

これがライチに実が着きにくい理由です。

1本だけ1品種だけ育てていても結実させるのは難しいです。

2020年5月13日 (水)

チランジア・カピラリスの花

P5132354_6_1 Tillandsia capillaris

チランジア・カピラリスに花が咲いていました。

花径が1㎜ぐらいの小さな黄色の花を咲かせます。 

P5132355_7_1 Tillandsia capillaris

毎年花が咲きます。 

チランジア・カピラリスは丈夫なので、知らない内に大株に

なっています。

ハマナスの花が咲いています。

P5132356_1_1 Rosa rugosa

ハマナスの花(花径は約9㎝)。 

ローズピンクの花色が鮮やかです。

花色は自生地や系統で異なります(薄いピンク色や白色もあります)。

花は一日花で翌日には花弁が散りますが、大株にすると次々と咲くので

長い間楽しめます。

香りの良さ(香油の原料になります)や丈夫さ、病気に強いなど魅力の

多い薔薇です。

花や根を染料としても使われます。

寒い地域に自生するバラですが、暖地の大阪の平野部でも育ってくれます。

デザートライムの花がかわいい。

P5122348_2_1 Blossoms of Citrus glauca

デザートライムの花。

花径は1㎝弱です。

P5122352_4_1   Blossoms of Citrus glauca

まだ半分しか開花していませんが、枝に花がびっしりと着くので

見ごたえがあります。

花を見るだけでも綺麗なの樹木です。

P5122346_1_1 Blossoms of Citrus glauca

庭木にして大きく育てると見事だと思いますが、アゲハの幼虫が

害虫として着くので実現は難しいです。 

2020年5月12日 (火)

ナツメ`黒仙棗´の新梢。

P5122345_1_1 Ziziphus jujuba var. inermis

ナツメ`黒仙棗´

枝が勢いよく伸びています。

すでに25㎝の長さです。

去年の植え付け1年目と違い、根が十分に出ているので株に

元気があります。

来年には実を生らせられるかも。

相変わらず、雑な接木の部分からは 向こう側が見えています。

グラスツリーの新しい葉。

P5112343_4_1 new leaves of Xanthorrhoea latifolia

 クサントロエア・ラティフォリア(ススキノキ)の新葉です。

異常な暖冬でしたので新芽の成長も順調です。

P5082320_5_1 Xanthorrhoea latifolia

丸5年育てていますが、どこがどう成長しているのかがわからない・・・。

葉の数は増えましたが、一向に幹が立ってこない。 

鉢が小さい事も原因(8号鉢)ですが、やはり地植えにしないと本領を発揮

できないようです(地植えでも成長はとても遅いですが)。

 この株は、国内での実生株なので野火で焦げた事のない貴重なものです。

ディクソニアの新しい葉。

P5102337_5_1 leaves of Dicksonia antarctica

ディクソニア・アンタラクティカの新しい葉はレースの様です。 

P5102338_6_1 Dicksonia antarctica

今がディクソニアの一番きれいな時です。

当然、これだけ葉が出てくるという事は、枯れる葉も同じぐらい

有る訳です。

枯れた葉は乾燥していてとても軽いのですが、かさばります。

葉は枯れると自然に落ちるのですが、それまで待つと枯れてからも

結構な期間落ちずに残っているのでお化け屋敷の様になります。

美観の点からも枯れて乾いていたら切り落とします。 

2020年5月11日 (月)

ミニトマト`オレンジアイコ´を植えています。

P5112339_1_1 Solanum `Orange Aiko´ 

ミニトマト`オレンジアイコ´に小さな実が着いています。

今年から接木苗が売られています。

ミニトマトは失敗しません。

種苗会社様の育種の賜物です。

自国で自前の種苗会社が在ることは非常に重要なことです。

インドでは海外の種苗業者の遺伝子組み換え作物を導入したことで、

農家に自殺者が出たほどです。

<ミニトマト 育て方のポイント>

・雨除け栽培をする(日当たりの良いベランダの下など)。

・プランターで栽培する(球根植物用の深さのあるものがベスト)。

・2mぐらいの支柱を立てる(螺旋状の行燈仕立ても可)。

※雨除けをせずに地植えすると失敗します。

P5112341_2_1 Solanum `Orange Aiko´ 

花も咲いています。

花が着く方向は一定なので、収穫しやすい方向へ揃えて植えます。

プランターで栽培する場合、夏にプランターの中の用土が熱くなると

トマトが夏バテします。

焼けたコンクリートの上に直接プランターを置くと熱が直接・ふく射的に

伝わるので、レンガや木を足にしてその上に置きます。

P5112342_3_1 Solanum `Orange Aiko´ 

トマトは根が張ると、写真のように表土が乾いたぐらいでは

萎れません。

ミニトマト`イエローアイコ´が美味しかったので`オレンジアイコ´に

も期待しています。

ミニトマトは収穫後に湯剥きして冷蔵庫で冷やすと、とても美味しいです。

 支柱への結束などでトマトの苗に触れると、青臭いトマト特有の臭いが

あります。

トマトが嫌いな人には地獄の様な臭いですが、自分で育てた完熟トマトを

一度でも食べたらトマト嫌いは無くなるかも。

2020年5月10日 (日)

タカネバラ 蔵王・不忘山 栽培品

P5102329_1_1  Rosa nipponensis

タカネバラ(蔵王・不忘山(ふぼうさん)系統)の花が咲きました。

花形が良い選別品種で、山採りではありません。

2013年に苗を買って一度も開花していなかった株です(去年に蕾を

着けましたがイモムシに食べられました)。

7年越しの執念の開花です。

肥料が少なかったのかもしれません。

P5102330_2_1  Rosa nipponensis

花径は3.5㎝ほどの小輪です。

近年、タカネバラとして売られているものは別種であることが多いです。

オオタカネバラと違い小葉が多いです。

P5102335_3_1  Rosa nipponensis

本物のタカネバラは樹高は25㎝ぐらいと低く、全体に小柄です。

株元の地下からシュートを出し増えます。

枝の寿命は短く、株元からの新枝で更新するようです。

P5082327_10_1  Rosa nipponensis

蕾のときは濃いローズピンクです。

P5102336_4_1  Rosa nipponensis

花を横から見た様子。

暖地の大阪の平野部でも、結構栽培できます。

夏は半日陰で強光をさけますが、その他は丈夫です。

雨除けもしていません、葉に病気が出ますが株は枯れません。

P5112344_5_1 Rosa nipponensis

開花翌日のタカネバラの花。 

タカネバラの花は一日花です。

花弁はすぐに散ってしまいました。

 

2020年5月 8日 (金)

食香バラ`紫枝´が咲きました。

P5082324_8_1 Rosa `紫枝(Zuzu)´

食香バラ`紫枝(ずず)´の花です。

花径は10㎝ほど。

中華人民共和国の香料用の品種です。

一輪咲いただけでも株の周りがバラの香りになります。

食香バラ`紫枝´は四季咲きですが、返り咲きするぐらいで

大阪の夏は暑すぎて開花を休みます。

P5082313_2_1  Rosa `紫枝(Zuzu)´

食香バラ`紫枝´の花は開花してから2日ぐらいで散ってしまいます。

うどんこ病や黒星病にあまり罹りません。

ハイブリッド・ルゴサを育てているような感じです。

チュウレンジハバチなどの害虫は普通のバラと同様に発生します。

P5082315_1_1  Rosa `紫枝(Zuzu)´

香りは、花が開いた時が一番強く香ります。

夕方には香りが無くなってしまいます。

花を収穫するなら午前中の半開きの時に行います。

2020年5月 7日 (木)

マキシマルティネツィ松 の実生苗

P5052306_3_1  seedlings of Pinus maximartinezii

マキシマルティネツィ・マツの実生苗です。

左は去年の秋(9月頃)に実生したもので、右が今年の春に

種を蒔いたものです。

春は気温の上昇が急激なのに対し、秋は気候が穏やかなので

秋蒔きの方が簡単かもしれません。

 

白花 台湾ハッカクレンの花

P5062311_4_1  flowers of Podophyllum pleianthum

白花タイワンハッカクレンの花です。

萼から出てきて花弁にしわがあります。

P5062308_2_1  flowers of Podophyllum pleianthum

何日か経つと花弁のしわが伸びます。

右側の丸くなった状態が開花した状態です。

花の大きさは約4㎝。

P5062309_3_1  Podophyllum pleianthum

葉柄が二股に分かれた部分花をつけます。

強光に当てると葉焼けするので日陰で育てます。

北側の庭でも元気に育ちます。

 

 

ディクソニアのゼンマイと胞子嚢

P5062307_1_1  Dicksonia antarctica

ディクソニア・アンタラクティカの新芽の勢いが凄いです。

P5052305_2_1  sporangium of Dicksonia antarctica

ディクソニア・アンタラクティカの栄養胞子葉です。

葉の形態は他の葉と同じですが、裏を見ると沢山の胞子嚢が

着いています。

全ての葉に胞子嚢が着いていそうですが、着いていない葉の方が

多いです。

10年間ぐらい育てていますが、地面から胞子由来のディクソニア・

アンタラクティカが生えてきたことはありません。

自生地とは環境(自生地の地面の方が清潔)が違うのだと思います。

2020年5月 5日 (火)

デザートライムの花が咲き始めました。

P5052300_1_1  Citrus glauca

Desert Lime

デザートライムの枝に沢山の蕾がついています。

条件が良いと、枝にたわわに実るそうです。

P5052302_3_1  Citrus glauca

デザートライムの花が咲き始めています。

P5052301_2_1  Citrus glauca

害虫を発見。

アゲハの幼虫です。

割りばしでつまんで取り除きます。

よく観察してアゲハの卵を見つけてはいるのですが、いつの間にか

幼虫になっています。

2020年5月 4日 (月)

チランジア・イオナンタ 巨大化しつつある。

P5042295_1_1  Tillandsia ionantha

チランジア・イオナンタの群生株です。

2006年から栽培していますが、大きさが直径17㎝になりました。

コルク栓で作った台座に着生させています。

葉が色づいてきているので開花が近いです。

水遣りは霧吹きで、50%の遮光で雨除け栽培をしています。

チランジア・イオナンタは遮光率が高すぎると、開花時期の葉の

色づきが悪くなります。

ニホントカゲが棲んでいる。

P5042299_4_1  Plestiodon japonicus

今日、庭に出るとニホントカゲがいました。

小さな手足が可愛いです。

ずーっとカナヘビだと思っていました。

害虫も食べてくれるので、ガーデニングの良い助けになります。

P5042298_3_1  Plestiodon japonicus

ニホントカゲが棲んでいるという事は、庭の環境が良いという事です。

益虫なども守るために、農薬の使用は注意深く行うことが必要です。

以前は農薬を噴霧器を使い広く撒布していた時期もあったのですが、今では

ハンドスプレイで害虫が発生している部分にだけ使うようにしています。

プロの農家では難しいのですが、家庭園芸では植物の観察・害虫の捕殺に重点を

置くことで大幅な減農薬が可能です。

チランジア レッド・イオナンタ

P5032294_4_1  Tillandsia ionantha

チランジア・イオナンタ

ハワイで選抜された一年中葉が赤いイオナンタです。

開花しても頭数が増えてくれません。

そろそろ開花する大きさです。

2020年5月 3日 (日)

エケベリア・カンテ

P5032291_1_1  Echeveria cante

エケベリア・カンテ

大きさは幅約15cm。

美形選抜です。

暖地ではエケベリアは徒長しやすく栽培が難しいのですが、

エケベリア・カンテは比較的に徒長をコントロールし易いです。

冬の間は寒さで根が水を吸わずに休眠しますが、暖かくなり成長を

始めました。

大阪の平野部では簡単な保温対策で屋外での冬越しが可能です。

冷涼期は葉の縁が赤くなり、葉色も鮮やかで綺麗です。

ライチの花。

P5012282_1_1  blossoms of Lichi chinensis `Salathiel´

↑の写真はライチの両性花の構造の説明です。

多くの花が着いていますが、両性花は少ないです。

両性花のオシベを触っても指に花粉が着きません。

両性花のオシベには花粉が無いか少ないです。

P5012283_2_1  blossoms of Lichi chinensis `Salathiel´

雌花は成熟すると二股に分かれる突起状の雌蕊を出しています。

基部には2つの子房があり、雄蕊はありません。

 写真を撮っていると雄花が咲いていない事に気付きました。

栽培温度のせいか花芽が形成されるときの気温か、原因はわかりませんが

雄花を見つけることが出来ませんでした。

雌花と雄花(オシベとメシベの成熟)では開花に差があり、樹が大きくなれば

花数も増えるので自家受粉のチャンスも増えます。

今は別品種を植えていないので、どうしようもありません。

P5012287_3_1  Lichi chinensis `Salathiel´

ライチ`サラシエル´の木。

葉色が悪いです。

寒さに当てたのもありますが、樹の成長に対し鉢が小さくなっています。

 

セッコク`伊予素心´

P5022290_4_1  Dendrobium moniliforme `伊予素心´

石斛`伊予素心´の花が咲きました。

セッコクとしては早咲きの方です。

遮光下で開花したので花の開きがいまいちですが、綺麗に咲いています。

 日本の園芸では「静けさ」は重要な要素です。

観賞するときに植物が「うるさい」のは最悪です。

どちらかというと、見ていて心が落ち着くようなものが最上です。

 石斛は薬草で「少彦の薬根(すくなひこのくすね),岩薬(いわぐすり)」

と呼ばれ、漢方で消炎・健胃に用います。

大阪の道修町に位置する少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)の御祭神の

少彦名命(すくなひこのみこと・医薬の神様)の名に由来します。

2020年5月 1日 (金)

ディクソニア と 乾燥注意報

P4302280_6_1  Dicksonia antarctica

ディクソニア・アンタルクティカのゼンマイです。

大阪府に乾燥注意報が出ていたので水遣りをしました。

方法は、ホースで葉や幹に雨の様に水を降らします。

新芽が伸びるこの時期は、特に水を欲しがります。

P4302281_7_1  Dicksonia antarctica

ディクソニア・アンタルクティカはシダにしては乾燥に耐えますが、

自生地の年間降水量が3,000㎜(東京の2倍)なことからもわかる通り

水が好きです。

地植えでも日照りが続くようなら水遣りが必要です。

 

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