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Dicksonia antarctica
ディクソニア・アンタルクティカの新芽です。
ディクソニア・アンタルクティカはオーストラリア東南部の
一部とタスマニア島の冷温帯雨林に自生しています。
年間降水量は3,000㎜に達します。
ただ、熱帯雨林と違い高湿度では無いため林床にまで日光が届き
ディクソニアなどの植物が地面に生い茂ります。
新芽の成長は早いです。
ディクソニア・アンタルクティカは水遣りの時に葉水も与えます。
葉や幹(偽茎)の部分への水遣りが大切です。
雨が降らない日が続くと地植えでも乾燥のダメージを受けるので
灌水が必要です。
ディクソニア・アンタルクティカの特徴的な成長部分の毛状鱗片。
育つディクソニア・アンタルクティカの新しい葉。
ぼたん`紅天の輝´が開花しました。
花径は約15㎝です。
やはり地植えしないと大輪では咲いてくれないようです。
花色も花の形も良いです。
牡丹の栽培では牡丹の自根を出させることが重要ですが、
なかなか上手くいきません。
自根を出すために、苗を植え付けるときに牡丹の芽が2芽から
3芽埋まるように深植をします。
写真の株はボタンの根はまだ少なく、今年も台木のシャクヤクの芽が
元気に出ています(たぶん大部分の水と栄養をシャクヤクの根に
頼っています)。
牡丹は百花の王と云われるだけあって豪華です。
花は雨に弱いので、開花時期は雨除けできる場所に移動させるか
傘を差し掛けます。
花山椒の葉と花です。
朝倉サンショウと違い実は生りませんが、葉の香りが良く
花を佃煮にできます。
「山の宝石」と呼ばれるサンショウは、庭に1本あると
食生活が格段とレベルアップします。
お吸い物に葉を浮かべるだけでも味わいが変わります。
山椒の苗は春に出回りますが、買う場合は必ず強健な台木に
接がれた「接木苗」を買ってください。
出来れば地植えで西日を避けられる所に排水性が良くなるように
植えつけます。
土が乾燥する場合は水遣りをします。
暖地では夏の強い日差しも避けます。
山椒は春の料理には欠く事のできない食材です。
[4号ポットシャクヤク苗の販売の罪]
以前から何故シャクヤクは植えつけた翌年の開花時期の蕾を
摘み取り、開花させない様にするのか疑問でした。
花を咲かせたらダメなんです、開花させると2年目以降の生育にも
支障をきたすのです。
その理由が実際に苗を買ってみて解りました。
下の写真は4号ポット(直径12㎝のビニルポット)の苗を抜いた
写真です。
Paeonia lactiflora cut roots
ゴボウ状の太い根が切られてポットに入れられています。
シャクヤクの太い根が栄養を蓄える貯蔵根であることは、園芸家
であれば周知の事実です。
その大切な貯蔵根が枯れないギリギリの長さで切断されています。
根の長さを確保するため、芽はポットの上に根と共に露出しています。
そうする理由は簡単で安価で流通させるためです。
植物にポットを合わせるのではなく、ポットに苗を合わせています。
当然、流通する苗が全てこの様な有様ではなく、ちゃんとした苗を
売っているところはあります。
写真の様な苗を買った場合は当然1年以上かけて、元通りの健全な
苗に育て直すしかありません。
芍薬の根は秋から成長します、今回は春に植え付けたので回復まで
時間がかかりそうです。
(高麗人参,オタネニンジン,チョウセンニンジン)
高麗人参が葉を出してきました。
去年に実生1年生の苗を買って栽培したものです。
冬に鉢底に用土を足したときに根を確認すると順調に
育っていました。
育てるのが難しいと聞いていましたが意外と簡単でした。
<育て方のポイント>
用土は清潔な物を使います。
堆肥などは絶対に入れてはいけません、腐葉土などの腐植質
もダメです。
清潔な用土は貧栄養な用土になってしまうので、山野草用の
置き肥で補っています。
高麗人参は松と仲が良いらしいので、松と寄せ植えをしています
(松の菌根菌が高麗人参の生長を助けてくれているのかも)。
半日陰か遮光下で栽培。
根の頂点に丸い新芽が出る部分があるのですが、この部分を
地表すれすれに植えつけます(深植え厳禁)。
Wollemia nobilis pot-bound roots
ウォレミア・ノビリスの根鉢の様子です。
茶色の細かい根が表面を這っています。
少し根詰まり気味です。
ウォレマイ・パインの根はこの時期、すでに成長を始めています
(根の先端の新しく伸びた白い部分)。
常緑樹の植替えは春が良いので植替えをしてみました。
ただ、もう新芽が動き出す直前なので根鉢は崩さずに鉢増しを
します。
7号(直径21㎝)ロングスリット鉢へ鉢増しをしました。
用土は赤玉土と鹿沼土の中粒を使用しています。
ジュラシックツリーは弱酸性の土壌で育つそうなので、この
用土の配分で育ちます。
ウォレミア・ノビリスは清潔な用土で植える必要があります。
自生地は、たぶん痩せた(養分の少ない)土だと思うので
培養土や腐葉土も混ぜません。
置き肥をして水遣りをすれば完成です。
Soleirolia soleirolii (Helxine soleirolia)
ソレイロリア・ソレイロリー
ベビーティアーズの剪定で出たゴミ、もとい走茎を
透明のコップに入れ水を注ぎます。
このまま毎日水を替え、水につけた状態で管理すると
時期が良ければ(春など)一週間ほどで半透明で細い
根が出てきます。
置き場所は直射光の当たらない台所の窓辺などがいいです。
Soleirolia soleirolii (Helxine soleirolia)
長さ1㎝ほどの発根を確認したら、用土を入れたポット
か鉢に並べます。
1本だけだと茂るまでに時間がかかるので写真のように
何本かを1つの鉢に植えます(この段階では根を埋めなく
ても大丈夫です)。
Soleirolia soleirolii (Helxine soleirolia)
発根した走茎を並べ終わったら、上からふんわりと
用土を被せます。
用土の上から水をやさしくかければ、ある程度用土が
沈み葉が現れてくるのと茎の固定が出来ます。
Soleirolia soleirolii (Helxine soleirolia)
↑植え込みが完了した状態です。
これ位葉が出ているのがベストです。
このまま遮光下(明るい日陰)で乾かさないように
管理します。
Soleirolia soleirolii (Helxine soleirolia)
↑の写真のように新芽が元気に出てくれば、ひとまず成功です。
株分けと違い、この方法だと一度に大量に増やせます。
仙女盃(ダドレア・ブリトニー)
ロゼット径は33㎝です。
以前育てていたものは夏に水をあげて腐らせたので、
今回のは慎重に夏の間は強制休眠(完全断水)させています。
今の時期に開花するのですが、花茎は小さい内に切り取っています。
株の成長にエネルギーを回すためです。
葉で植木鉢に蓋をしたような状態になっています。
株元の風通しが悪くなるので、腐らせないように注意が必要です。
葉の表面の白い粉は水に濡れると剥がれ落ちます(触れるだけ
でも落ちます)、白い粉は回復しませんので雨に当てたり頭上灌水
しないよう注意が必要です。
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