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2020年10月

2020年10月29日 (木)

奇想天外の葉の成長。

Pa280181_1_1 Welwitschia mirabilis

奇想天外(ウェルウィッチア・ミラビリス)

今年は4㎝ほど葉が生長しました。

春先に腐らせかけた痕が葉に残っているので判りやすいです。

葉先も約4㎝枯れ込みました。

スリット鉢に植えています。

腰水では栽培していません、普通の植物と同様に毎日水遣りを

しています。

最低気温が5℃ぐらいになると室内に取り込みます。

2020年10月25日 (日)

Dianthus `Hidcote red´ 八重咲ナデシコ

Pa250179_1_1 Dianthus `Hidcote red´

ダイアンサス‘ヒデコート’ 園芸品種です。

花径3㎝ぐらいの八重咲で、四季咲きの性質をもちます。

春に多く花が咲き、夏は少なめ秋にも咲きます。

花弁の重なりが少ないので上品な感じがします。

Pa250180_2_1 Dianthus `Hidcote red´

性質は強く、写真の株は鉢植えですが暖地でも水はけの良い場所なら

庭植えも可能だと思います。

草丈は約15㎝。

2020年10月24日 (土)

チランジア・スプレンゲリアナ

Pa220171_2_1 Tillandsia sprengeliana

綺麗な形に育っています。

コルク栓にも根をはり、しっかりと着生しています。

チランジアの育て方のポイントは、「着生させる」です。

着生させるだけで格段と栽培が簡単になりますし、美しく育って

くれます。

Pa230176_2_1 Tillandsia sprengeliana

3つに分頭したチランジア・スプレンゲリアナです。

T.スプレンゲリアナの栽培では枯れた葉(ほとんど枯れた葉を含む)は

積極的に取り除いています。

姿を整える為ですが、過湿による枯れを防ぐ効果もあります。

Pa230177_3_1 Tillandsia sprengeliana

この個体は交雑種の可能性があります。

少し大型に育つのですが、葉の感じが違うのと花序の苞葉にもトリコーム

があります。

この個体は2年連続で開花した後は花を咲かせていません。

2020年10月23日 (金)

秋咲きシクラメン・シリシウムの実生株。

Pa210170_1_1 Cyclamen cilicium

とても小さいですが、可愛く咲いてくれています。

種子から育った株です。

花色が上品です。

親株の球根(塊茎)は腐らせてしまいました(原種シクラメンは

雨除け栽培をお勧めします、球根が大きくなるほど雨で腐りやすいです)。

実生から3年ぐらいで開花を始めます。

鉢は素焼鉢を使用、山野草用の用土で育てています。

Pa230175_1_1 Cyclamen cilicium

チランジア・ペナスコエンシス

Pa220174_4_1 Tillandsia penascoensis

この個体は2011年から栽培しているので9年目になります。

ネームタグには自生地なのか採取場所なのか`San Mateo Penasco ,Mexico

2,000m´とあります。

2,000mは標高です、赤道下でもこれだけ標高が高いと涼しいです。

着生させてあるコルク栓の大きさが4.5㎝です。

暑さに弱いとされていますが、60~65%の遮光下で大阪の平野部でも夏越し

出来ています。

栽培においては風通しと遮光が重要です。

2020年10月22日 (木)

Tillandsia crocata の花

Pa200166_3_1 Tillandsia crocata

チランジア・クロカータは径1.5㎝ほどの黄色い花を咲かせます。

近くに行くと良い香りがします。

Pa220173_3_1 Tillandsia crocata

開花2日目には花弁がカールします。

60パーセントを超える強めの遮光下で栽培しているので、花着きが

いまいちです。

2020年10月21日 (水)

細かいようですが、気温が下がり洋蘭を部屋に入れる前に。Den.amabile

Pa200167_4_1 Dendrobium amabile

デンドロビウム・アマビレの茎と葉の写真です。

葉の付け根部分に蜜腺のような物があり、粘着質の樹液を出しています。

用心棒に昆虫を誘うためでしょうか。

この樹液に黒いカビが生えている状態です。

これを濡れたティッシュ等で拭き取ります(取れない場合は食器用洗剤の

使用も可)。

植物の上から如雨露で灌水して葉の汚れを落とします。

全体に農薬を散布して消毒をします。

何日か屋外の栽培棚に置いてから、ランを室内に取り込むようにします。

2020年10月20日 (火)

八重咲ゲンノショウコ を見つけました。

Pa200165_2_1 Geranium thunbergii double flower

今日、庭で八重咲のゲンノショウコの花を見つけました。

花弁が多い分、雄蕊(オシベ)が見当たりません。

シバグリの実

Pa200164_1_1 Castanea crenata (original species, シバグリ)

シバグリの実(種子)とイガ(殻斗)です、現在の栗に比べとても

小さいです。

シバグリはクリ(栗)の原種です。

`銀寄´など日本の品種の殆どの大元がシバグリです。

シバグリにはタンニン等のアクが無く、普通の栗と同じように食すことが

出来ます(美味しいそうです)。

縄文人が植えていた栗も、この様なクリだと思います(実が大きい物を

選抜育種していたかも)。

 栗の中にいるイモムシの正体は`クリシギゾウムシ´の幼虫です。

ちなみに、ドングリから出てくるイモムシもゾウムシの一種か蛾の仲間です。

2020年10月16日 (金)

あきらめなければ。

Pa100152_3_1 Pinus parviflora `福吾妻´実生苗

天芽の葉が枯れてしまった五葉松ですが、秋になり枯れたと思っていた枝から

新芽が出てきてくれました。

Pa100153_4_1 Brachythecium plumosum

夏枯れしていたハネヒツジゴケにも新芽が出てきました。

苔は枯れたように見えても条件が整えば復活してくれます。

 

コメの害虫「ウンカ」が庭にも出現。

Pa150163_2_1 Nilaparvata lugens on Oryza sativa subsp. japonica

庭のプランター水田にもトビイロウンカを発見しました。

トビイロウンカはイネの害虫で吸汁し生育不良や収穫量の減少、

最悪の場合にはイネの枯死を招きます。

今年は西日本で大発生しています。

ベトナム北部や中華人民共和国の南部で発生・生育し、偏西風に乗り

日本に飛来します。

農薬に耐性のあるウンカが被害を拡大させている様です。

Pa150162_1_1 Nilaparvata lugens on Oryza sativa subsp. japonica

庭先のこんな小さなプランターの田んぼでも発見出来るぐらいなので、被害の

大きさを実感しています。

昔なら食料不足か飢饉です。

幸いトビイロウンカは日本(本州)では越冬できないようですので、プランターの

イネを刈り取りたいと思います。

ヤナギバヒマワリの美しさ。

Pa150160_4_1  Helianthus salicifolius

ヘリアンサス,ヤナギバヒマワリ

草丈は1.5m,最大で2mぐらいに成長します。

風雨で倒れたので花があっちを向いていますが、とても綺麗に咲いて

くれました。

栽培には支柱が必要です。

水はけが良く日当たりの良い場所に植えます。

2020年10月14日 (水)

仙女盃の水やりのタイミング。いつやるの。

Pa100149_2_1 Dudleya brittonii

仙女盃を育てていても、いつ水をあげればいいのか判らない。

仙女盃は水が足りなくなると葉に貯めておいた水を使い生存するので

見た目では判別つきづらいです。

でも、植物の栽培の基本は観察です。

水やりのタイミングはここを見ます。

Pa100147_1_1 Dudleya brittonii

仙女盃の葉と葉が重なり合う部分です。

写真は水を欲している状態の仙女盃です、重なりの部分に少し隙間が

出来ているのが判ります。

水が無くなり葉の厚みが痩せてきている状態なので、このタイミングで

水をあげます。

水やりする時はたっぷりと、栽培用土が乾いている期間と湿っている時の

メリハリをはっきりとつけます。

 多肉植物は水切れに強いです、多少乾燥させたままでも根は枯れません。

水遣りの回数を多くして腐らすリスクを高めるよりも、多肉植物が持つ

ポテンシャルを引き出す栽培を心掛けます。

素焼鉢やテラコッタ鉢を使うと水遣り後に用土が乾きやすく栽培が簡単になります。

2020年10月 9日 (金)

ゲンノショウコ と謎の雑草。

Pa060141_1_1 Geranium thunbergii

赤花ゲンノショウコ

秋の訪れと共に咲く花で、花径は1.5~2㎝です。

民間薬として下痢止めや腸炎の治療に用いられます。

虫刺されには葉の汁を塗ります。

性質は丈夫で自然と種で増え、毎年咲いてくれます。

植栽には乾き過ぎる場所は適しません。

Pa060142_2_1

イグサの様な雑草が生えています。

葉の断面は丸くまっすぐに伸びていますが、正体は不明です。

2020年10月 7日 (水)

エンセファラルトス・ホリダスの新芽。

Pa070144_3_1 Encephalartos horridus

 エンセファラルトス・ホリダスに今年の新芽が出てきました。

去年も秋に葉が出たので、生育サイクルが南半球になっています。

新芽の大きさは現在10㎝ぐらい。

Pa070145_4_1 Encephalartos horridus

「horrida」とはラテン語で「棘のあるもの」という意味があります。

まだ葉が小さい段階でもトゲトゲです。

棘に触ってみましたが、まだ柔らかく痛くありません刺さりません。

Pa070146_5_1 Encephalartos horridus

去年の秋に展開した葉です。

寒さに負けず大きくなりました。

葉の表面のワックス層が筋状に剥がれていますが、うねり加減が強く個性的です。

 

2020年10月 5日 (月)

リンゴ`あおもり乙女´ 今年は不作。

Pa040135_8_1 Malus pumila `あおもり乙女´

一番大きな5㎝ぐらいの実です、鳥につつかれています。

根がネキリムシにやられていたのか、今年は枝の伸びが悪く実着きも

ダメでした。

リンゴ`あおもり乙女´は大阪でも結構色づいてくれます。

青森だと鮮やかな赤色になります。

色付いていなくても味には問題はありません。

Pa040136_9_1 Malus pumila `あおもり乙女´

他の実は全て小さいです。

 リンゴ`あおもり乙女´は優秀な品種です。お店で売っているリンゴと

同じ味がします。

他のミニリンゴの品種は酸味が強いですが`あおもり乙女´は普通の`ふじ´

と同じ味がします。

花も綺麗で赤い実の生る様子は絵になります。

10月8日追記

食べてみましたが、甘みがあり爽やかで果汁もありました。

とても美味しかったです。

リンゴも採れたてがおいしいのかも。

2020年10月 4日 (日)

マルチネスピニョン・マツの芽。

P9300127_1_1 Pinus maximartinezii

発芽したマキシマルティネッツイ松の芽です。

子葉を開いている時点で高さが9㎝もあります、種も大きければ芽も

大きいです。

今回は種5粒中、3個が発芽しました。

P9300128_2_1 Pinus maximartinezii

3個中1個が発芽に失敗して、手とピンセットで殻を割り、芽の周りの

胚乳も割って外科的な処置で取り出しました。

大きさは通常よりも小さいので上手く育つのでしょうか。

普通なら束になった子葉が筒状の胚乳から抜け出てくるのですが、時々ですが

根元を持ち引っ張ってあげないといけないこともあります。

ギンゴケの育て方。 Bryum argenteum

P9290122_2_1  Bryum argenteum

ギンゴケは主に世界中の温帯に自生し、南極大陸から都市部にまで生育する苔です。

丈夫そうに感じますが、大阪の都市部では東側や朝日の当たる北側に多く見られます。

どこにでも在りそうですが、ちゃんと生育しやすい場所を選び生きています。

南側の夏の強光線に晒されるような場所には生えません。

西日も大嫌いです。

ギンゴケに必要なのは午前中の日光です。

また、ギンゴケはとても清潔好きです。

コンクリート隙間などの場所を選ぶのはそのためです。

ギンゴケを育てる為には、ほとんど用土を必要としません。

土の上に置くと育ちません。

もし、用土を使う場合も腐植質を含まない清潔な用土を少量用います。

害虫は、ナメクジ・ダンゴムシ・ヤスデなどの食害を受けます。

害虫の被害を減らすために棚などの上で栽培し、害虫が登ってこない工夫が必要です。

Pa030130_3_1 Bryum argenteum

栽培は基本的に屋外です(屋内でカビさせないように)。

今回は、石灰質が好きな様なのでコンクリートブロックに乗せてみました。

コンクリートレンガには厚みが半分の通称`はんぺん´が見つからなかった

ので、結構重いです。

水遣りは霧吹きで(苔が流れないのであれば如雨露でも可)、乾いたら

水を与えます。

苔は乾いたら2回に分けて水をあげます。

1回目でギンゴケは水を吸って少し膨らんでくるので、そこでもう一回

与えるとしっかりと水遣りが出来ます。

 

黒花ヒガンバナ 黒赤ヒガンバナ、ウイルス病で大失敗・・・。

Pa040131_4_1   Lycoris radiata `黒花(黒赤)ヒガンバナ´

鈴木吉五郎という人が、日本に自生する彼岸花の群落の中から見つけたそうです。

花色が濃く、鮮やかです。

P9290123_3_1 Lycoris radiata (一般種)

↑の写真は普通の彼岸花です。

黒花彼岸花に比べると色褪せて見えます。

植えるなら断然、黒赤(黒花)ヒガンバナでしょう。

メリクロン培養とかして、日本全国の彼岸花を黒花ヒガンバナに植え替えたい。

Pa040132_5_1 stems of flower contracted the virus  Lycoris radiata `黒赤彼岸花´

今年はショックなことが・・・。

長年かけて増やしてきた黒花彼岸花の花茎に病斑を見つけてしまいました。

夏に地植えにしたのですが、ウイルス病に罹患したようです。

大丈夫そうな所に植えたのですが、土壌にウイルスを保菌したセンチュウが

居たのかアブラムシで感染したのかは判りませんが全滅の様相です。

Pa040133_6_1 stems of flower contracted the virus  Lycoris radiata `黒花彼岸花´

他の植物へのウイルス伝播を予防する為に、球根を掘り出して焼却処分

するしか方法が無いです。

花色も以前育てていたものに比べ、今一つ濃くないような気がします。

ウイルスの影響でしょうか。

分球でしか増やせない以上、ウイルス病も仕方が無いです。

Pa040134_7_1 Lycoris radiata `黒花ヒガンバナ´

綺麗に咲いてくれているのに残念です。

いつ頃からウイルス病にかかっていたのかわかりません。

観察不足でした。

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