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2021年6月

2021年6月30日 (水)

吾妻五葉松 懸崖作り

P6300962_2_1 Pinus parviflora

吾妻五葉松の盆栽です 4号(12㎝)鉢。

品種は`宝来´で五葉松台木の接木です。

福島県に位置する吾妻連峰の自然の厳しさを、冬の雪の重みを・・・。

P6300963_3_1 Pinus parviflora

吾妻五葉松`宝来´の葉です。

銀色の筋が入り綺麗です。

P6300964_4_1 Pinus parviflora

根元の様子です、根上がり仕立て。

吾妻五葉松は自生地でも風雪(風雨)に土が流され、根が露出して

いる樹があります。

苔はありませんが、地衣類が着いてきています。

P6300965_5_1 Incense container  made of wood

盆栽の横の飾りは、松笠香合(松毬香合・松の実香合)です。

茶道では5~10月の「風炉」を使う時期は、この様な香合に薄く四角く

形を整えた香木を入れて使います。

11~4月までの「炉」の期間は焼き物の香合に練香を入れ使います。

2021年6月28日 (月)

樹脂粘土で作る実物大1/1スケールの蛇口。ままごと 工作

P6280954_1_1 Fauset made from polymer clay

樹脂粘土「モデナ」で作った蛇口です。

ひねり部分は挿し込み式で普通のハンドルとクロスハンドルを替える

ことが出来ます。

P6280955_2_1 Fauset made from Polymer clay

もはや、意味不明な物を作りました。

ミニチュアなら理解できますが、原寸大は作る意味が無いです。

「おままごと」には使えます。

樹脂粘土では作らない様な無機質な物をと思い蛇口を制作します。

P6010844_1_1

写真で見ると粗が目立ちます。

でも普段は見慣れている様な物でも、全く見ていないことに

気づかされます。特に細部。

ミニチュアを作る前には原寸大を作るのも大切かも。

参考のために庭の散水栓に蛇口を見に行ったのですが、庭の散水栓

には蛇口ではなくホースを取り付けるタイプの水栓が付いていました。

P6010846_1_1 

一応、設計図のような物は書いています。

「ひねり」は十字ハンドル(クロスハンドル)仕様です。

普通のハンドルも作ってみようか迷い中。

P6070859_2_1

仮組みをしてみました。

骨格にはストローを使っているので、一応は水を通せます。

ストローにはLEDのワイヤーを通す予定です。

後は壁の中に入るネジ部分を作るだけです。

P6250946_5_1

いよいよ塗装です。

この段階では、単なる粘土のおもちゃです。

結局、普通の「ひねり」ハンドルも作りました。

それが、スプレーを一吹きしたら…。

P6250947_6_1

金属っぽくなりました。

色は大切です。

P6250951_10_1

アサヒペン 「メッキ調スプレー クロム色」を使用しました。

金属光沢が質量感まで表現してくれています。

シルバー色よりもクロム色を使った方が、落ち着いた銀色に

仕上がります。

P6250952_11_1

少し厚塗りになっていますが、これだけ簡単にイメージを

変えられたら楽しいです。

1回スプレーすると夏で30分以上乾かす必要があります。

今回は形状が複雑なので死角が無いように、蛇口の向きを変えて

3回スプレーしました。

完全に乾かした後、塗布面を保護するためにトップコートを

スプレーして仕上げます。

今回は「汚し」を入れません(単純にセンスが無いです)

P6280956_1_1 実物の錆びた蛇口

蛇口は銅を含むので古さを表現するには青色や緑色を塗って錆を表現します。

ただ、「汚し」は高等テクニックなので難しいです。

P7010966_1_1

LEDを使って、この様に蛇口から出る水を表現したいです。

2021年6月26日 (土)

スモモ`彩の姫´を収穫

P6250949_8_1 Prunus salicina `彩の姫´

すもも`彩の姫´が綺麗に色付いています。

寒い地方では受粉が上手くいかない事もあるようですが、

大阪の平野部(暖地)では1本で実が生ります(摘果が必要なぐらいで

人工授粉も不要です)。

今回は実を着けすぎて、すこし小玉になりました。

P6250948_7_1 Prunus salicina `彩の姫´

何種類かスモモを試験栽培しましたが、育て易さと美味しさで

この品種に戻ってきました。

赤く実が生る様子も美しいですし香りも良いです。

スモモは完熟して落ちている様な果実が一番おいしいです。

青果店やスーパーでは普通は売っていないので、育てないと

味わえない美味です。

P6250950_9_1 Prunus salicina `彩の姫´

スモモ`彩の姫´の果実にブルーム(白い粉のような蝋質)が見られます。

完熟スモモは甘くみずみずしく、とても美味しいです。

スモモを食べる為だけに家庭果樹を育てていると云っても過言では

ありません。

接ぎ木1年生苗を買ってから結実まで、鉢植えでも最低3年かかります。

地植えだと樹の生育の方が盛んになるので、鉢植えよりも遅れます。

 

2021年6月25日 (金)

トマト`イエローアイコ´の食べ方。

P6250941_1_1 Solanum lycopersicum `Yellow Aiko ´Tomato

サカタのタネさんのトマト`イエローアイコ´が太陽をいっぱい浴びて

完熟しています。

長さが4㎝ほどのミニトマトです。

雨除け栽培をしています(雨除けしないと失敗します)。

P6250943_2_1 Solanum lycopersicum `イエローアイコ´

別房にも沢山実が着きました。

家庭菜園ではトマト本体(草)に負担はかかるのですが、完熟するまで

絶対に待ちます。

早採りをするくらいなら、美味しいトマトがスーパーで売っています。

今回はまとめて収穫できたので「湯剥き」して食べてみます。

P6250944_3_1

トマトの皮に包丁で一周切れ目を入れて、お湯ですこし茹でます。

切れ目が開いてきたら冷水にとり皮をむきます。

手で簡単に皮をむくことが出来ます。

右側が皮をむいた後のトマト`イエローアイコ´です。

P6250945_4_1

皮を剥いたトマト`イエローアイコ´を冷蔵庫で冷やします。

お皿はいつもの「春のパン祭り」です。

茹でるので少しトマトにも火が通っていて、冷たくて甘く

何とも言えない美味しさです。

2021年6月24日 (木)

ネジバナの花

P6240939_1_1  Spiranthes sinensis

ネジバナの花が咲いています。

芝生の雑草としか思われていませんが、これほど美しい

蘭の花が身近で見られるのは奇跡です。

1株育てていると自然と色々な鉢の中から育ってきますが、

ネジバナだけを栽培すると意外と難しいです。

2021年6月23日 (水)

リトープス`露美玉´の斑入り

P6220934_1_1 Lithops turbiniformis variegata

リトープス`露美玉´の錦(斑入り)です。

大きさは2㎝ぐらい。

無事に脱皮(古い葉が枯れて、新しい葉が出てくること)を

終えています。

現在は遮光下で水遣りを止めて管理中です。

リトープスは日本の高温多湿を嫌うので、育ってくれるものと

枯れてしまうものが出てきます。

`露美玉´は丈夫だそうですので期待して育てています。

五葉松 福吾妻

P6230937_3_1 Pinus parviflora `福吾妻´

福島県 吾妻連峰の五葉松の系統の実生です。

吾妻五葉松の八房・短葉性。

樹高は約8㎝。

鉢は「丹山」

2021年6月21日 (月)

今日は、夏至の日でした。

P6210922_1_1 Cistus `Snow white´

シスタス`スノーホワイト´の花です。 花径は約4㎝。

ハンニチバナ科なので朝に花が開いて夕方には散ります(一日花・

いちにちばな)。

日当たりが良く、水はけの良い場所に植えます。

シスタスには肥料は必要ありません(根に共生菌がいます)、

痩せ地で育ちます。

高温多湿が苦手なので鉢植えの場合、長雨には当てないようにします。

アルカリ性の土壌が適します。

P6210928_7_1 Citrus limon `リスボン´

レモン`リスボン´の樹に2㎝ぐらいの小さな実が着いています。

葉に太陽を浴びながら実を大きくします。

レモンの品種は色々と育てましたが、大阪の平野部では`リスボン´

が一番育てやすく実着きも良いです。

P6210930_8_1 Solanum lycopersicum `イエローアイコ´

トマト`イエローアイコ´の実です。

4月にサカタのタネさんから苗が届いてから、少量ですがコンスタント

に収穫できています(2本育てています)。

雨除け栽培をして、水はけを良くして植えつければ失敗することは

少ないと思います。

日当たりは重要です、日光が良く当たらないと育ちませんし

実も着きません。

トマトも夏は暑さで夏バテをします(遮光や鉢土の温度が上がらないよう

対策が必要です)。

マルチネスピニョン松の実生

P6020851_1_1  Pinus maximartinezii sprout

マキシマルティネッツイ・マツの発芽の様子です。

今年は適期の5月16日に種を蒔きました。

写真は6月2日の様子で、播種から芽が出るまでには15日以上が

必要です。

P6210923_2_1 Pinus maximartinezii

6月21日(地上に芽が出てきてから20日目)

初生葉が出てきています。

P6210925_4_1 Pinus maximartinezii

1年間育てると、これ位になります(2.5号ポット植え)。

P6210924_3_1 Pinus maximartinezii

2年間でこれぐらいの大きさになります(3号ポット植え)。

大きくなるにつれ、順次鉢増しをします。

P6210926_5_1 Pinus maximartinezii

6年間育てると、これ位の大きさになります。

P6210927_6_1 Pinus maximartinezii

栽培用土には腐葉土や堆肥などの腐植質を含まない、清潔な土を

使います。

肥料分の少ない清潔な用土(痩せた土)の方が菌根菌が発達しやすく、

木も健全に育ちます。

ワイルドストロベリー`四季なりイチゴ´ 実生からポット上げまで。

P5260809_3_1 Sprout of Fragaria vesca `四季なりイチゴ´

適期に蒔くと播種から一週間で芽が生えそろってきます。

イチゴの種子は好光性なので覆土はしません。

種子は細かいので密集しないように間隔をあけて蒔きます。

P5260810_4_1

「サカタのタネ」さんが販売している、このワイルドストロベリーは

赤い実が生ると甘い香りが強く漂います。

実の香りが絶品です。

栽培も実のナメクジの食害にさえ注意すれば簡単なので、ワイルド

ストロベリーは苗では買わずに種蒔きをしています。

P6020854_3_1 Fragaria vesca `四季なりイチゴ´

5月19日に播種したワイルドストロベリーに本葉が出てきました。

(種蒔きから14日目)

全ての種を蒔くと苗が多く出来過ぎるので、必要な分だけに

します。

P6200921_3_1 seedling Fragaria vesca `四季なりイチゴ´

6月20日の様子(播種から約1ヵ月)。

本葉が2~3枚になる頃に、1株ずつポット上げします。

P6200918_1_1 Fragaria vesca `四季なりイチゴ´ seedling

根の様子です。

根を切らないよう慎重に苗床から掘り上げます。

イチゴは根を乾燥させると枯れるので、植替えの都度必要な本数だけ

箸などで掘り上げます(引き抜くと根が切れるので必ず用土ごと

掘り上げます)。

P6200919_2_1 seedlings Fragaria vesca `四季なりイチゴ´

3号(9㎝)ポットに移植しました。

水やりをたっぷりとすれば、とりあえずポット上げは完成です。

ワイルドストロベリーは少し暑さを嫌います。

2021年6月20日 (日)

ディエラマの花の季節

P6190916_2_1  Dierama pulcherrimum

ディエラマ(天使の釣竿,Angel's Fishing Rod)の花が咲いています。

ディエラマは排水性と日当たりの良い場所に地植えしないと絶対に

咲きません(断言)。

P6170907_15_1 Dierama pulcherrimum

株が茂っている割には花着きが悪いです。

原因はたぶん地下の根がネキリムシ(コガネムシの幼虫)の

食害を受けているからです。

鉢植えで育てているときは被害がとても多かったです。

ディエラマは根を深く広く張るので、根がダメージを受けると

花が咲きません。

P6170906_14_1 Dierama pulcherrimum

根がネキリムシの食害を受けた株は、葉を引っ張ると地下茎ごと

簡単に引き抜けます。

被害の防止にはコガネムシの捕殺(現実には難しい)か、秋に

株元にオルトラン粒剤を散布するのが有効だと思います。

P6120879_8_1 Dierama pulcherrimum

薄いピンク色のディエラマ・プルケリマムも植えたのですが、

写真の濃いピンクの花だけが咲いています。

P6120878_7_1 Dierama pulcherrimum

垂れてきている花房の苞葉の中にも、いくつもの蕾が隠されています。

 

2021年6月19日 (土)

ジュラシックツリーの成長。

P6070864_6_1 Wollemia nobilis

ジュラシックツリー(ウォレマイパイン,Wollemi Pine,ウォレミマツ)

1年間の短い栽培経験上、ジュラシックツリーの成長は年に1回

春だけです。

今回の成長期では主幹が10㎝伸びました(写真に写っている緑色の

幹の部分です)。

P6090871_5_1 Wollemia nobilis

ジュラシックツリーの成長は早く、芽吹きから2ヵ月間ぐらいで

葉や幹が完成します。

この短い成長期を考察するに、ウォレマイ・パインは恐竜が絶滅した

後に進化した種(しゅ)ですが、その遺伝子には草食恐竜に食べられた

記憶が残っていて、長い間だらだらと新芽を伸ばすことで柔らかい

新芽の部分を恐竜に食べられ続ける危険を回避したのではと思います。

新芽を急速に成長させ硬化させることで草食動物からの食害を

最小限にとどめる進化をしたと考えます。

Tillandsia capillaris

P6140886_5_1 Tillandsia capillaris

チランジア・カピラリスの花。

Diaphoranthema 亜属 なのでよく結実し種子が出来ます。

P6140887_6_1 Tillandsia capillaris

薄い黄色の花色です。

花色や姿の異なるチランジア・カピラリスも存在します。

P6140888_7_1 Tillandsia capillaris

7年間栽培していて、これでも成長して増えてくれています。

栽培している植物が成長サイクルを見せてくれると、自然の一部を

再現出来たようで嬉しいです。

2021年6月18日 (金)

観音竹 `大判の縞´

P6180910_3_1 Rhapis flabelliformis `Ohban-no-shima´

観音竹`大判の縞´です、結構大きくなります。

写真の株で幅が80㎝,樹高(葉の上まで)が60㎝あります。

実物はとても豪快です。

伝統園芸の世界では観音竹とシュロチクをまとめて

「観棕竹」として扱われます。

葉焼けがありますが、観葉植物としては耐陰性・耐寒性もあり

有用だと思います。

ヤシの仲間ですので南国情緒があります。

P6180911_4_1 Rhapis flabelliformis `Ohban-no-shima´

この観音竹`大判の縞´は珍しいことに総柄(全ての葉に斑が入る)

です。

葉焼けしているのが惜しいです。

購入した親株の系統が優れていたからですが、それでも

なかなか綺麗な斑が入る株は存在しません。

次の子株にも良い斑が出ると良いのですが。

 

ヒュウガトウキ(日向当帰)が開花。

P6160893_4_1 Flower Angelica tenuisecta var. furcijuga

ヒュウガトウキ(日本山人参)に花が咲きました。

セリ科に特徴的な花です。

P6180909_2_1 Angelica tenuisecta var. furcijuga

開花までには苗から4年ぐらいかかっています。 

草丈は1.5mぐらいになりました。

大型の草です。

2株が同時に開花したので、相互授粉で種子が採れそうです。

種子が採れても、連作障害が出そうなので次はどこで育てるかが

問題です。

ヒュウガトウキは葉を煎じるだけでも薬効があるそうです。

2021年6月17日 (木)

「コップのフチ子」を改造

P6170901_10_1  Pinus parviflora `明星´

樹高約10㎝の五葉松`明星´(接木苗)の盆栽です。

世の中に‘フチ(縁)’があるのは何もコップだけでは無いので、

「盆栽鉢のフチ子」さんです。

P6170903_11_1 「盆栽鉢のフチ子」

樹脂粘土で作った四つ葉のクローバーを持たせてみました。

2021年6月16日 (水)

Tillandsia ionantha

P6120872_1_1 Tillandsia ionantha

チランジア・イオナンタの選別品です。

開花時の葉色が鮮やかで、葉肉が厚くトリコームが多い物を

選びました(オリジナル品種です)。

P6120873_2_1 Tillandsia ionantha

葉の表面のトリコームが多いです。

あまり子株を出しません、前回の開花後に複数の子株が出て増殖

出来ています。

2021年6月15日 (火)

ミヤマスカシユリ

P6140884_4_1 Lilium maculatum var. bukosanense

秩父・武甲山で有名なミヤマスカシユリの花です。

茎が湾曲している様子が観察できます。

P6120880_9_1 Lilium maculatum var. bukosanense

ユリは蕾のときから面白いです。

ユリの名前の由来は、一説には花が風に‘揺れる’からですが、

確かに風に揺れて写真に撮りにくいです。

P6170904_12_1 Lilium maculatum var. bukosanense

花はリレー方式で、花が枯れたら次の花が開花します。

写真では珍しく2つ咲いています(左上の花は終わりかけです)、

ミヤマスカシユリでは一株の花が一斉に開花することはありません。

オオカナダモの花

P6170895_6_1  Egeria densa

大きさが1㎝ぐらいの3枚の花弁の白い花を水上に咲かせます。

オオカナダモは雌雄異株で、日本には雄株だけ帰化しているそうです。

日本では種子繁殖はしないようですね。

P6170898_9_1 Egeria densa

オオカナダモ(アナカリス)は侵略的外来種ですが、自然界に

出さない限りビオトープの強い味方です。

凍らせると枯れますが、それ以外だと丈夫です。

P6150889_1_1 Oryza sativa subsp. japonica

今年は、ビオトープで稲を栽培し水質の浄化を図ります。

P6180908_1_1 Flower bud of Egeria densa

まだ、水中にあるオオカナダモの蕾です。

茎の一ヵ所から集中的に花芽が出てくるようです。

P6190915_1_1 Egeria densa flower

 

2021年6月10日 (木)

アルガンノキの花

P6080867_2_1  Argania spinosa (Sideroxylon spinosum)

アルガンオイルで有名なアルガンノキの花です。

P6080866_1_1 Argania spinosa

花径は約4㎜ 淡い黄緑色。

P5220793_8_1 Argania spinosa (Argania sideroxylon

葉腋の部分の丸い物がアルガンの花の蕾です。

P5220794_9_1 Argania spinosa flower buds

アルガンノキは自家不和合性(多殖性植物)があるので、

同じ木の花では結実しません。

日本にある苗のほとんどは実生苗なので、果実を得るためには

2本以上を育て相互授粉させます。

P6090868_3_1 Argania spinosa

開花直前の蕾の様子。

蕾から柱頭のようなものが飛び出しています。

同じ花の花粉が着かないように、メシベだけ先に出しているのかも

しれません

P6090870_4_1 Argania spinosa

今年も片方の木には花が咲きませんでした(樹齢は一緒です)。

一応人工授粉は試みました。

栽培地は大阪の平野部で、冬は軒下での屋外越冬です。

雨除け栽培をしています。

害虫はハダニが発生することがあります。

2021年6月 8日 (火)

イオナンタが花盛り。

P6030855_1_1 Tillandsia ionantha

今がチランジア・イオナンタの花期のようです。

栽培棚でも次々とイオナンタが咲いています。

色彩が、いかにも南米っぽいです。

花粉の色に黄色が多いのは何故?

花粉の媒介者(昆虫や鳥)が認識しやすい色だからだそうです。

また、その色素(カロチノイド系色素)は紫外線から花粉を守って

います(抗酸化作用)。

チランジア・イオナンタの花粉の媒介者は開花している株の葉の

赤色を認識できて、花粉の黄色も認識できるようです。

2021年6月 7日 (月)

透明ネンド「すけるくん」で作る正倉院宝物「魚形」

正倉院 中倉128 佩飾品「魚形」を透明ネンド「すけるくん」で

作りました。

正倉院展で、この様なお土産を作って販売したらいいのに。

P6070861_4_1

緑色は3号,黄色は5号,白(透明)色は6号,青色は4号と正倉院

では番号が付けられています。

鱗模様はアレンジです。

金泥の再現には「ZEBRA マッキー ペイントマーカー金色」を

使用しました。

P5180780_4_1

透明ネンド「すけるくん」は作って暫くは全く透明感はありません。

透明樹脂粘土に油絵具で着色し、手で捏ね良く混ぜ込んで

ローラーで伸ばし形を整えます。

今回は正倉院の物をアレンジして鱗の模様を入れてみました。

(ガラス製の「魚形」には本来ウロコの模様が入っていません、

犀角で作られた「魚形」には鱗模様があるものが存在します)。

帯に引っ掛ける紐を通す金具は文房具のクリップで作りました。

2021年6月 2日 (水)

ナツツバキの花(沙羅双樹の花)

P6020853_2_1 Stewartia pseudo-camellia

ナツツバキ(シャラの花,サラソウジュ,シャラソウジュ)

花径は6~7㎝。

香りはありません。

花は一日花です。

釈迦牟尼が涅槃に入ったときに枯れた沙羅樹(さらじゅ 

Shorea robusta フタバガキ科)とは別種です。

東西・南北に2本ずつ生えていたので双樹です。

春に咲く白い花とサルスベリに似た本種の幹が沙羅樹に

似ているそうです。

日本の寺院には耐寒性のない沙羅樹の代用として植えられて

います。

2021年6月 1日 (火)

ローガンベリー

P4210581_1_1 Blossom of Loganberry Thornless

ローガンベリーの花です。(Rubus × loganobaccus)

ラズベリーは美味しいのですが収量が少ないので、ラズベリーと

ブラックベリー(Raspberry × Blackberry)の交雑種を導入しました。

P4210582_2_1 Loganberry Thornless

ローガンベリーには棘ありと棘無しの2つの品種があり、

ローガンベリー ソーンレスには棘がありません。

棘無し品種は挿し木での発根が悪く、増殖が難しいです(枝伏せや

株分けで増やせるそうです)。

P4210584_3_1 Shoots(Suckers) of Loganberry

4月花が咲く頃に吸枝・sucker(shoot・シュート,苗条)が2本出てきました。

これが今年伸びた枝(Primocane,プリモケーン)となり、来年の

結果母枝となります。

P5110742_7_1 Loganberry Thornless

ローガンベリーの実が大きくなってきました。

P5280824_3_1 Loganberry Thornless

赤く色付いてきました。

今の段階では酸っぱいのと甘い味が混在しています。

完熟すると紫色に近い暗い赤色になります。

P6010848_3_1
 Loganberry Thornless

これくらい色が暗くなったら収穫です。

ジャムにして食べてみました、味はラズベリーに近く、少し

ブラックベリーのコクもあり甘酸っぱく美味しかったです。

樹脂粘土で作るLEDきのこランプ②

P5310841_4_1 LED Mushroom lamp objet

LED キノコ ランプ

実物よりも明るく写っています。

まだ、製作途中なのですが光らせてみました。

P5310842_5_1 LED Mushroom lamp objet

まだ、キノコの配線を隠していません。

P5310843_6_1 LED Mushroom lamp objet

カサを斜め上から見た様子。

P5210792_7_1

<制作過程>

台座に穴を開けて配線を済ませたものです。

今回も市販のジュエリーライト(クリスマスなどのイルミネーション用

の物を使用しました)。

今回はカクタススケルトン(サボテンの骨)からキノコを

生やします。

P5210791_6_1

透明樹脂粘土「すけるくん」で‘カサ’の部分を作ります。

透明ネンド「すけるくん」は乾燥に時間がかかるので先に

作っておいて、キノコの軸に樹脂粘土を巻き付けるときに

木工用ボンドで取り付けます。

今回も開いた`カサ´と閉じた`カサ´で色の濃さを変えました。

P5210790_5_1

色は透明ネンド「すけるくん」に油絵具で着色しました。

制作した時点では写真のように透明感は全くありません。

P5310835_3_1 LED Mushroom lamp objet

軸に樹脂粘土を巻き付け、カサを取り付ければ一応完成です。

それにしても「茶色」の安定感、キノコは茶色という刷り込みが

凄いです。

クレマチス 冬枝を使った挿し木は概ね成功。

P5310834_2_1 cuttage Clematis Perle d’Azur

2本挿し木して、失敗して枯れたと思っていた方に芽が出てきました。

写真は1月11日にジャックマニー系のクレマチスの冬枝を

挿し木したものです。

<クレマチスの冬枝挿し>

冬の芽が固い内に剪定ツルを利用した増やし方です。

芽の上に3㎝、芽の下に7㎝ほどツルを着けた状態に挿し穂を

調整します。

コップに水を入れ、挿し穂を入れて水揚げをした後、清潔な用土に

挿します(芽は地中に埋まるようにします)。

管理は室内で行い、通常よりも早く芽を出させます。

クレマチスの葉は対生です、芽も2つありますが1つしか芽吹きません。

外気温が暖かくなれば半日陰の屋外へ移し管理します。

一年間はそのままの鉢で育て、植替えはしません。

※他の系統のクレマチスでは試していません。

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