エンセファラルトスの葉を切る弊害②
この写真を見ると一目瞭然です。
下半分は毎年、葉が切られてしまった部分です。
健全な葉を切られたために葉柄の切り口が大きく、幹を覆う
鱗片もミイラ化しています。
上半分は葉を毎年切らないように(葉が自然と枯れるまで切らない)
栽培した部分です。
葉が自然に枯れると葉柄の断面が小さくなるので切っても目立ちません。
エンセファラルトス・ホリダスの葉は、当地の栽培環境では
7年間は光合成しますので、毎年葉の数も増え幹の太りも早くなります。
また、葉を切っていないので葉柄の根元の部分が枯れずに、綺麗に
幹を覆っています。
葉を切ると盆栽のように樹勢を弱める事が出来るので小さな葉を
出すことが出来ます。
毎年、新しい葉を出させることもできます。
ただし、本来のトゲトゲの葉が幹を包み込むような姿にはなりません。
現役で光合成をしているエンセファラルトスの葉を切ることは
本当のオニソテツの栽培では無いと思います。
« チランジア・イオナンタの子株 | トップページ | Tillandsia balsasensis »
「ソテツ類 Cycadaceae」カテゴリの記事
- Macrozamia macdonnellii マクロザミア・マクドンネリーの実生に挑戦②。(2025.03.14)
- サイカス・カイルンシアナ 矮性個体(2024.08.07)
- ソテツの新芽が出てこない。(2024.08.05)
- Macrozamia macdonnellii マクロザミア・マクドンネリーの実生に挑戦。(2024.12.28)
- Encephalartos horridus(2024.07.27)
エンセ、今年は完全に失敗です。葉焼けさせてしまい所々ピンクぽくしてしまいました。毎年野外に出す際は遮光して慣らしてから外してました。今年も同様にしましたが、異常気象で日差しが強すぎるみたいです。我が家置き場所の関係で屋根や軒下に入れられないので難しいですね。
方法として遮光ネットを掛ける事しかないと感じます。見苦しいので切り取りたいですが自分も自然に任せて古い葉はそのままにします。ネットを掛けると風でワックスが取れるので葉が汚くなるのが欠点です。いい方法有りますかね。ただマクドンネリーは葉焼けとかと無縁です。成長は遅いですが強いです。
投稿: ちんじです。 | 2021年8月26日 (木) 21時44分
ちんじ様、コメントを有難うございます。
羨ましい多頭株のエンセをお持ちの方ですね。
同じ場所においても結果が異なることはありますよね、私もアロエを過去にダメにしています。
異常気象との付き合いは難しいです、今年は夏の横殴りの雨が大変でした。
葉焼けさせてしまった葉を切るかどうかは悩みどころですね。
雨に当てた後、水滴のついたまま強光に当てませんでしたか(レンズ効果での葉焼け)。
多頭株なので次の出葉の前のタイミングで切っても、葉のボリュームは確保できそうですが。
とても慎重に屋外の日光へ慣らしてから移動されている様ですが、植物の栽培において
移動ほど難しい事はないと思います。
植物自体本来移動しませんから。
今年は移動させる時点でのエンセの株の状態が、たまたま葉焼けを起こさせたのだと思います。
遮光ネットは葉が間延びしてしまうので直射光が望ましいのですが、おっしゃる通り
強い日差しは葉焼けさせてしまいます。
解決方法はわかりませんが、葉焼けの一因として風通しの悪さがあります。
通風の良い環境での栽培しか思いつきません。
参考になりませんでしたが、エンセの葉は自然と枯れるまで何年もかかりますので
自己矛盾なことを言うようですが、ちんじ様が見るに耐えないと思うなら
葉焼けした葉を切るのもありだと思います。
マクドンネリーもお持ちなんですね、大きくなりますよ。
投稿: このブログの人 | 2021年8月27日 (金) 00時08分