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dry leaves of Dudleya brittonii
ダドレア・ブリトニーの枯葉です。
仙女盃に草丈(低木らしいので樹高)があれば、必須の作業では
ありませんが、まだ低い内は枯葉を取り除く必要があります。
多くは鉢植えで植えられているので、葉が植木鉢の蓋をしてしまって
いる状態になります。
枯れた葉を放置すれば仙女盃の株元の通気性が悪く蒸された状態となり、
最悪の場合には腐ってしまいます。
↑の写真は枯葉を取り除いた後の写真です。
多湿になる梅雨の時期から夏の間、株元の通気を良くすることは
重要です。
暖地では梅雨に入る時期から水遣りを停止していると思います。
葉は下から次々と枯れてきますが、水をあげてはいけません。
夏の強制休眠の間、ダドレアの体力の消耗を出来るだけ抑え、
秋に涼しくなってから水遣りを再開します。
上の地上茎の写真を見ると、上の葉(去年の葉)と下の葉(一昨年)
の間に1~2㎝の間隔が出来ていることがわかります。
葉は毎年出るとは限りませんが、この間隔が地上茎が生長したことを
示しています。
ただ、毎年葉を切ってしまっては光合成の効率が悪くなり地上茎の
成長が遅くなります。
よく売られているエンセファラルトスの地上茎が枯れた鱗片に覆われて
見た目が汚いのはこの為です。
まだ十分に光合成が出来る葉を切り落とすことによって、その葉の基部の
成長も止まってしまいます。
結果、地上茎が大きくなりません。
↑の写真でも新しい鱗片が上へと積み重なり、地上茎を覆っている
のがわかります。
葉を切られて枯れた鱗片に覆われたエンセファラルトスの地上茎は
まるでミイラのようです。
葉を切らないことで綺麗な地上茎を作ることが出来ます。
何より成長を阻害しません。
自然に枯れた葉以外は切らないようにします。
高温多湿の今の時期はエンセファラルトスは水のやり過ぎに注意が
必要です。
いつも収穫後に写真の撮り忘れに気付くので。
トマト`オレンジアイコ´は草丈があまり伸びないので、栽培が
楽です。
トマトを収穫しているとトマト特有の青臭さに気付きます。
改めてトマトってこんな香なんだと感心させられます(トマト嫌いの人
には地獄の臭いでしょうが)。
新鮮なトマトの青臭い臭いは夏を感じさせます。
この臭いが家庭菜園の醍醐味かもしれません。
今日、追肥してみました。
収穫したトマトは皮を湯剥きして、冷蔵庫で冷たくして
食べます。
<栽培環境>
ベランダ下で雨除け栽培(雨除けは必須です)。
プランターに植えています。
ディエラマ・プルケリマムの花が咲いています。
1つの花の大きさは長さ約4㎝です。
「天使の釣竿」の名の通りの姿です。
大株にも関わらず、今年は花茎が3本しか出てきませんでした。
ディエラマは根がネキリムシ(コガネムシの幼虫など)の食害に
遭います。
オルトランDX粒剤を散布していますが、気が付けば地上部の葉を
引っ張ると簡単に株が引き抜けることがあります。
花数が少ない原因かもしれません。
今年は、花後に地上部を10㎝残して刈り取るつもりです。
長年の間に枯葉が溜まっています。
枯葉は引っ張ると外れてとれるのですが、細かい部分までは
取り除ききれません。
刈り取った後は、花後のお礼肥を与えます。
flower of Iris tigridia
アンザンアヤメ (花は終わりかけで少し萎れています。)
花径はたぶん5~7㎝。
昨日は雨で庭に出なかったので、咲いている事に気付きませんでした。
今年は咲かないと思い込んでいたので。
萎れていますが、姿・花色と共にとても美しいアヤメです。
この写真を撮った後、完全に萎れてしまいました。
カザフスタン・ロシア・モンゴル・中国など中央アジアの高原に
自生するようです。
dead leaf of Encephalartos horridus
エンセファラルトス・ホリダスの枯葉です。
自然に、これだけしっかりと枯れたら切って取り除きます。
この葉は約7年間、光合成を頑張ってくれました。
この株を買った時に付いていた葉です。
長さは15㎝ぐらいで、ドワーフタイプという事で購入しました。
現在の葉は大きくなっていますが、それでも小型です。
Cucumis melo var. makuwa `すっきりメロン´
サカタのタネさんのマクワウリの栽培に初挑戦します。
菜園素人から見ると、マクワウリは上級者向けに感じて敬遠して
いましたが。
苗の葉にある斑点の様なものは出荷段階の薬剤散布の影響です。
マクワウリの原種はインドが原産で、縄文時代(紀元前)には日本に
入り栽培されていたようです。
万葉集にウリの和歌があります。
スタジオジブリの「かぐや姫の物語」の作中にも、マクワウリを美味し
そうに食べる描写があります。
マクワウリは過熟して表皮にヒビが入る頃が一番おいしいそうです。
徳川家康の好物としても有名です。
マクワウリは高温と乾燥を好みます。
コイサンマン(サン人,ブッシュマン)がアフリカのカラハリ砂漠で
鍋でスイカを煮て食べている映像を見た事があります。
砂漠には冷蔵庫無いですから。
砂漠でスイカの様に多量の水分を含む果物が採れるのに驚いた覚えが
あります。
マクワウリもインドの乾燥地帯が原産なんでしょう。
庭の日当たりと排水性が良い場所に、とりあえず植えてみたのですが
週間天気予報を見ると雨ばかりです。
マクワウリに病気が出ないことを願うばかりです。
ウリ科の野菜は連作障害が出るので、最低でも3年間は同じ畑で栽培
出来ません。
孫ヅルに実が着くので、親ヅル・子ヅルは摘芯します。
Tillandsia ionantha
チランジア・イオナンタの花。
Tillandsia ionantha
下向きに着生させたチランジア・イオナンタも開花しました。
Solanum `Orange Aiko´
ミニトマト`オレンジアイコ´の実が熟し始めています。
ベランダの下でプランターで雨除け栽培をしています。
とても美味しいです。
皮が固く感じるのは育て方のせいかもしれませんが、この品種の
シリーズは裂果しにくいので皮が丈夫です。
皮を湯剥きして冷蔵庫で冷やすと絶品です。
Solanum `Orange Aiko´
次々と実が生っています。
Soleirolia soleirolii (Helxine soleirolia)
ベビーティアーズ
鉢の直径が12.5㎝です。
遮光をして弱い光で育てたので、ふんわりと育っています。
日光の当て方で締まった姿にもなります。
観葉植物として室内に置く鉢は釉薬がかかった物が適しています。
釉薬の色は明るく清潔感のあるものがふさわしいです。
植物にとっては釉薬がかかった鉢や磁器の鉢は生育には適しませんが、
土が露出している鉢は室内に置くには不衛生です。
Soleirolia soleirolii
葉の大きさは8㎜ほどです。
Cattleya gaskelliana `Walter Dreher´
カトレア・ガスケリアナの花が咲きました。
花の大きさは幅が16㎝です。
Cattleya gaskelliana `Walter Dreher´
この個体は花色がとても鮮やかです。
カトレヤ・ガスケリアナは春から伸びたバルブ(pseudobulb・偽球茎)に
蕾を着けるので、花を咲かせやすく栽培も簡単な種類です。
Paracercion sp.
種類の同定が出来なかったのでsp.です。
セスジイトトンボかな。
イトトンボの長さは約3㎝。
とても綺麗なトンボが飛んでいたので写真を撮りました。
Paracercion sp.
けっこう近づいても逃げません。
チョウトンボはすぐに逃げてしまうので撮影が難しいです。
庭に小さなビオトープを作ってメダカを飼っています。
dragonfly shell
以前に見つけた、この抜け殻はイトトンボのものでした。
トンボが羽化出来るぐらいの立派なビオトープになりました。
Dicksonia antarctica
ディクソニア・アンタラクティカ
(ちょっと写真がつながっていませんが、雰囲気は伝わるはず。)
幹の全高は120㎝。
下半分の60㎝までの部分が2007年の購入時の高さです。
幹の途中で細くなっている部分からが、当地で生育した部分です。
1年間で4.6㎝生育している事になります(実際には生長点は
マイナスからの出発ですので、年5㎝ぐらいは伸びているかも)。
幹も上に行くほど、本来の太さに戻りつつあります。
雨が降らない日が続くときに、葉水を与えて幹にも水遣りをすると
生育が良くなります。
地植えでも水遣りが必要です。
Hydrangea macrophylla var. macrophylla `オタクサ´
あじさい`おたくさ´
シーボルトが日本よりヨーロッパへ持ち帰り、最近になって
ヨーロッパで再発見されて日本に里帰りした品種です。
花色は土壌に左右されます。
Actinidia arguta `両性種大実´
サルナシ`両性種大実´は改良園さんで売られているサルナシ`エルダー´
の改良種で、自家結実性があり実つきが良いそうです。
去年に植え付けて2mぐらい蔓を伸ばし、2年目の今年に6個の実を
つけています。
家庭果樹向きの良い品種だと思います。
サルナシ`貴太郎´の受粉樹になるかは不明です。
Actinidia arguta `貴太郎´
サルナシ`貴太郎´。
高品質な果実が生るのですが、受粉樹としてオス木が必要なことと
栽培に広い面積が要るのでプロ向けの品種だと思います。
Halyomorpha halys
カメムシはサルナシの害虫です。
これは、その一種でクサギカメムシです(成虫は体長が約2㎝)。
人間の気配を感じると枝裏や葉裏に隠れるので発見が難しいですが、
観察して捕殺する以外に駆除の方法はありません。
Halyomorpha halys
色んな種類のカメムシがサルナシの果実を吸汁し加害します。
Actinidia arguta
経験上、カメムシに吸汁されたサルナシの果実は右側の実の様に
果皮がコルク状になり、食べられないほど食味も悪くなります
(農家の場合だと商品価値が無くなります)。
被害は深刻なので(多い年だと半分以上の果実が被害を受けます)、
見回りと捕殺は重要です。
カメムシは危機を感じるとひどい悪臭を放ちとれないので、見つけたら
地面に落とし踏みつけます(勇気が要ります)。
Clematis `Perle d'Azur´
花径約10㎝の花を2m位の高さで俯き加減に咲かせています。
一斉に咲くので、とても美しいです。
Encephalartos princeps
エンセファラルトス・プリンセプスに3年ぶりぐらいの新しい葉が
出てきています。
今のところ葉は3枚のようです。
leaf of Encephalartos princeps
写真の葉は2012年に買った時についていたものです。
8年目も現役で光合成をしています。
この葉は長さが20㎝ほどですが、次の年に出た葉は60㎝ぐらいまで
伸びました。
Encephalartos princeps
もはやドワーフタイプではありません。
エンセは新しい葉が出る前に葉を全て切り落とすと、弱って短い葉が
出てきます。
庭木の松などで行われる「もみあげ」という手法です。
黒松や赤松はお正月前に枝先の当年の葉を少し残し、他の葉を摘み取ります。
この「もみあげ」をすることで、次の年に出てくる枝葉が短くなります
(葉を透かして光が懐枝まで届く効果や見栄えを良くする効果もあります)。
原則的に、エンセの葉は自然に枯れるまで切り落としてはいけません。
短い葉を観賞する目的なら仕方が無いかとも思いますが、短い葉が
ついているからドワーフタイプと判断するのはダメです。
Actinidia arguta `貴太郎´
サルナシ`貴太郎´に1㎝ぐらいの実が着いていました。
秋には果実も大きくなり収穫できそうです。
今年は花が沢山咲いたのですが、ほとんどが受粉樹であるオス木の
雄花でした。
庭に植えるなら受粉樹の要らないサルナシがお勧めです。
今の時期から害虫のカメムシが飛来するので防除の必要が
あります。
Citrus glauca
実が少なくなっている・・・というか殆ど無くなっている。
収穫量は少なくなりそうです。
受粉樹が必要なのかも、この場合「枝垂れ性のデザートライム」など。
でも、まだこの樹は小さいので。
アゲハの幼虫や卵は、今も時々ついています。
果樹など高度に園芸品種化したものは、基本的に他家受粉なので、
園芸カタログで「1本で実が生る」と書いてあっても、あまりあてに
なりません。
2本育てるスペースが無い場合は、受粉樹を盆栽として小型に育てること
もできます。
Wollemia nobilis
ウォレマイ・パイン,ウォレミマツ,ジュラシックツリー
様々なサイトやブログに書いてある通り、鉢土の乾きが悪いので
植替えをしてみました。
葉からの蒸散が少ないとの記述がありましたが、植替えをしたら
そもそも根量が少なかったです。
新しい根も出ていました。
根は細く脆弱で、簡単に切れるので植替えの際は注意が必要です
(というか植替えの際、新しく長い根を切ってしまいました)。
直根のようなものは見られませんでした。
根の強度が無い為、台風などの強風には弱いと思われます。
(自生地は曲がりくねった渓谷の底で、そもそも風が防がれるような
場所と思われます)。
Wollemia nobilis
植替えの用土は、中粒の硬質の鹿沼土と赤玉土に元々植えてあった
用土を混ぜて使いました。
(弱酸性の用土を好むそうなので、鉢土が凍結しない地域ではこの
配合で大丈夫だと思います)腐植質は用土に混ぜませんでした。
根が張るまでは、株元を固定して支柱も立てて風で動かないように
しました。
前述した通り、根が脆弱なので新しい根が出ても風で株元が動くと
根が切れる恐れがあります。
鉢土が乾きやすいように、届いた時に比べ一回り小さい鉢を
用いました。
手製のスリット鉢です(笑)、排水・通気が良く根にやさしいと思います。
水道屋さんが使う塩化ビニールを切るノコギリがあれば、どんな
プラスチックの鉢もスリット鉢に改造できます。
気になる増やし方・挿し木についてですが、ナンヨウスギは主幹の頂点
を挿さないと木立しないそうです(要するに横に出ている枝を挿し木しても
幹のある木にはならず枝は枝のままだそうです)。
ウォレマイ・パインもナンヨウスギの仲間ですので、垂れている枝葉を
挿し木してもまっすぐ幹の通ったジュラシックツリーにはならない可能性が
あります。
ウォレマイ・パインの若木の株元から出てくる、林立する幹を挿し木する
他ないようです。
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