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2021年8月

2021年8月31日 (火)

イチジク`メアリーレーン´の収穫のタイミング。

P8311080_1_1 Ficus carica `Mary Lane seedless´

イチジク`メアリーレーン´の実です。

実の大きさは5㎝ぐらいのが多いです。

夏の日差しと気温が戻ってきたので、糖度が上がってきました。

外観は良くないですが、写真のような状態になったら収穫の

タイミングです(見た目が悪いので市場に流通しない訳です)。

果皮が綺麗なうちに早採りしてしまうと、濃厚な甘みを堪能できません。

せっかく家庭果樹で育てるので完熟するまで待ちましょう。

イチジク`メアリーレーン´の味と食感は絶品です。

2021年8月30日 (月)

Tillandsia setiformis

P8301075_2_1 Tillandsia setiformis

チランジア・セティフォルミス  草丈は20㎝ほどです。

葉が増えると、ワイヤーで作ったチランジアハンガーを隠して

見栄えが良くなります。

空中に浮かぶ雑草です。

P8301076_3_1 Tillandsia setiformis

グラス系のチランジアは、草原を持ち運んで好きな所に吊るして飛ばせる

魅力があります。

2021年8月29日 (日)

サイカス・カイルンシアナの矮性個体の植え替え。

P8291073_4_1 Cycas cairnsiana dwarf form

サイカス・カイルンシアナのドワーフフォームです。

葉の大きさは長さが10㎝程度です。

P8291071_2_1 Cycas cairnsiana roots

小さな鉢で育てているので、サイカス・カイルンシアナの紡錘根が

とぐろ状になっています。

細い根の所々に粒状の部分がありますが、これがソテツのサンゴ根です。

P8291072_3_1 Cycas cairnsiana coral-like roots

このサンゴ根(coral-like roots ,Coralloid roots)には

シアノバクテリア(藍藻類, Nostoc sp.)が共生していて空気中の

窒素を固定してソテツが利用できる養分として供給しています。

ソテツ類が痩せ地でも生育できる理由です。

シアノバクテリアはオーストラリアなどで見られるストロマトライト

を形成する原核生物として有名で、地球で初めて酸素を作り出した

生物です。

P8301074_1_1  Cycas cairnsiana

松葉蘭

P8291070_1_1 Psilotum nudum `富嶽の虹´

2018年の台風21号で棚から鉢が落ちてダメージを受けた、松葉蘭

`富嶽の虹´です。

マツバランは地下茎が脆く、引き抜かれるとバラバラになり

やすいです。

3年前の被害ですが、回復がとても遅いです。

もともと松葉蘭`富嶽の虹´は性質が弱いです。

 マツバランは乾燥に強いので素焼鉢に山野草用の土で植えて

います。

2021年8月26日 (木)

Tillandsia balsasensis

P8261068_1_1 Tillandsia balsasensis

ペルー原産のチランジア・バルサセンシスです。

チランジア・テクトラムの近縁種で、大きさは1つの

ロゼット径が7から8㎝です。

他の種のチランジアがバルサセンシスとして売られていますが、

ネット検索で乾燥標本を見たので間違いは無いと思います。

葉のトリコームも綺麗です。

株元から子株を発生させます。

栽培管理は他のチランジアと同様で3日に一度の霧吹きでの

水やりです。

遮光下で育てています。

2021年8月25日 (水)

エンセファラルトスの葉を切る弊害②

P8241065_4_1 Encephalartos horridus

この写真を見ると一目瞭然です。

下半分は毎年、葉が切られてしまった部分です。

健全な葉を切られたために葉柄の切り口が大きく、幹を覆う

鱗片もミイラ化しています。

上半分は葉を毎年切らないように(葉が自然と枯れるまで切らない)

栽培した部分です。

葉が自然に枯れると葉柄の断面が小さくなるので切っても目立ちません。

エンセファラルトス・ホリダスの葉は、当地の栽培環境では

7年間は光合成しますので、毎年葉の数も増え幹の太りも早くなります。

また、葉を切っていないので葉柄の根元の部分が枯れずに、綺麗に

幹を覆っています。

 葉を切ると盆栽のように樹勢を弱める事が出来るので小さな葉を

出すことが出来ます。

毎年、新しい葉を出させることもできます。

ただし、本来のトゲトゲの葉が幹を包み込むような姿にはなりません。

現役で光合成をしているエンセファラルトスの葉を切ることは

本当のオニソテツの栽培では無いと思います。

2021年8月24日 (火)

チランジア・イオナンタの子株

P8241066_5_1 Tillandsia ionantha

開花後のチランジア・イオナンタに子株が出てきました。

子株は親株のサポートがあるので、成長が早いです。

エアープランツの本当の栽培は子株からです。

P8241067_6_1 Tillandsia ionantha

開花して子株が出てくるという事は、それなりに栽培環境が

整っているという意味です。

イネが無事に出穂。

P8241062_2_1 Oryza sativa subsp. japonica

稲の花穂が出てきました(出穂・しゅっすい)。

天候不順のため例年よりも遅いです。

P8241063_3_1 Oryza sativa subsp. japonica

稲の花が咲いて、雄蕊(おしべ)が見えます。

開花した時には自家受粉で受粉は終わっています。

残暑が厳しそうなので、稲の生育も良くなりそうです。

2021年8月23日 (月)

オジギソウの花

P8231059_1_1 Mimosa pudica flowers

オジギソウ(Sensitive Plant, Humble Plant)は夏に、径1.5㎝ほどの

集合花(いくつもの花の集まり)を咲かせます。

熱帯アメリカ原産のマメ科の植物で、暑さには強いですが寒さに弱いです。

大きくなれば樹高は30~40㎝になります。

幹は初めは直立し、後に倒伏し枝を伸ばします。

P8231060_2_1 Mimosa pudica flowers

花は日中に咲き、夕方には写真のように萎れてしまいます。

オジギソウは一日花です。

オジギソウの葉に触れると葉や枝を折りたたみます。

触られた圧力以外にも、アンモニアやアルコールのガス,熱などでも

葉が`おじぎ´をします。

葉などの開閉運動には植物の中の水の移動が関係しています。

閉じた葉は、活動が活発な夏ならば5から6分で復活します。

花の後には豆(莢)が出来ます。

茎同様に莢(サヤ)にも棘があります。

P8241061_1_1 Mimosa pudica

開花直前の集合花の蕾です。

色が赤みを帯びています。

この状態になると翌日に開花します。

P9081092_1_1 Mimosa pudica seed shells

枯れた花房の中から豆の莢が出てきました。

P9081093_2_1 Mimosa pudica seed shell

オジギソウの種子の莢(豆)です。

Pa131202_1 Mimosa pudica seed shell

莢が茶色になりました、種子が熟しています。

Pa161213_1 Mimosa pudica

莢は成熟すると1区画ごと分離して落ち、枠だけが残ります。

Pa161214_1 Mimosa pudica seed

中には3~4㎜の大きさの種子が入っています。

 

2021年8月21日 (土)

リトープスの夏の育て方。水はやらないの?※私見です。

P8211058_1_1 Lithops

リトープスには一般的な栽培方法が存在しません。

育てている人の、それぞれの栽培地域・環境に左右されます。

ここでは大阪の平野部(暖地)で試した夏越し方法を書きます。

梅雨頃から水遣りを止めます。

春から秋までは遮光下で管理します。

夏は室内の直遮日光の当たらない明るい窓辺に置きます。

リビングなどでクーラーの風が直接当たらない場所が最適です。

暖地での水遣りの再開は9月中旬以降なので、夏の間ずっと

断水すると三カ月間水遣りをしないことになります。

夏中水遣りをしないと、リトープスの根が木質化してしまい

秋に水遣りを再開しても、水を吸い上げないようになってしまいます。

そこで、一ヵ月に一度は少量の水を株元に与えます(与え過ぎると

徒長するので注意が必要です)。

今年は、この方法で欠株を出さずに夏越し出来ました。

イチジク `メアリーレーン´

P8211056_1_1 Ficus carica `Mary Lane seedless´

イチジク`メアリーレーン´

食べた時にジャリジャリとした食感が無い珍しい無花果です。

径6㎝ぐらいの実が生っています。

今年は異例(異常)なほど暑くない夏でした。

収穫期に梅雨のように長雨が続き日照もありませんでした、その為

本来ならとても甘いイチジク`メアリーレーン´が美味しくないです。

P8211057_2_1 Ficus carica `Mary Lane seedless´

本来ならイチジク`メアリーレーン´は糖度が高い為、冷凍しても

カチカチには凍らずシャーベットのように食べられるのですが、

今年の果実は全く甘くありません。

イチジク`メアリーレーン´は夏果・秋果が採れる二期なり品種

ですので秋果に期待します。

2021年8月20日 (金)

Aloe namibensis seedlings

P8201055_1_1 Aloe namibensis seedlings

アロエ・ナミベンシス(アロエ・ナミビエンシス)の実生苗が

半年で1.5㎝~2㎝の大きさに成長しました。

育つ速度は遅いのですが、すでに葉には水を蓄えています。

これぐらい葉がぷっくりとしたら、水をやり過ぎないように注意します

(アロエなので乾燥気味に管理します)。

遮光した方が葉色が綺麗になります。

2021年8月15日 (日)

醸造用ブドウ`アルモノワール´の2年生。

P8151054_1_1 Vitis `(アルモノワール) Harmo noir´

今日は久々の日差しです。

つまみ食いをした後の果房です。

接木1年生苗を植えて2年目に実を着けさせたものです。

樹がまだ十分に成長していないので、実成が少ないので参考には

なりません。

醸造用(ワイン用)ブドウ`アルモノワール´は日本で育種された

冷涼地でも栽培できる品種で、収穫期は9月下旬から10月です。

暖地で栽培すると着色不良になることがあります。

降雨による裂果が少ないとありますが、梅雨のような長雨でも

裂果しませんでした。

品種名はフランス語の「harmonie(アルモニー 調和)」と

「noir (ノワール 黒)に由来します。

醸造用なので可食部分は少ない(おいしいよ)ですが、庭木としては

オシャレです。

2021年8月12日 (木)

Tillandsia mollis の2つのタイプ

P8111049_6_1 Tillandsia mollis

チランジア・モリスの茎が長く伸びるタイプです。

写真の株で長さは全体で18㎝ぐらいです。

茎の途中からの発根してきます。

P8111050_7_1 Tillandsia mollis

こちらのチランジア・モリスは節間が伸びず詰まるタイプです。

長さが4.5㎝のコルク栓に着生させています。

イネの出穂が遅いです。

P8121051_1_1 Oryza sativa subsp. japonica `あきたこまち´

今年はまだイネの花が上がってきません、例年ならば7月下旬ごろには

出穂していたのですが。

大阪の平野部では今年は8月なのに梅雨の様な気候で気温が低く過ごしやすい

ですが、1年で一番暑い頃に長雨と低気温だと稲の生育が悪くなりそうです。

昔だったら冷害で飢饉の可能性もあるかもしれません。

8月21日以降は気温は持ち直し、暑い夏が帰ってきそうです。

P8121052_2_1 Solanum lycopersicum `イエローアイコ´

長雨に当たって家庭菜園のミニトマトが裂果しています。

日照が無く雨が降り続くと野菜の価格も上がる心配があります。

2021年8月11日 (水)

Tillandsia capillaris v. virescens

P8111047_4_1  Tillandsia capillaris v. virescens

チランジア・カピラリス ヴィレッセンス

長さは約13㎝。

成長は遅いです。

茎の途中の葉が枯れている写真をよく見ますが、この個体は

葉が枯れません(特別な管理はしていないので個体差だと思います)。

P8111048_5_1 Tillandsia capillaris v. virescens

トリコームも多く、明るい日は銀色に光り綺麗です。

水やりの頻度は3日に1度霧吹きで与えています。

液肥などの肥料はあげていません。

エアプランツ全般に言えることですが、栽培には風通しが

重要です。

奇想天外 ウェルウィッチア・ミラビリス

P8111044_1_1 Welwitschia mirabilis

ウェルウィッチア・ミラビリス

4号(直径12㎝)スリット鉢植えです。

葉の途中に枯れた筋がありますが、ここが去年の春に雨に当てて

腐らせかけた所です。

P8111045_2_1 Welwitschia mirabilis

葉の緑色が鮮やかな部分が今年に入ってから成長した分です。

葉は約3㎝成長しています。

葉先からは枯れてきます。

まだ、枯れた葉先は切ったことがありません。

奇想天外は多肉植物では無いので、他の植物同様に毎日水遣りをしています

(葉に水がかからないように頭上灌水は避けます)。

雨除け栽培です。

P8111046_3_1 Welwitschia mirabilis

茎の部分がひび割れしてきて、少し貫禄が着きました。

今年は奇想天外の種子の値段が高いです(世界的な需要の増加

だそうです)。

 

2021年8月 9日 (月)

盆栽が煮える。

P8081043_1_1

根が煮えた(根焼けした)盆栽です。

夏は思っている以上に鉢は高温になります(特に小さな植木鉢)。

鉢に直射日光が当たったり、熱を帯びるコンクリートに

植木鉢を直置きした時に見られる現象です。

夏の間、このような条件下で鉢や鉢土が高温になり根が

ダメージを受けることで最悪の場合植物が枯れてしまします。

そのため普通は盆栽棚は木製で熱を蓄えにくい素材で作られています。

防ぐには、置き場所に気を付ける(コンクリート等に直置きしない・台の

上に乗せる)、鉢に直射光が当たらないようにする、遮光するなどの

方法があります。

2021年8月 6日 (金)

Tillandsia recurvata f. peru

P8061039_2_1 Tillandsia recurvata f. peru

チランジア・レクルバータ ペルー、

チランジア・レクルバータのミニチュア・フォームです。

これで成株ですが、開花実績はありません。

基本種同様に丈夫ですが、群生株になると株の中心部が蒸れやすい

ので風通しを良くし管理します。

水やりは他の一般種と同じ、三日に一度の霧吹きで与えています。

2021年8月 4日 (水)

夏越し中の仙女盃。

P8041032_1_1 Dudleya brittonii

ダドレア・ブリトニー(仙女盃)

なぜ強烈な陽射しがあるバハ・カリフォルニアに自生しといて、

日本の暑さに弱いのか知りませんが、夏越しの為に水遣りを止めて

強制休眠させている仙女盃です。

高温`多湿´という環境が苦手です。

夏に水遣りをしても根が水を吸収できません。

夏に水をあげると最悪の場合、腐って枯れます。

P8041033_2_1 Dudleya brittonii

仙女盃の枯葉をトリミング。

強制休眠中は下の葉から順次枯れてきます(仙女盃は夏の間

葉に貯めた水分で生き延びます)。

枯れた葉は取り除いた方が株元の通風を良くします。

株元の風通しが悪いと、地際が蒸れて腐ることがあります。

Tillandsia loliacea

P8041034_3_1 Tillandsia loliacea

チランジア・ロリアセア 

ディアフォランテマ(Diaphoranthema)亜属

長さ4.5㎝のコルク栓に着生させています。

P8041036_4_1 Tillandsia loliacea

蕾が見えます。

黄色の小さな花を咲かせます。

2021年8月 1日 (日)

黄金ソテツ?2021 Golden Cycas

P8011029_1_1 Cycas revoluta

2021年の葉が4枚展開しました。

苗が小さい頃は色付きが悪かったのですが、株が大きくなるにつれ

葉色が安定してきています。

P8011030_2_1 Cycas revoluta

ネット検索をすれば、もっと発色の綺麗な黄金ソテツ

がたくさん見つかります。

古い葉もこの時期になると、少し黄色く色付きます。

矮性ソテツなので株幅は約60㎝とコンパクトです。

時々、松葉芸の葉も出します。

P8011031_3_1 Cycas revoluta

幹の直径は7㎝です。

鉢を大きくして株を充実させると発色が良くなるかもしれません。

黄金ソテツの発色には、日照時間と気温が重要とされています。

大阪で育てていて感じることは、数年前よりも確実に葉が黄色く

発色しやすくなっている事実です。

地球温暖化は黄金ソテツの栽培にはプラスに働いています。

 

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