サイカス・カイルンシアナの矮性個体の植え替え。
サイカス・カイルンシアナのドワーフフォームです。
葉の大きさは長さが10㎝程度です。
小さな鉢で育てているので、サイカス・カイルンシアナの紡錘根が
とぐろ状になっています。
細い根の所々に粒状の部分がありますが、これがソテツのサンゴ根です。
Cycas cairnsiana coral-like roots
このサンゴ根(coral-like roots ,Coralloid roots)には
シアノバクテリア(藍藻類, Nostoc sp.)が共生していて空気中の
窒素を固定してソテツが利用できる養分として供給しています。
ソテツ類が痩せ地でも生育できる理由です。
シアノバクテリアはオーストラリアなどで見られるストロマトライト
を形成する原核生物として有名で、地球で初めて酸素を作り出した
生物です。
« 松葉蘭 | トップページ | Tillandsia setiformis »
「ソテツ類 Cycadaceae」カテゴリの記事
- マクロザミア・マクドンネリーに2枚目の葉。(2025.07.13)
- Macrozamia macdonnellii マクロザミア・マクドンネリーの植替え。(2025.06.06)
- Macrozamia macdonnellii マクロザミア・マクドンネリーの実生に挑戦②。(2025.03.14)
- サイカス・カイルンシアナ 矮性個体(2024.08.07)
- ソテツの新芽が出てこない。(2024.08.05)
コメント