Pinus longaevaの発芽 世界一長寿な木 イガゴヨウ
Pinus longaeva(Great Basin bristlecone pine)
4,000年の最初の芽生えです。
イガゴヨウの仲間にはP.aristata, P.longaeva, P.balfourianaの3種が存在します。
区別の方法は葉の樹脂管(resin canal)の数で、P.aristataが1本なのに対し他の
2種は2本有します。
あとP.aristataの葉には、薄片状(フレーク状)の白い樹脂が(粉雪の様な感じ)
付着します。
ピナス・ロンガエバの種子の大きさは5㎜ほどです。
厳密な意味でPinus longaevaが本来イガゴヨウと呼ばれる種です。
松ぼっくり(cone)の鱗片の先端に5㎜程度の棘があるので、
Bristlecone pine(剛毛の様な棘のある松ぼっくりの松)の名で
呼ばれます。
種蒔きから12日目、1つが発芽していました。
「となりのトトロ」に木の芽がぴょこっと発芽するシーンがあるのですが、
前日まで何もなかった所に、突然のように翌日芽が出ています。
種子ごと持ち上げてきていますが、これでも大丈夫です(普通は種子を
地中に置いてきます)。
sprout of Pinus longaeva
種蒔きから16日目、種の中から葉が出てきました。
子葉が種から抜け出てきています。
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