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青色系クレマチスの品種で一番おすすめなのが`ペルル・ダジュール´です。
花径は約10㎝、花の大きさは株の栄養状態に影響を受けます。
花弁が4枚で咲く事もあります。
ジャックマニー系は強剪定とされていて、クレマチス‘ペルルダジュール’
も高さが150㎝と紹介されていますが、冬の剪定で良い芽を残して長めに
蔓を残せば2m以上の高さでもボリューム感あふれる咲かせ方が出来ます。
ただし、強剪定をした方が蔓の数を増やすことが出来ます。
クレマチス‘ペルルダジュール’は斜め下向きに花を咲かせるので、
高さを出した仕立て方がベストです。
少し見上げる位に咲かせると美しいです。
開花のボリュウームを出すには2株を近くに一緒に植えると良いです。
Callista(カリスタ節 房咲きの物が多い ラテン語の‘Kallistos’
‘とても美しい’の意味),Athecebium亜属
デンドロビウム・アマビレの花です。
(‘アマビレ’はラテン語の`amabilis´‘愛すべき,愛らしい’の意味)
ベトナムの北部山岳地帯の森に自生します。
自生地では一年中降雨が多く湿度が70~90%もあります。
自生地の夏の気温は最高でも26℃ぐらいですが、日本の夏の暑さも
平気です。
冬は自生地の環境とは異なり乾燥気味に管理します。
耐寒気温は10℃。
蕾の様子です。
他のデンドロビウムよりも木陰を好みます。
草丈は約65㎝、大型の蘭です。
デンドロビウム・アマビレの開花直前の蕾。
一房開花しました。
栽培棚の広さの関係上バルブを縛って束ねているので、
伸び伸びとは咲いていません。
Dendrobium amabile
太陽が出ているときは花弁が良く開きます。
夕方になると少し閉じます。
茎を束ねている紐を解きました。
本来は、この様に斜上したバルブに咲きます。
この株は自生地由来の山木です。
人の手で品種改良されていなくても、自然でこれだけ美しいです。
森の中のシャンデリア。
Lavandula angustifolia `ナイトブルー´
長崎県が育成した二期咲きラベンダー`ナイトブルー´。
長崎ラベンダーのシリーズの中で一番萼の色が濃く、花を見た
感じだと北海道のラベンダー`濃紫早咲3号´に似ています。
Lavandula angustifolia `ナイトブルー´
長崎ラベンダー`ナイトブルー´はコモンラベンダーです。
コモンラベンダーなのに耐暑性があるそうなので暖地での栽培が
有望です。
耐暑性はありますが多湿は苦手なので植え付けは排水性の良さが
大切です(高畝にする、雨除けをするなど)。
西日が当たらない場所で育てます。
Lavandula angustifolia `ナイトブルー´
長崎ラベンダー`ナイトブルー´はちゃんとラベンダーの香りがします。
今までは暖地で育てる為に額の色や花穂の姿(別系統のラベンダー)など、
いろいろと妥協してきましたが長崎ラベンダー`ナイトブルー´が暖地での
本格的なラベンダー栽培の夢を叶えてくれそうです。
イチゴ`ミグノネッテ´の実です。
大きなものでは2㎝ぐらいのイチゴが生っています。
アルパインストロベリー`ミグノネッテ´は豊産性です。
ワイルドストロベリーよりも収穫量が多いです。
春の最初の実は形が歪(いびつ)ですが、気温が上がるにつれ受粉が
上手くいき形の良い実が出来ます。
イチゴ`ミグノネッテ´の様子です。
いちご狩りの季節です、`ミグノネッテ´も次々と花を咲かせています。
`ミグノネッテ´は味も良く(少し酸っぱくタネが気になる)丈夫(うどん
こ病などに強い)なので家庭での「いちご狩り」品種としておすすめです。
ただし、大実のイチゴに比べるとだいぶと物足りないです。
細辛の多くは江戸細辛(カントウカンアオイ)の素心の品種です。
新しい葉が出揃い、今が一番の見頃です。
少し日当たりが強いのか葉柄の伸びがいまいちですが紹介します。
細辛`葵錦´です。
細辛は丈夫でコンパクトで鉢植えに出来、狭い日本の住宅事情にも
合った観葉植物です。
日陰にも強いので一時的ならば室内に飾ることもできます。
今年は立派な葉ができました。
細辛`三保の松´
葉の地模様と色が複雑に重なっています。
細辛の葉は当てる光の角度でキラキラと輝いて見えます。
細辛`昭和錦´
葉は、もっと暗く深い緑色になります。
`昭和錦´は葉が多く出やすく大株にすると美しいです。
細辛`昭和錦´も今年は大きな葉が開きました。
細辛`興亜の光´
`興亜の光´は出来が悪かったです。
もう少し葉が固まったら根の様子を見る必要があります。
細辛の葉の魅力は奥が深いです。
葉模様は表面的な魅力の一つにすぎません。
細辛は伝統園芸の中でもマイナーな分野で、入手も難しいですが
葉の綺麗さとコレクション性を兼ね備えているので育てていると
楽しいです。
育て方は根腐れに注意するぐらいで簡単です。
半日陰で生育するので日当たりの悪いところに栽培棚を作ると
簡単です。
ジョチュウギク, シロバナムシヨケギク
バルカン半島 ダルマチア地方原産。
除虫菊の花が咲いています、草丈は約90㎝。
全草(特に花の部分)に殺虫成分のピレトリンを含みます。
ピレトリンは人間や動物には毒性が無い、安全な農薬になります。
写真の花は広島県・因島から送っていただいたものです。
蚊取線香や殺虫剤用として改良された品種名「しらゆき」の
系統のもので、一般の園芸用のシロバナムシヨケギクよりも
多くの殺虫成分を持つものと思われます。
休耕地があれば(食糧難の時代に作物を作っていない場所が
在るなんて不思議ですが)植えて、出来るだけ環境負荷の
少ない除虫菊農薬を使うべきだと思います。
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