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2021年4月

2021年4月30日 (金)

アロエ・プリカチリスの花

P4260618_2_1 Flowers of Aloe plicatilis

アロエ・プリカチリスの花が咲きました。

1つの花の長さは約5㎝です。

P4260619_3_1 Flowers of Aloe plicatilis

花の萼はオレンジ色で、萼片から少しのぞく花弁は黄緑色です。

P4260620_4_1 Aloe plicatilis

枝分かれしたアロエ・プリカチリス

盆栽の技術を応用して「根切り」をして鉢植えで育てています。

根を切った後は切断面を乾かしてから乾いた用土で植え替えて、1ヵ月ぐらい

水やりをせずに養生します。

霍山石斛(かくざんせっこく)の花

P5010642_2_1   flower of Dendrobium huoshanense

霍山石斛として買ったものです。

「神農本草経」に記載のあるセッコクは霍山石斛だというのが通説です。

神農さん(炎帝)は古代中国の農耕・医薬の祖で薬草に詳しかったそうで、

大阪道修町の少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)の御祭神の一柱です。

P5010643_3_1 flower of Dendrobium huoshanense

日本の漢方で使われるセッコクは主にキバナノセッコク(Dendrobium

tosaense)で、中国に自生する鉄皮セッコク(铁皮石斛,鐵皮石斛)と同一

とされていますが、たぶん別種です。

他にも数種のデンドロビウムが薬用として用いられていて、薬効には

違いがあります。

P4300633_3_1  pseudobulb of Dendrobium huoshanense

霍山石斛は小型で茎の高さは7~8㎝です。

霍山石斛の茎の特徴は下の方が最も太く、上に行くに従い細くなる

タケノコ型という事です。

新芽は茎の根元の少し上から出て、株全体としては斜上して生育する

ようです(自生地では崖に生育)。

日本のセッコク(Dendrobium moniliforme) は茎の中程が一番太く

なります。

P5010644_4_1 Dendrobium huoshanense

霍山石斛の耐寒性は松島セッコクと同じぐらいです。

P5060695_7_1 Dendrobium huoshanense

開花期間が長いのか、一週間も咲いています。

花色は咲き始めの黄色から、だいぶと退色して白っぽくなっています。

P5060697_8_1 Dendrobium huoshanense

2021年4月29日 (木)

実生のアロエ・ナミベンシスに2枚目の葉が出る。

P4290630_1_1 seedling of Aloe namibensis

アロエ・ナミベンシス,アロエ・ナミビエンシス

2月に播種し3月11日に芽が出たのを発見したアロエに、もう一枚

葉が出てきました。

P4210589_8_1 germination of Aloe namibensis

別にもう一つ発芽しています。

8粒の種子を蒔いて2つに芽が出ました。

海外からの種子なので、本当にアロエ・ナミベンシスかどうか成長しないと

判りませんが。

P4210588_7_1 seedling of Aloe namibensis

最初に発芽したアロエは大きさが5㎜を超えています。

アロエの実生は初めてですが、ネットで調べた結果アロエの種蒔きの方法は

・種子の周りの羽を取り除く(カビが生えるのを防ぐため)

・気温が高くなってから蒔く(5~6月)

・覆土の必要はない

との事です。

今回は2月という寒い時期に蒔いたため、室内とはいえ発芽率が悪かったです

(5㎜ほど覆土もしましたし、種子に羽をつけたままでした)。

 

2021年4月26日 (月)

セッコクのウイルス病?

P4260625_6_1 leaf of Dendrobium moniliforme 

セッコク`白露´の葉です。

葉色がまだらになっているのでウイルス病(バイラス)の疑いがあります。

この`白露´は買ってから3年間花を咲かせていません。

開花しづらいのもウイルス病の症状の一つです(必ずしもウイルス病とは

限りません。斑入りの品種や矢や葉を観賞する長生蘭はそもそも

咲きにくいです。)。

セッコク 素心花

P4210585_4_1 Dendrobium moniliforme `伊予素心´

石斛`伊予素心´の花。

P4230603_1_1 Dendrobium moniliforme `生坂セッコク´

石斛`生坂セッコク´

P4260622_5_1 Dendrobium moniliforme `石鎚 青達磨´

石鎚産のダルマセッコクです。

夏の間以外は葉色が紫色です。

2021年4月25日 (日)

ディクソニア・アンタルクティカ のゼンマイ

P4210587_6_1 Dicksonia antarctica

ディクソニア・アンタルクティカの新しい葉です。

新芽が伸びる時期がおもしろいです。

P4250615_2_1 Dicksonia antarctica

2週間ぐらい雨が降らず空気がとても乾燥しています。

しかも大阪府には乾燥注意報が出ています。

ディクソニア・アンタルクティカは温帯性雨林に自生していて、年間3,000㎜

(東京都中心部の2倍の量)もの雨が一年を通して平均的に降っています。

なので、乾燥には弱く庭植でも水やりが必要となってきます。

水やりの方法は頭上灌水(ホースで葉水を与えて幹の中心部にも水をかける)、

地面に水遣りをするというよりもディクソニアの幹に水を含ませる感じです。

P4240613_1_1 Dicksonia antarctica

新しい葉が勢い良く伸びています。

この時期はとくに水が必要なので、晴れの日が続いたら水遣りをします。

2021年4月24日 (土)

イチゴ`よつぼし´

P4230608_1_1 Fragaria × ananassa `よつぼし´

イチゴ`よつぼし´、たわわに実が生っています。

去年はイチゴ栽培に失敗したので実が収穫できるのは2年ぶりです。

コンクリートブロックを土台にして栽培していますが、ナメクジなどの虫害を

防ぐために果房を麻ひもで吊っています。

ナメクジ除けにドリップコーヒーの抽出カスをプランターの土の表面に撒いて

いますが(ナメクジはカフェインが苦手だそうです)、効果はいまいちです。

ただし甘いイチゴの香りは紛れるので、嗅覚の鋭いナメクジに対しては

有効かもしれません。

実が赤くなっても酸味があるときがあるので、家庭菜園の場合は良い香り

がするまで熟させると美味しいです。

雨除けをして無農薬で育てています。

 

 

Tillandsia ionantha

P4240610_2_1  Tillandsia ionantha Albo-Marginata

チランジア・イオナンタ`アルボ・マージナータ´

葉が白覆輪という意味です。

葉が赤く色付いてきました、開花です。

P4140519_4_1 Tillandsia ionantha

こちらは年中葉が赤いチランジア・イオナンタ。

開花後に出てきた子株が大きくなってきました。

P4240612_3_1 Tillandsia ionantha

こちらのイオナンタにも花が咲いています。

2021年4月22日 (木)

透明粘土(すけるくん)で作る正倉院宝物「瑠璃坏」(白瑠璃坏 リベンジ編)

P4220593_2_1 白瑠璃坏(はくるりのつき)

白い瑠璃坏を作ります。

P4080474_9_1

前回作っていた、通称「白瑠璃坏(はくるりのつき)」です。

‘もしも、正倉院の瑠璃坏が青くなかったら’がコンセプトです。

これに「すけるくんコート液」を塗ります。

透明ネンド「すけるくん」は乾燥させた後に「すけるくんコート液」を

塗布することで透明感と艶感が向上します。

P4080477_1_1

台座の金具部分を樹脂粘土「モデナ」で作ります。

着色は「アサヒペン メッキ調スプレー クロム色」を使いました。

シルバー色は明るい銀色でクロム色は落ち着いた銀色だそうです。

P4210590_9_1

バリを取り外してスプレーで着色しました。

着色すると雑さが目立ちます。

P4220592_1_1 

正倉院の瑠璃坏よりも小さくなってしまいました。

P4220596_4_1

工作精度がいまいちです。

本来ならば型を作って制作するべきですが、大量生産しないので

手ひねりで作っています。

P4220598_5_1

透明ネンド「すけるくん」で作っているので一応透明感はあるのですが、

厚みがあったので透明度もいまいちです。

P4220599_6_1 制作中の樹脂粘土製「瑠璃坏」

<次回、泣いても笑ってもこれが最後・瑠璃坏を作る三度目の正直編へ続くかも…>

制作回数を重ねているうちに、だんだんと上手になってきています。

P4220600_7_1

余った色付けした透明ネンド「すけるくん」で飛行石も作るよ。

 

今の時期、注意したい害虫 「テントウムシダマシ」

P4220601_8_1 Henosepilachna vigintioctomaculata

(Syn.  Epilachna vigintioctomaculata)オオニジュウヤホシテントウ

テントウムシの仲間ですが、ナス科の植物の葉を食害するので害虫として

扱われます。

テントウムシにはアブラムシを捕食してくれる益虫である‘肉食’,菌糸を

食べる‘菌食’と葉を食べてしまう‘草食’が存在します

数日前にトマトの接木苗が届いたのですが、今日見たらテントウムシが

飛来していました。

最初は喜んだのですが、念のためにネットで調べてみるとオオニジュウヤ

ホシテントウ(テントウムシダマシ)でした。

P4220602_9_1 Incect damage of Tomato Leaf 

オオニジュウヤホシテントウに食害されたトマトの葉です。

テントウムシダマシは繁殖力が強く早めに駆除しないと被害が

隣近所にまで広がります。

一匹でも見つけたらナス科の植物の葉裏をチェックして、産卵して

いないか確認する必要があります。

被害が大きい場合や幼虫が見つかれば駆除には野菜用の農薬を使います。

2021年4月21日 (水)

Cattleya mossiae JP48

P4190573_10_1 Cattleya mossiae  `JP48´

カトレヤ・モシエ`JP48´ (JPとはJungle plant,山採り株の意味です)。

花の大きさは幅が13㎝ぐらいです。

育て方が下手で1輪ですが、毎年咲いてくれます。

カトレア用の栽培棚ではないので遮光率が高すぎるようです。

でもC.モッシエは丈夫なので咲きます。

P4190574_11_1 Cattleya mossiae  ‘JP48’

昆虫目線で蕊柱(ずいちゅう,コラム)までの誘導路を観察。

日中はとても良い香りを漂わせます。

2021年4月20日 (火)

イチゴの高設栽培を家庭菜園にも。

P4160543_1_1 Fragaria × ananassa`よつぼし´

苺もナメクジの食害を受けます。

イチゴのプランターを地面に直置きなどは問題外です。

地植えだと敷き藁をすると、棲み処まで提供することになります。

ナメクジは不衛生でキラキラ光る這跡にも雑菌がいますし、地球温暖化で

北上が気になる広東住血線虫も潜んでいる可能性があります。

広東住血線虫症になると特効薬はありません。

 そこで、家庭菜園でもイチゴの高設栽培の実施を推奨します。

写真の苺は、コンクリートブロックを立てて、その上にプランターを置いて

栽培しています。

置き場所は南側の軒下で雨除けができ、コンクリートの土間のあるところです。

それでも雨の日はナメクジは這い上がってきます。

<解決法>として来年はステンレス製の脚付きバーベキューコンロを買って、

イチゴの高設栽培の台にしようと考えています。

P4210591_10_1  Fragaria × ananassa `よつぼし´

今のところ、うどんこ病は発生していません。

早生品種なので大阪の平野部の露地栽培でも4月中旬から収穫できました。

Iris paradoxa (イリス・パラドクサ)の花。

P4190568_7_1 Iris paradoxa

イリス(アイリス)・パラドクサ

中央アジアからトルコにかけて自生します。

草丈は約33㎝。

P4190566_6_1 Iris paradoxa

外花被片は昆虫に擬態しています。

この外花被片に誘われてきた昆虫に花粉を媒介させます。

P4190563_5_1 Iris paradoxa

外花被片は薄い花弁が丸まったもので、外側はヒゲ状突起物で覆われていて

側面には昆虫のような模様があります。

P4190578_3_1  Iris paradoxa

内花被片には美しい葉脈が入っています。

P4190570_8_1 Iris paradoxa

<育て方>

花後は鉢土ごと乾燥させて休眠させます(地植え以外では根茎を掘り上げ

ません)。

鉢土ごと乾かして室内や雨の当たらない日陰で管理すると、秋の成長が

再開するまで根が枯れません。

秋に芽が伸び始めたら水遣りを始めます。

耐寒性はありますが、葉が枯れないように保護が必要です。

P4180554_1_1 Iris paradoxa

開花し始めの様子。

特徴的な外花被片が飛び出しています。

P4190575_1_1 Iris paradoxa

全体像。

これでも自生地よりは徒長しています(水のやり過ぎかな)。

鎌状にカーブする葉が特徴です。

P4190576_2_1 Iris paradoxa

花を上から見た様子。

グロテスクな花柱(この裏側にオシベとメシベがあります)が目立ちます。

 

2021年4月18日 (日)

ビバーナム ‘ステリーレ’

P4160547_4_1 Viburnum macrocephalum ‘Sterile’

ビバーナム`ステリーレ´

カマズミの仲間で、オオデマリに似た花を咲かせる低木です。

咲き始めは萼片(装飾花)が緑色ですが、咲き進むと白くなります。

P4160548_5_1 Viburnum macrocephalum ‘Sterile’

花の塊は直径が16㎝ぐらいです。

暖地では半日陰に地植えすると管理がしやすいです。

花が散ると掃除が大変ですので(花ガラで地面が真っ白になります)、

花が終わりかけたら摘みます。

P4160550_6_1 Viburnum macrocephalum ‘Sterile’

ハート型を発見。

P4300631_1_1

散った花です。

花の終わりの兆候があまり無いので、いきなり散り始めます。

掃除が大変です。

2021年4月16日 (金)

リンゴ`あおもり乙女´ の花

P4150534_1_1 Blossoms of Malus pumila `Aomori Otome´

林檎`あおもり乙女´の花。

最近ではこの品種の苗は売られていませんが、`あおもり乙女´以上の

ミニりんごはこの世に存在しません。

りんご`あおもり乙女´の採れたての果実は甘くみずみずしく、とても

美味しいです。

P4150538_3_1 Malus pumila `あおもり乙女´

枝いっぱいに花を咲かせます。

大阪の平野部では深山カイドウでの受粉は、開花期のずれで失敗でした。

(リンゴが開花するまで深山カイドウの花粉を冷蔵保存する方法もあります。)

リンゴ`あおもり乙女´も自家不和合性があり、受粉樹が必要です。

P4150537_2_1 Malus pumila `あおもり乙女´

蕾のうちは赤いですが、開花すると白い花です。

花が咲く様子も実が生っている様子もかわいいです。

大阪の平野部に位置する当地(暖地)ではリンゴには期待をして

いませんでしたが、果実の着色が少し悪いぐらいで食味は最高です。

台湾八角蓮に花が咲きました。

P4140517_2_1 Flower of Podophyllum pleianthum

花の大きさは約4㎝。

自家不和合性があり、別遺伝子の別株と交配しないと実は生りません。

この植物は毒草です、解熱剤として薬草でもあります。

P4140515_1_1 leaves of Podophyllum pleianthum

台湾ハッカクレンの成株の葉は2枚で一組です。

手前の葉はなんと10角。

丈夫な山野草で、日陰の庭で地植え出来ます。

日当たりの良い場所は不適地です。

土が乾いたら、しっかりと水やりをして下さい。

LED キノコ ランプ(ライト) 完成②

P4140529_8_1 LED Mushroom Lamp objet

LEDで光るキノコランプ。

大きさはLEDキノコが入っている瓶の高さが12.5㎝です。

P4140531_9_1 LED Mushroom Lamp objet

これも蓄光樹脂粘土(Luminescence polymer clay)で作っている

ので電気を消した後しばらくは発光しています。

P4140528_7_1 LED Mushroom Lamp objet

明るいところで見ると、こんな感じです。

蓄光樹脂粘土は表面に塗装をすると発光しないので、少し味気ない

雰囲気です。

カサの部分のナメコのぬめり感は透明樹脂粘土で表現しています。

P4140533_10_1 LED Mushroom Lamp objet

7色のレインボーカラーのLEDワイヤーライト(クリスマスのイルミ

ネーション用)を使って作っています。

なので、抵抗値の計算やはんだ付けはしていません、不要です。

P4140524_6_1 LED Mushroom Lamp objet

近影。

P4140522_5_1 LED Mushroom Lamp objet

 

2021年4月15日 (木)

イングリッシュブルーベル 本物という

P4150542_5_1 Hyacinthoides non-scripta

イングリッシュブルーベルの花(English Bluebell ,Common bluebell)

花茎は湾曲し、花は一方向に垂れ下がります。

P4160545_3_1  Hyacinthoides non-scripta

横山園芸さんのイングリッシュブルーベルです。

P4110483_1_1 Hyacinthoides non-scripta

2021年4月11日 開花し始め。

花の形が細長く、カップが深いです。

P4110485_2_1  Hyacinthoides non-scripta

花粉(葯)は白い色です。

P4140507_2_1  Hyacinthoides non-scripta

毒草とは思えない美しさです。

キジカクシ科のイングリッシュブルーベルは有毒植物です。

本種に似た同じ科のシラー(Scilla)の学名はギリシャ語で「毒になる」

という意味です。

イギリスでは怖いおとぎ話で子供を怖がらせ、イングリッシュブルーベルの

咲く森へ近づかないようにして、この植物による中毒死を防いでいるそうです。

特に、この花を摘み取ることを禁じています。

P4140513_4_1 Hyacinthoides non-scripta

(旧学名: Endymion non-scriptus

絵の引用元:

Marjorie Blamey (1980). COLLINS GEM WILD FLOWERS

  Harper Collins Publishers

ハンドブックの図鑑ですが、比べてみると花の密度が違います。

球根が充実すればこの様に咲くのでしょうか。

個体の地域差かもしれません。

 <育て方>

地植えが好ましく、鉢植えの場合は大きく深い鉢を用います(球根が潜り

ますし根も深くはりますので、小さい鉢で開花させるのは困難です)。

芽が出てから開花時期までは良く日光に当て、広葉樹が葉を広げる頃

からは半日陰や遮光下で管理します。

耐寒性はあります。

休眠中も掘り上げません(安易に掘り上げると球根の上下が判らなく

なります)。

分球で増えます。種子では発芽から2年で花を咲かせますが、近縁種との

交雑が問題となることがあります。

 

P4140514_5_1 Scilla campanulata

イングリッシュ・ブルーベルと混同されがちなスパニッシュブルーベル。

イングリッシュブルーベルと交雑しやすく、イギリスの自生地でも

遺伝子汚染が広まっています。

ただし、この植物が悪いのではありません。

(つりがねずいせん, スパニッシュブルーベル)

絵の引用元:

浅山英一(1971). 原色図譜 園芸植物 露地篇 平凡社

スパニッシュブルーベルは花のカップが浅いことがわかります。

P4160552_7_1

この花は以前に本物のイングリッシュブルーベルとして入手したものです。

花の形や葯の色などはけっこう似ていますが、花色が薄く花茎も湾曲しません。

スパニッシュブルーベルとの交雑種だと思います。

問題は庭に地植えしてしまっていることです。

分球で増えますし、球根は10㎝以上深く土に潜っていて根絶が困難です。

この花を全て取り除くまでは、現在育てている本物のイングリッシュブルーベル

に近いとされるものを庭植えにはできません。

ブルーベルは実生でも簡単に増え雑草化しやすく植える場合は注意が必要です。

P4180559_3_1 Hyacinthoides non-scripta

ナメクジと大豆。ナメクジ定期連載中。

P4120497_4_1 Sprout of Glycine max

子葉の部分がほぼ食害されている状態です。

本来はダイズの中身である部分の子葉が双葉のように展開している

はずが、見る影もありません。

初生葉も少し食べられています。

P4120498_5_1 Seed of Glycine Max

発芽直前の土の中の大豆も食べられています。

ナメクジの嗅覚は優れています。

大豆は栄養がたっぷりなので大好物なのでしょうか、ダイズにばかり

ナメクジが引き寄せられている様です。

ナメクジは本当に大豆が大好きです。

大豆を使ったらナメクジホイホイを作れそうです(きっとすごく捕殺できる

と思います)。

LED きのこ ランプ(ライト) 完成。

P4130502_8_1 LED Mushroom Lamp objet

LEDで光る‘きのこライト’です。

P4130504_9_1 LED Mushroom Lamp objet

蓄光樹脂粘土(Luminescence polymer clay)で作っているので、

LEDの電気を消すと、しばらくの間発光します。

P4140511_3_1 LED Mushroom Lamp objet

ちなみに、ガラス瓶は銀座「千疋屋」さんのフルーツの瓶詰です。

ガラス瓶の大きさは高さが12.5㎝。

 

 

イチゴ`よつぼし´の実がもうすぐ。

P4140505_1_1 Fragaria × ananassa `よつぼし´

実が赤くなっています(実とは種の部分の事で、イチゴ本体は

「花托」です)。

もうすぐ、全体が赤く色付き食べられます。

家庭菜園の採れたての無農薬の、イチゴの美味しさと香りの良さは

絶品です。

P4130500_7_1 Fragaria × ananassa `よつぼし´

イチゴ`よつぼし´は素人栽培でも沢山実が着きます(雨除け栽培は

しています)。

病気による欠株は出ませんでした。

こんなに素晴らしい品種を生み出した育種者様に感謝です。

2021年4月11日 (日)

樹脂粘土で作るキノコ

P4110490_6_1

樹脂粘土「モデナ」で作ったキノコのカサに透明樹脂粘土「すけるくん」

を上から被せてみました。

透明粘土が完全に乾いてから「すけるくんコート液」を塗ると

写真のようにキノコの`ぬめり´感を表現できました。

P4110492_7_1

ナメコみたいな感じになりました。

 上に透明ネンド「すけるくん」を被せる場合は、「すけるくん」が

収縮することを考慮してキノコの傘より大きめに成形します。

中心部に向けて収縮する時に縁で透明粘土が引っ掛かるとヒビが

入る原因になるので収縮しやすい形状にしてくっつけます。

このマツバギクは一期咲きですが花期が長い。

P4090479_3_1 Lampranthus spectabilis

マツバギク

3月下旬頃から咲き始めて、まだ咲いています。

P4090480_4_1 Lampranthus spectabilis

花はとても精巧な造りで、太陽光に輝く花弁も美しいです。

明治時代初期からから日本に帰化しているので、日本の気候に順応し

最も育てやすい多肉植物の一つです。

P4090481_5_1 Lampranthus spectabilis

南アフリカ, ケープ地方原産

コンクリートブロックでのギンゴケ栽培はやめました。

P4110487_4_1 Bryum argenteum

コンクリートブロックの上でギンゴケを栽培すると枯れませんが、

コンクリートの石灰分を葉の表面に析出してしまい美観を損ねます。

やはり、テラコッタの鉢皿での栽培に戻りました。

P4110488_5_1 Bryum argenteum

テラコッタの鉢の受け皿での栽培の方が簡単です。

ギンゴケの栽培に用土は必要ありません。

一日中、日光に当たる場所だと乾燥し過ぎて育ちません。

直射光が午前中だけ当たるような場所で育てます。

苔が乾き過ぎた場合は受け皿に水を溜め、ギンゴケが十分に水を

含んだら余った水は捨てます。

2021年4月 9日 (金)

透明粘土で作る正倉院宝物「瑠璃坏」(失敗編) 

P2240363_3_1

透明粘土「すけるくん」で正倉院の、あの有名な瑠璃坏(るりのつき)に

挑戦してみました。

透明粘土「すけるくん」に油絵具のコバルト色を混ぜ込んで着色し

粘土をカップ部分用と表面のリング部分用に分けて成形しました。

(※この時に予備の粘土を乾燥時のヒビ割れ補修用に確保しておきます)

P4080475_1_1

透明ネンド「すけるくん」です。

P2240364_4_1

成形したカップの表面にリングを貼り付けました。

リングの数は全部で22個(上段8個,中段8個,下段6個)。

(リングのつなぎ目は、必ず全て下になるようにします。

正倉院の実物もリングのつなぎ目は全て下向きで揃っています。)

乾いていない時に貼り付ける場合は接着剤は不要です。

透明ネンド「すけるくん」は乾燥するまでに2週間以上かかります。

出来るだけゆっくりと乾燥させた方が良いです。

ここまでは順調でした。 でも…。

P4080473_8_1

乾燥したのですが、透けない!

原因は絵の具の混ぜ過ぎです(でも…実物も濃い色なんです)。

透明ネンド「すけるくん」の着色の仕方にも‘色は薄めに’と書いてあります。

これは乾燥時に10%ぐらい収縮するので色が濃くなるため、狙っている

完成品の色よりも薄く粘土に着色するという意味もあるのですが、着色剤

の種類にもよるのでしょうが粘土に濃く色を着けてしまうと完成時に

透けないという事も意味します。

P4080474_9_1

もう、着色せずに作ってやるという事で透明ネンド「すけるくん」に

色付けせずに作ってみたのが↑の写真の物です。

「白瑠璃坏(はくるりのつき)」

ちゃんと透けています。

<リベンジ編へ つづく>

蓄光樹脂粘土で「キヌガサタケ」を作る。

P4090478_2_1

LEDで光るキヌガサタケは市販されていますので、蓄光樹脂粘土で

網の部分を作った、電気を消すと光るキヌガサタケを作りました。

P2100341_1_1

まず、特徴的な網の部分を作ります。

蛍光樹脂粘土を下敷きの上で薄く延ばし、扇形に切り取ります。

ここに爪楊枝で六角形を意識しながら穴を開けます。

薄く延ばした蓄光樹脂粘土は、すぐに乾いて割れやすくなるので

作業部位以外はラップで表面を覆い乾燥させないようにします。

(写真の扇の大きさでは足りません、後で足しました。)

P2140345_2_1

穴が開いたら蓄光樹脂粘土を注意深く剥がし、円錐形に丸めます。

(下敷きを反らすようにして剥がします。)

P2170347_3_1_20210408160201

カサ,軸,ツボ,網の部材を別々に作り、乾燥させ着色した後で

木工用ボンドで組み合わせます。

P4080471_6_1 Mushroom made from polymer clay

組み立てた様子。

P4080472_7_1

 

2021年4月 8日 (木)

ミツバチだと思ったらハナアブでした。

P4070460_2_1

ハナアブ科 アシブトハナアブ(Helophilus eristaloideus)?

羽音も大きく虎文様なので一見すると蜜蜂ですが、ハエの仲間です。

アブとも違い、人を刺すことは無いようです。

写真はイチゴの花にとまった様子ですが、花粉を媒介してくれるようです。

近年、蜜蜂を庭で見かけません。

P4070459_1_1 Fragaria × ananassa `よつぼし´

イチゴ`よつぼし´の花が良く咲いています。

とても花数が多いです。

摘蕾して大粒のイチゴの収穫を目指すべき。

樹脂粘土でキノコ作り。

P4080476_2_1 Mushroom made from polymer clay

樹脂粘土「モデナ」と紙で作ったキノコです。

P4080467_3_1

カサの下のヒダの部分は紙で再現してみました。

P4080468_4_1

下から見るとこんな感じです。

2021年4月 7日 (水)

ベビーティアーズの花。

P4070464_5_1 female flower of Soleirolia soleirolii  (Helxine soleirolia)

毛羽だった小さな白い物がベビーティアーズの雌花です。

大きさは1㎜ぐらい。

P4070463_4_1 male flower of Soleirolia soleirolii

4本の雄蕊(オシベ)があるのがベビーティアーズの雄花です。

雌花よりも少し大きいです。

 ベビーティアーズの葉は小さく、とても愛らしい観葉植物です。

花は小さく、見つけることが出来れば幸せになれるそうです。

 耐寒性はある程度あり、大阪の平野部では霜除けをすれば屋外でも

冬越し出来ます。

2021年4月 6日 (火)

ナツメの枝。

P4060458_1_1 Ziziphus jujuba var. inermis

ナツメ`黒仙棗´の新芽が出てきました。

今年が接木1年生苗を植えて3年目です。

去年初めて横に伸びる結果枝が出来ました。

葉柄か中軸の様なものが葉が落ちた後に残り、翌年にその枝から

芽が出ます。

(横に伸びた枝の中には新芽が出ずに枯れるものがあります。)

たぶん、この横に伸びた枝から出た枝葉に実が着くものと思います。

ナツメも接木苗を植えてから実が生るまでは、最低でも3年が必要です。

2021年4月 5日 (月)

春のモミジ`一行寺´

P4050455_1_1 Acer palmatum `一行寺´

カエデ(モミジ)`一行寺´の芽出し。

展葉したては紫外線から新しい葉の組織を守るため赤い色をしています。

モミジ`一行寺´は葉が大きく紅葉も見事です。

盆栽の要領で鉢植えでも育てられるので、1本育てていれば料理の

飾りつけにも使えます。

モミジの冬の剪定は落葉から年明け前の12月中までに行います

(年明けに剪定するとモミジは樹液流動期が早いので剪定の

切り口からの樹液が止まりません)。

P4080465_1_1 Acer palmatum `一行寺´

 

2021年4月 3日 (土)

牡丹(ぼたん)`紅天の輝´

P4030451_3_1 Paeonia suffruticosa `紅天の輝´

牡丹`紅天の輝´

今年は1輪だけ咲きました。 花径は約16㎝。

日中に水切れすると花がしおれて美観を損ないます(日覆い・雨除け

等を使うと綺麗に花を鑑賞できます)。

 今年は植えてから3年目ですが、穂木の牡丹からの発根が

上手くいっていません。

毎年、春になると地中からシャクヤクの芽が出てきます。

今年は5本も出てきました。

牡丹は芍薬の根に接木をして増やされます。

その為、牡丹の苗を植え付けるときは深植えをし牡丹自身の根を

出させるようにします。

ただ、芍薬の根は丈夫で何年たってもシャクヤクの芽が育ってきます。

マスチック・タイムの挿し木。

P4030453_4_1 root of Thymus mastichina

今年の2月14日に挿し木したマスチック・タイムの根の様子です。

挿し穂は6㎝ぐらいに調整して、コップに入れて水揚げをした後に挿します。

半日陰で管理をすると2ヵ月ぐらいで発根してきます。

春に挿し木をした場合、穂木の新芽が伸びてきたら発根したサインです。

挿し木の適期は春と秋です。

秋に挿し木をする場合は春になるまでそのまま管理し、春に植え替えます。

穂木の頂芽を切って斜めに挿すと枝数が増えます。

写真は挿し穂から発根している様子です。

1つの鉢に何本も挿し木したので、根が絡む前にポットに植え替えようと思い

バラしてみました。

P4030454_5_1 Thymus mastichina

Mastic thyme

ポットに1株ずつ植えました。

この後、たっぷりと水遣りをすれば完了です。

まだ、根が少なかったので暫くは半日陰で管理します。

 マスチック・タイムはとても香りが良く、香水の原料にもなります。

タイムの中では1番好きです。

P5300829_4_1 Thymus mastichina

5月30日の苗の様子。

暖地では早春に挿したものが3ヵ月ほどで写真のように成長します。

コツとしては、芯止めすることで枝数を増やします。

ニホンタンポポ Dandelion

P3260423_4_1 Taraxacum japonicum

ニホンタンポポは主に春だけに咲きます。

西洋たんぽぽに比べ集合花の舌状花の数も少ないですが、楚々とした

美しさの春の花です。

P4020449_1_1 Taraxacum japonicum

この株が純粋なニホンタンポポかどうか判りませんが、総苞片は

反り返っていません。

西洋タンポポと遺伝子が交雑しているものが増えているそうです。

2021年4月 2日 (金)

日本さくらそう

P3290438_5_1 Primula sieboldii

日本さくらそう     径3~4㎝の花を咲かせます。

写真の花は原種の`帯広´と園芸品種の`零れ紅´の交配種です。

ニホンサクラソウは発芽から2年で開花し始めるので、簡単に

育種が出来ます。

P3290435_3_1 Primula sieboldii

園芸品種の中には育てにくい物がありますが、種子から育てたものは

ウイルス病に罹患していないので開花も増殖も良いです。

2021年4月 1日 (木)

サンショウの木は庭の宝石。育て方のポイント。

P3310448_1_1 Zanthoxylum piperitum 花山椒

花山椒はサンショウのオス木で実は生りません。

写真のように花粉の見え始めた頃の花を収穫し、佃煮などにして食します。

葉の香りはとても良く、料亭で木の芽和えや椀物などに重宝されます。

サンショウの葉をお吸い物に浮かべるだけで、味が別格になります。

庭に1本あれば食卓が豊かになります。

P3160404_4_1 Zanthoxylum piperitum 花山椒

接木部分の写真です(V字型の切れ込みがわかります)。

枯らした方も多いと思います。

※苗を選ぶ時のポイントは、「接ぎ木苗」です。

特に「スーパー花山椒」や「スーパー朝倉サンショウ(実が生ります)」は

枯れ難い強健な台木に接いであるので育てやすいです。

通信販売などで入手可能です。

※植え場所は、西日と夏の強光線を遮られる排水性の良い場所です(鉢植えも

同様)。雨が降らない日が続いたら庭植でも水遣りをして下さい。

※蝶道(ちょうどう)を避ける。

アゲハの幼虫の食害を受けます。

アゲハがよく飛ぶルートの日当たりに植えると被害が多いので、飛ばない

少し日陰の場所や、アゲハに見つからないような場所で育てます。

 サンショウは健胃・整腸・おなかのガス抜き・食欲増進・駆虫など多くの

効能があり漢方薬の原料ともなります、水虫には葉を揉んで幹部に貼る

そうです。

 

エイプリルフール The April fools' Day

P3310439_6_1 The World's Biggest Tillandsia ionantha

世界一大きなチランジア・イオナンタです。

移動させるには小型のクレーンを使います。

P3310440_7_1 The World's Smallest Tillandsia ionantha

世界一小さなチランジア・イオナンタ。

 以下ネタばらし。

P3310445_12_1

最初の写真は写っているコンクリートブロックが、実際にはとても

小さいのです。

P3310444_11_1

2枚目の写真は、単純に鉛筆が普通の物より大きいJumbo Uniです。

イチゴ`よつぼし´を育てています。

P3290434_2_1 Fragaria × ananassa `よつぼし´

今回はイチゴの新品種`よつぼし´を育てています。

種子繁殖が出来る画期的な品種です。

四季成り性があるようです。

違法に海外へ流出しないようにしなければなりません。

普通のイチゴのようにランナー(走茎)で苗を増やせますが、農家の

自家栽培用以外の譲渡は有償・無償を問わず違法です。

P3290433_1_1 Fragaria × ananassa `よつぼし´

素人が育てても、株が分かれて立派に成長しています。

種子繁殖は基本的にウイルスに罹患していません。

ウイルスフリー苗は生育がとても良いです。

ランナーで増やすと病気になることが多く(特に暖地では)、

家庭菜園でも毎年実生苗を購入すればイチゴ栽培が簡単になります。

今回の栽培では、苗を6株買いましたが欠株は出ていません(例年の

従来の品種では何株かが病気になり、実が生るまでに抜いて捨てています)。

P3310441_8_1 Fragaria × nanassa `よつぼし´ 

育てた感じだと、生育の良さと病気にならない印象を受けます。

写真のように株は大きく、花も良く咲いています。

指で人工受粉をしています(実生苗なので別株の花に花粉をつけるように

しています)、花粉が多く指先が少し黄色くなります。

P3310443_10_1 Fragaria × ananassa `よつぼし´

少しづつ実も出来てきました。

去年の暖冬と違い、今年の冬はちゃんと寒かったのでイチゴも健全です。

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