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2021年5月

2021年5月30日 (日)

シロツメクサの花

P5300827_2_1 flowers of Trifolium repens

四つ葉のクローバーに花が咲きました。

種子が採れるといいのですが。

四つ葉のクローバーは耐暑性が無いので、暖地での栽培は

山野草並みの難しさです。

公園や河川敷には雑草として存在するのですが。

害虫はハダニが多く発生します、またダンゴ虫やナメクジが

食害します。

P5300828_3_1 Trifolium repens

四つ葉の葉っぱと蕾。

<暖地での育て方>

鉢植えで棚の上で栽培します(害虫の食害の予防)。

如雨露(じょうろ)で葉水を与えながら用土にたっぷりと灌水します

(用土を洗うようにすることでシロツメクサが自身の根から出た

物質で自家中毒を起こすのを遅らせます)。

雨に当て、半日陰で管理します。

 

 

2021年5月29日 (土)

ジュラシックツリーの成長 と 葉の形状

P5270817_9_1 Wollemia nobilis

新芽が伸びて一回り大きくなりました。

P5280822_1_1 Trunk apical bud Wollemia nobilis

主幹の頂芽が生長している様子です。

主幹の葉は鱗状葉で、側枝の葉の形状とは全く異なります。

P5280823_2_1 leaves of lateral branch Wollemia nobilis

上は側枝の葉の様子です。

ナンヨウスギは側枝を挿し木しても主幹にはなりません。

ジュラシックツリーのように主幹と側枝の葉の形状の違う種類は、

枝を挿し木しても発根はしますが幹立ちした木にはならない

可能性があります。

 

2021年5月28日 (金)

アボカドの種蒔き。

P5280820_11_1 Persea americana

アボカドの発芽の様子です。

種子の胚乳が真っ二つに割れて、芽が出てきています。

<種子の蒔き方>

果肉をきれいに取り除き洗います。

まず種子を観察します。

今回は土で栽培します(爪楊枝で刺すのがかわいそうなので)。

P5280818_10_1 Persea americana seed

良く熟したアボカドの種子には、うっすらと溝があります。

ここが割れて芽が出てくるので、この溝が上になるように

種子が半分ぐらい隠れる程度に‘清潔’な用土に埋めます。

発芽には高めの温度最低(15℃以上)が必要です。

窓辺のレースのカーテン越しの光に当てながら1ヵ月ぐらい様子を

みます。

松の子葉の数 Pinus longaeva

P5280825_4_1  Pinus longaeva

世界一長寿な松Pinus longaeva(Great Basin bristlecone pine)

の発芽が続いています。

松の子葉(最初に出てくる葉,双子葉類での双葉のこと)の数を

見てみます(松は子葉→初生葉→尋常葉と成長段階で葉が変化

します)。

P5270814_6_1 Pinus longaeva seedling

この株の子葉は6本です。

P5270815_7_1 Pinus longaeva seedling

この苗は子葉が5本です。

中心部の生長点から初生葉が出てきています。

P5270816_8_1 Pinus longaeva seedling

この苗は子葉が4本です。

松の子葉の数は同じ種(しゅ)でも異なります。

子葉の数は種子が大きな種類の松ほど多くなる傾向があるようです。

2021年5月25日 (火)

実生のアロエ

P5200788_3_1 Aloe namibensis seedling

アロエ・ナミベンシス(アロエ・ナミブエンシス)に

2枚目の葉が出てきました。

P5200789_4_1 Aloe namibensis seedlings

気温が上がってきて残りの種も発芽してきました(買った種子

8粒中4個が発芽してくれました)。

 

2021年5月24日 (月)

ニュージーランドカウリの苗

P5230802_2_1 Agathis australis

カウリ(New Zealand Kauri)の苗が生長しています。

樹高は20㎝。

黄緑色の部分が今年の春に伸びた部分です。

主幹より枝葉の方が高く成長しています。

大阪の平野部では耐寒性・耐暑性ともに問題はありません。

幼木の間は半日陰で育てます。

2021年5月23日 (日)

植物が作った酸素を吸って生きている。

P5230801_1_1 Egeria densa

オオカナダモ アルゼンチン原産 

侵略的外来種で嫌われていますが、河川や池などから隔絶された

水槽やビオトープでは、その丈夫さから活躍しています。

丈夫ですが、冬に凍ると溶けるように枯れます。

 写真を良く見ると細かい泡が等間隔で一直線に並び水面に向かって

いる様子がわかります。

普通の植物を育てていても意識しませんが、水草を育てていると

酸素を植物が作ってくれていることを実感します。

(製作途中)樹脂粘土で作るLEDきのこランプ

P5180779_3_1  LED Mushroom lamp objet

今回は`儚(はかな)げな´ヒトヨタケをイメージして作りました。

P5180778_2_1  LED Mushroom lamp objet

これまでのキノコは`カサ´の部分も蓄光樹脂粘土で作っていましたが、

今回はキノコの`カサ´部分を透明樹脂粘土で制作しました。

P5090716_4_1

電池からのコードは木製の台座部分に穴を開けて通します。

コードを埋める溝もノコギリで作ります。

P5090714_3_1

LED電飾のコードを木製の台座を貫通させ上に伸ばし、コルクや

カクタス・スケルトンの上にボンドで固定します。

P5090713_2_1

樹脂粘土でキノコの`カサ´の部分を作って準備します。

今回は透明ネンド「すけるくん」を使いました。

透明ネンド「すけるくん」は乾燥に時間がかかるので前もって

作っておきます。

2021年5月22日 (土)

タイムを剪定

P5220797_11_1 Thymus mastichina

マスチック・タイム(Mastic thyme, Spanish Marjoram)

花が咲いています。

花が咲く頃は香りが一段と強くなります。

P5220795_10_1 Thymus mastichina

今年は、例年より早く梅雨入りしました。

暖地ではタイムの剪定は梅雨前に行うのが通例です。

高温多湿で株が蒸れて枯れるのを防ぐのと、花を剪定することで

株を生殖成長から栄養成長に戻すのが目的です。

P5220799_13_1 Thymus mastichina

↑の写真は剪定後のタイムの様子です。

剪定は、今年に伸びた緑色の茎の部分を切ります(緑色の新しい

茎の部分はある程度残すようにします、木質化した茶色の茎の

部分まで剪定しないように注意します)。

P5220798_12_1 Thymus mastichina

花時はとても茂るので、剪定するとさっぱりとします。

これで株元の風通しが良くなり、高温多湿の暖地の夏を

乗り越えることが出来ます。

2021年5月19日 (水)

Pinus longaevaの発芽 世界一長寿な木 イガゴヨウ

P5180777_1_1  Pinus longaeva seedlings

Pinus longaeva(Great Basin bristlecone pine)

4,000年の最初の芽生えです。

イガゴヨウの仲間にはP.aristata, P.longaeva, P.balfourianaの3種が存在します。

区別の方法は葉の樹脂管(resin canal)の数で、P.aristataが1本なのに対し他の

2種は2本有します。

あとP.aristataの葉には、薄片状(フレーク状)の白い樹脂が(粉雪の様な感じ)

付着します。

P4300640 seeds of Pinus longaeva

ピナス・ロンガエバの種子の大きさは5㎜ほどです。

厳密な意味でPinus longaevaが本来イガゴヨウと呼ばれる種です。

松ぼっくり(cone)の鱗片の先端に5㎜程度の棘があるので、

Bristlecone pine(剛毛の様な棘のある松ぼっくりの松)の名で

呼ばれます。

P5120743_1_1  sprout of Pinus longaeva

種蒔きから12日目、1つが発芽していました。

「となりのトトロ」に木の芽がぴょこっと発芽するシーンがあるのですが、

前日まで何もなかった所に、突然のように翌日芽が出ています。

種子ごと持ち上げてきていますが、これでも大丈夫です(普通は種子を

地中に置いてきます)。

P5160762_8_1 sprout of Pinus longaeva

種蒔きから16日目、種の中から葉が出てきました。

子葉が種から抜け出てきています。

2021年5月18日 (火)

透明粘土「すけるくん」で作る正倉院宝物「瑠璃坏」<最終回>

P5180768_1_1  瑠璃坏(樹脂粘土製)

透明ネンド「すけるくん」で作った「瑠璃坏」

まだ粘土の収縮を上手く操れません。

大きさは高さが10㎝で、実物よりも1㎝小さくなってしまいました。

今は、この出来が精一杯です。

P5180769_2_1 瑠璃坏(樹脂粘土製)

ゴールデンウィーク期間中に制作していましたが、ようやく

完成しました。

透明ネンド「すけるくん」は乾燥に時間がかかります(約1ヵ月)

P5050682_4_1

これでも以前のものと比べてだいぶと上達しました。

上段8個,中段8個,下段6個 合計22個の輪の飾りが付きます。

輪の継ぎ目は全て下方向になるように着けます。

P5110732_2_1

すけるくんコート液を上から塗りました(透明度が増します)。

詳しい作り方は「瑠璃坏を作る」の前回・前々回を参照ください。

P5050683_5_1

台座部分は最後に作ります。

何故かというと、透明ネンド「すけるくん」は乾く段階で収縮する

からです。

成型時の大きさに合わせて台座を作ってしまうと完成時に大き

過ぎることになってしまいます。

P5100726_2_1 

アサヒペン メッキ調スプレー ゴールドを使用。

写真では少し銀色っぽく見えますが、きれいな金色に着色できます。

正倉院宝物「瑠璃坏」の台座金具が金鍍金である事と、ペルシャに

在った頃は金無垢の台座が付いていた可能性があることから、今回は

金色で再現しました。

P5180775_4_1 樹脂粘土製の「瑠璃坏」と「白瑠璃坏」

 

2021年5月17日 (月)

Tillandsia ionantha の群生株

P5150757_3_1 Tillandsia ionantha

このブログの初期から登場してくれているチランジア・イオナンタ

の群生株です。

球体には何故か魅せられます。

真理を表しているからかも。

禅僧がよく掛け軸に「〇」を書いていますが、本来は球体を書くべき

です。

P5300831_6_1 Tillandsia ionantha

5月30日 花が咲きました。

Pinus aristata をポット上げ

P5160760_6_1 seedlings of Pinus aristata

ピナス・アリスタータ(ロッキーマウンテン・ブリッスルコーンパイン

Rocky mountain bristlecone pine)の実生1年生苗です。

鉢植えの苗床をバラして、一株ずつポットに植えなおしました。

苗は長さが12㎝ほどに育っています。

P5160759_5_1 seedlings of Pinus aristata

根は10㎝以上に伸びていました。

去年の3月に種を蒔いたものですが、ぎりぎり根が絡まずに

ほどける状態です。

根を切らずに植替えできました。

ピナス・アリスタータは清潔で痩せた用土を使い植えつけます。

腐植質が多い・肥料分がある用土だと、この種類の松の根は

健全に育ちません。

清潔な用土だと菌根菌が付きやすく、松の生育も良くなり

病気や根腐れを防ぐことが出来ます。

P5160761_7_1 seedlings of Pinus aristata

ポット上げした状態です。

使用するビニールポットや鉢は鉢底付近にスリットの入った

排水性と通気性の良いものを選びます。

無い場合はハサミかノコギリで鉢底の角に切れ込みを数ヵ所

入れます。

P5160763_9_1 seedlings of Pinus aristata

水やりをすれば完成です。

水は水道水では塩素が入っているので適しません、根の共生菌

(菌根菌)の為に汲み置きの水を使います。

発芽率が良かったので、思いの外多くの苗を得られました。

本当ならばポット同士の隙間を開けたかったのですが(通風を良くし

用土の乾きを良くするため)、場所が無い為`密´な状態です。

クレマチス‘ペルルダジュール’の花と挿し木が失敗しそうです。

P5160764_10_1 Clematis Perle d’Azur

クレマチス‘ペルルダジュール’

花径は10㎝ぐらいです。

‘ペルルダジュール’の花はうつむき加減に咲きます。

ジャックマニー系のクレマチスは強剪定というのが定説ですが、

健全な芽を残して茎を長く残して剪定すれば、写真のように

見上げるほどの位置で開花してくれます。

高さを出し簡単に空間演出が出来ますし、下向きに開花する

この品種に最適な仕立て方です。

P5110734_3_1

今年の2月にクレマチス‘ペルルダジュール’の冬芽を挿し木しました。

その後、室内で管理し芽を出させ暖かくなってから屋外へ

出しました。

大きな芽がついた茎を10㎝ぐらいに調整して挿し木したものです。

片方が枯れかかっています。

ジャックマニー系の冬枝挿しは難しいようです。

やはり5~6月の新枝挿しが適している様です。

P5160765_11_1

思いっきり光を透けさせて撮影したクレマチス‘ペルルダジュール’

背景が曇り空で、雨上がりの明るさです。

まるでUFO。

P5190787_2_1 Clematis Perle d’Azur

クレマチス‘ペルルダジュール’は花形も洗練されていてます。

P5180783_1_1 Clematis Perle d’Azur

庭木に絡ませたクレマチス。

2021年5月16日 (日)

Tillandsia brachyphylla の栽培方法

P5150755_1_1 Tillandsia brachyphylla

去年の夏に買い求めたチランジア・ブラキフィラです。

育て始めてもうすぐ1年になります。

洋蘭用の温室でもない限り、着生させると調子を崩します。

具体的には外葉から急速に枯れてきます。

この株も最初はコルクに着生させて株元をミズゴケで覆って

栽培していましたが上手くいきませんでした。

<チランジア・ブラキフィラの育て方>

栽培温室が無い場合の育て方です。

チランジア・ブラキフィラは空中湿度を欲しがります。

同時に現地では崖に自生するので風通しの良い環境を好みます。

素焼鉢にバークで植えつけました。

水やりは霧吹きで毎日与えます(植え込み材のバークにも)。

1枚目の写真では葉の一部が水のやり過ぎでトリコームが無くなって

いますが大丈夫です。

P5150756_2_1 Tillandsia brachyphylla

表土のバークを取り除いた写真です。

写真のように発根してくればチランジア・ブラキフィラの状態が

安定してきます。

2021年5月14日 (金)

ラベンダー`濃紫早咲き3号´

P5130746_2_1 Lavandula angustifolia `濃紫早咲き3号´

育てるなら、やっぱりコモンラベンダー(Common Lavender)、

という事で耐暑性が‘ある程度’あるとされるラベンダー`濃紫早咲き3号´

を育てています。

早咲きなので関西では梅雨前に開花して剪定できます。

P5130745_1_1 Lavandula angustifolia `濃紫早咲き3号´

鉢植えで株が小さいのでラベンダー・ブルーの光景にはなりません。

完全に自己満足の世界です、あとは北海道の思い出と。

暖地でのコモンラベンダーの育て方の基本は「雨」と「西日」に

当てないという事です。

植木鉢は釉薬の掛かっていないテラコッタ鉢を使い、用土には

腐植質が入っていない(少ない)ものを使います(原種の自生地は

痩せた荒れ地です)。

P5130747_3_1 Lavandula angustifolia `濃紫早咲き3号´

上手く育っていれば、春(花時には)に写真のように株元から

新しい枝が伸びてきます。

<剪定のポイント>

コモンラベンダーの暖地での剪定は花後の1回だけにします、

開花期に刈り取ってドライフラワーやハーブとして利用するのが

理想です。

早春の強剪定(株の更新剪定)をすると枯れる場合があります。

P5130750_5_1 Lavandula angustifolia `濃紫早咲き3号´

暖地で育てていても触れるとラベンダーの香りがします。

まだ花は咲いていません、紫色は萼の色です。

2021年5月13日 (木)

デザートライム を剪定

P5130752_6_1 Citrus glauca blossoms

デザートライム(Desert lime)に小さな純白の花が咲いています。

P5130753_7_1 Citrus glauca 

今年は花が少ないです、やはり隔年結果性があるのでしょうか。

秋にも新芽が出るのですが、夏以降に伸びた枝には花芽が

着きませんでした。

大阪の平野部では夏以降に育った未熟な枝も、葉を落とさずに

露地で越冬できました。

P5130754_8_1 Citrus glauca 

夏以降に育った枝には花芽がつかなかったので、伸びた長さの

半分ほどのところで剪定しました。

花が咲く頃に剪定をすることで樹形を整え、これからの成長期に

枝を伸ばし来年に結実する充実した枝の確保を目指します。

デザートライムの枝は花が咲くころから成長を始めます。

常緑樹なので、強く剪定すると弱るので注意が必要です。

2021年5月12日 (水)

セッコク`笹時雨´の花

P5120744_2_1 Dendrobium moniliforme `笹時雨´

石斛`笹時雨´

花の幅は約4㎝、特に大輪というわけではありませんが

とても良い香りがする品種です。

花弁の先端にわずかに紅をさします。

来歴はデータを消してしまったのでわかりませんが、福島県の

石斛の販売店で取り扱われていました。

2021年5月11日 (火)

ジュラシックツリー の新芽

P5110740_6_1  Wollemia nobilis

ウォレマイ・パインの新芽です。

ウォレマイ・パインは幼木の間は半日陰で育てます(朝日が当たり、

夏の日中の強光線を遮られるような場所)。

P5110736_4_1 Wollemia nobilis

枝の先の新芽も伸び始めました。

Pc290258_7_1 Wollemia nobilis

冬の間、固い樹脂に覆われた頂芽。

この固く閉ざされた芽の中に未来の主幹と枝が守られています。

P4230605_3_1 Wollemia nobilis

4月下旬頃になると芽が膨らんできます(今年の3月は気温が高かったので

芽が動く時期が少し早いかもしれません)。

この段階でも芽を覆う樹脂は固いままです。

P4300637_4_1 Wollemia nobilis

芽が大きくなり金平糖の様な形になってきました。

P5060692_6_1 Wollemia nobilis

ウォレマイ・パインは葉水を好みます。

空気が乾燥しているときには、写真のように真上から灌水すると

水が葉を流れて幹を伝い根元に集まります。

P5090719_6_1 Wollemia nobilis buds

これぐらい芽が大きくなってくると、冬の間芽を保護していた

固い樹脂がポロポロと剥がれ落ちます。

P5130748_4_1 Wollemia nobilis

それぞれの枝に日光が均等に当たるよう調和のとれた配置です。

P5160758_4_1 Wollemia nobilis

雪の結晶の様です。

2021年5月10日 (月)

イチゴ栽培は病気から逃げ切りました。

P5060689_4_1  Disease of Fragaria × ananassa

イチゴの葉に黒い斑点が無いので炭疽病では無いようです。

葉脈の部分が黒くなっているので萎黄病(affected by Fusarium

oxysporum)を疑っています。

P5060690_5_1 Disease of Fragaria × ananassa

萎黄病はやがてイチゴを枯死させます、土壌にいる病原菌が原因で、

気温が高くなると発生します(25℃ぐらいから)。

栽培したイチゴの品種は`よつぼし´です。

`よつぼし´は種子繁殖の品種なので種苗会社から買った苗が

病原菌を持っていた可能性は殆ど無いです(ほぼ0%です)。

ランナー(走茎)で繁殖させるイチゴの品種ならば少しは

可能性があるのですが。

原因は100%イチゴを連作しているプランターの用土です。

今から思えば少しはイチゴ・野菜用の農薬を使えばよかったです。

野菜の病気や害虫に効く「ベニカ グリーンVスプレー」を持って

いたのに。

P4270627_2_1 Fragaria × ananassa `よつぼし´

イチゴ`よつぼし´の最盛期の写真です。

良く熟して甘い香りがするようになると美味です。

最後の方の実はイチゴが病気になり食べられませんでしたが、結構

沢山収穫できました。

P4270626_1_1 Fragaria × ananassa `よつぼし´

適切に栽培管理ができていれば、もう少し長く収穫できたと思います。

完全無農薬にこだわり過ぎました。

また今度イチゴを栽培する場合は清潔な用土に入れ替えます。

ハマナスの花

P5090707_1_1 Rosa rugosa blossom

ハマナスの花  花径は約8㎝。

ハマナスの花はバラの良い香りがします。

性質も丈夫(病気になりにくい)で原種バラの中では特に好きです。

花色は様々な系統があります。

P5080704_3_1 Rosa rugosa bud

ハマナスの蕾は、まさに薔薇の印象です。

花はすぐに散るのですが、大株すると開花期間を長くできます。

棘が多いので敬遠されがちですが、上手く栽培すれば紅葉も楽しめ

魅力の多い薔薇です(秋に葉が黄色く色付く系統もあります)。

ハマナス交配(ハイブリッド・ルゴサ)系統のバラにも丈夫で

美しい品種が多いです。

P5090718_5_1 Rosa rugosa  blossom

バラの香りは開花一日目が強く香ります。

香水かと思うぐらいの香りがします。

P5100723_2_1 Rosa rugosa 

2日目のハマナスの花。

香りは弱くなっています。

だいたい二日咲いて散ります。

実が生る様子も綺麗なので、花ガラは残したままでも良いです。

花ガラを摘むと返り咲きしやすくなります。

P5100728_4_1 Rosa rugosa 

P5110738_5_1 Rosa rugosa 

この花は三日目も咲いています。

気温がまだ低いのか、曇りの日があったのが花を長く持たせた原因だと

思います。

2021年5月 8日 (土)

白花のマツバギク

P5080705_4_1 Lampranthus

白い花のマツバギクが咲き始めました。

花径は約5㎝。満開時は株一面花です。

南アフリカ ケープ地方西南部原産

写真の花は園芸品種かもしれません。

アイスプランツと呼ばれます、サラダで食べられるアイスプランツ

とは別種です。

ある程度の耐寒性があり暖地では屋外で越冬します。

増やし方は春と秋の挿し穂で、秋がおすすめです。

2021年5月 7日 (金)

Tillandsia capillaris の花

P5040675_5_1 Flowers of Tillandsia capillaris

チランジア・カピラリスに2㎜ぐらいの小さな花が咲いています。

P5040676_6_1 Tillandsia capillaris

株が増えていますが、あまり人気のない普及種です。

Seedpodがはじけています。

ヤフオクには個性的なT.capillarisが高値で取引されています。

 

2021年5月 6日 (木)

Rosa gallica の発芽(実生)と花弁の白い斑点

P5100721_1_1   blossom of Rosa gallica

ロサ・ガリカの花です。

ロサ・ガリカは最も古い栽培バラとして有名で、古代ギリシャ,ローマ帝国

でも育てられていました。

自生地が広い為、または交配育種の結果、花色や花弁数にはバリエーション

(系統)がいくつも存在します。

ローマ帝国では貴族の館での宴の時にロサ・ガリカの花びらを天井から

降らせたそうです(香りを楽しみます)。

 写真の接木苗のロサ・ガリカの花弁には白い斑点が入ります。

P5060688_3_1 white spots on petal of Rosa gallica

写真は、花弁に入る白い斑点。

これをウイルス病の影響と考えて2年前から実生に挑戦していました

(実生するとウイルスから逃れられます)。

P5100724_3_1 Rosa gallica

↑の写真の方が白い斑点が判りやすいです。

本当ならば別株のロサ・ガリカとクロス交配させたかったのですが、

ロサ・ガリカの苗を売っているところがほとんどありません。

P5020658_3_1  sprout of Rosa gallica

まだ、双葉が残るロサ・ガリカの幼苗です(本葉が出ています)。

雑草と間違えそうですが、2年間種を蒔き続けて初めて1つ発芽しました。

1年間栽培して来年の春に開花予定。

栽培品種の薔薇のほとんどは雑種なので、普通は実生はしません

(実生で育てても良い花が咲く確率は極めて低いです)。

でも今回を機にネットで調べると結構実生に挑戦している人がいて

驚きました。

バラの種子は概して発芽率が悪いらしいです(2年間の経験上もそうです)。

まして、クロス交配ではなく自家受粉させた種子なので弱いです。

P5020660_4_1  Rosa gallica bud

この小さな苗が無事に育つか判りませんが(そもそもご近所の園芸品種の

花粉で受粉している可能性もあります)、花弁に斑点入らないロサ・ガリカ

の花が咲く事を期待しています。

P5100727_3_1 Rosa gallica

ロサ・ガリカの花は夕方になると花弁を閉じます。

P5100725_1_1 Rosa gallica

翌日、日が昇るとまた花を広げます。

 

 

Pinus maximartinezii に尋常葉が出るかも

P5040673_3_1 Pinus maximartinezii bud

ピナス・マキシマルティネッツイ(マルチネス・ピニョン)松に

新芽が出てきています。

写真の芽は子葉ではなく尋常葉(松の成木の葉)が出てくるもの

だと思います。

P5040672_2_1 Pinus maximartinezii

子葉の芽は細い葉が束になったような状態で出てきます。

‘巨大な松ぼっくり’までの道はまだまだですが、成木への大きな一歩です。

2021年5月 4日 (火)

Echeveria cante エケベリア・カンテ

P5030661_1_1 Echeveria cante

エケベリア・カンテ    12㎝鉢植え

葉も多く色ものっているので、今が一番きれいな時期です。

高温期はただの白っぽい色に退色します。

P5030662_2_1 Echeveria cante

7.5㎝鉢植え。

以前にエケベリア・カンテの栽培には素焼鉢と書きましたが、

プラ鉢の方が管理がはるかに簡単でした。

エケベリア・カンテは暖地でも徒長しにくく育て易いです。

他のエケベリアの栽培品種は水やりし過ぎると、これでもか

というぐらい徒長します。

春先から今頃までは用土が乾いたら水遣りをして葉を観賞します。

高温多湿な地域では枯葉のトリミングは重要な作業です。

細辛`葵錦´の葉

P4230606_4_1 Heterotropa nipponica `葵錦´

細辛`葵錦´の今年の葉です。

葉の長さは7.5㎝。

襟合わせも良いし、なかなか綺麗に出来ました。

<細辛の育て方>

用土は荒い物(中粒ぐらい)の方が良いようです。

小粒の山野草用の用土を使うと根を腐らせやすいです。

水捌けを良くするのがポイントです。

水の与え過ぎにも注意が必要で、漫然と毎日あげるよりも

用土が乾いたらたっぷりとあげる方がいいです。

日陰で育てます。

2021年5月 3日 (月)

根が出るから元気なのか、元気だから根が出るのか。

P5030664_3_1 Tillandsia sprengeliana roots

チランジア・スプレンゲリアナの子株から根が出てきています。

親株の茎は半分まで枯れてきています。

P5030665_4_1 Tillandsia sprengeliana roots

茎が枯れ上がってきたら、健全な部分から根が出てきて

着生しようとします。

P5030666_1_1 Tillandsia sprengeliana 

チランジア・スプレンゲリアナ

普通のT.スプレンゲリアナと雰囲気が違い、花序の苞葉にもトリコーム

があること等からチランジア・ヘウベルゲリーと交雑しているのではと

最近考えています。

イングリッシュ・ブルーベル を増やす。

P5030669_6_1 seedpods of Hyacinthoides non-scripta

イングリッシュ・ブルーベルの蒴果(capsule)が出来てきました。

イングリッシュ・ブルーベルは種子で増やすことが出来ます。

種子は採り蒔きをして、発芽から2年後に花を咲かせます。

<実生増殖のポイント>

・他の種(スパニッシュブルーベルなど)との交配の可能性が無い

 環境であること。

・花色が濃く、花筒が長く多花性の個体から種子を採取すること。

・植え場所をよく考える。

P5030668_5_1 Hyacinthoides non-scripta flowers

2つ目のポイントですが、自分で品種改良をする意識をもって

種を採る株を選びます。

本物とされるイングリッシュ・ブルーベルの苗も実生で作られています。

実生ですから、それぞれに個性があります。

苗を購入する場合は複数(できれば5株~10株)株を買って、自分の

イメージと合致する株に種をつけさせ、他の株の蒴果は熟して種が

ばら蒔かれる前に取り除きます。

イングリッシュ・ブルーベルの種子は人工授粉をしなくても簡単に

結実します。

3つ目の植え場所を考えるですが、イングリッシュ・ブルーベルは

種子や分球で増え雑草化しやすく、球根が地下深くに潜り取り除く

のが困難です。

有毒なので特に、菜園の近くには誤食を防止するためにも植えない

ようにします(ニラやネギの葉に似る)。

P5300826_1_1 Hyacinthoides non-scripta seeds

イングリッシュブルーベルの種子は黒色で大きさは3㎜ぐらいです。

2021年5月 2日 (日)

Dudleya brittonii × Dudleya pachyphytum が肉厚

P5020655_1_1 Dudleya brittonii × Dudleya pachyphytum

ダドレア・ブリトニー(仙女盃)とダドレア・パキフィツムの

交配種です。

D.パキフィツムの影響で葉が肉厚になってきました。

仙女盃に比べて葉の表面の白い粉は薄めです。

Pinus aristata ロッキーマウンテン・ブリッスルコーンパイン

P5020657_2_1 seedlings of Pinus aristata

ピナス・アリスタータ(ロッキーマウンテン・ブリッスルコーンパイン)

実生して発芽してから1年が経ちました。

苗の高さは5~6㎝。

そろそろ1本ずつ、ポット上げしないといけません。

大阪の平野部の栽培でも耐暑性には問題ありませんでした。

2021年5月 1日 (土)

仙女盃 生長中

P5010645_5_1 Dudleya brittonii

仙女盃  ロゼット径は約40㎝。

秋から春までの冷涼期が成長期なので、その成長期の終盤である今が一年で

一番大きくなっている時期です。

梅雨の頃からは水遣りを止めて強制休眠させることで、高温多湿の夏を

越させます。

夏に水遣りをすると腐ります。

暖地での水やりの再開は9月の下旬から10月です。

P5010646_6_1 Dudleya brittonii

葉に水がかかった痕がありますが、綺麗に育ってくれました。

とにかく葉に水をかけないことが重要です。

洋蘭用の素焼鉢で育てています。

用土は腐植質の入っていないものか多肉植物用のを使います。

P5010648_7_1 Dudleya brittonii

ダドレア・ブリトニーは強光線が降り注ぐバハカリフォルニアに自生

するにも関わらず、高温多湿な日本の夏が苦手です。

高温多湿を嫌う園芸植物は多いです、日本の夏は過酷。

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