エンセファラルトスの葉を切る弊害。
上の地上茎の写真を見ると、上の葉(去年の葉)と下の葉(一昨年)
の間に1~2㎝の間隔が出来ていることがわかります。
葉は毎年出るとは限りませんが、この間隔が地上茎が生長したことを
示しています。
ただ、毎年葉を切ってしまっては光合成の効率が悪くなり地上茎の
成長が遅くなります。
よく売られているエンセファラルトスの地上茎が枯れた鱗片に覆われて
見た目が汚いのはこの為です。
まだ十分に光合成が出来る葉を切り落とすことによって、その葉の基部の
成長も止まってしまいます。
結果、地上茎が大きくなりません。
↑の写真でも新しい鱗片が上へと積み重なり、地上茎を覆っている
のがわかります。
葉を切られて枯れた鱗片に覆われたエンセファラルトスの地上茎は
まるでミイラのようです。
葉を切らないことで綺麗な地上茎を作ることが出来ます。
何より成長を阻害しません。
自然に枯れた葉以外は切らないようにします。
高温多湿の今の時期はエンセファラルトスは水のやり過ぎに注意が
必要です。
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エンセ順調そうですね。我が家のエンセは6頭ホリダスが春先から結構出て来てます。6頭から9頭位になってます。小さい塊で葉っぱがもう凄いですね。大玉ホリダスは2年ダンマリです。その代わり大きめのプリンセプスが毎年出来て今年も春先に出て来ました。この子ドワーフなのか葉が20センチ位の短めです。エンセでも大型に入るのに不思議です。僕も葉は切らない派です。ただ新しい葉が出る時邪魔な時は切ったりします。我が家は野外管理で雨が降りそうな時は軒下に入れるのですが急な雨や激しい雨の吹き込みでワックスが落ちて汚いです。サンルームが欲しいです。ブルーアマリリスに興味が有りますがもうこれ以上増やすのが厳しです。冬の置き場が有りません。
投稿: ちんじ | 2020年6月26日 (金) 22時02分
ちんじ様 コメントを有難うございます。
多頭のホリダス、いいですね。実は多頭株が欲しかったのです。
2頭のホリダスを買ったのですが、メインの地上茎が腐って枯れて脇芽が育ったものでした、結果単頭のホリダスを
育てています。
9頭位になると植物園の標本木並みですね。
多頭株になるものは噂ではメス株が多いそうですが、もしメス株だったらもっと価値が上がりますね。
エンセも育てていたら日本のソテツの様に子株を出すと思っていたら全くです。
プリンセプスのドワーフも貴重ですね、あまり売られているのを見た事がありません。
私のプリンセプスはドワーフとして買いましたが、今は葉がめっちゃ大きいです・・・。
多頭株になると古い葉が新しい葉の成長を阻害することもあるのですね、実際に多頭株を
見た事も育てた事も無いのでわかりませんでした。
急な雨は本当に困りますよね。
温室やサンルームは憧れです。
ブルーアマリリスは少し前にヤフオクで安くて良い出物があったのですが、栽培が難しいといわれている植物に
何万円も出す勇気がありませんでした。
こちらも冬の置き場には困っています、もう考えないようにしています(笑)。
投稿: このブログの人 | 2020年6月27日 (土) 18時02分