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2022年5月

2022年5月30日 (月)

イオナンタの花盛り

P5271691_5_1 Tillandsia ionantha

チランジア・イオナンタの花が咲いています。

この株は2006年から育てています。

下にコルク栓を足しながら群生株にしました。

P5271690_4_1 Tillandsia ionantha

株の直径は約17㎝です。

P5281701_4_1  Tillandsia ionantha

別株のイオナンタにも花が咲いていました。

葉を赤く色付けるためには光量が大切です。

遮光しながらも日光によく当てる必要があり、栽培場所

探しが重要です。

2022年5月29日 (日)

Cattleya mossiae `JP48´

P5281700_3_1 Cattleya mossiae `JP48´

カトレヤ・モッシエの花です。

花の幅は約14㎝。

「JP」は「Jungle plant 山木(山採り株)」という意味です。

色彩はtipo(ティポ,普通色)でC.モシエで一般的な色調です。

C.モッシエは香りが強く、蘭園を訪れた時の臭いがします。

2022年5月28日 (土)

クレマチス ‘ペルル・ダジュール’

P5211681_3_1 Clematis Perle d’Azur

青色系クレマチスの品種で一番おすすめなのが`ペルル・ダジュール´です。

花径は約10㎝、花の大きさは株の栄養状態に影響を受けます。

花弁が4枚で咲く事もあります。

P5251687_1_1  Clematis Perle d’Azur

ジャックマニー系は強剪定とされていて、クレマチス‘ペルルダジュール’

も高さが150㎝と紹介されていますが、冬の剪定で良い芽を残して長めに

蔓を残せば2m以上の高さでもボリューム感あふれる咲かせ方が出来ます。

ただし、強剪定をした方が蔓の数を増やすことが出来ます。

P5221684_5_1 Clematis Perle d’Azur

クレマチス‘ペルルダジュール’は斜め下向きに花を咲かせるので、

高さを出した仕立て方がベストです。

少し見上げる位に咲かせると美しいです。

開花のボリュウームを出すには2株を近くに一緒に植えると良いです。

2022年5月27日 (金)

テコフィレアの種子を採る。

P5211679_1_1 Tecophilaea cyanocrocus seed pod

一週間ぐらい前にテコフィレア・シアノクロッカスの種子を

採りました。

たぶん、自家受粉した種子だと思います。

P5211680_2_1 Tecophilaea cyanocrocus seeds

莢の中には2個の種子がありました(大きさは約4㎜)。

まだ、黒色に成熟していませんが、地上部がもう枯れているので

採取し鉢土の中に埋めておきました。

秋になると発芽してきます。

 テコフィレア・シアノクロッカスは地上部が枯れたら、秋まで

休眠するので水遣りを停止します。

9月下旬から10月に水遣りを再開します。

2022年5月20日 (金)

Tillandsia ionantha

P5201671_1_1 Tillandsia ionantha

チランジア・イオナンタの花の季節です。

紫色の筒状の部分が花弁で、長さが4㎝ほどあります。

長い舌を持った鳥か、長い口吻を持った昆虫が花粉を

媒介するものだと思います。

P5201672_2_1 Tillandsia ionantha

こちらの株も開花直前です。

開花する個体は葉が赤く色付き、鳥や昆虫が識別しやすく

なっています。

P5201673_3_1 Tillandsia ionantha

葉が劇的に色付くT.イオナンタはとても綺麗です。

上手く色付かせるためには、遮光しながらもよく日光に当てる

必要があります。

2022年5月17日 (火)

ジュラシックツリーの新芽は雪の結晶。

P5161667_1_1 Wollemia nobilis

Wollemi pine(ウォレミマツ,ウォレマイ・パイン,ジュラシックツリー)

ジュラシックツリーの新芽です。

放射状に延びているものが枝と葉になり、真上を向いた中心の芽が

主幹になります。

P5161668_2_1 Wollemia nobilis

それぞれの枝の先端からも新しい枝葉が伸びてきています。

成長は意外と早く、年に10㎝以上樹高が高くなります。

2022年5月16日 (月)

大輪白花マツバギク

P5081643_5_1 Lampranthus 

マツバギク(アイスプラント)

花径は5.5㎝。

花は夕方や雨の日には閉じます。

P5081642_4_1 Lampranthus 

ある程度の耐寒性はあり、大阪の平野部では戸外で

冬越しが出来ます。

白花のこの種類は特に乾燥に強く、葉も幹も太いです。

根が長く伸びるので鉢植えだと根詰まりを起こして

成長が止まります。

2022年5月15日 (日)

セッコク`大川素心´

P5051632_10_1 Dendrobium moniliforme `大川素心´

セッコクの素心花です。

P5141666_1_1  Dendrobium moniliforme `大川素心´

石斛の花が咲くと庭の一部が深山幽谷の雰囲気になります。

2022年5月13日 (金)

フタバアオイ

P5081641_3_1 Asarum caulescens

フタバアオイ(カモアオイ)

賀茂祭(葵祭,上賀茂神社・下鴨神社の例祭)でカツラの木と

ともに飾りに使われる植物です。

日陰で育てます。

日当たりだと夏頃には葉が枯れてしまいます。

水はけが良く且つ乾燥しない場所が栽培適地です。

P5081640_2_1 Asarum caulescens

葉の光沢と葉脈が綺麗です。

走茎の先端から伸びる2本の葉柄にそれぞれ葉がつきます。

走茎はその後倒伏し発根します。

2022年5月11日 (水)

Den.amabile

P5111648_2_1  Dendrobium amabile

Callista(カリスタ節 房咲きの物が多い ラテン語の‘Kallistos’

‘とても美しい’の意味),Athecebium亜属

デンドロビウム・アマビレの花です。

(‘アマビレ’はラテン語の`amabilis´‘愛すべき,愛らしい’の意味)

ベトナムの北部山岳地帯の森に自生します。

自生地では一年中降雨が多く湿度が70~90%もあります。

自生地の夏の気温は最高でも26℃ぐらいですが、日本の夏の暑さも

平気です。

冬は自生地の環境とは異なり乾燥気味に管理します。

耐寒気温は10℃。

P5041629_7_1 Dendrobium amabile

蕾の様子です。

他のデンドロビウムよりも木陰を好みます。

草丈は約65㎝、大型の蘭です。

P5091647_1_1  Dendrobium amabile

デンドロビウム・アマビレの開花直前の蕾。

P5081639_1_1 Dendrobium amabile

一房開花しました。

栽培棚の広さの関係上バルブを縛って束ねているので、

伸び伸びとは咲いていません。

P5111651_3_1 Dendrobium amabile

太陽が出ているときは花弁が良く開きます。

夕方になると少し閉じます。

P5111655_4_1 Dendrobium amabile

茎を束ねている紐を解きました。

本来は、この様に斜上したバルブに咲きます。

P5111658_5_1 Dendrobium amabile

この株は自生地由来の山木です。

人の手で品種改良されていなくても、自然でこれだけ美しいです。

P5111662_6_1 Dendrobium amabile

森の中のシャンデリア。

 

2022年5月 9日 (月)

シスタス`スノーホワイト´

P5051633_11_1 Cistus `Snow white´

ハンニチバナ科 シスタス`スノーホワイト´

花の大きさは約4.5㎝。

次々と咲くのですが、たった一日で散ってしまうんです。

原種は地中海性気候に育つので日本の多湿と長雨を嫌います。

水捌けの悪い場所では枯れてしまいます。

写真の株は鉢植えで管理しています。

耐暑性と耐寒性はあり、大阪の平野部では何の問題もありません。

2022年5月 8日 (日)

種子から育てたバラのその後。

P5081644_6_1  Rosa gallia seedling blossom

ロサ・ガリカの実生苗の花です。

八重咲の花が咲きました。

花径は約6.5㎝。

ロサ・ガリカ・オフィキナリスに似ています。

元々八重咲の遺伝子があったのか、他のバラとの交配が

原因だと思います。

P5081645_1_1  Rosa gallica seedling blossom

花はロサ・ガリカと同じように夕方になったら閉じます。

バラは種子から芽が出て2年目に開花します。

P5061637_15_1 Rosa gallica

↑の写真は実生親のロサ・ガリカの花です。

花径は約5㎝。

花弁に白いシミが現れます。

この白い点々がウイルスによるものではと疑い実生を試みました。

2022年5月 7日 (土)

レモンの花。

P5041623_1_1 Citrus limon `Lisbon´ blossoms

レモンを育てるなら品種はリスボンがおすすめです。

ある程度耐寒性があり、育てやすく実も生りやすいです。

P5041625_3_1 Citrus limon `Lisbon´

花弁が散ると小さなレモン(子房)が現れます。 

P5041627_5_1 Citrus limon `Lisbon´

初めてレモンの花を見る人は、その大きさに驚くと思います。

花径は4㎝もあります。

P5041628_6_1 Citrus limon `Lisbon´

レモンの木はスタンダード仕立てです。

今の時期はアゲハ蝶の卵を見つけ取り除くのが日課です。

 

仙女盃に水遣り。

P5021606_3_1 Dudleya brittonii

仙女盃に水をあげました。

一番下の葉を曲げてみて、ぐにゃっと曲がるようであれば

水やりのタイミングです。

葉が固く、曲がらないようであれば水やりの必要はありません。

P5021603_1_1 Dudleya brittonii

秋から春までの冷涼期に成長します。

順調に葉の数も増えて、ロゼットの直径は30㎝を超えています。

P5021604_2_1 Dudleya brittonii

葉の表面の白い粉がとれた部分は、雨に当たってしまった

部分です。

梅雨の頃から9月の後半位までは水遣りを停止します。

夏は強制的に休眠させないと腐ります(夏の間は一切水を

あげません)。

2022年5月 6日 (金)

タカネバラの花

P5051635_13_1 Rosa nipponensis

タカネバラ(高嶺薔薇)不忘山の花です。

花の大きさは径3.5㎝。

一日花です、翌日には散ってしまいます。

P5051636_14_1 Rosa nipponensis

樹高は約30㎝。

山岳に咲く、小型のバラです。

意外と暑さに強く、大阪の平野部でも普通の草花のように栽培できます。

用土は山野草用の物を使っています。

P5031607_1_1 Rosa nipponensis

タカネバラの蕾。

栽培は水切れに注意します。

用土が完全に乾いてしまうと枯れてしまいます。

 

 

2022年5月 4日 (水)

長崎ラベンダー `ナイトブルー´

P5031609_3_1 Lavandula angustifolia `ナイトブルー´

長崎県が育成した二期咲きラベンダー`ナイトブルー´。

長崎ラベンダーのシリーズの中で一番萼の色が濃く、花を見た

感じだと北海道のラベンダー`濃紫早咲3号´に似ています。

P5031608_2_1 Lavandula angustifolia `ナイトブルー´

長崎ラベンダー`ナイトブルー´はコモンラベンダーです。

コモンラベンダーなのに耐暑性があるそうなので暖地での栽培が

有望です。

耐暑性はありますが多湿は苦手なので植え付けは排水性の良さが

大切です(高畝にする、雨除けをするなど)。

西日が当たらない場所で育てます。

P5031611_5_1 Lavandula angustifolia `ナイトブルー´

長崎ラベンダー`ナイトブルー´はちゃんとラベンダーの香りがします。

今までは暖地で育てる為に額の色や花穂の姿(別系統のラベンダー)など、

いろいろと妥協してきましたが長崎ラベンダー`ナイトブルー´が暖地での

本格的なラベンダー栽培の夢を叶えてくれそうです。

2022年5月 3日 (火)

アルパインストロベリー`ミグノネッテ´のイチゴ狩り。

P5031612_6_1 Fragaria vesca `Mignonnette´

イチゴ`ミグノネッテ´の実です。

大きなものでは2㎝ぐらいのイチゴが生っています。

P5031616_8_1 Fragaria vesca `Mignonnette´

アルパインストロベリー`ミグノネッテ´は豊産性です。

ワイルドストロベリーよりも収穫量が多いです。

P5031613_7_1 Fragaria vesca `Mignonnette´

春の最初の実は形が歪(いびつ)ですが、気温が上がるにつれ受粉が

上手くいき形の良い実が出来ます。

P5031617_9_1 Fragaria vesca `Mignonnette´

イチゴ`ミグノネッテ´の様子です。

いちご狩りの季節です、`ミグノネッテ´も次々と花を咲かせています。

`ミグノネッテ´は味も良く(少し酸っぱくタネが気になる)丈夫(うどん

こ病などに強い)なので家庭での「いちご狩り」品種としておすすめです。

ただし、大実のイチゴに比べるとだいぶと物足りないです。

2022年5月 2日 (月)

細辛の葉っぱ。

P5011594_1_1 Asarum nipponicum `葵錦´

細辛の多くは江戸細辛(カントウカンアオイ)の素心の品種です。

新しい葉が出揃い、今が一番の見頃です。

少し日当たりが強いのか葉柄の伸びがいまいちですが紹介します。

P5011599_4_1 Asarum nipponicum `葵錦´

細辛`葵錦´です。

細辛は丈夫でコンパクトで鉢植えに出来、狭い日本の住宅事情にも

合った観葉植物です。

日陰にも強いので一時的ならば室内に飾ることもできます。

P5011597_3_1 Asarum nipponicum `葵錦´

今年は立派な葉ができました。

P5011596_2_1 Asarum nipponicum `三保の松´

細辛`三保の松´

葉の地模様と色が複雑に重なっています。

細辛の葉は当てる光の角度でキラキラと輝いて見えます。

P5011601_6_1 Asarum nipponicum `昭和錦´

細辛`昭和錦´

葉は、もっと暗く深い緑色になります。

`昭和錦´は葉が多く出やすく大株にすると美しいです。

P5011600_5_1 Asarum nipponicum `昭和錦´

細辛`昭和錦´も今年は大きな葉が開きました。

P5011602_7_1 Asarum nipponicum `興亜の光´

細辛`興亜の光´

`興亜の光´は出来が悪かったです。

もう少し葉が固まったら根の様子を見る必要があります。

 細辛の葉の魅力は奥が深いです。

葉模様は表面的な魅力の一つにすぎません。

細辛は伝統園芸の中でもマイナーな分野で、入手も難しいですが

葉の綺麗さとコレクション性を兼ね備えているので育てていると

楽しいです。

育て方は根腐れに注意するぐらいで簡単です。

半日陰で生育するので日当たりの悪いところに栽培棚を作ると

簡単です。

2022年5月 1日 (日)

蚊取線香の原料の花。

P4301592_2_1 Tanacetum cinerariifolium

ジョチュウギク, シロバナムシヨケギク

バルカン半島 ダルマチア地方原産。

除虫菊の花が咲いています、草丈は約90㎝。

全草(特に花の部分)に殺虫成分のピレトリンを含みます。

ピレトリンは人間や動物には毒性が無い、安全な農薬になります。

P4301591_1_1 Tanacetum cinerariifolium

写真の花は広島県・因島から送っていただいたものです。

蚊取線香や殺虫剤用として改良された品種名「しらゆき」の

系統のもので、一般の園芸用のシロバナムシヨケギクよりも

多くの殺虫成分を持つものと思われます。

休耕地があれば(食糧難の時代に作物を作っていない場所が

在るなんて不思議ですが)植えて、出来るだけ環境負荷の

少ない除虫菊農薬を使うべきだと思います。

P5031620_11_1  Tanacetum cinerariifolium

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