サイカス・カイルンシアナの矮性個体の植え替え。
サイカス・カイルンシアナのドワーフフォームです。
葉の大きさは長さが10㎝程度です。
小さな鉢で育てているので、サイカス・カイルンシアナの紡錘根が
とぐろ状になっています。
細い根の所々に粒状の部分がありますが、これがソテツのサンゴ根です。
Cycas cairnsiana coral-like roots
このサンゴ根(coral-like roots ,Coralloid roots)には
シアノバクテリア(藍藻類, Nostoc sp.)が共生していて空気中の
窒素を固定してソテツが利用できる養分として供給しています。
ソテツ類が痩せ地でも生育できる理由です。
シアノバクテリアはオーストラリアなどで見られるストロマトライト
を形成する原核生物として有名で、地球で初めて酸素を作り出した
生物です。
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